環 ( 白目 ) 2015-02-04 21:52:07 |
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青「 ンだよ、テツ。深刻そうな顔して。なんか悩みでもあんのか? 」
黒「 あ、青峰くん。悩みって程ではないんですが…僕、ずっと思っていたんです。赤司くん、少しおかしくないですか? 」
青「 嗚呼、そうか?よくわかんねえけど、どの辺が? 」
黒「 ボクサカオヤコロ、ズガタカ等々…赤司くん語録らしいんですが。僕にはなにかの呪文のように聞こえるんです。 」
青「 呪文、魔法…てことは、赤司ってまさか…! 」
黒「 __はい、そうかもしれません… 」
黒青、顔見合わせ
青「 ____ってwww有り得ねえわwww赤司に限ってwww彼奴はただの、ア… 」
赤司ドーン
黒「 あ、 」
赤「 ___二人共、随分と騒がしいな。部活がもう直ぐ始まるというのに。外まで声が漏れていたぞ。 」
黒「 すいません…それより、赤司くん。いつから聞いていたんですか? 」
赤「 いつから?…そうだな。大輝が吹き出した辺りから、だっただろうか。 」
黒青「 」
赤「 ___僕に限ってなんなのか、ぜひ詳しく教えて欲しい。 」
黒青、正座。赤、仁王立ち
赤「 ___さて。テツヤも大輝も、黙っていないで早く答えてくれないか?僕についてなにを話していたのかをこと細かに、ね。 」
黒「 それは。青峰くんが、 」
赤「 ___大輝が、どうしたんだい? 」
青「 _テツ? 」
黒「 青峰くんが、赤司くんをバカにしていて。それを、僕は必死に止めていただけです。 」
青「 え。 」
赤「 ___ほう。大輝、そうなのか? 」
青「 あ、いや。テツ…お前、 」
黒「 ___やめてください、青峰くん。もしかして、僕に罪をなすりつけようとしてるんですか?酷いですね、極悪非道です。 」
青「 」
赤「 ___そうか。ところで、テツヤ。いつになく、饒舌のようだが。なにか疚しいことでもあるのかい? 」
黒「 」
「 なあ、バニー。腹減った、炒飯作れよ。俺、御前の作った炒飯食いてえ。 」
「 なに言ってるんですか、虎徹さん。炒飯くらい自分で作れるでしょう?それに、僕はバニーじゃありません。バーナビーです。 」
「 もしもね。もしも、万が一。私達があのまま付き合ってたら、結婚とかしてたのかな? 」
隣に座るなり、唐突にそんなことを言いだす君。
懐かしそうに、けれどどこか楽しそうな口ぶりでゆっくりと言葉を紡いていく。
「 大学卒業して、就職して。やっと落ち着いてきた __今頃、 」
__ 今頃、
そう言って、君は何故か押し黙った。
どうしたのだろう。
不意に視線を向けた先には、俯く君の僅かに伏せられた長い睫毛だけが揺れていた。
5年ぶり。
別れて以来、一度も連絡すらとっていなかった僕等は気が付けばもう27歳になっていて。
人並みに酸いも甘いも経験し、それなりの人生を歩んできた。
ただ、君と付き合っていた5年前。
当時の僕は若さくらいしか取り柄がなく、人としてはまだまだ未熟で。
相手の気持ちを考える余裕なんてこれっぽっちもなくて。
ただただ自分の気持ちをぶつけることしか出来なかった。
そのせいで、たくさん君を傷つけた。
些細なことで喧嘩して、その時の勢いに任せて言った僕の心ない一言一言に ___君が一人、泣いていたこと。
本当は大好きで大好きで仕方がなくて伝えたいことだって山程あった筈なのに、いざ君を前にすると素直になれなくて ___キツいことばかり言ってしまったこと。
今、思い返してみると頭に浮かぶのは後悔ばかりで。
あの時こうすればよかった、もしかしたら何かもっと君に出来ることがあったんじゃないか。
「 __もう別れよう。 」
目を真っ赤に腫らして泣きながら別れを告げたあの日の君にさえ僕は、
「 嗚呼、その方がお互いの為になるかもな。 」
なんて。自分のプライドばかりを気にして、強がることしか出来なかった。
行くな、離れて行こうとする君を引き止めることすら出来なかった。
別れたくない、そのたった一言が言えなかった。
ぎゃあぎゃあと騒がしい周りの空気とは対照的に、僕と君との間にはしーんと孤立しているかのような静まり返った空気だけが流れる。
そんな雰囲気に耐えられなくなったのか、手元のグラスに残っていた僅かな烏龍茶をごくごくと飲み干す君。そして、
「 ___ そんな幸せもあったかもしれないよね。 」
ふふ、と可笑しそうに笑いながら。
そうとだけ言い残して、君はまた僕の隣から去って行った。
「 ___ ばーか。 」
未だに君の影を追い求め、
過ぎ去りし思い出を振り返り、
忘れることすらできないでいる僕の、
【 不甲斐ない末路 】
( きっともう、僕の想いは届かない。キミの左手の薬指に光る指輪が、その証。 )
→ あとがき
あっちからの移転完了記念に一本。
途中途中めんどくなって、なんか全然纏まってないけど取り敢えずは切ない系。
自分の気持ちに嘘をついて別れたけど今更後悔してる男の人と、全部吹っ切ったつもりで結婚までしたんだけど少し気持ちが揺らいじゃった女の人の話。
大学の同窓会かなんかで再会した、みたいな。
君が好き。
毎朝、欠かすことなくおは朝占いをチェックする緑間。カエルの玩具だろうがタヌキの信楽焼だろうが、蟹座のラッキーアイテムとして書かれているものなら何だって肌身離さず持参する。
そんな、君を見て不覚にも可愛いと思ってしまったんだ。
君が好き。
プライドが高く自信家で、素直じゃない。その上、我儘。けれど、何故か放っておけない。いつの日からだっただろうか。
そんな、君の直ぐ側に居たいと思うようになっていたんだ。
君が好き。
左手に巻かれたテーピング、ボールに掛かる爪の手入れ。全て、バスケの為。人事を尽くして天命を待つ、その言葉通りバスケの為ならどんな努力だって惜しまない。
そんな、君の姿に単純に凄いって思ったんだ。
君が好き。
キセキの世代と持て囃され、いつしか勝つことが当たり前になっていた緑間が初めて負けるということを知ったあの日。僅かに見せた悔しそうな表情。
そんな、君の想いに応えたいと思ったんだ。
勿論、その辺の女の子なんかよりも綺麗で整った顔だち。
白く透き通るような肌、長い睫毛。
身長のわりに華奢なラインの細い身体だって、全部全部大好きだし。
語尾に付くなのだよ、とか。
少し上から目線の物言いだって、緑間だから許されるんだと思う。
あげてもあげてもキリがない。
溢れるほどの此の想い。
俺はね。
丸ごと、全てひっくるめたそのままの緑間真太郎が好きなんだ。
バカでいい。
ウザくてもいい。
可笑しくたって構わない。
だから、
「 大好きだよ、真ちゃん。 」
お願いだから。
俺から離れて行かないで、
( 今も昔も、これから先もずーっとずっと。俺の心に在るのは君一人だけ。 )
http://getworld.ddo.jp/pt/file/1423471604.jpg
超アナログなミニ桃井ちゃん。
授業が暇過ぎてカキカキしたやつ。
体も顔も全ての構造が違和感だらけだけど、後悔はしてない。
嗚呼、画力欲しい。
http://getworld.ddo.jp/pt/file/1423549873.jpg
ちゃちゃっと落書き。
男の子はまじで難しい。つか、字が汚いのが一番笑える。
店員「 いらっしゃいませー、ご注文の方お決まりですかー? 」
黒「 ほら、火神くん。例のあれ、早く言ってください。 」
火「 ばっ、なんで俺なんだよ。黒子が言やいいだろーが。 」
黒「 嫌です。僕は言いたくありません。 」
火「 なんだよ、それ。つか、それ言ったら俺だって言いたくねえっつの。 」
黒「 そうですか。 __なら、息を合わせて一緒にせーので言いましょう。2人でなら、出来そうな気がしませんか? 」
火「 __お、おう。それなら、まあ。 」
黒「 ではいきますね。せーの、 」
「 ハッピーバレンタイン! 」
→ あとがき
13日から某ハンバーガー店で始まるバレンタインのイベント。
カップル限定とは書いてるけど性別指定はないよね、ってことで。寝る前に黒火。
【 部下 】
柳橋 亘 ( Yagihashi Wataru )
23歳 / バイ / 攻め / 180cm
男女共に好かれる天性の人たらしで色男。要領が良く仕事もでき、なんでもそつなくこなせてしまう天才肌。
少し皺の残ったスーツ、淡い色付きYシャツ。ネクタイの色も派手目で、革靴は決まって黒。
恋愛経験は多いが、どれも長くは続かない。好きになったら一直線、アプローチが激しい傾向にある。
【 上司 】
相澤 辰巳 ( Aizawa Tatsumi )
32歳 / ノンケ / 受け / 176cm
生真面目で融通の利かない堅物人間。仕事はできるが、人付き合いが大の苦手。近寄り難い雰囲気むんむん。でも、根はお人好しで凄くいい人。
いつでも、パリッと糊のきいたスーツと白いYシャツ。落ち着いた色のネクタイに革靴。視力が低い為、眼鏡を掛けている。
恋愛経験は片手で数え切れる程度。物凄く奥手で、自分の気持ちに気付いてから付き合うまでに相当な時間を要する。
【 付き合う前 】
「 相澤先輩。仕事、終わりました。 」
「 そうか。 」
「 これ。会議用の書類です。あと、統計データ。 」
「 __朝、頼んでおいた資料は? 」
「 出来てます! 」
「 __そうか、お疲れ様。もう帰っていい。 」
「 え。相澤先輩、まだ仕事残ってるんですよね?是非、俺に手伝わせてください! 」
「 悪いが、結構だ。お前が残っている限り、無駄な残業代が発生する。 」
「 ___つまり? 」
「 仕事が終わったなら早く帰ってくれ。会社の為にも、な。 」
↓
【 付き合った後 】
「 __柳橋。俺はもう、お前なしでは生きていけないらしい。 」
「 え?辰巳さん、そんな急にどうしたんですか。職場でなにかありましたか? 」
「 __いや、そういうんじゃないんだが。ただ最近、色々と考えてしまって。 」
「 色々? 」
「 嗚呼、例えば。例えばの話、もし明日お前が俺の前から消えてしまったら。お前を誰か他の人に取られてしまったら、 」
「 __辰巳さん? 」
「 怖くて仕方がない。頼む、柳橋。俺の側に居てくれ、俺の前から居なくならないでくれ。 __お前と過ごしたこの部屋で、一人きりは寂しい。 」
「 なに言ってるんですか、辰巳さん!俺は貴方に夢中なんです、貴方しか見て居ないんです。絶対離れたりしません。だから、俺を信じてください! 」
【 櫻庭くん 】
ノリだけで生きてきた、お調子者。憎めないおバカさん。
【 鳴海くん 】
バカ正直でマイペース。親しい仲間内では少しだけ口が悪い。
「 苺もーらい。 」
「 ____あ。 」
「 んまー!やっぱ苺美味しいわ、堪んねえ。最高。 」
「 ____おい、櫻庭。なにしちゃってんの?ショートケーキの苺奪うとかふざけんな。俺の苺返せ、こら。 」
「 えー、だってお前残してたじゃん?要らないのかと思って。 」
「 は?要らなくねーわ。最後に食べようと思って取っといたんだよ、バカ。ハゲ。 」
「 あ?俺、別にハゲてねーし。つかさ、そんな事で怒んなよ。男だろ?鳴海くんも男の子なんだろ? 」
「 人間の感情に性別とか関係ねーわ。マジでなんなの、お前。俺の苺食っといて調子のんな。 」
「 __おい。桃子、 」
「 なによ。なんか用? 」
「 いや、別に。 」
「 は?じゃあ、なんで名前呼んだのよ! 」
「 ___単なる嫌がらせ? 」
「 はーッ?あー、もう!あんたね、いい加減にしなさいよッ!毎回毎回、 」
「 なんだ、また怒ったのか?短気な女だな、まったく。 」
「 誰の所為だと思ってんのッ! 」
「 あーあ、結局は華鬼かいな。神無ちゃんを16年も放っておいた挙句、あんな粗末な扱いしとったくせに。いいとこどりにも程が有るわ。なあ、水羽? 」
「 そう?僕はこれで良かったと思ってるよ。ね、麗ちゃん? 」
「 ___ええ。 」
「 なんや、水羽も麗ちゃんも。二人揃って、華鬼派ってか?ん? 」
「 いや、別にそういうんじゃないけどさ。多分、神無を幸せにできるのは華鬼だけだと思うんだよね。 」
「 そうですねえ、私も同意見です。なんと言っても、華鬼は鬼頭ですから。 」
「 せやけどなあ、 」
「 ___光晴さん。華鬼を信じましょう?きっと大丈夫ですから。 」
「 そーそ、麗ちゃんの言う通りだよ。だからさ、俺達は庇護翼として神無の幸せだけを願ってればいーの! __でも、 」
「 ___水羽さん? 」
「 もしもね、もしも万が一。華鬼が神無を悲しませることがあったら、 」
「 ___それはもう、ぶっ飛ばすしかないでしょう。私は絶対に許しません。 」
「 僕も! 」
「 遠慮は要らんなあ。 」
→ あとがき ( 響と桃子 )
殆ど喧嘩っぷるだから、あんな感じが日常だと思う。
それにしても、響かわいいなあ。ぐうかわ。
→ あとがき ( 三翼 )
三翼はいつでも神無を想ってるよー、ってやつ。
取り敢えず、光晴の口調わっかんね。色んな方言混ざるとか無理難題。
時間が出来たら、華ちゃんと光晴さんの創作もやりたい。
しまった。
書籍版を読んでて気付いたんだけど、麗二のこと普段から麗ちゃんって呼んでんの光晴さんだけじゃね。
水羽は麗二って呼んでんじゃん。
訂正、こっそり訂正。
水羽の台詞
麗ちゃん → 麗二
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