榊原 蒼 2015-01-20 21:34:13 |
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____疲れた。( フリーターとして働き詰めて約三年になるだろうか、体は疲労を貯蓄するばかりでいつか倒れてしまうのではないかと自分でも心配してしまう。そんな中、こんな寂しい友人を募集する部屋を建てたのには少しだけ、理由が彼にはあった。)_____寂しいんだよな、馬路で。( 独り言と言ったこぼした言葉にはそれ以上も無いくらいの理由が詰まっている。ソファーに座ってゆるく目を細めては扉見つめ。)
( 仕事終わり。ふと目に止まった見慣れない部屋の灯り。何故だかその部屋に惹かれる自分がいた。ゆっくりと扉に近づけば、寒さからかじかんだ手でコンコン、と小さくノックをして。「_お邪魔してもいい?、」遠慮がちに声を小さめては、中にいるだろう人物に声を掛け応答を待って。)
__友人、だし別にどっちでも構わねェけど...って、どうぞ。( 前者の質問に答えてから数分経ってから聞こえてきた控えめなその入室の合図にゆるりと目線を扉に向けた。声の質からして女の子だろうか。欠伸を大きくしてからソファーから立ち上がり、扉に近寄り遠慮も何も無く、扉を開いて。)
__どうも、お邪魔します。( 中からの応答を待ち乍どんな人物なんだろうと、思考を巡らせ。開かれた扉と共に視界に写った人物に軽く頭を下げて。女の子、否、男の子だろうか。その整った綺麗な顔立ちに不覚にも目線を逸らしてしまいそうになる。「初めまして、ね。私はサクラ カエデって言うの。一応女ね。」中に入るなり軽い自己紹介をすれば相手との距離を保ったままその場に立ちすくみ。)
丁寧にどーも、何にもねェとこだから気軽にしろよ。( 彼女の様子を口端上げ、少し傍観していたら聞こえてきた声にはそう添えてもっと楽にしてくれた方が嬉しいと一言。「__ん、何て呼べば良い?_あ、因みに俺はさかきばらそう、…好きに読んでくれて構わねェよ。」彼女の呼び名に一つ質問を続けてから、先程のソファーへと座って。)
_気楽に、ね。わかったわ。( 彼からの言葉に緩く笑みを漏らせばゆっくりと頷いて。「何でもあなたが呼びやすいように。じゃあ私は、蒼って呼ぶね。_寂しいの?、」続いて聞こえたてきた問い掛けに答えれば、その場に座り。ふと相手の様子を伺うようにじいと顔を覗き込めば首を傾げて。)
( モンハンをしていたらまさか寝ていただなんて中学生でもしない行為をしてしまった。昨日の彼女は居るかと周りを見渡すもやはり居ないと落胆。そしてまたソファーに座り、彼女を待とうかという思案。久し振りの休日だからというものも、今日は平日だ。彼女を来るのはゆっくり待っていた方が良いなと思っていた)
( 今日は仕事が休み。夕方から買い物や友人との趣味を楽しんで久し振りの休日を有意義に過ごし。お酒を飲んだため仄かに頬を赤くした侭、久し振りに見えるこの部屋の扉の前で立ちすくみ。「入っていいのかな、」扉に手を掛けるも入っていいものかと暫く躊躇って。意を決して勢いよく扉を開ければ辺りをきょろきょろと見渡し。_居ないかな。ぼそり呟けば待ってみようととりあえずその場に座って。)
___吃驚した。( 3DSを片手に某狩猟ゲームを楽しんでいたら久し振りに見えた彼女。ふと頬緩めては相手を見つめ、ゲームを閉じる。もう結構していたなと思い浮かべてくー、と背伸びをすれば相手に近寄りその小さな頭を数回撫でて。)___久し振り。
_ん、今晩和。また来ちゃったけど良かったかな。久し振りだね。(自身の視界に相手が写れば笑みを浮かべ。頭を撫でられては驚いたように目を見開き慌てて視線を逸らし。「…蒼はゲームが好きなの?」何か話題をと、相手が手にしていたゲーム機見つければ上記問いかけてみて。)
全然、…つか、俺の勝手だけど待ってたし。( 彼女のその様子にそう一言、恥ずかしそうに添えてから視線を逸らすその彼女を見ては口角上げて、ふはっと吹き出すように笑みを。そして逸らした視線の先にひょこりと移動すればじいと彼女を見つめてみよう。「んー、ゲームは昔から好き。」フリーターになってからも給料を良く貯めてゲーム機を買うほどゲーム好きだ。だがまあマニアの様にグッズを買ったりはしないし、特別極めてる訳でもなく只の暇つぶし感覚。)
待ってたなんて、そんな嬉しい事言っても何もあげないよ?( くすくす、と笑みを漏らせば愉しげに彼を見つめ冗談混じりに上記告げて。「ふうん、そうなんだ。あたしはゲームはよくわからないや。」ゲーム、というものにほとんど無知の自身からすれば、何が面白いのか解らない。ゆっくり彼に近寄ればそのゲーム機の画面を覗き込むようにして。)
そういうの求めてねェから平気ー、つか大丈夫?楓って彼氏いそーな顔してっけど。( 俺ばっかりと居て大丈夫かと添えてから相手をじいと見つめてみて。彼氏が居そうな彼女、もし本当に彼氏が居たなら悪いと思うし、だから一つそう問い掛けをした。「__面白いぜ?ストレス発散にもなるし。」彼女が近寄ればその額にこつりと額合わせ、彼女の様子を見つめてみたり。)
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