_ 2015-01-31 19:50:11 |
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………あんたのこと、何と呼べば良いですか。
(嫌いと言えど、やはり実の父親である相手に紅茶を用意してあげると、相手には視線を合わせないまま呼び方を尋ね。)
呼び方など好きにしたら良いではないか。それともなんだ…パードレと呼べ、と命令されれば受け入れるのか?
(その場にあった椅子に深く腰かけ目の前に出された紅茶の入ったカップを手に取り少し口づけては、妙な感覚で問いかけに答えて)
そう呼んで欲しいんですか?…正直あんたのことを父とは呼びたくないが、そう呼んでやりましょう。
(遠回しに命令を下されているのかと受け取ると断ろうと思っていたが、聞いたのは一応己なため呼ぶことに。だが相手のプライドの高さが遺伝しているのか上から目線で。)
随分と態度のでかい…まあ、よかろう。ジョルノといったな、紅茶のおかわりを頼むぞ。
(文句の一つでも言ってやろうかと思っていたが渋々ながらも提案が了承されたことで戦意消失し、空になったカップをゆらゆらと動かしながら見せつけて)
自分でやって下さい。僕だってやることがあるんだ。
(ティーポットを相手の目の前にタンと置くと、少し離れた椅子に座り何やら作業に取り掛かり。)
ーーー
…そうだパードレ、舞台の設定に希望はないってことで良いんですか?
…つれん奴だな。だが、嫌いではない。
(不機嫌そうに口尖らせてティーポットをじ、と見つめてみるものの意思に反映して一人でにカップが満たされることはなく。仕方なしに自分で淹れては、部屋を見渡した後作業している相手の様子を眺めて)
ーーー
すっかりその部分をすっ飛ばしていたようだな。しかしまあ、希望はないわけだが。貴様の意見があるのなら聞いてやらんこともないぞ。
僕はその反対ですがね。
(作業をピタリと止め目を遣ると、表情を全く変えず冷たく言い放って。「…ところで、吸血鬼って本当なんですか」再び作業に取り掛かるが気まずい沈黙に耐えられなくなり、相手に纏わる話題を見つけ振ってみることに。)
ーーー
…、あんたも随分と上から物を言うじゃあないですか。
まあ、僕も特にはないのでこのまま行かせてもらいます。
さあな…吸血鬼であることが真実かどうかなんて、知ったところで何になるというのだ。それよりも貴様の行動が気になる。このDIOを放って置くほど大切な用なのか?
(問われた質問に対して素直に肯定するのも味気なく感じ曖昧に言葉濁しては、己のスタンド能力で一瞬のうちにして背後に回り込み。じ、と手元を覗き込んで。)
仕事ですよ、しご……!?
(椅子の方に視線を遣るが、座っていたはずの相手は居らず、いつの間にか背後に回り込んでいたことに気が付くとひどく喫驚し。すぐに平然を取り繕えば「僕が構ってくれないから寂しいんですか、パードレ?」と挑発するような発言をし。)
寂しいだと?ふざけた事を抜かすんじゃあない。ただ退屈していただけだ。
(相手の反応もそっちのけに、ぎっしりと文字の詰まる用紙を見て漸く一人で納得がいき。暇つぶしの相手をして欲しかったのも強ち間違いではない為か図星をつかれて逃げるように椅子へと戻ると、太々しく反対方向に顔向けて寝転がり)
話し相手にならなってやらないこともない、あんたの話にも興味がありますし。あと寝るのなら寝室で寝て下さいね。
(子供のような反応を見せられ意外性を感じると、ほんの少しだが口角を上げ微笑して。己より幾分も大きく逞しい背中に上記を呼び掛けると再び仕事に取り掛かり。)
…質問ならいくらでも受け付けよう。ただし、この私が答えられる範囲でだ。
(正直息子との会話というものが分からず戸惑う気持ちが大きかったものの、上からな物言いながら話し相手になると承諾されれば不思議に認められた気がして。むずむずする気持ちを払おうと一つ咳払いしてから、相変わらず顔は背けたまま話を続けようと口を開き)
そう、ですね…。
(話す、と言っても何を話すかはまだ決めていなかったため、話題に少し困り。「なら、パードレは小さいとき、どんな人だったんですか?」色々と聞きたいことはあったが、よくテレビや本で見る親子の会話で最もベタな質問を投げ掛けて。)
利用できるものは何でも利用してきた。どうしたら上手くいくのか…常に自分が有利に働くようそればかり計算していた。結局、求めていたものは何も掴めなかったがな。
(数々の憎悪や死闘を思い巡らせ珍しく感傷的な気分に浸りながら、不意に過る不快感を掻き消す様に首筋に浮かぶ星型の痣を指で撫でつけ)
…子供の時から、腐ってたんですね。
(動かしていた手をピタリと止め、数枚の紙いっぱいに羅列された文字を見つめながら思ったことをポツリと呟き。ふと痣を撫でる相手を見遣ると「やっぱりその身体も、別の方のなんですか」と解ってはいるが聞いてみて。)
カリスマ性を秘めていたと言え。ああ、かつて私が認めた男の物だ…。
(辛辣な表現が気に入らず文句をつけて言い直し。どこか確信めいた口調で相手の口から投げかけられた問いには一言反応しただけで、深くは語ろうとせずに黙り込んで)
あんたが認めた男 か、きっと凄い人だったんだろうな。
(悔しいが相手が完璧な人だったことは一応認めている己。どんな人なんだろうと思考巡らせていると相手からは何も返ってこないことに気が付き「…野暮、でしたか?今の質問」と若干ではあるが心配になり。)
ヤツのことを思い出すと痛むのだ、この首筋が。やはりまだ完全には馴染んでいないようだ。
(敢えて隠しているわけでなく聞かれても何も問題はないのだが、ずしりと重みのかかるこの感覚が暗に話すのを拒んでいる気がして。禁句に触れたのではない、と否定する様に少し首を横に振ってみせると、痣の位置から継ぎ接ぎの目立つ首筋へとゆっくり指先を移動させて)
まぁ、他人の身体ですしね。慣れるのにはまだ時間がかかるでしょう。…それにしても、頭が切断されても復活できるなんて…あんたの異常な執念深さがそうさせたのだろうか。
(どうやら気にしてはいなかったことに安堵を覚え、小さく溜め息をつく。指先が動くのと同時に己の目も先程から気になっていた首の縫い目へと移っていき、いつの間にか仕事を忘れて語り出し。)
石仮面の力によって吸血鬼になったのだから復活など造作もない事よ。…ジョルノ、仕事は良いのか?
(当の本人も生き残れていた原理がよく分かっておらず、思い浮かんだ考えを手繰り寄せ適当な理由をつけてくるり、と体を反転させると相手と向き直り。机上に置かれてある本に興味を示して手に掴んでみるものの、先程から相手の作業が止まっていることに気づき緩く首傾げて)
まぁそれもそうですよね。…あぁ、いつの間にか忘れていた。
(それが妥当な考えかもしれない、と考えると軽く頷き、それ以上の質問はやめ。いつの間にか手が止まっていたことにハッと我に返ると、咳払いを一つしながら仕事に再び取り掛かり。)
フフ、それが片付いたら私に構うのだぞ我が息子よ。
(慌てて仕事に戻る様を愉快に思い少しも隠すことなく笑い声漏らし。さも当たり前のように言ってのけては、腹這いになって静かに本を読み始めて)
構う、って子供ですか。良いですけど静かにしていて下さいね。
(笑われたことが気に食わなかったのか、浅く眉間に皺をつくるとブツブツ呟き。最初こそ目を合わすのも嫌であったが今はそれ程でもなくなってきた己。特に嫌がることなく了解をすれば、早めに終わらせようとペースを上げ。)
…ミケーレは何をしているのだ、腹の立つ奴だな。
(最初こそ静かにしていたものの世界観に入り込んでいるうちに段々と繰り返される愛憎劇に嫌気が差してくると、深い溜息とともに体制変えて天井と向き合い。広げたページのまま少々雑に本を顔に乗せて、それっきり物音一つも立てず無言になり)
…大体終わりました…ってあれ、寝たんですか?
(ああいう話は好きではないのか。と呟かれた登場人物の名前から思い当たった本の内容を思い出しつつ、ぼんやり考えて。粗方仕事を終え立ち上がると相手の方に近付くのだが、全く動かないことに不思議に思い、ツンツンと軽くつっついてみて。)
…遅い。いつまで待たせるつもりだったのだ。
(寝たふりでもしていようか迷ったが体を突つかれる感触に小さく呻いてしまい仕方無しにその手をぐい、と掴んで引き寄せ。不貞腐れた様な表情で口尖らせては口を開くや否や文句垂れて)
早くしたつもりなんですけど…まぁ大人しく待てたことは褒めましょう。
(突然引き寄せられるとバランスを崩しそうになるが、どうにか耐え。先程よりも幾分か近くなった相手の顔は拗ねた子供のようなしており、思わず小さな子を相手するように片方の手で頭をぽんぽん撫で。)
…〜ッ、上からな態度が気に入らん。
(下から睨みつけていたのも束の間。優しくあやすように頭を撫でられ驚きのあまり目を見開き混迷すると、言いかけた言葉ぐっと飲み込み。反抗を臨んで掴んでいる手の人差し指を口元に近づけ鋭利に尖る歯でかぷ、と噛みつき)
だって子供みたいで…、ッ!子供の血を吸うなんて何考えてるんですか。
(突然指に走った鋭い痛みに小馬鹿にするように笑っていた顔を歪めて。まるで犬のようなことをする相手の顔を恨めしそうにキッと睨み付け、噛まれた指を抜こうと頬を軽くぺちぺち叩き。)
フン、このDIOの方が上だということを証明したまでだ。
(睨まれても気にした様子なく、微量に相手の血液を吸い上げた後に歯型残したまま指を離してやり。つう、と口端から溢れ出た分を恍惚的に舌舐めずりすると、薄らと妖しく笑み浮かべて)
稚拙なところがちらほらと見えているみたいですけど。
(異性でなく同性の血を吸うという吸血行為に 変わった人だ と訝しげな表情を浮かべ、妙に色気のある仕草や笑みに微かに動揺するがそれを表に出さないようにしながら向かいの席に座って。)
大人の対応だと見て分からないのか?…そういえばジョルノ、私のことばかり話して貴様については少しも触れていなかったな。どれ、私が知り得ないと思うことを教えてみろ。
(相も変わらず毒づく態度に小面憎さを感じ始め、一度落ち着くために息を吐き。己と対面する形で腰を下ろす相手と向き直るとすっかり冷めてしまった生温い紅茶を一口啜り、思い出したように顔を上げては続けて話題を振り)
僕のこと…。 …母親からは愛されず、周りからは虐められ、僕の心は酷くひん曲がっていた。だけどそんなとき、僕を導いてくれた人物がいた。その人に憧れて僕は今、ギャングスターを目指している。
(ふいに投げ掛けられた己についての質問に、何を教えれば良いか困ったように言葉を詰まらせ。暫くの沈黙の後、ゆっくりと己の夢を語り、「今はとあるギャング組織のボスなんですよ」と軽く得意気に付け足し。)
ほお?立派に成長したではないか。不屈の精神は運命をも掴む…このDIOの息子として誇らしいぞ。
(過酷な経験も包み隠さず語る相手の経験から言わずとも血の滲むような努力をしてきたことが容易く想像でき、感嘆の声を漏らしつつ。素直に顕揚の言葉と共に乾いた音を立てて拍手を送ると、ほんのりと口元緩めて)
どうしても気になるんで訂正を入れさせてもらう。
×過酷な経験
⚪︎過酷な出来事
うりィ。眠くて頭が回らん。深夜帯に返すことが多くて申し訳ないな。お詫びとしてこれを置いておくぞ。(もふ、とコロネパンを机にそっと置き)
くだらん会話をしてしまった。…蹴り可能だ。
(どれだけ自分が上だと思ってるんだ、とでも言いたげに半眼で見遣るのだが、満更ではないようで「別に」とだけ呟き照れくさそうにふいっとそっぽを向く。ちらりと見えた相手の笑顔から、本当に喜んでくれていることに気がつくと嬉しさが込み上げ、つられるようにフッと笑い。)
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…蹴り可能と言われましてもね、これ見たら蹴ろうにも蹴られないんですよ。父であるあんたが息子の髪をイジるなんて…!(コロネ指さすとササッと前髪隠し。)
返すの遅くなってすみません。時間帯はいつでも大丈夫ですよ、暇なときにでも来て下さい。
此処のは蹴ってもらって構いませんからね。
今度父親だと挨拶にでも出向こう…というのは戯言だ。そうといえばだな、随分と昔にイカの墨を使った真っ黒なパスタを写真で見たのだ。あまり食への欲求は無いのだが私はあれを一度食べてみたい。
(此方の角度からは相手がどのような表情をしているのか判別がつかず長々と話し込むのも気が引けて、おどけたような冗談一つで終止符打ち。直様話題転換すると年齢にそぐわないくらい輝かしい光を宿した瞳でくるくる、と人差し指を回しながら語り始めて)
イカ墨パスタか…。そうですね、後で食べに行ってみますか?
(純真無垢な表情に不覚にも可愛らしいと思ってしまった己。それを掻き消すように首を上下に振り窓にちらりと目を遣る。まだ日は出ているので吸血鬼には辛いだろうと思い、夜にでもどうだと提案してみて。)
気品ある店じゃあなきゃ承知せんぞ。
(許可がおりたところで幾分か喜色が増した様子で肯定を示す言葉の代わりに頷き。小生意気なことを平然として言ってのけると突然はた、と固まり。己が着用している奇抜な服を少しつまんでみては何やら考え込むように首を捻って)
はいはい。…?どうかしました?
(注文の多い奴だと思いつつも楽しみにしている相手を考えるとそんなことも言えず、呆れたような笑みを浮かべ了解すると、どうやら服が気になるらしい様子に小首を傾げ。)
正直に言うのだジョルノ…この格好は受け入れられるのか?
(想像を巡らせている差中、考え倦ねて眉間に皺を寄せながら悩まし気な相好で顔を上げると相手と視線を合わせ。胸に手を当てて、遠回しにドレスコードを気にしているらしい問いを投げかけて)
あぁ…表に出られるような服じゃあありませんねそれ。着替え…はないですよね。
(正直に、と言われると遠慮なしにズバリと言い放って。己の服を貸そうにもサイズが明らかに違うため、どうするべきかと顎に手を添え考えて小さく唸り。)
うむ、…そうか。困った事にこれ以外服を持っていないのだ。
(平然を装っているが思っていることを包み隠すことなくハッキリと言われてしまえば流石に応えたのかぐっ、と息を飲み込み。億劫そうに服をつまみ上げると救いを求めるように相手を見つめて)
ちょっと待ってて下さい。
(己の身体と相手の身体を交互に見るとうーんと少し考え、己のサイズより大きめな服を何着か持ってくると「僕のサイズの服は入りそうにないので、…これらは入りそうですか?」と服を渡しながら着てみるよう促し。)
すまないな。早速だが試着させてもらおう。
(渡された服の中で一際目を引く紺色のダブルジャケットを手に取り。元々着ていた上着を横に脱ぎ捨てて袖を通してみると、引っかかることなく己の体に入り表情輝かせて)
良かった、ピッタリだ。その服はパードレにあげます、外出の時はそれを着るようにして下さいね。
(ぐるりと相手の周りを一周し窮屈になっているところはないかを確かめると残りの服を元の場所にしまい。これから外出する際にまた替えの服がないとなると不便だろうと考え、服を譲ることにし。)
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