名探偵と大泥棒（コナンとルパン）

あはは、バレちゃった？
(適当に流したことを相手に追求され、悪びれもせずあっさり認めて頭をかきながら笑って。銭形のしぶとさを忠告されると「気を付けるのは僕じゃなくて、おじさんの方じゃないの？」と、警察とは協力関係にあるこちらの心配はせずとも良いし、何より泥棒に心配される事が面白可笑しく首を傾げて)

バレルもなにも顔に書いてるつーの
（眉を寄せて不機嫌な顔つきを演じつつ相手の頭を殴ってやろうかと思い、拳を作っており。「バカ言え、気を付けて生きてりゃぁ、何も面白くねぇだろ」気を付けないから、ハプニングや警察からのサプライズがあるんだろう、と心中で呟き。「気を付けながら泥棒はやってられねぇよ」と片手を振って）

さすが泥棒さんは鋭いね
(拳を握っているのが見えれば、"落ち着いて"という意味を込めて両方の手の平を相手に向け｢まあまあ｣と焦りながら言って。｢でも、気をつけなきゃ逮捕されちゃわない？｣と相手が持つ泥棒のロマンを理解できず暫く考えてから尋ねて)

俺様は勘は鋭いからな
（別に自慢することではないが、裏社会で生きていれば嫌でも勘はするどくなり。落ち着けと施されれば殴る気はなかったので拳を下ろし。「逮捕されたら脱獄すりゃぁ良いんだよ、お前さんには俺の美学なんてもんは分かりはしねぇよ」と探偵と泥棒じゃ立場が逆なので、自分の美学やロマンを無理に理解する必要はない、という事を告げて）

勘は鋭い方が何かと有利だよね
(泥棒と同様に探偵も勘は鋭い方が事件を解決しやすく、そこは同意を示し。逮捕を脱恐れず獄すれば良いという発想に｢大胆な考え方するんだね｣と自分とは違う世界を生きる相手の考えに素直に驚いていて)

まぁ、この世界は特にな
（勘が鈍かったら殺されて終るだけだ、と思っており。探偵は探偵で勘が鋭いと事件が解決するだろう、自分にとっては不利だが、何かと勘は鋭い方が良いというのには同意して。「俺様に脱獄できない刑務所はねぇからな」と今まで難関と言われてきた刑務所を脱獄してきたので自慢げに話して）

周りにどんな人が潜んでいるかも注意しておくべきだし
(立場は違えど共感できる部分もあり、うんうんと大きく頷いて。｢その前に逮捕するのも大変だし、厄介なおじさんだ｣と脱獄以前に何度も警察の手を免れる相手に、驚きや皮肉を込めて大袈裟な溜息と共にそう述べて)

確かにそうだな
（相手のことは詳しく知らないが、きっと色々大変だろうなと思っており。「それでも探偵君は追いかけてくるんだろ？工藤新一君」とおちゃらけて相手の本名を言って）

何言ってんの、おじさん
(本名を言われどこでその事を知ったのか追求したいところだが、どうせ聞いたところで答えてもらえず、はぐらかされて終わりだろうと「僕は江戸川コナンだよ？」と惚けて)

ウヒョヒョヒョ
（完全によく分からない笑い声を上げつつ、目元に手を置いて顔を上げており。「なぁにバカな事言ってんだ。飛行機の中で自己紹介してたじゃねぇか、工藤新一高校生探偵ってな」と、相手がなんちゃらスミスに言ったことをそのまま言って）

は、はは･･･おじさんは勘だけじゃなくて記憶力もいいんだ
(自己紹介したことなど当の昔の話で言った本人すら言われなければ覚えてなかったのだが、言ったことは事実であるので否定せず、さすが泥棒は記憶力も良いのだと関心して内心"侮れない人だ"と警戒心を強めて)

(曖昧な回答でごめんなさい。そのシーンうろ覚えで、映画見直しますね；)

記憶力なくて泥棒やってられるか
（相手の額を軽くデコピンしながら述べ。コーヒーを飲み干してゴミ箱に投げて捨てては警戒心が強まったなと言うのを気配で感じ取り「安心しろ。お前の情報を裏社会に流したりなんかしねぇよ」と、信用されるかどうかは分からないが、にぃっと笑みを浮かべて）

（大丈夫ですよ！私も映画とかアニメとかでも、うろ覚えな所は沢山あるので、気にしないで下さい！）

そりゃそうか･･･て痛っ！
(相手の言葉に納得し頷こうとしたところデコピンを食らい、大袈裟に痛がって両手でおでこを覆い。泥棒の言う事など信用しないに限るが、ルパンに限って宣言したことは裏切らない気がするので「おじさんは妙に信用できるとこもあるし、安心しとくよ」と笑みを返し)

(予告状出していただいたし、そろそろ事件に持っていきたくなったらおっしゃって下さい！)

そんなに痛くした覚えはねぇぞ
（大げさだなと思いつつも口にすることはなく、笑みを返されると「なんだよその笑み」と、気に食わないと言う表情で相手に聞き。「泥棒の言うことあんま信じるなよ」としゃがんで頬杖をつき）

（そうですね、そろそろ事件に振れましょうか！）

分かってるよ
(泥棒のくせに義理堅いところもあり一人の人間としては興味深いと思うが、あくまで自分は探偵の立場なので表情を引き締めて。「ところでおじさん。あの美術館、すっごくセキュリティが厳しいって知ってた？」と突然、予告状に書かれた絵画がある場所について尋ねて)

(さり気なく話題振ってみました！)

おーお、まーたくしりましぇんでした
（明らかに嘘だとばれる表情で述べつつも、セキュリティが高ければ高いほど盗みたくなるので「俺様に盗めないもんなんてねぇよ」と腰を上げて）

（ありがとうございます！）

楽しみにしてるよ
(もちろん嘘だと気づいていて、流石の相手は余裕があるなと思いこちらも負けていられないと「おじさんか警察か、どちらが勝つかね」と付け足して不謹慎ではあるが勝負の行方を楽しみにしていて)

このルパン様が勝つに決まってるだろ
（懐からワルサーを取り出し、相手の目の前で『バンッ』と撃つ仕草をしつつポケットから煙草を取り出しワルサーを自分の口元に持ってきて引き金を引けば、小さな火が出たので煙草に火をつけていて）

(銃口を向けられ一瞬目を見開くも、驚いた表情は出さないように努力して。自分が勝つと言い切る相手に｢いつまでも余裕こいてると痛い目見るぞ｣とこちらも追い詰める自信たっぷりに、相手を真っすぐ見つめて述べ)

驚いてんのか？
（表情にはとくに怯えた様子もなく、普段とあまり変わらないが一瞬目を見開いたのを見逃さずに尋ね。自信過剰なところは負けないのか「俺様に盗めない宝なんてねぇのよ、ガキンチョ」と、隠しポケットから探偵団が持っていた探偵バッチを取り出し相手に見せ付けて）