、 2015-01-15 23:36:50 |
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_無理なんてしてない。…それに、ちょっとくらい無理しなきゃまたいつ圭介と逢えるかわからないもの。
( 頬を摘ままれ僅かにむ、と相手を鋭い視線で見やるも、小さく首を横に数回振れば笑み浮かべ彼を見つめた。次いで再度抱きしめられては安心したように双眸綴じ彼からの言葉を聞き。そして何処か不安げな面持ちの侭。)
_平気よ、待つのは慣れてる。…あのね、私。圭介に伝えときたい事ある、の。
__会いたいっつうなら会いにくるし、無理すんな。
( 少し狭間見える疲弊の様子、それを気に掛けように彼女へ続けては、
聞こえてきた声にじいと彼女を見つめた。
すこし体を離し、その瞳をじと見れば一つ質問を)
__どうした?
_逢いたいよ、常に。なんて言ったら重荷になりそうだからやめておくね。
( 数秒の間を置き本音を口にするも、苦笑い浮かべ。次いで彼からの視線に耐えきれず逸らしてしまえば、ふうと一息ついて。体を離されて助かったかもしれない。大袈裟な程に高鳴る鼓動は速度を増すばかりで、体を離された事により多少は落ち着いて。ゆっくりと彼を見つめれば一呼吸置いて、
「 ん、あのね。私多分、圭介が気になってる。…あ、勿論異性として、ね。急にこんな事言われても困るのは解ってるんだけれど、どうしても伝えておきたかったの、ごめんね。」
( ぽつりぽつり、ゆっくりと言葉発していけば自身の想いを伝えて。)
ちゃんとそう言ってくれたら時間も作れるな。
( 少し含み笑いを残し、彼女の頭を数回撫でてやれば離れ、くっと伸びをする。
どうせ連休は貰えたし時間も沢山有る。
彼女から聞けたその言葉は本当に予想外で思わず目を見開いて数秒、柄にもなく赤くなった頬を隠すようにそっぽを向いて、小さな咳払いを一つ。
そして、眉を寄せ一つ、小さく述べた。)
答えは今すぐに、ではないだろ?
_圭介こそ無理はしないでね。私が待ってるからって来なくていいからね。
( 彼の言動にうれしそうに笑みを漏らすも何処か遠慮がちに眉尻下げて。次いで、彼の反応にどうしていいか解らず目線泳がせ頬を真っ赤に染めて。らしくない、こんな自分。彼と居るとどうも調子が狂う。子供みたいに頬を紅く染めれば落ちつきなくあたふた、と。)
_ええ、勿論。…でもあまり聞きたくはないわね。このままでも十分、かな。
( 正直、返事を聞くのは怖い。良くない方向にしか捉えられないから。だったら、今のままでもいい。複雑な表情浮かべた侭ぎこちなく笑みを浮かべ。)
( がちゃり、と玄関の扉に手をかけてはリビングへと入って。_疲れた。 鞄をそこらに雑に投げれば崩れるようにソファに身体を預けて。_あれから数日がたつ。然し未だ彼の姿はない。_もう来ない、かな。こんな事になるならあんな事言わなければ良かった。大きな溜息吐き出せば、今日こなかったら諦めようか。なんて眉尻下げながら苦笑漏らせば静かに目を綴じて。)
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