夜行 生子 2015-02-21 22:52:56 |
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ある冬の日のことだった。
私は二人の友達と遊園地に行く約束をしていた。
しかし、その日の前日に友達二人が喧嘩をしてしまった。
私は一生懸命二人をなだめようとしたしかし、無駄だった。
当日になっても友達から連絡が来なかった。
約束はキャンセルされたんだなって
私は思った。
その一時間後のことだった。
『プルルルルル…プルルルルル…』
私の携帯がなりだした。
友達二人の中の一人の友達が電話をかけてきたのだ。
私はすぐに出た。
「もしもし?」
…………応答がない。
しばらくすると、相手が話出した。
「私、今、病院にいるの…」
私はすぐに応答した。
「ええ!?なんで!?どこの!?」
「……東山病院……車にひかれたの…
やっぱり仲直りしたいと思って、向かっている途中に……」
東山病院…。あそこは霊が出ると有名な病院だ…。でも…,
「すぐにお見舞いいくから!」
私は決断した。
「……待っ…て……る………」
『ブツッ……ツーツーツー』
私は一目散に家から飛び出した。
家から病院まで3km程もあるのに私は全力で走っていった。
彼女のことしか考えていなかった。
他のことは何も考えていなかった。
やっとの思いで病院についた。
私は急いでナースステーションに言った。
私は息を切らしながら,
「森永さんの病室はどこですか?」
とたずねた。
すると驚くほど低い声をしたナースが
「森永さんなら地下三階にいます。」
それだけ無愛想に言って、あとはうつむいてしまった。
地下三階とは不思議だったが、焦っていたのでそんなに気にしていなかった
私はエレベーターへ向かった。
ふるびたものだった。
私は急いでのる。
素早く地下三階を押すと、異変に気づいた。
このエレベーター、上に行く用のボタンしかないことにわかった。
きっと上にあがるようのエレベーターが下にあるんだと悟り、下におりた。
降りた瞬間、空気がひんやりしていた
長い廊下だった。
壁はトタンでできている。
不審に思いながら、奥に進み続けた。
やっとたどりつき、看板を見ようと上をみた。
しかしそこには、『霊安室』と古ぼけた字でかかれてあった。
私は目を疑った。
すると、
『ガチャガチャ!!…来てくれたの…?
嬉しい……ヒヒヒ』
友達の声が聞こえた。
しかしその声は感情が無かった。
私は怖くなって逃げ出した。
しかし道はさっきとおってきたところしかない。私は必死に走った。
後ろから友達が追いかけてくる。
『なんで…にげるの…ぉ…?寂しい…から…一緒に…いようよぉ……』
私は怖さがまし、エレベーターに駆け込んだ。
しかし、そのエレベーターには、上に行くボタンが無かったのだ…。
助けて……………………………………
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