諸君 私はバレンタインが嫌いだ
諸君 私はバレンタインが嫌いだ
諸君 私はバレンタインが大嫌いだ
チョコが嫌いだ
プレゼントが嫌いだ
明治製菓が嫌いだ
カップルが嫌いだ
リア充が嫌いだ
デートが嫌いだ
バレンタインセールが嫌いだ
バレンタインソングが嫌いだ
バレンタインキャンペーンが嫌いだ
家庭で 街道で
学校で 職場で
商店で ショッピングモールで
レストランで 公園で
テレビの中で 駅の中で
この地上で行われるありとあらゆるバレンタインイベントが大嫌いだ
バレンタインは男にチョコを贈るという空気が嫌いだ
バレンタイン当日、自分の周りにチョコをくれる人がいないと気づいた時など心が折れる
バレンタインにチョコを!と考えた馬鹿な企業が嫌いだ
チョコを渡しながらキャッキャウフフしてる連中をぶちころがす妄想をした時など胸がすくような気持ちだった
いちゃいちゃしてるバカップルがはびこる街中を1人で歩くのが嫌いだ
恐慌状態の中無駄に高級なチョコを大金はたいて買う様など感動すら覚える
企業の経営戦略に引っかかる馬鹿どもなどもうたまらない
恋人たちがバレンタインに喧嘩別れしてこちら側に落ちてくるのも最高だ
哀れな非リア達がチョコをもらおうと健気にも立ち上がり当然のごとく相手にもされなくてその精神ごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える
バレンタインに誰にも相手にされず1人で過ごすのが嫌いだ
必死にプライドを守り、1人身同士で慰めあい傷をなめあう様はとてもとても悲しいものだ
親からもらったチョコをカウントする自分が嫌いだ
翌日、クラスで何個もらっただの彼女と過ごしただのという話を聞くのはのは屈辱の極みだ
諸君 私は中止を地獄の様なバレンタインの中止を望んでいる
諸君 私に同意する非リア戦友諸君
君達は一体何を望んでいる?
中止を望むか?
情け容赦のない糞の様なバレンタインの中止を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐の様な中止を望むか?
『中止! 中止! 中止!』
よろしい ならば中止だ
我々は満身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ
だがこの暗い闇の底で貴重な青春を費やし堪え続けてきた我々にただの中止ではもはや足りない!!
大戦争を!!
一心不乱の大戦争を!!
我らはわずかな1人身同士 リア充に満たぬ敗残兵に過ぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総力100万と1人の非リア集団となる
我々を忘却の彼方へと追いやりキャッキャウフフしてる連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう
連中に孤独の味を思い出させてやる
連中に我々の呪怨に満ちた声を思い出させてやる
リア充と非リアのはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
ぼっちな非リアの戦闘団で世界を燃やし尽くしてやる
征くぞ 諸君