君に恋した青い春。/ 排球　

でしょう?
(同意の言葉に視線を上げれば視界に映ったのは少し緩んだ表情の彼、へらりと笑むと小首は傾けたまま。当然と言わんばかりに頷いて見せては「だって岩泉と及川は阿吽の呼吸だもん。ｺﾝﾋﾞﾈｰｼｮﾝばっちりなのは仲が良くなきゃ、ね?」と人差し指を立てつつ自分の思う仲良しの理由を説明。女子の集団に視線向けながら彼にはわからないであろう女子目線から見た話題の彼の魅力を指折り数え。)
そーだねぇ…取り敢えずは顔?それに優しい、普段女の子の前であんな性格の悪さ出したりしないだろうし。しかも運動部の主将ときた、ﾊｲｽﾍﾟｯｸだ随分と。

…なかなか自分と向き合う時間も取れねぇしな…。部員(ｱｲﾂ等)のせいで。
( 小首を傾げた彼女を横目で見遣って。折角眉間の皺も取れたと言うのに、どうやら自分は根っからの苦労人気質らしく、上記を呟いては又顔をしかめ。「阿吽か…。…複雑な気分だな、彼奴とそう見えてるなんて」彼女の立てた人差し指を見ては溜め息を吐き、清々しい程に素直な言葉を口にして。どんどんと耳に届く彼奴の魅力に呆れたように目を細めれば )
…取り敢えずは顔、か。ったく、くだらねぇ。彼奴も彼奴でﾍﾗﾍﾗしてっから囲まれんだろ-が。…ま、彼奴にとっては好都合だろうがな。