まるるん 2015-01-22 19:39:54 |
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プロローグ
この国にはね、悪い魔法使いがいるの。
その魔法使いは私たちの心を凍らせてしまう。
つまり、冷たい心になり、私たちを苦しめるの。
魔女は生まれた時から魔女。
そういう運命で、誰も運命には逆らえない。
魔女はずっと冷たい心で私たちに危害を与え一人で生きていくの。
魔女は漆黒の髪に、冷血そうな青色の目。そして、右手の甲にある赤い印がその証だと、言い伝えられている。
私たちは、恐れていた。
そんな恐れていた存在が今日、この教室にやってきた。
私たちの通う魔法学校は良性な生徒に良性な魔法を教えるところ。たとえば、生活の役に立つようなこととか。悪性魔法は教えたらいけないことになっている。そのため、悪性生徒は入学不可能のはずだった。
でも、今、目の前に魔女がいる。あ、魔法使いには2種類あって、良性魔法使いは魔術師。悪性魔法使いは魔女に分類されてる。
「私はアスベル。よろしく」
ちゃんと手の甲に印があった。
みんなが静まり返った。
とはいっても、人数は5人しかいないんだけど。
高貴な人しか入ることのできない学校だから、しかたない。
「アスベルと仲良くしてあげてね」
先生はそう言うが、絶対無理だろう。
冷血なんだから。仲良くできるはずがない。
静かに魔法で椅子を出して座っている。
「お前、魔女だろ。ここにくんなよ」
ダルクがそういった。
アスベルが睨みつけた。
ダルクは固まってしまった。
多分、動けなくなる魔法だろう。
「アスベル!なにやってるの!?」
「こいつがうるさいから黙らせただけ。」
「へぇ。そーゆーこというだ。じゃ、なにやってもいいよね」
私はアスベルを睨みつけた。
そして、手を絡めて上下に振った。
空間ボールを作り出しアスベルの上から落とした。
アスベルは上手くはまった。
そのまま相手のそばに行く。
「ダルクをもどせ。」
にらみつけると静かに頷いたため離した。
すると、ダルクは動けるようになって怯えたようにアスベルを見ていた。
※転載禁止
「なんで魔女が入学してくるの?そんなの認められてないでしょ?」
ミリアが先生に言いよった。
アスベルは冷たい目で見つめているだけで何もしようとはしなかった。
「しらなかったの?太陽の星の星の日から入学可能になったのよ」
みんな、目を見開いた。
初めて聞いたし、何かあると思ったから。
魔女は西のはずれにいると聞いたことがある。
行ったら何かわかるかもしれない。
「俺は認めねぇぞ。そんなやつ仲間じゃねぇ」
クロマが言った。
みんな、頷いた。
「も、もしかしたら先生取り憑かれてるのかもっ」
リーナが先生を魔視した。
私たちにも見えるようにしてくれる。
確かに取り憑かれていた。
というより、先生だけでなく、学校自体が取り憑かれていた。
プロローグで触れられている
舞台設定が
興味をそそられますね♪
運命付けられた魔女と
主人公たちが
どう関わっていくのか
此の先の展開が気になりますw
毎日、更新をして
頂けるのなら
其れを楽しみに
待たせて頂きますね!(^^)
みなさまコメントありがとうございます。
そして、昨日は更新できず、そして、そのお知らせもできなくて申し訳ございませんでした。
お詫びとして、本日2話更新させていただきます。
そして、一つ言っておきたいことがあります。
このお話はおもしろくしようとして書いているのではありません。この小説で恋と友情を描いていくつもりで設定などはあくまで目的達成までの準備だと考えております。なので、価値観などの違いはありますが、誤解を招かないようにとこの話の設定をお話ししました。それでも、つまらない場合はつまらなくていいと思います。だから、コメントは思っていることを言っていただいて全然構いません。もしよければこれからもよろしくお願いします。
あと、お知らせですが、この小説は自サイトを作って小説を書くための簡単なメモのようなものです。なので、自サイト完成次第こちらでの更新は中止させていただいます。こちらの事情で申し訳ございません。その際はしっかりと報告させていただきます。
まるるん
さっきまではわからなかったけど紫色のオーラに包まれている。先生もおかしなことをいっている。絶対にありえないことなのに。
「アスベル、お前がやったのか?」
「私じゃないわ」
「じゃあ、誰だ?」
「知るわけないじゃない」
苛立ちを覚えた。
手を組んで頭の中でイメージする。
折のイメージをして上から叩きつけるようにした。
アスベルはうまく捕まった。
「聖魔法は簡単に破れるのよ?しらないの?」
余裕の笑みで笑うアスベルが印を私の方へ向けた。
そして、何かをいった。
「うわぁ…っ」
私は吹き飛ばされた。
檻も破られていた。
「サユラ!」
リーナが近づいてきてくれた。
そして、私の体に軽く魔法をかけ、痛みを消してくれた。
今はみんなを守らなきゃいけない。
「リーナ、アスベルの目的を魔視して!」
「う、うん」
リーナは集中しはじめた。
ミリアは変身し、ダルクは戦闘態勢、クロマは空間を動かしている。
みんなやる気満々の様子。
「やめなさい」
先生が止めるが止まらない。
クロマが学校が壊れないように空間を曲げた。
私たちの戦闘が始まった。
本当は戦闘のための魔法じゃないものもある。
でも、見方を変えれば武器にもなりうる。
それに、私たちはそれぞれの家で魔法を習っている。
ここで習うのは良性魔法の応用版ばかり。
今は全く関係ない。
空間を歪めた今、どんな魔法を使っても代償はない。
「いくぞ!」
クロマが合図した。
クロマは瞬間移動し、相手に攻撃を仕掛ける。
ミリアは毒蛾に変身し鱗粉を撒き散らす。
ダルクは腕を刀に変えて切りつける。
私は、あいつを排除すればいい。
大切なものを失わないために。
魔法を発動する。
空に魔法陣を描きドラゴンを呼び出す。
ドラゴンに乗りアスベルを斬り付けに向かう。
「やめて!」
斬りつけようとしたその時、リーナが叫んだ。
みんな驚いて、しかし、攻撃を止められず斬りつけてしまった。
「あっ…。アスベル!」
リーナは目に涙をためて駆け寄った。
そして、治療を始めた。
魔法で傷を癒していく。
治療を続けながらリーナは話し始めた。
「この子は魔女だよ。でも、アスベルは悪い事を企んでなんかいない。純粋に魔術師になりたかっただけなの。アスベルは何も悪くないの…っ」
リーナは堪えきれず泣き出した。
ドラゴンを戻し、リーナを後ろから抱きしめた。
「リーナ、ごめんな」
そして、治癒を手伝った。
突然ですが、自サイト完成しました。
なので、これからはそちらでの更新となりますのでこちらでの更新は中止させていただきます。
見てくださった方、感想をくださった方、ありがとうございました
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