伏木 零 2015-03-20 22:42:16 |
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っ…もう…つばしっこい奴等め…
(息切れをして廊下の壁に手を付け深呼吸をしていれば前からやって来る相手の姿が見えて、ニコッと笑えば「校長室行ってたんですね」と首をかしげて言うも自分はさっさと辞任届を書かないとなぁと思って。)
え、ちょ、ちょっとっ…!?
(相手の言葉に振り返るも相手は授業に向かってボーッとしていては「辞められないじゃん」と呟いて壁にもたれては顔を手で覆ってため息をついて)
授業を始めます、こないだのテストで点数が下がった生徒は一対一で見るから放課後集まれよな?(授業の始めに上記を述べては授業をやっていき)
…はぁ、なんで俺が…?
(廊下にいてた自分を家庭科の先生が調理実習を手伝えとの事で呼び出され、クッキーを作る事に。皆それぞれ渡したい相手がいるようで一生懸命作っている中、相手の事を考え過ぎて上の空でクッキーを作っていてはお皿に乗りきらない量を作ってしまってはぁ、とまた深いため息をつくも先生方にあげようかと袋詰めをはじめて)
池上先生、差し入れです。
(相手を見かけては他には誰も居ないのを確認し大きい袋に入れられたのを渡せば「生徒のと俺のです」と言えば最後まで食べてくださいね、と付け足して)
それだけが、俺の取り柄ですからね
(クスクスと笑っては相手を見つめ「先生だって優しいじゃないですか。どうせ辞任届書こうとか思ってたんでしょう?」と述べては時計を見てそろそろみずやりの時間かな、と首をかしげて)
先生、俺はいいとして先生だけは辞めちゃダメですよ?
(微笑む相手の裏をかいて言えば机にダンッと手を付き相手の目を見詰めては「俺は授業妨害をしたことによる辞任処分なんで」と笑っては失礼しました。と言い、職員室を去っては保健室の机の上に書き終わった辞任届を持ち急ぎ足で校長室へと向かいコンコン、と部屋をノックして)
誰もお前を辞めさせないよ(相手の言葉を聞けばボソッと呟き自分は辞任届けを書き終えれば校長室をノックする相手を見てつけて相手の腕を掴み)
!!っ…なんだ、先生かぁ。
(にんまり笑えば何かな、と思い首をかしげるも「どうぞ」と部屋の中から校長の声がしたので入るしかなくてどうしようかと悩んでは相手の手を握り「本当のこと話そうと思うんだ」と告げて部屋へ入り扉にもたれかかれば開かないようにして)
校長先生、黙っていてすいません…。
(相手の声を無視して会話を始めては辞任届を渡し「お願いです、校長先生。彼を辞めさせないでください。」と土下座までしては自分が、今回の出来事に引きずり混ませたのだと訴えて)
(扉越しに相手の言葉が聞こえてはイラッとして「ふざけるなよ」扉を蹴り壊し中に入れば相手の姿を見て「お前一人に押し付けるくらいなら俺も辞める」校長の机の上に辞任届けを置いては上記を述べて)
そ、惣司…
(涙を見せるもぬぐって「…そんなに言うなら…俺は口出ししない。」と言えばへらっと笑い相手の前にたち、襟を掴めばグイッと顔を近付けて「でも、後悔だけはしないでね?」と)
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