美しい花には棘がある。

なんでだよっ！
（フライパンの食材とにらめっこをしていればこのままでという相手に何故だと言いそうに取り乱して上記を述べて、すると後ろから抱き付いて来れば胸の重量感が背中に乗ってきて、「…っ!?」と絶句していて。「慰めって…」とその言葉から連想される行為を頭に浮かべれば顔が真っ赤にゆだっていればさらに胸を押し付けられて「あぁもう邪魔だって！」とフライパンの調理が完了すればできたのは簡単な炒飯、二つの皿に盛りつけて相手を振り切ってリビングへ持っていき

先生のけち。

（この作戦も失敗か。む、と頬を膨らませ大人しく彼の大きいｼｬﾂを着て、下は何も履かずに己もﾘﾋﾞﾝｸﾞに足を進め。彼が作ってくれたのは炒飯。湯気が出ていて凄く美味しそう。「 わ、いただきます。」と喜びつつ手を合わせて一口。ん、凄く美味しい。目を輝かせて彼を見ると、美味しい、と。

どこがだよ
（頬を膨らませたような声を後方から聞けば呆れたように呟いてテーブルに皿を置けば、シャツ一枚だけの相手を見て「ズボンを履けズボンを…」と視線をそらしながら言えば、手を合わせる相手に「召し上がれ」と呟けば目を輝かせる相手に「よかった…」とどうやら相手の口に合ったようで聞こえないように小さくつぶやいて

んｰ、美味しい。

（料理も出来る何て彼は凄いな。いっときして食べ終わり、「 ご馳走様でした。」と再び手を合わせ。彼も食べ終わった様で皿を手に持ち流し台に置き、茶碗を最速で洗う。家事はある程度は出来、慣れた手つきで終わらせ。そして、また彼の所へ戻ってくると「 先生、話したい事があるの。」と隣に座り真面目な顔で発し。

ん、お粗末様
（嬉々として食べ終わって手を合わせる相手に会釈のようにして上記を述べて、こちらも食べ終われば二枚の皿を流しにもっていく相手に「あ、悪いな」と言って、かなりの速さで戻ってくる相手は家事は少し出来るのかと思い込めば隣に座られてシャツから見える谷間が視界に入れば慌てて視線を逸らせばいつになく真面目な顔で話してくる相手に「なんだ？」と煙草を吹かそうと箱から一本取り出して

（しばらくオチますね、あとできたらなのですが何時ごろに主さまはいらっしゃるのか教えていただきたいです

ん、先生はどこまで知ってるの ?

（煙草を取り出す彼に身体を向け、真面目な表情で問い。もしかしたらあの事実は知らないかもしれない。そしてまたその事を思い出して彼の手を思わず握り締め。そのまま彼の肩に寄り掛かり、恋人らしき行動を。

（ /私は春休みだし、ﾊﾞｲﾄも明日と明後日無いのでいつでも来られますよｰ ! はい、どろんする事確認しました。/ にこり、/ 待ってますね。

どこまでって…
（煙草を吹かそうとすれば相手は嫌がるだろうかと勘ぐって、まだ火は付けずにいて。真面目な表情で問いかけてくる相手はなんのことを言っているのだろうかと少しだけ考え込み、「お前が父親と二人暮らしってとこまでしか知らねえよ」と手を握り締めて肩に寄りかかってくるとピクッと反応するが慣れたのか顔は赤くしていなくて

（了解いたしました！自分は明日明後日は部活は昼からなので午前中と夕方はこれます！ただし問題なのが木曜から一泊二日の遠征、土曜から三泊四日の合宿があるので金曜の夜に顔出すくらいになります…

今から言う事郊外したら先生の事犯しちゃうからね。

（やはりそこまでか。良かった。それでも今迄取り乱した結果、これから勘繰られるのは余り好きじゃない。なら今言った方が良いと思い。九分位真面で上記述べ。「私可愛いじゃない ?美人。このお陰で良い事ばかり。男が足元をうじゃうじゃ沢山居るんだもん。だけど、このせいで私、ね.. 、父親に ..。」と最初淡々と事実を述べる。後半から息が荒くなり握り締めた手を倍強く握り、過呼吸になり始め。何年経ってもこの事実は消えない。この事を思い出すと今でも過呼吸になってしまいそう。


（ /いつでも来られますよ、とか言った私を殴って下さい。罵って下さい。/ 土下座、/ 私、春休みだからと言ってﾊﾞｲﾄ掛け持ちしたんですよ。そのせいで昨日の夜から朝に掛けて突然の出になってしまい、来れなかったです .. 。調子乗ったなって自分でも思います。/ べし、/ おお、合宿に遠征という事は学生さんかな。私は因みに高校2年生です、4月から。だけなんとか言わないで下さい。/ あは、/ 来られない件、了解しました。首を長くしてお待ちしてます ‼︎ / びし、/

…っ!あのなぁ…
（真面目な雰囲気を醸し出していた相手がうってかわって、真面目なのかどうかわからないがふざけた言葉を抜かすと頬を赤く染めながら呆れるように呟いて、まぁとりあえず話だけは聞いといてやるかとそのまま相手の話を聞けばいつもの調子で自画自賛する相手にズルッとコテコテの漫画のようにズルッと滑りそうになって。しかし話がどんどん残酷なものに変わっていくことに気づくと顔が赤から真っ青になっていき。すると握られていた手の力がどんどん強くなっていき、呼吸が困難になっていく相手の背中を撫でながら「だから家に帰らなかったのか」と耳元で問いかけて

（じゃあデコピンですましときます/パシン/おぉ、ということは同い年ですかな

帰ったら、っお父さんが .. 、お母さんに似てる私を .. 、っは、 ん .. 、ふ、

（背中を撫で問う彼に息を荒くし、涙が目に浮かび。父親も母親もこの私から見て最上級だ。だから、父親は母親に似た私を何度も犯す。自分が犯したから母親が出て行ったのに、その癖に、父親は何度も私を犯す。居場所が無い私は誰かに抱かれて居場所が欲しいんだと思う。数分このままでずっと撫でられ、段々と落ち着き胸を手で押さえ。「 ..せんせ、幻滅したでしょ。」と涙で潤んだ目で高い彼の顔を自然と上目遣いしてしまう。そりゃそうだ。性悪で美人な人がこんな大々的な汚点があるなんて、幻滅する上無い。


（ /おお、愛の鞭というものですな .. ! （ どえむか。） / ← / これは、運命だと思われた。うん、絶対そうだ。同い年かあ。これからも仲良くしましょうよう。/ 手ぶんぶ、/ これからのｼﾁｭｴｰｼｮﾝですが、どうしましょうか。私は、先生の家に居候して、両想いだけど先生の方が立場的に気持ちを伝えられない、というのが私の妄想ですお。でも私は先生に合わせます ! / にこり、/

…
（今ならわかる相手の不純な行動はこのような理由があってのことで、だがそれをはいそうですかというわけにも行かず、潤んだ目で上目遣いをする相手に「あぁ、幻滅した」とキッパリと言って、「親父に抱かれてから他の男にも自分の身体を抱かせるお前に幻滅した」とまっすぐに相手を見ながら言って相手が思っているような理由ではない理由で幻滅していて「自分の身体をこれ以上汚すな。せめて自分の身体は自分で大事にしろよ」と軽く抱きしめながら耳元で囁いて

（その分飴も施しますよ/そうですね、たまには勉強教えあったりとかも出来そうですね/自宅に居候をするのは了解いたしました。そうですね、そういう方針でよろしいと思います

.. そんな事言ってくれるの先生だけだよ 、

（確かに居場所が欲しいからと言って他の人に抱かれるのは唯の自己満足だ。段々といつもの調子を取り戻し、「 じゃあ、先生が私の欲求満たしてくれるの .. ? 」と抱き締められてるのを良い事にこちらからも首に手を回し抱き締め返し、囁く様に耳元に唇を近付け上記を。そこから首元に唇を移し、赤い舌を出して一舐め。彼が初めて自分の外見じゃなくて、中身を見て怒ってくれた。彼の事、中の上なのに好きになっちゃいそうだ。

（ /やん、飴が欲しいのお。（ 黙れ。） あい、ごめんなさい。 / ← / わたす、勉強って赤点ぎりぎりなんでふお。はて、勉強とは。/ きょと、/ 分かりました。では、こちらもじわじわ攻めますね。 / ← /

…!だれもそんなこと言ってないっ!
（相手を抱きしめていればこちらの首に手を回して耳元で囁かれるようにして、その感覚にくすぐったさを覚えて鳥肌を立たせていれば、今度は自分の目の前に相手の唇が迫ってきていて舐められれば顔が真っ赤になっていて、自分の中ではやはり生徒と教師という関係が引っかかっていて相手を無理やり離せば「風呂入ってくる！」と言ってそそくさと風呂場へ向かい服を脱いで浴室に入れば、畜生、こんなの耐えれるわけがねえと思いながら自分の息子に手をかけて

（満足させたらくれてやろう/飴ひらひら/自分も赤点ギリギリなんですよねぇ、二年生からは本高矢禮用と思います。/はい、本体攻めも受けもおっけーです

ふふ、先生可愛過ぎ。

（慌てて離れ、浴室に向かう彼は最高に可愛い。口元に両手を当てて悪戯っ子の様な笑みを浮かべ。ｿﾌｧで身体だけを横にし寝転がると睡魔が襲って来て。うとうとしながらも目を瞑るまいと、必死で目を開ける。数分後、撃沈。睡魔に負けてしまった。規則正しい寝息を立て睡眠を貪り。今日は色んな事があり過ぎて、心身疲れたのだろう。


（ /い、意地悪う .. 、/ むう、/ （ まじ黙れ。） でも2年生が1番楽しい時期ですよね ! 勉強より私は遊びを取りますよ ? はい。/ てへぺr、/ 花ちゃんは甘えたり誘ったり試したり冷めたりと我儘な奴なので、宜しくしてやって欲しいです。攻め受け、いえっさｰです ! / びし、/

ふぅ…
（事を終えていざ風呂に入れば今日のことを思い返せばとんでもないことになったなと今更感が漂って、「ま、なるようになるさ」と呟いて浴槽から上がれば体を拭いて着替えて、リビングに戻ればソファに横になる相手に「無防備すぎだろ…」と呆れて。すると相手の体を眺めれば「改めてみるとすげえな…」と呟いて、ゴクッと生唾を飲み込めばその双丘に手を伸ばして触れる直前にハッと我に返り「なにやってんだ俺…」と情けなさ感を漂わせて、とにかくこのままだと風邪ひいてしまう。女の子をソファに寝させるわけにいかず抱き上げて自室に向かえば自分のベッドに寝かせて、臭くないだろうかと気にしながらも自分はソファに寝転んで

（二年生から部活も厳しくなってまいりますしね。頑張りたいものですよ。/自分は部活5遊び3勉強2の比率ですかねぇ/大丈夫です!ドンと来いです！

夜中


.. 、ん。せんせ、?

（夜、ふと目が覚めた時に感じた感触はｿﾌｧとは全然違う柔らかく何だが温かい匂いのするもので。先生がﾍﾞｯﾄﾞまで運んでくれたんだ。でも当の本人が居ない。未だ冴えない頭を必死に活性化させ、ﾍﾞｯﾄﾞから抜け。扉を開けるとｿﾌｧに寝ている彼が。悪い事しちゃったな。側まで寄り彼の横の床に腰を降ろすと丁度顔と同じ位置に。形の良い唇に人差し指を触れさせ、身体に目を向け。やっぱり、部活の顧問のせいか身体が引き締まっている。そうする内に段々と目が覚めてきて。

（ /部活は野球部ですか ? 遠征って書いていたので。/ きょと、/ 部活好きなんですね。私は安定の帰宅部ですよ。/ ← /

ん…
（一枚の毛布をかぶりながら規則正しい寝息を立てていれば、なにやら唇に何かが触れる感触が。その感触がくすぐったく感じてピクッと反応すればうっすらと目を開けて「なんだ、まだ寝てなかったのか…」と眠たそうに言いながら腰掛の方に身体を向けるように寝返りを打って「明日も早いんだからもう寝ろ」と寝ぼけているので明日が休日ということに気づいていないのか

（当ててみてください、ヒント1、痛い。/部活好きというか親父と兄貴がその競技をやっていたので自分もやりたいって思ってたので始めました

明日は休みだよ。

（腰掛の方に背を向けてしまった彼。む、と頬を膨らませると上記を拗ねた口調で述べ。一度目を覚めてしまうともう眠れないのが自分で。数分そのまましていたが段々と暇になってきた。ﾍﾞﾗﾝﾀﾞに音を立てないように出て、外の空気を体内に吸い込む。夜風はとても寒いが気持ちいい。でも、やっぱりｼｬﾂ一枚じゃ本当に寒い。手摺に両腕を乗せ顔をその上に乗っけて静かな夜を1人楽しみ。


（ /んん、ﾗｸﾞﾋﾞｰかな ? おお ! それ、とても素敵ですね。三代目ですよ。三代目じぇｰそｰる .. 、はい。著作権の問題です。/ あは、/

んあ…？そういえば…
（後方から拗ねたような言葉が聞こえると寝ぼけながら明日は土曜日だということに気づき、ベランダへ出る窓が開けられるカラカラと音が聞こえると外気が中に入り込み冷え込ませて、それが気になるのか体を起き上がらせればベランダにいる相手に「冗談抜きで風邪ひくぞー…」と間の抜けたような声を発して

（ヒント2、寝技、/いやぁ自分は上二人と比べ物にならないくらい弱いです…

先生も来ｰて。

（後ろから声がし、振り返ると彼が眠たそうな顔でこちらを見ていて。ｴﾚﾍﾞｰﾀｰでのひよこをまたすると両腕を広げ、寒いから抱き締めてｱﾋﾟｰﾙ。そしてﾍﾞﾗﾝﾀﾞの隅には灰皿が置いてあり、そういえば先程吸おうとしていたのを止めるような形にしてしまったな。「 先生煙草吸っていいよ ? 」と笑みを零しながら言う。煙草味の口付け、とても気になる。


（ /分かった、柔道でしょ ! だから、ﾌﾟﾛﾌでも柔道なんですね‼︎ 納得納得。/ うむ、/ じゃあ今度私と対戦です。さあ、私に勝てるかな。/ 胸張り、/ （ 一瞬でぺちゃんこの癖に。）