着ぐるみうさぎ 2015-01-13 00:35:34 |
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受け止めれば問題ないだろう?それに、泣き止んだじゃないか。
(怒られたとも言える立場にも関わらずあっけらかんとして答え。当のユイは突然体が宙を舞った感覚に驚いたのか、相手の腕の中で「う?…」ときょとん、と目を丸く見開いていて。目的は泣き止ませること、と言えば達成したとも言えるがあまりの荒療治。とはいえ、赤子特有のスリル=恐怖というのがまだ定着しきっていないため、泣き出すことも怯えることもないようでただただぽかんとしており。)
そういう問題じゃないね。淡白なのも程々にしてほしいね
(あっけらかんとした様子のユイを危険にさらした張本人に呆れ半分で上記述べるも、先程のようなめにあったというのに泣き出さないユイに疑問抱き。視線下げて腕の中のユイ見れば「…いい子ね。」とぽかんとしてはいるが泣いてはいないことに滅多に言わないような言葉ポロッと出てしまい。誤魔化すように咳払いすれば「そ、そろそろ昼ね。何か食べるか?」と台所へと向かいだして。)
(いい子、と相手に言われれば、その意味が分かっているのかは不明だが「きゃはは!うー、やー」と腕の中で喜ぶユイ。そんな2人の様子を微笑ましく見つめていれば、先程注意されたことなど気にしていない様子のクロロ。掛けていたベットから立ち上がり、台所へと向かう相手の後ろをついていきつつ「俺は何でも構わないが…問題はユイだ。ミルク、という年齢よりは成長していそうだが…バナナでも買ってくるか?」と相手の腕の中のユイを見下ろしながら相手に相談持ち掛け。)
…そうするね。バナナなら歯がそろてなくても大丈夫ね
(意味が分かっているのか不明だが喜ぶユイに聞かれたという事実に照れ臭さがあるのか片手でユイの目を隠し。後ろからついてくる相手の言葉に少し考える素振りを見せ、頷けば相手に視線向けつつ上記述べ。「団長、ユイといしょにかてきてくれるか?ワタシその間に昼食つくとくよ」今から昼食を作るため近くにユイがいたら危ないだろうとユイを相手へと差し出しつつ問い。)
俺がユイを抱いて買い物、なんていうシュールな絵を他の団員に見られやしないかとハラハラするが…まぁいいだろう。
(案外世間体を気にする、という一面をあからさまに露呈してしまいながらもユイを受け取って片手で抱き上げれば、早速近くのスーパーに行こうと玄関の扉を空いた手で開き。その時何か思い付いたように首だけ相手を振り向けば「1時間して戻らなければヒソカに見つかったと思ってくれ。」まるで戦場へでも行くかのようなセリフを一言残し、そのまま出掛けて行って。)
(/すみません…クロロがどんどん単なるアホなナルシストに…!←
こんな団長で大丈夫でしょうか…;;?
それと、ユイも此方で兼任させていただいてますが、ある意味確定ロルのような形になってしまってますが大丈夫ですか?
もしご不満があれば遠慮なくおっしゃってくださいね!)
細かい事は気にしたら負けね。それに今更過ぎにも程があるね
(気にしてなさそうな相手が意外と世間体を気にしているような発言をすれば、今更すぎだろうと微かに笑い。出て行く直前に残された言葉に軽く頷けば、ただの買い物で一体何があるというのかと首傾げ。一人になった部屋で一つ息を吐き出せば台所へ行き、材料を確認して料理を作り始め。)
(/いえ、全然大丈夫ですよ!
寧ろ似非過ぎるフェイタンでガッカリさせてしまって申し訳ないです…!
ユイちゃんの事は任せてしまっているので今のままで十分ですよ^^
不満なんてないですないです!主様も不満があれば遠慮せず仰ってくださいね!)
今戻った。
(宣言通り1時間以内に帰ってきたその手には疲れたのかすやすや眠りに落ちているユイと買い物袋が。ふぅ、と一息つけばリビングのソファにユイを降ろし、「疲れたようだな。…俺も疲れた。」とちゃっかり己も疲労感を覚えたことを告げつつ、ユイの隣に腰掛け天井仰ぎながら台所に立つ相手の様子を見ようと視線のみそちらに向け。)
(/お気に召していただけているようで何よりです…!
貴方様の広いお心に感動いたしました!←
フェイタン素敵です!似非どころかフェイタンそのもの!って感じでとても楽しいです!
それでは再び本体はどろんいたしますね、ドロン!←)
ああ、おかえりね。…そうみたいね。
(材料があまりなく簡単な炒飯を作り終わり少しして戻ってきた相手に声掛ければ、台所から顔を出して二人の様子を見て。眠っているユイには起きたらご飯をあげようかと考えつつ上記を。次いで相手見れば「お疲れ様ね。ご飯できたけど、食べるか?」と疲れているなら少し休んでからでも料理は温め直せば良いためそう問い掛け。)
(/いやいや、心の狭さは人一倍で…!←
本当に似てますので安心なさってください!
そ、それは言い過ぎですよ!プレッシャーが…(ブルブル((/)
了解です。此方もドロンッ!)
あぁ、勿論食べるが、その前に…こっちに来い、フェイ。
(相手がわざわざ作ってくれたものを無下にするはずもなく、考える様子も見せずに当然とばかりにこくり頷くも、天井仰いでいた顔を起こし相手に真っ直ぐ視線向ければ手招きし両手広げて迎えようと。いつもとは違う質の疲労から相手を求めているようで。)
?何ね?
(食べると言う相手に皿を出そうとすれば相手に来るよう言われ、相手の方再び向いて上記述べつつ首傾げてみせ。だが広げられている相手の手を見れば「そ、そんなの後ですればいいね!…」と躊躇いつつ言葉とは反対に身体は相手の方へと向かっており。相手の前で足を止めれば相手の腕の中にはいかず広げられている両手の片方を握って隣に座り。)
随分遠慮気味だな?
(腕の中にくるかと思いきや手を握るだけの相手の反応に口角上げながらもどこか寂しげで。その手をぎゅっと握り返しつつ「俺よりユイの方がよくなったか?」と未だすやすやと寝息立てているユイに視線向ければ半ばからかうように問い掛けて反応を伺い。)
_そうじゃないね。ワタシ自分から行くのあまり好きじゃないね、だから団長がこち来るよ
(握り返された手に頬緩めるも、からかうように問い掛けてきた相手に確かにユイも大事なのは大事だが何年も一緒にいる相手とは比べるベクトルが違い。何故そうなるのかと眉間に皺寄せて否定し身体を少し相手へと向ければ、繋いだ手を離して今度は此方が両手を広げ。)
我儘だな。
(両手を広げる相手を見てはふ、と小さく口元に笑み浮かべ。呟くように、それでいてからかうように上記告げれば「だが、いいだろう。」と承諾の意を続け、相手の腕の中へ。ぎゅ、と強く、優しく抱き締めれば、相手の肩口へと額預け「…不思議だな、疲れが消えていく。」と相手の温もりを感じるうち、先程まで感じていた疲労感が失せつつあることを隠さず言葉にし。)
…うるさいよ。
(自分から誘う様な事をするのにもあまり慣れてはいないため、からかうようにも聞こえる相手の言葉にフンと顔をそっぽ向かせ。だが己の腕の中へ来た相手に抱き締められれば、此方も相手の背に腕回して抱き締め返し。肩口にある相手の頭に自分の頭を乗せる様に傾ければ「大袈裟ね。…団長、甘えん坊な大きな子どもみたいね」と相手の背を軽く擦りつつポツリと呟き。)
子どもはこんなことしないだろう?
(自身にもたれかかってくる相手の頭、背を撫でる手にひと時の安息を感じる中でも呟きを聞き逃すことはなくて。特に触発された訳でもないが敢えてそんなフリをしてみるのも面白いと上記を告げながら顔を上げ至近距離で相手の顔を見つめて。不敵な笑み浮かべた次の瞬間、相手に回していた手を片方外し、それで相手の顎捕らえれば半ば強引に唇重ねて。)
?どういう意味ね?…だんちょ、っ
(目を伏せて相手の体温を静かに感じていたが、不意に顔を上げた相手の言葉に首を傾げながら見詰め返し。もしかして先程の言葉で怒ってしまったのかという思考がよぎり慌てて口開くも、その瞬間相手が不敵に笑みを浮かべたと思えば顎を捕らえられ唇が重なっており。ぽかんといった様子で数度瞬きすれば段々と状況を理解し、嬉しいような困った様な複雑な感情から眉寄せながらも頬をほんのり染めればユイが起きでもしたらどうするのかと一旦離れるため相手の肩に手を置いてグ、と押し。)
……ん…
(相手の不意をついたこの状況に満足感覚え、肩押されてもびくもとせず寧ろ行動はエスカレート。舌で相手の唇をなぞりそのまま侵入させようとし。しかしその瞬間、隣で寝ていたユイが「ん…うー…?」と小さく声を漏らしながら起床し。目を擦りぼんやりするその可愛らしい仕草を視界に捕らえつつ仕方なく離れれば、「お約束だな。」と目を伏せ肩竦め。)
…っ……
(すんなり離れようとしない相手に若干焦ったように肩押し続け、舌で唇をなぞる相手にきつく唇結び。すると不意にユイの小さい声が耳へはいり、その声と起床したユイに反応してかやっと離れた相手に安堵の息微かに漏らせば「いきなり何するかッ…、ユイがいるからもう少し自重するね」とつい大きな声が出そうになるも、寝起きのユイを刺激しないよう小声に戻し相手に注意し。相手から離れて立ち上がればユイ抱え上げ「お腹空いてるか?バナナ食べるね?」と顔傾けながらユイに話し掛け。)
寝ている時くらい自由にさせてほしいもんだが?
(自重しろと注意を受けても悪びれる様子なく寧ろ当然と言わんばかりに今度は態とらしく肩竦めてはソファの背凭れに背を預け。そんな2人を他所に、ユイは自身に問い掛ける相手の言葉を理解しているのか「あー、あー」と両手を伸ばしまるで欲しいと答えているようで。クロロはといえばそんな2人を視界に入れ、早くも子育てがサマになりつつある相手に対し、内心ある種の尊敬にも似た感覚を覚えていて。)
…それもそうね。でも、場所はちゃんと考えるね。
(確かに二人で過ごす時間が減ることを考えれば自由にするのもありか、と同意はするも今の様にユイと同じ部屋にいる時にあんなことをしていて見られたらまずいだろうと上記を。手を伸ばすユイに目細めて口角緩めれば近くの袋からバナナを取り出し、食べやすいサイズに切ったほうがいいかと「団長、ユイ任せるね。ワタシこれ切ってくるよ。」と言って相手の膝にユイを下ろし台所へ行き。)
あ、あぁ。
(膝に乗せられたユイ。相手の子育てへの慣れ始めた様子を見ては流石の幻影旅団団長といえど尊敬の意を越え少々ぽかん、としてしまい。フェイが母親に見えるな、なんて考えるもののそれを口にすれば相手のことだ、悪い意味に捉えるだろうと予想しては言葉にせずにいて。台所へ向かう相手の背中を追うように「あー、うーあー」と両手を伸ばすユイ。それを見下ろせば高い高いのような体制で抱き上げ、「ふっ…手強いライバルができたもんだ。」と口角上げ。)
(つい先程知らされたユイの子育てにも慣れてきたのか戸惑いがなくなってきており、台所に立ち包丁手にすればユイの口に入るくらいの大きさできちんと食べられるくらいにバナナをカットして。小さい器を棚から取り出せばカットしたバナナを器に入れ、再び相手とユイの元へと戻っていき「これユイに食べさせるね。ワタシ昼食もてくるよ」と相手に食べさせるよう告げつつテーブルに器とスプーン置いて、台所へと踵を返し。)
あ、おい。
(一方的にユイへの食事を任されてしまっては咄嗟に呼び止めようと声を掛けるも相手は台所へ戻ってしまって。残された己は抱き上げたユイを自身と向かい合わせに膝に降ろし、ユイに「…俺がか?」なんて尋ねてしまい。問われたユイはきょとん、と首を傾げた後、机に置かれたバナナに視線やり、「あー、あー!」と両手を伸ばして今にも膝から落ちそうになりながらそれを求め。仕方がないかと溜息一つ零しつつ「待て待て。」とユイを片手で抱いて制止し、空いた手で器用に器とスプーンを手にすればそれを両手に持ち替え「ほら、あーん」と口元に運んでやり。)
_団長、ユイのお母さんみたいね。
(少しだけ冷めてしまった炒飯を軽く温めてから皿を二枚取り出し、均等に皿につげば箸と皿を両手に相手のところへ戻り。ちゃんとやっているか若干の心配はあったがきちんと与えている相手見れば小さく吹き出して上記呟き。テーブルに皿と箸を置いて相手の隣に腰下ろせば「ワタシ達も食べるか。…ユイにはワタシが食べさせるよ」とユイに食べさせていたら相手が食べれないか、と手出して此方に渡すよう促し。)
…そのセリフ、お前にだけは言われたくないな。
(先程から、自分が思っていても相手が不機嫌になってはいけないと飲み込んできた言葉をこうもあっさり言われてしまえば溜息交じりに上記を。此方に手を出す相手見て、「それじゃお前が食べられないだろう。」と至極当然なことを言い、かといって折角上機嫌でバナナを頬張るユイにお預けもできず、暫し考えて「なら俺が抱いていてやるからフェイは食べさせてやれ。」とお互い片手が塞がる提案をしてしまい。)
どういう事ね。
(少々目細めて相手ジト、と見れば己がお母さんにでも見えていたのかと言いたげに相手に視線向けていて。そういえばそうかと納得し手を下ろすも次いで提案されたことには「団長バカか?余計手が塞がてしまうよ。」と呆れ気味に述べて、上機嫌でいるユイに視線向ければ他に方法はないかと思考し。「_なら団長にはワタシが食べさせるね。それなら問題ないと思うよ」と勿論自分も食べるが交互に相手にも食べさせればみんな食べれていいのではと恥ずかしい提案を平然と口に出し。)
仮にも自分たちを纏める長に対してバカと言うのもどうかと思うが今はいいだろう。
それよりその提案、甘えるのが苦手だと言っていた奴の言葉とは思えないな。
(饒舌とも言えるテンポでツラツラと上記を述べ、最後に「俺は構わないが、いいのか?」と自身としては願ったり叶ったりの提案だが、相手は本当に恥ずかしくないのかと最後の確認を。どうやら煽るのも少々楽しんでいるらしく薄ら口元が緩んでおり。そんな2人の会話に痺れを切らしたのかユイは怒っているように頬膨らませ「なーなー!」と両手を伸ばしてバナナを求め。それを見下ろせば「お前、話せたのか?」と“ば”は発音出来ていないものの明らかにバナナを求めたのであろうユイの発音に目を丸くして。)
……ち、違うね!ワタシの意思じゃないね!でも、___それしか方法がないなら食べさせてやてもいいよ
(相手のバカと言ったことに対してのちょっとした抗議の言葉を気にした様子もなくスルーし、続けられた台詞の意味を考え。それを言われて自分の失言に気づいたのか何てことを言ったんだと頭抱え眉寄せれば、チラリと相手に視線遣り慌てて首横に振って弁解しようと試み。だが嫌ではないらしい相手に視線斜め下に流せばボソボソと後記呟き。バナナを食べたいと言っているのかそれに近い発言をしたユイに数度瞬きすれば「ユイも人間ね。少しくらい話せるはずね」とユイの頭を軽く撫でてそう述べて。)
ふっ、ならそれでいこう。
ユイをこれ以上待たせるのも気の毒だろう。
(慌てて弁解する相手を見れば今失言に気付いたのは明白。それが可笑しくてくす、と口元に笑み浮かべ。ユイは突然2人の視線が己に向けられたことに一瞬目をぱちくりさせ「う?」と首を傾げるも、直後「ななー!ちょ!」と再び両手を伸ばし。「バナナちょうだい、か?案外分かるもんだな」と理解できた己に妙な感心覚え。要求通りバナナを一切れユイの口に入れてやりながら、「しかしフェイ、ユイが話せるのは当たり前だと言わんばかりの口振りだったが、その割には驚いているように見えたが?」と反応試すように問い掛け。)
わかたね。
(口元に笑み浮かべた相手にむすりと不機嫌にも見える表情するも、これ以上言っても墓穴を掘るだけだと上記を。言葉を発するユイと理解できた相手のやりとりに家族みたいだなと感心したような視線向け。だが次の問いに図星をつかれたのか咳払いすれば「何の事ね。ワタシ驚いてなかたよ。団長目おかしいね」とつらつらと言葉を紡ぎ、誤魔化すように相手の皿を取って炒飯を一口スプーンで掬い相手の口元へ突き出しつつ顔をそっぽ向けていて。)
そうか?
(己の目がおかしいのだと淡々と述べる相手。その口振りはいつもより些か饒舌に感じ、逆にそれが誤魔化しだということを認めているように聞こえ。それ以上は追求しないもののふ、と口角上げて。己の目の前に差し出された炒飯を見れば口を開けて待ち、中に入れろと目で合図して。こうでもしないとバツが悪いであろう相手はきちんと此方を見ないであろうと判断してのこと。そんな2人を他所に、ユイは先程口へ放り込まれたバナナ一切れを頬張り、もぐもぐと口を動かして咀嚼していて。)
そうね。___?まだか。ワタシ待つの嫌いよ
(こくりと頷いて早く相手が食べるのを待つが視線は感じるのに全然食べない相手に不思議げに首傾げ、上記述べつつ少々不機嫌気味にチラリと相手に視線やり。合わさる視線に相手が何を言いたいのかが分かってしまえば抵抗があるのか、一度視線を逸らして再び相手見。だが小さく息を吐いて相手見つめれば「何でワタシが…」と文句垂れながらわざと少々荒く相手の口に突っ込んで。)
無茶をするな、俺の膝にはユイがいるんだぞ?
(荒々しい相手の手付きが照れ隠しだということくらいすぐに分かり内心は笑み浮かべるものの、それを敢えて表情には出さずにいて。まるでユイを盾にしたかのような上記に続けて「だがまぁ…味は上手い。それに免じて許してやる。」と料理の腕を褒め。直後、漸く口内のバナナを飲み込んだらしいユイも「うまうま!」と満面の笑み浮かべて相手を見上げており。まるで己に同意したかのようなユイのその様子に思わず笑み溢れ、「ははっ、お前もよく分かっているな」とくしゃくしゃとユイの頭を撫でてやり。)
そ、そんなの当たり前ね。
(ユイを盾にした相手の言葉に確かに危ないかと内心少し反省すれば、己の料理の腕を褒められ。嬉しいという感情が込み上げてくるため堪えるも、とどめを刺すかのようにユイからの『うまうま』と言う言葉と満面の笑みに顔を隠すように俯かせ。だがこのままでいるのも自分らしくなく敢えて平然を装いながら上記を若干偉そうに発し、自分も一口炒飯を口に運び。)
確かにな。
(また照れ隠し。それは理解しているが実際相手の作る料理はいつも美味いためそこは黙って同意して。その時、ユイが相手に向かって手を伸ばし、「まんま!ふぇー!」と。これには笑っていたクロロも一瞬目を見開き、「まさか、フェイを呼んだのか?」と返事が返ってくるかも定かではないユイに思わず問い掛け。これまで子どもと触れ合うことなどほぼ無かったが、案外賢いものなのかもしれない、と今更ながらふむ、と論理的思考に基づき考え込み。)
…ふぇー?てワタシのことね?
(同意する相手にちらりと視線向け、まさか同意されると思っていなかったため嫌味の一つも出てこず。だが不意にユイの小さな手が伸ばされたと思えば発せられた舌足らずな言葉に相手同様に微かに目見開き。聞き間違えの可能性もあるため曖昧で、返事が返ってくるとは思っていないが相手と同じように上記ユイに問い掛け。驚きからか無意識のうちに自然とユイの伸ばされた手を軽く握っており。)
…なら俺は?呼べるか?
(2人で問い掛けてみても“ふぇー”がフェイタンのことかどうかについてはユイに返事を期待するのは難しいらしく、当の本人は相手に握られた手で相手の指握り返して「きゃっ、きゃっ」と無邪気に笑うだけで。ならばと質問を変えて己を指差しながら再度ユイに問い掛けてみれば、「う?…だちょ!」との返事。覚えてくれたのは嬉しいが、これでは「…誰が飛べない鳥だ」と何とも複雑な思いの中思わずツッコんでしまい。)
ッ……、子ども相手に大人げないね。大目に見てあげるね
(返事はやはり帰ってこないかと力抜けば、己の指を握り返すユイに引くに引けずそのままでいて。自分を指さして問う相手とユイを交互に見ればユイから出た団長らしき言葉にちょっと惜しいな、と内心呟くも直ぐに聞こえた相手のツッコミについつい吹き出し。必死に笑いを堪えているのかふるふると肩震わせつつ顔を見られないよう手で隠そうとするが、ユイにに握られているため顔を下げて緩んでいる顔を隠し。)
今日ほど“ん”を大切に思ったことはない。
(笑う相手を横目で捕らえ不快そうに眉間に皺を刻み込みながら、本人は至って真面目に上記を呟くように述べ。ダチョウと紙一重にされたのでは自身のプライドが許さない、どうしたものかと顎に手を添え暫し考え込み、ふと何か思い付いたようにその手を離せば視線は相手に向け「そうだフェイ、今日から家では俺をクロロと呼べ。」と指定して。)
ん、が抜けたくらいで大袈裟ね。好きなように呼ばせてあげたらどうか?
(笑いを精一杯抑えて顔上げれば、真面目に悩んでいる様子の相手に再び口元が緩んでしまい。ンンッ、と軽く咳払いしてなんとか顔引き締めれば他人事のように上記を。考え込む相手を他所にユイの手をふにふにと触って柔らかさを堪能していたが、不意に指定された呼び名に動きを止め。「は?団長いきなりどうしたね?ワタシ嫌よ。団長は団長ね」と今更変えるよう言われても呼び名は定着しているため無理だと首振り。)
何故だ?ノブナガもたまに呼ぶ。
それに、よくよく考えてみれば別にこの家にいる間は蜘蛛として動いているわけでもない、クロロでも支障はないだろう。
(相手が“団長”と呼ぶからダチョウになる、ならばと“クロロ”呼びを提案したらしく。それを無理だと拒否する相手に畳み掛けるように上記をツラツラと述べつつ、最後には「これは団長命令だ」と困った時の“団長命令”を使用。状況的にはかなり矛盾したことを言っているものの、自分としては相手に名で呼んでもらえる上、ユイにも正しく名を覚えてもらえるという一石二鳥故細かいことは気にしておらず。)
さきから言てることが矛盾してるね。
(確かに家にいる間は関係ないが慣れている呼びかたから呼んだことのない名前を口に出すというのはどうしても出来ず。無理だとそっぽ向くが己がそれに弱いのを知っているのかのように団長命令が出され、ずるいとばかりにむくれた表情で相手見れば上記を述べ。少しの間悩んだ末にぎゅっとユイの手を握って「…クロロ。_でいいか?その代わり外ではぜたい言わないよ」と小さく呟いてから、これで満足かと視線移して。)
あぁ、上出来だ。悪くない。
(移された視線に、それだけでも十分問われた内容の答えとなるような満足げな笑みを浮かべて頷き。「外出時は仕事が多い。今まで通りで構わないぞ。」とまるで此方が譲歩したかのように錯覚させる言い回しで付け加え。相手が己の手を握る力を強めたのを不思議に思ったのかユイは「う?」と相手見上げ。その様子はまるで、どうしたの?と問い掛けているようで。)
やぱり慣れないね。…ぜたいそう呼ばないとダメか?
(外出時は普段の呼び名でいいという相手に軽く頷くも、先程相手の名を口に出したときの違和感にどうしても慣れず。少し考えて上記呟けば、続けて絶対呼ばないといけないのかと問い掛けて。ユイの様子に首横に振れば「何でもないね。」と手の力を柔らかくしながら言い。小さく息吐いて視線テーブルに向ければ冷めてしまう前に食べなくては、と皿を取って一口掬いスプーンを相手の口元に近づけ。)
…そこまで拒否されると流石の俺も傷付く。
(相手が嫌悪感で嫌がっているわけではないと分かってはいるが、そうも嫌がられては己としては複雑で。面白くなさそうな顔をして上記を返答として返しつつ、近付けられたスプーンを口へ含み。そうこうしていてもユイへの食事も忘れてはおらず、またバナナを一切れ口へと運び。「きゃー、ふふ」と余程バナナが気に入ったのか、嬉しそうにしながらそれを頬張りもぐもぐと口を大きく動かして。)
(/有難うございます!
では、もう一度お相手の方お願いできますか?
取り合えず返しておきますね!)
…わかたね。クロロて呼ぶよ
(自分では無意識だったがそこまで拒否していたのかと自分の発言思い返してみて。少しして相手見れば決めたのか揺るぎのない声音で上記を。「そんなにバナナ美味しいか?」ユイがバナナを嬉しそうにしながら頬張る姿に和みながらも通じるか分からない前記問えば、相手に続いて自分も炒飯を口に含んで。)
(/此方こそよろしくお願いします!
場面を少し展開させようとしたことでちょっとロルが長くなってしまいました…お気になさらず!←)
是非そうしてくれ。
(漸く名前で呼ぶことを承諾した相手ににやりと満足げに口角上げ。相手からの問い掛けが分かったのか「きゃっ、きゃっ」と満面の笑みを浮かべて相手を見上げるユイ。と、その時クロロの携帯に着信が。相手はパクノダ。内容は己が命じていた仕事を無事成し遂げたというもの。そこで少し待つようパクノダに伝えて保留にし、相手に「どうする?当初は彼奴の仕事が終わればユイを預けるつもりだったんだが…」と。少しの間とはいえ時間を共にしたせいか、若干の情も移り始めているらしく、どうしたものかと悩んでいるようで。)
(/宜しくお願いします!
大丈夫です、自分がやったら余計酷かったと思うので!(( )
(満足気な相手にジト目向けてから此方を見上げるユイを見れば、意外と言葉は通じるものなのかと納得してユイの頭軽く撫で。すると不意に相手の携帯が鳴り、炒飯口に含みつつ相手の用件が終わるのを待ち。「ワタシはどちでもいいね。だん…クロロに任せるよ」悩んでいる様子の相手にユイをどうするかと聞かれれば、相手が思うようにすればいいと返して。)
(自分の話をされているとも知らずユイは「うー、あー」と頭を撫でる相手の手を両手で掴んでじゃれ付いて。クロロはそんなユイの様子に目を細め、あまり感じたことのない暖かさを心の何処かで感じながら再び相手に視線を戻し。「俺はもう少し預かってもいいかと思ってる。…だが此処はお前の家でもある。俺の一任では決めかねるな。」と、自身の意見もきちんと述べた上で、要するに相手の意図も汲みたいという意図を告げ答えを待って。)
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