「俺がお前を学校一の美少女にしてやる―!」
容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群のパッと見完璧人間の高校二年生、久城誠也(主)は表面上何も抜け目のない完璧な少年である。しかしその実態は、性格に難があり他人を自分より下に見ていて、そのせいか友達は1人も存在しない。
クラスメイト全員の名前すら覚えていない周りに無関心の誠也はある日の放課後、私用で学校に残っていると突然女子トイレの方から大きな音が聞こえ気になったのか女子トイレだというのにも関わらず迷いなく女子トイレへと向かった。
問答無用で女子トイレのドアを開けると、真っ先に視界に入ったのは全身びしょ濡れで泣きながら座り込んでいる女子生徒の姿だった。
名前は知らなくても誠也はその人物を知っていた、クラスメイトの1人である
彼女はイジメられていたのだが、誠也はそんなことに興味はなく無関心だった
しかしこの瞬間、泣いている彼女の表情が見えた瞬間誠也の心は飛び跳ねるような感じがした
前髪を長くして目元まで隠して地味な眼鏡をかけている彼女は、濡れているせいか髪は上がっていて暴行を受けたのか眼鏡は取れていた
そしてそんな彼女の実際の顔は・・・
他人に興味を持たない誠也が息を飲むほど、今まで見てきた女子の中でも比べ物にならないくらいの美少女だったのだ―
とある衝動に駆られた誠也は女子トイレの中だということを忘れて泣いているその女子生徒の両肩に手を置き突然の一言
「お前を・・・俺がお前を誰もが振り向く学校一の美少女にしてやる―!」
誰も信じられないいじめられっ子の少女と、誰も信じようとしない少年のどこか間違った?恋愛物語である
>1 その他事項
>2 主プロフ!