とくめい 2015-01-26 12:59:56 |
通報 |
ですねー。わあ、即決ですか。でも、お買い上げありがとうございます。 あ、ラッピングですね、大丈夫ですよー。(自分が差し出した品物を見つめるなり購入することを告げられれば、即決で選んでくれたことが嬉しくなり礼を言い会釈もして。先程の兎の置物と手の中にあるキャンドルスタンドに視線を交わせては頷き「えっと、袋と箱とがありましてどちらがいいですかね?あと、リボンの色もたくさんあるんですよー。」贈り物ということで包装にも力が入ってしまう。他人に喜んでもらうためにも、お客のためにもきちんとしたプレゼントのお手伝いをしてあげたいと思い、彼に質問を続けて。)
…即決しちゃいましたね。(あまりにも直ぐ購入すると言った事を今になって恥ずかしく思い苦笑いを零し。嬉しそうに話し出す彼の姿に人のいい人だなと強い印象を持ち。「んー…箱の方がいいですね。リボンの色は……迷いますね。」手提げ鞄から財布を取り出し乍彼の質問に答えるもリボンの色となると肝心な気がして決めるにも決めれず優柔不断が出てしまい。己の事だったら適当にやり過ごすも他人の為となるとどうも自信がない。「お兄さんのセンスに任せては駄目ですか?」とこのまま迷いに迷って時間をかけるわけにもいかないし彼にも迷惑だろうと考えた末告げて。)
分かりました、箱ですね。…じゃあ、包みの色は当店のロゴが入った緑色のものなんで、クリーム色のリボンと、同僚さん用は赤にしますねー。(財布を出しながら答える彼を構わず、品物を抱えながらカウンター前まで誘導すれば、ごそごそとそれに似合った箱と包み紙を見せながら説明し。あらかじめタグを持っていたためそれをレジに打ち込みつつも、サンプル用のリボンを指さしながら説明を付け足しては自分の提案に関して反応を伺うように彼をじっと見つめて。)
遅れてすみません。外泊で時間が拘束されていたため返信することが出来ませんでした。前もって連絡できていれば良かったんですがすみません。それと、進行ですが普通にお買い物になってしまいつつあるのでそろそろ動きたいので、アパートの部屋が隣同士とのことで買い物を終えて帰宅したら偶然出くわすという形にしたいのですが何か案がありましたら教えてください。
あ、僕のは包まなくてもいいですよ。直ぐに飾りますので。(彼の言葉から己の分も包もうとしていると捉えては遠慮したように断って。己は同僚の分だけのつもりであった為少し申し訳なく思ってしまい。然しやはり長く働いているのかもともとのセンスなのか色合いがとても良い。流石だなぁと感心していればじ、と包む彼を見つめて。)
全然大丈夫ですよ、お疲れ様です。
そうですね、いいアイディアです。
あっ、はい。失礼しました。では、合計で4200円ですねー。(てっきり二つとも包む気分で心踊らせながら考えていたが、勘違いをしていたようで気恥ずかしさを感じ。合計額を液晶に出すといそいそと品物を包み始める。兎の置物は箱に入れてその上から包装紙で包み、リボンを飾り。キャンドルスタンドは同じく付属の箱に入れた後に、ショップ袋に入れ、二つとも纏めて大きな紙袋に入れて。それが終わると彼に視線を戻し、「同僚さんに喜んでいただけるといいですね。」と目元を綻ばせへにゃへにゃと表情を緩めて笑みを作り。)
連投すみません。では、帰宅してからあれやこれや展開してきましょ。だらだらし過ぎてしまって申し訳ないですが、主はこーいう人なのでご理解ください。
早いですね。有難うございます。(急がしてしまったのか普通のラッピングの時間より早く感じ思わず声に出てしまえばお礼を告げて。緩くなる彼の表情につられて此方も口元緩めば紙袋を受け取り出口で軽く会釈してから自宅に向かい。帰宅途中、腕時計に視線落とせば結構時間が経っていて不意にお腹が鳴ると今日の晩御飯は何にしようかと考えるも冷蔵庫に何もない事を思い出し溜息つきながら足先をスーパーの方向へ向け。
一通りの物をスーパーで買い揃えては少し早足で自宅へ向かい。アパートに着けば両手にあるスーパーのビニール袋と紙袋を片手に収め空いた方で鞄の中を探っては階段の登る音が聞こえ何となくそちらに視線を向けるとあの雑貨屋の彼がいて。「……あの、先程のお兄さんですか?」と驚きながらも隣の部屋のドアを開けようとする彼に訪ねて。)
長くなってしまいましたが進めてしまいました。
主さんのペース嫌いじゃないので
全然大丈夫です。
いえいえ。此方こそありがとうございます。また来てくださいね。(品物を受け取り会計を済ませて此方に微笑みかけてくれる彼との時間が終わってしまい、寂しさを感じつつも向けられた背中が見えなくなるまで見送り、店を終う準備に取り掛かる。また会えるだろうかと、叶わぬ期待に胸を慣らしながら、作業を終え同僚と店仕舞いを終えると真っ直ぐ帰路につき。
カタンカタンと自宅アパートの階段を靴底を鳴らして上がれば今夜の夕飯のことや、テレビ番組のことを考えながら部屋の鍵を手探りで探し。男性らしからぬ、兎のマスコットがついた鍵を見つけ出すと一目散に部屋のドアへと掛けて行き、それも束の間隣の住人らしき人影を目にするや否や見覚えのある顔にぴたりと動作を止めれば彼から言われた一言に唖然として。「……えっと、さっき…の、お客さん?」と首を傾ければ状況把握に少々時間がかかり、隣の住人=雑貨店に来たスーツで眼鏡のお客さん、と導き。)
わわ、ありがとうございます。その優しさに救われてます。
…ええ。家、ここなんですか?(まだ思考がついていかないものの今目の前に見えてる事実だけを述べてみて。彼からもお客さん?と言われればやはり雑貨屋のお兄さんだと確信する事が出来て思わず口元が緩み。「偶然ですね。お隣さんなんて。」とこんな偶然があるものかと驚き。荷物の重みで片手が痛くなってきては買い物帰りだったと自覚して。「あ、もしよかったら一緒にご飯食べますか?…今から作り始めるので時間かかりますが。」と少し遠慮そうに告げて。)
トピック検索 |