-小説- [3L/なんでも]

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旅人  2015-02-14 21:34:45 
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閲覧ありがとうございます。

旅人という者です。

これは小説専用トピックです。
読まれる方は以下のル-ルを守って閲覧されますようご協力お願い致します。


[ル-ル]
*荒らしや中傷行為はしないでください。
*コメント可能です。しかし最低限何レスも重ねてするのはお控えください。
*基本blものを中心としております。苦手な方はご了承ください。
*アドバイス、質問、リクエスト等受け付けております。お気軽にどうぞ。
*気分で更新いたします。



*
基本的にオリジナル小説でいくつもりです。
しかしセイチャットには素晴らしいなりきりトピというものがございます。
そこで、なりきりトピを作成された主様や参加者の方々に許可をいただき、そのトピに沿った物語を書くというのも面白そうですので、できたらそういうこともしていきたいと思っています。


それでは ____。

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  • No.1 by 旅人  2015-02-15 09:31:32 


-01- ~稲荷神様~




-----------------




_______俺は小さい頃に、神様と遊んだ事がある。

うちの家は代々、稲荷神という神様を祀っている由緒正しい家柄だった。

まぁ別に祀っているからといって偉いわけじゃないんだけど。

両親もめちゃくちゃ厳しいって感じじゃなくて普通に優しかったし、どちらかといえばちょっと親バカだったくらいかな。

そんな環境で俺は、礼拝という月に1度くる行事以外は毎日を楽しく過ごしてた。

俺はずっと礼拝という行事が苦手だった。

やることもないし長いし暇で暇で。だから礼拝は正直来て欲しくないものだったんだ。


____あの人と出会うまでは。



「 _______暇そうだね…ここに来るのはつまらない?」

「ッ!?!?だ、誰…!!!?」


その人は突然俺の目の前に現れてそう言った。

俺は無意識のうちに尻餅をついてた。俺を見下ろす彼の瞳を見つめながら。

驚いたけどその瞳は優しくて、目を逸らす事が出来なかった。

だから不思議と怖いなんて感情は湧き上がってこなかった。


「…嗚呼、ごめんね。驚かせちゃった?」


コク、と頷く。というより、口があんぐりと開いたままで返事をすることが出来なかったから頷くしかなかった。

彼はそんな俺を見て目を細ませて微笑んだ。


「…俺は稲荷神。キミ達が祀ってくれてる神様だよ。亮大。」


唐突に言われて頭が混乱した。

________神様って、あの神様?

そう心の中で呟くと彼は俺の心の内を見透かしたかのようにコクリと頷く。

_______すげぇ。

子供ながら純粋にそう思うと、今度は何故か嬉しくなって俺は思いっきり笑顔になった。

何故名前を知ってたのかなんてことも気にならなかったくらい。

その後は俺の質問攻めで神様といっぱい会話をした。それから色んな遊びを教えてくれて、一緒に遊んだ。

神様は優しかった。

-----------------

それから俺は礼拝に行くのが楽しみになった。

早く稲荷神様に会いたかった。何時の間にか、毎日神様の事を考えていた。


だけど、そんな時に俺達家族全員、引っ越す事になったんだ。

神様を祀る家族が引っ越すなんて絶対無いと思ったのに。

俺は泣いた。初めて大泣きした。それくらい悲しくて寂しかった。

結局最後に俺は神様に別れを言えず、遠い場所へ引っ越した。

----------------

  • No.2 by 八代目やしろ  2015-02-19 18:23:17 

続き、来ないかな..
支援で上げさせて下さい

  • No.3 by ノアール猫  2015-03-11 21:22:06 

勝手ながらに支援。

引っ越してからどのぐらいたっただろうか?
最初は、彼のことが気になって、何度も帰りたいと思い、眠れない日々を過ごした。
でも、転校先の学校で、たくさんの友達ができて、たくさん遊んだりした。そうして過ごしていく中で、いつの間にか、俺は彼のことを忘れていった。


今、高校になって二回目の夏休み、俺は友達5人と一緒にキャンプをしにとある田舎町を訪れた。
しかし、ただキャンプをしに来たわけではない。この田舎町の山の中にある廃墟には、頻繁に出るらしい。
何が出るのかって?決まってる。幽霊だ。
地元住民の話によると、大昔、この土地にはとてつもない憎しみを持って死んだ霊が存在し、人々をさらってはその命を貪っていたという。しかし、とある神を祀る一族が現れ、その霊の力を抑えたらしい。それ以来、霊が姿を見せることはなく、平和になったというのだ。しかし、数年前、その一族の末裔が引っ越したのを境に、再びその霊が活動を始めたということだった。
全く、そんな話、信じるに値しない。
「じゃあ亮太が買い出しねー!」
「えー、マジかよー…」
「まぁまぁ、精々頑張ってこい!」
「うるせさい!」
「お、落ち着いて!ね?ね?」
「あはは、亮はやっぱり元気が良いね」
「喧嘩はやめた方がいいよ」
「まったくだ」
……………一応、友達の紹介をしておく。
俺の右に居るのは、舞月明羅(むつき あきら)。身長は168.7で、俺より10高い。(ちなみに俺は158.5だ。)焦げ茶色の髪をしている。性格はイタズラ好きで意地悪。
その隣にいる女の子は、舞月華恋(むつき かれん)といい、明羅の妹だ。身長は157.3で、俺と同じくらい。明羅と同じく焦げ茶色の長い髪をしており、カチューシャをつけている。性格はしっかりものだ。
更に隣に居るのは、浅伊小夜(あさい さや)。俺の中学校からの友達だ。よくカップルと勘違いされるのはいい迷惑だな。サヤは腰まで延びた薄い緑色の髪をしている。身長は159.8と、俺より微妙に高い。上の部分のフレームがない、よく委員長とかやってる人がかけるような眼鏡をしているのが特徴だ。しかし、その優しそうな、おっとりした顔に丁度良くマッチしている。性格は見た目通りおっとりしていて、うっかり屋。よく「はぅー」だの「はわわ!」だの言っている。
更に更にその隣にいるのは、藤野宗巳(ふじの しゅうみ)。身長は166.6で、髪の色は黒。こいつは霊や怪異に詳しく、オカルト研究会とかを作ってるとか作ってないとか。性格は物静かだが、時々怖いことをいってくる。
そして最後にその隣にいるのは霧谷英治(きりたに えいじ)。身長165.4。髪の色は濃い青紫。不思議ちゃんならぬ不思議君として有名。よくバッグの中から思いもよらぬものを取り出したりする。性格は意外に明るく、気さく。ただ、知らない人、初対面の人の前ではだんまりになってしまう。

…………と言ったところだろうか。

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