＿◇自転車乗りと刀剣男子。

遅くなってごめん！寝ちゃってたみたい。（毛先いじいじ、）

本当っ！？その約束すっぽかしたら拗ねるよー？…楽しみにしてる。（相手の提案を聞くと不満気な表情から満面の笑みにころっと変化し、顔を上げ少しだけ背伸びをすると相手の頭を優しく撫で「俺は主のタカラモノじゃないんだー」と首を傾げて、ちょっと悔しい、と顔を見つめ）

ボクも一日空けてたわ、ごめんなぁ(ため息つき)

ほな、行きたいとこあるなら教えてや(相手の明らかな表情の変化に子供っぽいな、と感じ目を細くすると、頭を撫でられながら「キミも宝物やよ?…比べられんけどねぇ」と言って笑い

許さない、って言ったらどうすんの？（ふふ、）

んー…じゃあ俺、天体観測に行きたい。（無意識に以前の主を思い浮かべてぽつりと言葉を生むと、寂しげに微笑み返して。頭撫でる手を止め相手に柔く抱き着き直し「それって褒めてる？喜んでいいの？」と、眉を潜め）

何や、寂しかったん?(苦笑し)

天体観測ゥ？…別にええけど(てっきり遊園地のような騒がしい場所に行くことになるかと予想していたが大きく外れ首を捻り。問いかける相手に言い聞かせるように「褒めとるよ、キミとデローザさえあれば後はいらん」と背中をぽんぽんと叩いて

…寂しかったに決まってるじゃん。（頬摘み）

遊園地とか水族館も良いけど、たまには主とゆっくり過ごしたいからさ。…んじゃ約束ねー。（柄にも無い考えに照れ臭そうにしつつ相手の顔を覗き込み、そっと小指を差し出して指切りを促し。「…俺も。主が可愛がってくれるなら他に何もいらなーい」と、答えにやや弾んだ声声色。胸元へ頬擦りをして）

ボクもやから離ひてくれん…(眉に皺寄せ)

なら二人で写真も撮ろか?(つくづく意外だな、と思いつつも小指を絡ませ提案してみせて。「キミも相当変わっとるなぁ」と眉を下げて困ったような笑みで言うと額に唇寄せ。

やだ。(むにむに、)

えっ…良いの？(まさか相手から写真を撮る、だなんて提案がされるとは思わなかったようで面食らい瞳をぱちぱちと瞬かせ。額に触れる唇の感触に肩を弾ませつつ「変わりモノ同士でいいんじゃない？」と、悪戯に微笑み返し相手の頬を撫で)

ピギィ…仕方ない子やなぁ(苦笑し)

構わんよ。こういうのもたまにしか出来ないんやし(とは言え、写真など今まで式典や証明写真のようなものしか撮らなかったため若干不安な気持ちのまま相手の頭を撫で。頬を撫でられるときゅっと口角を上げ「んふ…せやな。さて、今日の夕飯何がええの」と少し離れては問いかけ

んー、主が可愛い反応してくれたら離してもいーよ。（含み笑い、）

…ただ突っ立ってるだけじゃ面白くないし、ちゃんとポーズとってよねー。（頭撫でる手の温もりへ幸せそうに瞳を細めつつゆるりと首を傾げ、離れてゆく相手に名残惜しさを感じるも何とかその場に踏み留まり「主の得意料理ってなに？俺、それが食べたいな」と、口元を緩め）

可愛い反応って…なんやろ（眉下げ考え）

ポーズなぁ…ピースだけでええ？（ちょっと考えた結果それしか思い浮かばず自分のレパートリーの少なさに苦笑しながら言い。得意料理はと訊かれれば頭に浮かんだのがちょうどカレーだったため「ならカレーになるけど、甘いのと辛いのどっち？」と、冷蔵庫を開き問いかけて

涙目で上目遣いとかー…って、それじゃ俺が変態みたいじゃん！（はっ、）

箱学？の人達がよくしてるのを真似したらいいんじゃない？（視線を斜め上に向け考え込んだ後、ふと他校の生徒がしていたポーズを思い浮かべガブガブと指を曲げてみて。「んじゃ甘口でー、俺も何か手伝う」と、相手の隣にしゃがみ冷蔵庫の中を覗き込んで）

上目遣いは出来たとしても涙目は流石に無理やね(キッパリ)

キミもおんなじのやってくれるんなら…やってもええけど(一人でアレは嫌やな、と苦笑いして考えれば自分も少し恥ずかしげに小さく指を曲げてみせて。「ほな、野菜の皮剥ける?」とピーラーと三本のニンジンを渡し腕捲りして

主なら出来るってー。…ごめん、遅れちゃった。（うう、）

もちろん、主がやってくれんならにゃんにゃんでも虫歯ポーズでも何だってしちゃうよー。（指を曲げる様子にくすくすと楽しげに笑い返せば自分の髪を整え始め、「…うん。できるかな？」と自信無く首かしげつつ野菜を受け取り、ピーラーとにらめっこして）

嫌やー、やりたくない。…ええよ、待ってんのも悪くないわ（頭撫で、）

…にゃんにゃん…こないなポーズ？（首を捻り自信なさげに招き猫のように腕を曲げて見せれば何をやっているんだ自分は、とため息ついて。「手、切ったらあかんよ？」と少し心配そうな目で相手を見つつ、他の野菜を洗って

ならいっそ猫耳でも付けちゃう？…ん、ありがとう。大好き。（目細め、）

…そうねー、俺より似合ってるのは悔しいけど。（一寸黙り込んだ後視線をふらりと下に落として、可愛さのあまり頬を染め。「はーいっ…ここをこうして、っと。主！どう？」一部剥き終えた面を見せ得意気に鼻を鳴らし）

なんでそういう結論になったんか疑問やね…僕も大好きや（ちゅ、）

何言うとるん、キミのほうが可愛らしいわ（眉を下げて明らかに不満そうな表情見せれば、相手の赤くなった頬をつついて。「上手やね、流石刀と言ったところやわ」と冗談を言いつつクスリと笑むと自身もジャガイモの皮を剥いていき

まあいいよ、主が寝てる間に付けるからー。…嬉しい。俺、愛されてるんだ。（唇重ね返し、）

当たり前じゃん、けどそのポーズは主が似合うね。（可愛く着飾っている甲斐があったと嬉しさ滲む声色にて返答すれば、相手の指を押し返すように頬を膨らませ。「ふふ、でしょ？切る削ぐ断つなら任せてよ」と何やら危険な発言しつつ皮を剥く手の動きを再開して）

眠れん夜を過ごすことになりそうやね…ボクはいつでもキミのこと愛しとるよ？（照れ気味に、）

キミの目ぇおかしいで（呆れたように苦い笑みをすると、相手の柔らかな頬の感触が気に入ったのか目を細めながらむにむにとつまんで。「期待しとるよ……ッ痛」とよそ見をしていた所為か指を切ってしまい滲んだ血を睨んで

添い寝してあげよっか。…ありがとう、俺が折れるその時まで面倒見てよね。（くす、）

そんな事な…って、ちょっと主ぃ。頬伸びたらどうしてくれんの？（開かれた目がすっと細められる様子にドキリと胸が高鳴り、誤魔化すように視線を逸らせば相手の手を指先でつつき。「っ！あ…大丈夫！？血、出てるし…絆創膏貼るから指出して！」指先から滴る血に顔面蒼白、慌てて道具を台に置き懐を弄り始め）

上げとくよー。（手ひら、）