生きるために。【bml/戦闘/恋愛】

『世界観』


文明が進みすぎた日本、東京。
周りとの差をはっきりと区別するために、日本政府は『壁』を創った。
壁の内側は最先端の技術に囲まれ、裕福な暮らしができる。しかし壁の外は、文明の発達により荒廃した残骸が散らばり、『階級堕ち』の者が多く住んでいる。

壁の外の住人は、政府に認定されれば、自らの商売を内側に持ってきて売ることができる(政府御用達等)が、壁の内側へ行くためには、政府より発行される『階級認定通行書』(小さなパスポート型)が必要になる。
『階級認定通行書』なしで壁の内側に行くのはほぼ不可能で、重要な目的や理由等がなければ通ることはできない。
しかし例外として、『重度危険人物』に認定された者は政府により強制的に壁の内側にある『指定人物収容所』に連行される。そこから逃げ出すことは不可能とされ、生涯を終えるまで過ごすか、今後何かしら貢献できると判断されないと出ることができない。
対象は壁の内と外と関係なく、危険人物と判断されれば容赦はない。

東京、日本を統制する『日本政府統制軍』(通称：日本政府)は日本の中心に巨大な本部を構えている。
大元帥を筆頭に、主として戦闘員を中心に情報部、医療部などに分かれて構成されている。壁の内と外を管理している。
壁の内側には軍に入るための育成学校があり、『政府認定特進許可』を貰えた16歳の少年が入学することができそこで4年間学ぶことになる。
基本的に4年間学び、卒業するのが決まりだが特別に飛び級制度も存在するが滅多にない。

壁の内と外では、争いが絶えない。
内側は秩序を守るため。外側は壁を壊すために。
『日本政府統制軍』は外側に存在する、『殺し屋』、『情報屋』、『喧嘩屋』、『運び屋』を排除しようと動いていた。
戦え。
守るために。
生きるために。