主 2015-01-04 20:47:50 |
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…それはμ'sのために昴とは離れるべき、ということですか…?
(彼の言い分はよくわかり、恐らくは自分が第三者の立場だったなら同じように考えるだろうし、自分でもそうアドバイスをすることだろう、しかし自身がその問題の当事者ともなれば話しは別であり、今のままではアイドルとしての活動に悪影響を及ぼすリスクがあるなんて言われてしまえば直接的ではないにしろこれでは距離を置こうと言われているのと完全に同義じゃないかと拳をグッと握り締め、何故こんなにも残酷な選択を突きつけられてこんなにも平然としていられるんだと此方を真っ直ぐに見つめてくる彼を見て感じれば怒りやら悲しみの入り混じったような震える声で静かにそう問いかけて
・・・それも選択の一つということだよ。俺だってお前とずっと一緒にいたいし、μ'sの応援だってしたい。どちらも背負っていけるのならそれに越したことはない。だけど、それはきっと想像以上に辛い道になる。海未はそれに耐えることはできるか?俺はμ'sのメンバーじゃないからスクールアイドルとしての責任は背負うことは出来ない。・・・だけど!だけどそれでも俺はお前を支えたい。誰よりも近くで園田海未という女の子を見ていたいんだ!でも俺の存在がお前たちの迷惑になるんじゃないかって・・・。俺はお前たちに何もしてあげられないから・・・。要するにただの臆病者なんだよ、俺はただ逃げているだけなのかもしれない
(怒りや悲しみが感じ取れる彼女の視線から目を逸らしたくなる気持ちが出てくるがグッと堪えて表面上はあくまでも冷静を保ち、彼女の質問にゆっくりと頷いて。もしここで自分も感情を表に出してしまったら何を言ってしまうか自分でも分からないため、テーブルの下でただただ拳を強く握りしめて今にでも溢れてきそうな色々な感情を抑えて。小さく深呼吸をして落ち着きを保つとゆっくりと自分の考えを話していき。しかし話していくうちに段々と冷静さを失っていき、最後の方には若干大きな声になっており、悔しそうに歯ぎしりをしていて)
人と違う道を選ぶことはそれだけの苦難を背負う覚悟をするということです…私は確かにスクールアイドルとして道を外れているのかもしれません、それでもそんなことは百も承知なんですよ。それでも私は昴の隣に居たいんです、これは単なる私のわがままで、現実から目を背けて逃げているだけ…私も昴と同じ臆病者なんです。臆病だから一人では前には進めないんです…だから私の手をどうか離さないでください…
(いつになく冷静さを欠いて感情を露わにしつつ真っ直ぐに自身への偽りのない想いや望む未来と現実との間にあるギャップに対する苦悩を相手の口からこうしてハッキリと聞かされれば、一瞬でも相手はなんとも思わないのかなんて疑ってしまった自分が恥ずかしく思うのと同時に自分の想いだって相手と同じであり、茨の道を進む覚悟だって出来ているし綺麗事を並べ立てているだけで周りから見れば逃避にしか見えないであろうことも全部わかった上でそれでもそばに居たいのだと強い意志を込めて告げ、すこしだけ身を乗り出せば相手の腕を掴まえてそっと両手で相手の手を包み込んで
海未・・・。ははっ、本当に強いやつだなお前は。俺が手を引っ張っていた昔の頃からしたら考えられないぞ。ったく、こんなことならもっと早く言っていれば良かったな・・・。ずっと1人で悩んでいたのが馬鹿みたいだぜ
(全てを受け入れた上で、それでも前に進もうとする彼女の姿が今の自分にはとても眩しく見えてしまい、ずっと1人で悩んでいたのが馬鹿みたいだと思ってしまい自分自身に対して呆れ笑いが浮かんで。彼女は自分が思う以上に強く、常に前を見ていたのだ。幼い頃からずっと一緒にいたのにも関わらず、そんなことも分かっていなかったことに恥ずかしさを感じながらも、同時に自分自身も今後の事をしっかり決めて。身を乗り出す彼女を見上げながら「・・・分かった。二度とこんなことは言わないよ。例えどんなことがあっても俺は最後までお前のそばにいる。だからこれからも二人一緒に前に進もうぜ。急に変な話をしてごめんな?・・・あ、でも何かあってから俺のせいにするのは止めろよ?俺はもう最後までお前らに関わりまくってやるからな!覚悟しろ!」最初のほうこそは真面目な雰囲気で自分の決意を言っていたのだが、後半からはもういつもの調子を取り戻し明るい笑顔を浮かべながら述べて)
ふふ、そんなことしませんよ。これからも二人で…、ちょっとすみません
(最初こそ真面目だったもののすっかりいつもの調子で軽い口調で決意を語る相手にクスっと笑いながらも、こんなところも彼らしくていいだなんて少しばかり惚気たような考えで緩い笑みを浮かべて、責任を相手に背負わせるようなことは決してせず、これからも二人助け合って確かに前を向いて進んでいこうと誓いを口にしようとするが、次の瞬間携帯の通知音が鳴り、断りを入れてから内容をチェックすればことりからでそこには一枚の写真と共に『海未ちゃん、こんな写真ネットにあげた…?』という文面が添えられていて写真というのは以前遊園地で彼とのデートをした日のものと思われる相手と二人で映った写真で、当然そんなものに身に覚えのない己は激しく動揺し顔が青ざめていき、しかしそんな様子を目の前の相手に悟らせないよう素早く画面を閉じて携帯を仕舞い「す、すみません、話しの途中に…」慌てて相手へと謝罪を口にして
ん、おお。別に大丈夫だぞ?にしてもホント美味いな
(彼女が携帯を見ている間、自分は若干冷めかけている料理を食べていて彼女の変化に気が付くことはできなくて。そして少しの時間が経ち、二人共夕食を食べ終えると椅子から立ち上がり「ご馳走様でしたっと。いつも美味しい料理をありがとな。それじゃ、片付けは俺がやるわ。・・・あ、もし何かあったらすぐに言えよ?変なことが起きたら大変だからな」その変なこととやらがもう既に起きていることなどいざ知らず、釘を刺すようにして言うと二人分の食器をリビングへと運んでいって)
は、はい…あの、手伝わなくても平気ですか…?
(さっき送られてきた写真のこと、まるでその内容を見抜かれているのではないかと感じてしまうようなタイミングで釘を打たれればぎくりと全身を緊張が駆け抜けて、彼の言うとおり本来なら今すぐにでもさっきの写真について素直に説明をした上で話し合うべきなのだが、せっかく共に歩んでいく決意をしたばかりだというのにそれが揺らいでしまうのではないかという恐怖心から素直に話すことが出来ず、食器を運ぶ彼に続くようにして立ち上がり
大丈夫だっての。こういう時くらいは休んでくれ
(ここで彼女の変化に気が付くことが出来れば良かったのだが、鈍感鈍感言われる自分には気が付くことが出来ず若干彼女から感じた違和感も気のせいだということにしてしまい。彼女の言葉に対して首を横に振ると、自分は黙々と食器洗いを始めて。二人一緒に成長していくためには、自分も彼女を全力で支えるのは当然のことで今までは一歩引いたところから彼女を支えていたがこれからは隣で彼女を支えていくことを改めて心のなかで決意し、考え事をしているとすぐに食器洗いも終わりリビングへと戻り「それじゃ、暗くなる前に帰ったほうがいいな。送ってくぞ?」時計を見て時間を確認すると結構いい時間になっていて、タオルで濡れた手を拭きながら待たせていた彼女に声をかけて)
…今日は帰りたくないです…
(一人洗い物をしている相手を待つ間、考えるのはさっき送られてきた写真のことで、自分には全く身に覚えのないものである以上あれが第三者の悪意によるものであることは紛うことのない事実であり、もしもあれがインターネットを通して掲載されてしまったものだとするならこの話しが彼の耳に入るのも時間の問題だろう、それほどに自分たちが今や世間から注目されるスクールアイドルとなっていると自負をしていて。既に取り返しのつかないところまで来てしまっているのだろうと、どこか諦めにも似た感情が胸を過ぎり、共に歩むことを誓った相手との未来に暗雲がたちこめていくのを自分にはどうすることも出来ないのがどうしようもなく苦しくて、もう道を分かつ他無いのだろうかと悪い考えばかりが頭に浮かんでしまって。今、離れてしまったらもう次は無いのかもしれないとそんな風に考えてしまうぐらいに弱り切ってしまっていて、ようやく洗い物を終えて戻ってきた相手に声をかけられれば強く抱きついてはすっかり憔悴しきった表情を浮かべ、かき消えそうな声でそう呟いて
っと、随分急だな。・・・分かった、親は帰ってこないからな。好きにするといい
(自分も外に出るための準備をしようと思った矢先、トンっと軽い衝撃と共に相手に抱きつかれ、最初こそ驚いたが今の彼女の様子を見るにさすがの自分でもきっと何か悩んでいるのだろうと分かって。しかしその悩みを言わないということは、きっと彼女の中で何か考えがあるということで強引に聞き出そうとはせずに話してくれることを待つことにして、彼女の言葉に頷いて。震えている彼女を安心させるように優しく抱きしめ返すと「大丈夫、海未の側にはいつも俺がいる。俺はずっとお前を支えると決めたんだ。だから話せる時でいいからお前の悩みを聞かせてくれよ?」彼女の背中をポンっと軽く叩きながらゆっくりと述べて)
はい…ありがとうございます…ごめんなさい…
(全部こちらを気遣って言ってくれているのはわかるし、急に泊めてなどという不躾な頼みにも嫌な顔一つせず受け入れてくれる彼の優しさが身に染みてくるようで尚更心が惹かれ、これからもずっと一緒に居たい、離れたくないと心からそう思える彼に対してこんなことどうして話せるだろうと現実の残酷さを呪いながら今にも泣き出しそうな様子で、それでもどうにか涙を堪えてお礼を言い、本来なら話さなくてはいけない筈のことを話すことの出来ない己の弱さからくる罪悪感、そんなものを感じながらも意図を伝えないままに続けて相手へと小さく謝罪をして「…そ、それでは家に連絡してきますね?」あまりの気まずさや後ろめたさにいよいよこの場にいることに耐えきれなくなってきてしまい慌ててそう口にしてはまるで逃げるようにしてリビングを出ていき
さて、と・・・。どうしたもんかねぇ
(彼女が明らかになにか隠していることはさすがにもう分かっているし、しかし強引に聞き出そうとも思えない、そんなどうしようもない状況に小さくため息をついて。なんだか逃げるようにして彼女がリビングを出て行った後、ちょうど自分の携帯にも着信が入り相手を見てみると画面には南ことりという文字が浮かんでいて。一体どうしたのだろうかと思いながらも電話に出ると、なにやらいつもより真剣な様子が伝わってきて『海未ちゃんの様子、おかしくない?』という質問に対して言葉が詰まってしまい少しの間なにも返事を返すことが出来ずに。「まぁなにがあったか話さないということはあいつにも何か考えがあるんだろ。話してくれるまで待つよ」彼女が成長するためには、自分から踏み出さないといかないのだ。柔らかい口調でそう言うと電話越しのことりもどこか安心したように息をついて『昴くんがそう言うのなら心配いらないかな。海未ちゃんのこと、頼んだよ?』恐らく彼女達はなにがあったのかは知っていて、きっと自分にもそれを知らせようとしたのかもしれない。だけど自分は彼女自身からそれを聞きたいため、ことりからは聞こうとはせずに「おうよ、任せておけって」自信満々に返事を返すと、その後少しの世間話をした後電話を切って)
すみません、取り込み中でしたか…?
(家族から外泊の許可をもらい、部屋へと戻ってくれば部屋の外に話し声が漏れ聞こえており、ちょうど相手が誰かと電話をしていたところだったようだということを知り、自身が戻ってきてドアを開ける頃にはちょうど通話を終えて電話を切ったところではあったようだったが、それでも相手に嫌われたくないと神経質になりすぎてしまっているせいもあってかやはり邪魔をしてしまっただろうかと少しばかり申し訳なさげな様子でおずおずと顔をのぞき込むようにして問いかけて
いや、大丈夫だぞ。・・・というか、なんでお前そんなに怯えた様子なんだ?もっと堂々していいんだぞ?お前はあれか、借りてきた猫か!
(いつもの彼女なら普通に部屋に入ってくるはずなのに、今の彼女はなんだか昔のように怯えているような申し訳なく思っているような、自分の知る今の園田海未という女の子からはかなり離れていて。それも彼女が隠していることに原因があるのは分かっているのだが、やっぱり違和感を感じてしまい、彼女を元気にさせようと明るくからかう感じの声音で言うと「まぁいっか。それより、風呂にでも入ってさっぱりこいよ。実はこっそり用意してたんだぜ?寝る部屋は・・・どうすかな、俺の部屋でも使うか?」実は既に風呂の用意は済ませており、悩みや色々なもので疲れているであろう彼女には今はさっぱりしてもらいたくて。しかし部屋の件は完全に間違えてしまい、年頃の女の子が男の部屋で寝たいだなんて思うはずがなく、言った後に気がついてしまいハッとして)
えっ…あ、その…昴がどうしてもそうしたいと言うのでしたら…
(とりあえず今は少しでも気分転換が必要だということが自分自身が一番わかっており、お風呂へ行ってきたらどうかという相手の提案にはありがたく乗っかることにして、お風呂場へと向かおうとしたところで今日、寝泊まりする部屋について質問を投げかけられて、まず第一に相手の部屋の名前が上がれば驚いたような表情を浮かべて瞳を見開き、一緒の部屋で寝ようという要求を受けているのだと盛大な勘違いをしてしまい戸惑ったような表情を浮かべるも、こうすることで彼に恋人としての喜びを与えることが出来るならと勇気を振り絞って頬を真っ赤に染め上げては俯きがちに小さく呟いて
あっ、違うぞ!?別に一緒に寝ようって言ってるわけじゃないからな!?ただ海未は女子だし男の部屋は嫌だよな・・・。じゃあ海未は親の部屋を使ってくれ。全然使ってない部屋だから布団だって綺麗なままだぞ
(顔を真っ赤に染め上げる彼女の様子を見た瞬間、盛大な勘違いをしていると分かってしまい急いで誤解を解いて。考えてみれば親の部屋だと言ってもそこは全然使っていない部屋であり、まるで客室のような感じなため都合が良く彼女の寝る場所はそこにしようと決め「それじゃ着替えとかは俺のジャージでいいよな?後で風呂場のドアの前に置いておくから、とりあえず海未は風呂入ってきてくれ」親の部屋の簡単な掃除とジャージの用意をするため、彼女に伝えることだけ伝えると自分は自室と親の部屋がある二回へと上がっていき)
えっ?あ、そ、そうですよね!私はなんて破廉恥なことを…!と、とにかくお風呂、行ってきますねっ
(彼が自分に対してそんな風に邪な要求をしてくるようなタイプではないことは付き合いの長さからわかっていたはずなのに、それでもついついそんな勘違いをしてしまったのは少なからず己の中にそういった欲求があったということなのだろうかと自己分析をしてしまっては、普段からこういったことには嫌悪感を示しておきながらも彼への想いがそういった自分の気持ちすら揺さぶってしまっている現実に自らを恥じてその場から逃げるように風呂場へと早足で向かい
まったく・・・、たまにああいうところがあるからな海未は。あいつにはドキドキさせられっぱなしだぜ・・・。
(親の部屋を掃除しながら先ほどの出来事を思い浮かべ、普段は恋愛ものの映画やドラマすらまともに見れずましてやキスシーンなんかになるとテレビを消してしまう彼女がああいった反応をするとこっちまで妙に意識してしまい。彼女とは幼い頃からずっと一緒にいるため男女というよりは家族というほうがしっくり来るというのもまた事実で、恋人関係になった今でもそれは変わっておらず、間違いが起きないと思っているからこそ簡単に自分の家に泊められるのもので。そして掃除が終わり、まだどこか恥ずかしい気持ちを抱えながら下の階に降りて行くと風呂場に続く洗面所のドアの前で一度深呼吸をするとドアを開けてなるべく意識しないように心がけながら「海未、着替えはここに置いておくぞ」冷静を装いつつ、彼女の着ていたものなどを見ないようにして風呂場の前にジャージを置きつつ彼女に呼びかけて)
は、はい、ありがとうございますっ…
(とんでもない勘違いをしてしまった恥ずかしさが相変わらず胸の内にあり、風呂場の外から彼に声をかけられると思わず内心の動揺が表に出てしまうと声が思い切り上擦ってしまい、やってしまったと一人赤面して頭を抱えて「お風呂、ありがとうございました…」それからしばらくしてお風呂から上がり髪を乾かし着替えを終えて彼のいるリビングまで戻ってきたのだが、やはり男物のジャージは少々ブカブカで少なからず違和感を感じるようでどことなく落ち着かない様子でモジモジとしながらも短くお礼の言葉を述べて
なんだこれ、この程度の漫才なら俺と穂乃果の方が絶対に面白いな。そういや、そろそろ穂むらに顔出しとくかな・・・。穂乃果から手伝いのメールくるだろうし
(いつもの自分なら自室で適当に時間を潰しているのだが今日はそういうわけにもいかず、とりあえずリビングでテレビでも見ていようと思いソファーに腰掛けながらテレビを見ていて。すると丁度お笑い番組が出ており、売れないコンビの漫才を見ながらいつも穂乃果と自分がやっている漫才も同時に思い浮かべ無駄に自信ありげに呟いて。そして少しした後、お風呂あがりの彼女がリビングまで戻ってきて、最初はモジモジしている理由が分からなかったが少々ブカブカのジャージを見るとその理由が分かり「あー・・・、サイズまでは配慮できてなかったな。悪い、今日はそれで我慢してくれるか?」第一普段男が着ている服を着ること自体落ち着かないだろうし、ましてやサイズが合っていないという自分の配慮の甘さに後悔しながら苦笑を浮かべつつ謝りの言葉を述べ)
い、いえ、気にしないでください
(謝罪を受ければ自身の態度のせいで相手に気を遣わせる形となってしまったことを逆に申し訳なく思い、実際多少の違和感はあるものの一晩を過ごす分には大した問題にはならず、気にしなくても大丈夫だと少々慌て気味に手元でブンブン手を振り、ソファに座る相手のすぐ隣へと腰をおろして「…ふふ、昴の匂いがします」近くに彼の温もりを感じながらふと、袖口を自身の鼻先まで持っていってはスンスンと鼻を鳴らして小さく微笑みを浮かべては幸せそうに呟いて
ははっ、なんだよそれ。まぁでも、俺の匂いを嗅ぐと幸せになれると評判だからな
(相手が隣に座った瞬間、風呂あがりのいい匂いがフワッと漂ってきて一瞬ドキッとしてしまったが相手の発した言葉に思わず軽く笑ってしまい。幸せそうに呟く姿を見ていると自分も嬉しい気持ちになり、今思いついた意味の分からないことをドヤ顔で述べて。こうして好きな人と肩を並べて一緒の時間を過ごしていると自然と心が暖かくなり「いつか、毎日こんな風に出来るといいな」将来もこんな時間を過ごせたらとても幸せだなと思いながら小さく微笑みを浮かべて呟いて)
もう、なんですかそれは…ですが、そうですね…そんな日を共に迎えたいと、私も心からそう思えます…
(いつもの事ながら口から出任せとでもいうような相手の適当過ぎる発言に思わず小さく吹き出してしまいながらも、こうして相手が冗談を言って自分がそれに呆れて笑ってそんな何でもない時間を二人共に過ごせることがとてもかけがえのないことのように思えて、こんな風に毎日を過ごせることが何よりも幸せな未来なんだとそう信じて、彼の肩によりかかるようにして瞳を閉じて小さく囁き「…昴、今日はありがとうございます。何も聞かずに私を受け入れてくれて…」急に泊めてなんて言い出した己の態度は誰の目から見ても違和感だらけであったはずで、相手も当然気づいているものだとばかり思っていたのだが、実際にそれについて聞かれたとして今の自分に答える勇気などなかったため安心してしまっている自分がいて
なに言ってんだよ、お礼を言うのはこっちだ。本音で話しあうことが出来て、海未の言葉が無かったら俺は諦めていたかもしれない。だから、ありがとな
(確かに彼女の態度の違和感さは誰が見ても分かるもので、そういったことに鈍い自分ですら分かったのだが突然言い出したお礼に言葉に首を横に振って。むしろお礼を言うのはこっちのことで、今まで隠し事をしてきたことや弱音を正面から受け止めてくれた上で優しい言葉をかけてくれたことは凄く助かり、心が以前よりより遥かに軽くなったことは事実であり。肩によりかかる彼女の肩を片手でそっと抱き寄せると「・・・困ったことがあったらいつでも話してくれよ?俺に言いづらいことだったら穂乃果やことりでもいい。俺達はお前の味方だからな」彼女が今抱えているであろう悩みをいつか話してくれるだろうと信じて、優しい声音で呟くように述べて)
ふふ…私は果報者ですね、心優しい幼なじみがいて私に寄り添ってくれる昴という恋人がいて…幸せ過ぎて怖いぐらいです
(彼の言うとおり自分の周りにはいつだって自分の味方として寄り添ってくれる仲間がいて、そんな当たり前のことに改めて気づかされれば自分はなんて幸せ者なんだろうという実感をして、しかしだからこそ今回の一件はそんな自分たちの関係に大きな亀裂を生じさせるものとなってしまうのではないかという恐怖心は更に大きくなってきてしまい、しかしこのまま黙っていたとして何の解決にも至らないことも当然ながら理解しており、自分はどうすればいいのかと俯いたまま一人瞳を泳がせて考え込んでしまい
・・・まぁ、困ったことがあったらの話だけどな。さってと、そろそろ寝るか!明日も学校か、面倒だな
(迷っているのか瞳を泳がせる彼女の姿を見て、この際今にでも聞き出そうとしたかったがグッとそれを抑えて。これは彼女が自分から言い出さなければきっと前に進めないだろうし、自分は待つと決めたため聞き出さず話を終わりにするとソファーから立ち上がって一度伸びをしながら述べて。色々話し込んで、気が付けば結構遅い時間になっており明日は学校であるためそろそろ寝ようかと提案して)
そう、ですね…それではおやすみなさい
(結局今日は話しをする決心もつかないまま時間が過ぎていってしまい、そろそろ寝なければ次の日に響く時間帯となってしまっており、これが話しをするなら今日最後のチャンスではあったのだが、やはり勇気が出ず最終的に相手に促されるままに挨拶を交わして寝室として用意された部屋へと向かって
待つしかない・・・か。やっぱり俺じゃ無理なのかもなぁ。穂乃果、ことり、頼んだぞ
(そのまま部屋へと戻り寝るわけでもなく、ベッドに腰掛けると深く息を吐きながら自分の無力さに呆れつつ呟いて。彼女が悩みで薄々分かってきていることは、恐らく自分絡みのことで、だから勇気を出して言い出せないのだろうと思っていて。自分に言えないことだとしたら話してくれるまで待つか、それが駄目だったら後はもう強引に聞き出すか穂乃果とことりに任せるしか無く携帯電話を手に取りメール画面を開くと『海未のことを気にかけてやってくれ』と短い文章だが、穂乃果とことりにメールを送って)
…駄目ですね、気分を切り替えなくては
(翌朝、目を覚ませば二人分の朝食の用意をするべく台所へと向かい、昨日は考え事をしていたせいかなかなか寝付けず寝不足気味なのだが今日は早朝練習もあるため寝ている訳にもいかず、今のような気持ちのままでは練習に身が入らず他のメンバーに迷惑をかけるようなことになってはいけないという使命感から気持ちを切り替えていかなくてはいけないなと自身の頬をパチンと叩いては自らを叱咤して調理へととりかかり
珍しく寝付きが悪かったぜ……。俺らしくないな
(昨晩は色々と考え事をしていたせいか寝付きが悪く寝不足気味であり、ベッドから降りると欠伸をしながら制服へと着替えて。きっと下の階では彼女が既に朝食の準備を始めていることは時間的に分かっており、まだモヤモヤとしたものが心のなかに残っているが自分がそんな姿を見せてしまっては心配をかけるだけであるため、気持ちを切り替えると下のリビングへと降りて行き「おはようさんっと。相変わらず海未の料理は良い匂いがするな!」やはり予想通り調理中だった彼女の姿を視界に捉えるといつもの調子で声をかけて)
あ、おはようございます…もう少しで準備が出来ますので座って待っていてください
(相手の為に料理をし、手を動かしている間はその作業に集中することで余計なことは考えずに済むのだが、少しでも空白の時間が出来るとついつい悪い方にばかり考えが傾いてしまい、ともすれば気分が沈んでいってしまいそうになるのだが、ちょうど起きてきたのであろう相手から声がかかればビクッと一瞬だけ肩を震わせるも自然と背筋がピンと伸び、彼を振り返っては緩やかな笑みを見せればこちらもまた表向きは何時も通りの調子で振る舞えていて
りょうーかい、分かったよ。いやぁ、毎日のように海未の料理食べてるともう昔みたいな朝食には戻れないよな…うんうん
(自分まで悩んだ姿を見せて彼女を心配させるわけにいかないため、しっかり頭を切り替えてテーブルまで歩いて行くと、漂ってくる料理の良い匂いをスンスンと嗅ぎながら染み染みと呟きながら椅子に座って。そして料理をしている後ろ姿を見ながら考えるようにスッと目を細めると、再び彼女の様子の変化について考えて。様子が変わったのは昨日、本音で話し合った後からであり、そこから考えるときっと個人的な何かが彼女を悩ませているのだろう。それに加えて彼女の性格のことも考えると言い出せずに困っているのだと思うのだが、どうすれば話してくれるのかまではやはり考えても思いつかず。やはり穂乃果達に任せるのが得策だと思う反面、二人一緒に前に向かって進んでいていくと決めた以上放っておくが出来ないも事実であり、「んー……むむむ…頑張れ俺の頭」そんな風に必死に考えていたら無意識に言葉が口から出てしまい)
(/ずっとレスを返せずに申し訳ありませんでした! しかしこれからはちゃんと返していくので改めてよろしくお願いします!)
お待たせしました……何か考え事ですか?
(少しして出来上がった味噌汁と色とりどりのおかずの入った小鉢、和風オムレツとを順に相手が座って待っている目の前のテーブルの上へと並べていき、最後に炊飯器から炊きたてのご飯をお茶碗へとよそっていく最中、何やら悩みを抱えているであろうことが伺える相手の独り言が己の耳に届けば作業をする手を止め、顔をゆっくりと上げて真っ直ぐに相手の方を見据えては何か悩みでもあるのだろうかと自分の今抱えている問題などそっちのけで相手の方を気遣うような素振りを見せ、もしも悩みが自分で力になれることであるならばどんなことでもしようとそう胸に強く誓っていて
(/大丈夫ですよ、お気になさらず!此方こそまたまた宜しくお願いします)
あー…いや、どうすれば海未がプライベートでも可愛いフリフリのミニスカート履いてくれるのかなって思ってだな…。こう…足がスラっと出るような超可愛い海未専用のスカートをことりに作ってもらうか…
(無意識に言葉が出ていたため何か言葉を発した自覚はなく、急に相手が自分が悩んでいることに触れてきたため内心びっくりしたがそれを表情には出さず、どうせならと思いなんとも自分らしい馬鹿みたいなことを口にすると「アイドル衣装とか学校の制服だと普通に着てるのになぁ…。プライベートでも…こう…もっと露出の高い服装をだな…はぁ」冗談で言ったつもりなのだがなんだか本当にその方向へと考えが向かっていってしまい相手の頭から爪先までじっくり観察するように見ては残念そうに溜息をついて)
なっ…!もうっ、昴はどうしていつもそうなのですかっ…朝のこんな時間からそんな破廉恥なことばかり考えて…
(何となく相手が大きなものを抱えているような、そんな気がして果たして悩みというのはどんな重大な内容のものなのだろうと身構えていた自分がバカバカしく思えてしまうような、自身が最も苦手とする類の話しの内容が相手の口から語られればカァっと顔を真っ赤にして、相手が本心を誤魔化すためについた嘘とは気付かないままに此方をじっくり観察するような相手の目線から逃れるように右手を胸元にやり、左手で制服のスカートの裾部分をつまんで下方向へ引っ張るような格好をして猛抗議していて「…ですがその、それで昴が喜んでくれるのでしたらまた二人きりの時に…」最初こそ拒絶反応ともとれるリアクションをとっていたものの、いつもそればかりでは印象も良くないだろうし恋人として異性として、多少は悦びというものが必要なのかもしれないと不意に真剣に考えて、恥ずかしいし正直なところかなり抵抗もあるがそれでも相手と二人きりの時ならと譲歩して
(/因みに質問なんですがこの後シリアスな展開に持っていくかご都合主義で意外に簡単に解決してしまうか、どちらがいいと思いますか?)
えっ?あ、いや、なんでそんな可愛い反応をするんだ…。ま、まぁそのうち…な?今はとにかく朝飯食べようぜ!海未だって朝練あるんだろ?
(最初の方こそ相手らしいウブな反応だったが、最終的にはなぜか本当に着てくれる流れへと変わっていってしまい、自分は冗談で言ったつもりのため何故かこっちが動揺してしまい、すぐさまスカートの話を終わりにするとテーブルに並んだ朝食へと視線を向けて。相手は朝練があるだろうし、あまり無駄話をして時間を取らせるのも申し訳ないため「というわけで…いただきます!」と両手を合わせて口にすると冷めないうちに相変わらず美味しそうな和風料理を食べ始めて)
(/そうですねぇ…あまり長引かせてもアレですしご都合主義で簡単に解決してしまいますか? まだユメノトビラの話にも入っていないので…)
なんだか腑に落ちませんが…まあ、いいでしょう。いただきます
(やはり恥ずかしいという気持ちが先行してしまって、露出の高い服やスカートなどにはアイドルとして活動をする時にはある程度割り切れるようになったものの未だに強い抵抗があって。それでも相手の為ならばと思い、勇気を出して着てみようと意を決したそんな己の覚悟に反して相手のリアクションはといえばあまり嬉しそうではなくむしろ話題をさっさと切り替えようとしている様子が見受けられ、なんとなく肩すかしをくらったような心境で少々納得のいかない様子ではあったが朝練に遅刻をするわけにもいかないため此方も朝食を食べ始めて
(/わかりました、面倒なイベント発生させて本当申し訳ないです)
……よし、ごちそうさん!本当、わざわざ家に来てくれている上に朝食まで作ってくれてありがとな?片付けは俺がやるから海未は朝練に行ってくれ。ラブライブに再エントリーしてメンバーも張り切ってるんだろ?
(テーブルの上に並んだ朝食を全て綺麗に平らげると、ここから自分の仕事であり食器を持ってキッチンへと向かいながら相手に声をかけて。ラブライブに再エントリーする以上、彼女達はきっと以前よりもずっと張り切っていることだし、相手にはその練習に集中して欲しいし自分も自分に出来ることは精一杯やると決めていて。相手が一体何を抱えているかは分からないが相手には幼馴染達に加えて素晴らしい仲間達がいるのだし、きっと何とかなるだろうと思い「次のライブももちろん見に行くからな?練習頑張れよ」一度振り返って笑みを浮かべながら相手に応援の言葉を送ると今度こそキッチンに引っ込んでいき)
(/いえいえ!謝ることないですよ!やりたいことがあったらどんどんやっていってください!)
…迂闊でした、まさかこんなことになるとは…
(自分たちの活動を応援し、後押しをしてくれている相手の厚意に甘えることにして洗い物等を任せて家を出て、これから他のメンバー達に会うことを考えるとラブライブを前にして自分の失態のせいで余計なことで気を揉ませるような事態となってしまったことに申し訳なさを感じ、どうにか解決する手だてはないものかと思考を巡らせながら幼なじみとの待ち合わせ場所へと向かって歩いていき、恐らくは既に何が起こっているのかをことりから聞かされた穂乃果も待っていることだろうと考えると自然と気も引き締まって
ういーっす。――お、そうなんだよ!μ'sだろ?もう一回ラブライブの予選に登録したらしいぞ?
(いつも通り学校へと登校し、教室へと入ると友人の一人が携帯の画面を突き付け、これを見てくれと興奮気味に言われて。とりあえずその携帯の画面を見てみると、それは次に開催されるラブライブのホームページで、そこにμ'sの名前があったことを喜んでいるようで。それは自分も幼馴染達から聞かせているため当然知っているのだが、友人が嬉しそうな姿をしていることがなんだか自分のことのように嬉しく感じてしまいこちらもテンションが上ってしまい。話している際、時々『海未……大丈夫かね?』と、ずっと悩んだ様子だった彼女のことをふと思い出して)
おはようございま…
(待ち合わせ場所まで向かうと穂乃果とことりは既に先に来て待っていたようで、緊張しながらも表向きは平静を装って挨拶をしようと歩み寄っていけばそれを遮るように穂乃果が身を乗り出し『海未ちゃん!ごめんね、こんな大変なことになってるのに穂乃果何も知らなくて…』開口一番に謝罪をしてくれば小さく首を横に振って「いえ、ラブライブのかかる大事な時期にも関わらず軽率な行動をしてしまいました…今回の件は私に非がありますので…」自分のスクールアイドルという立場の重さをもう少し自覚して慎重に行動するべきだったと反省の言を述べると『そんなことないよ、女の子が恋したらいけないなんてそんな理由どこにもない』とことりの方から反論が飛び出し、それに続くようにして『そうだよ、それでことりちゃんとも話し合ったんだけど…この際開き直っちゃおうよ!スクールアイドルが恋して何が悪い!って…だってスクールアイドルと言っても部活の一環だし…恋しちゃいけないルールなんてどこにもないから』屁理屈にしか聞こえない持論を穂乃果が展開し始めてことりまでそれに乗っかるように頷いているのを見て開いた口が塞がらず
(/お待たせして申し訳ないです)
……ん? どうした……って、なんだその写真!
(適当に友人たちと話していると突然慌てた様子の女子生徒が自分の元まで駆け寄ってきて、手に持っている携帯の画面を突きつけてきて。またμ's関係のものかと思い、特に何も思わず画面を見てみるとそれは予想外のもので、『これって水谷君だよね?それに一緒に写っている子ってμ'sの園田海未ちゃんじゃない?』と驚いた表情で訪ねてきて。その生徒の言う通り携帯の画面に写っているものは間違いなく自分と彼女が並んで歩いている写真であり、話を聞くとどうやらネットに出ていたようで、そして同時に彼女が悩んでいたことがこの写真の件だと分かり。最初の方こそ驚いてどうしたものかと考えていたが「はぁ……この際だから言うけど俺はそいつと幼馴染なんだわ。他にも二人くらいいるんだけど……。幼馴染と遊びに行くくらい普通じゃないか?」と特に何でもないように言うと『あ、確かにこの間昴と海未ちゃんが一緒にいるところ見たぞ。というか実際俺話したし。その時も幼馴染だって言ってたぞ?』というこの間秋葉原のお店で偶然出くわした友人の一言で場は落ち着くと、女子生徒の方はつまらなそうに溜め息をついて何も知らなかった男子生徒達は『羨ましいぞ!』という嫉妬の声を上げて)
(/大丈夫ですよ! 気にしないでください!)
い、いえ…ですがだからといって私たちの関係を公に晒すのは…マネージャーとかそういった感じでうまく誤魔化せないでしょうか…?
(真剣に自分たちの関係について考えてくれたことはありがたいが、だからといってやはり自分の恋愛事情を晒すというのはもしもマイナスの方向に転んだ場合μ'sにとっても悪影響が出てしまうし、何よりも恥ずかしいと考えればどうにか他の手段で手を打てないものかと、ひとまず思いついたマネージャーという案を挙げてみて『あっ、なるほど…遊園地でのこともPV撮影のロケーションってことにすれば…』そんなダメ元で出した意見もことりには好感触で、自身と相手が遊園地に二人で居た理由についても真剣に考え始めていて『そうだよね!そうすれば海未ちゃんたちの関係は言わなくて大丈夫だし…よしっ、そうと決まれば早速昴くんに…』そんな自分とことりのやりとりを見ていた穂乃果はすっかりその気になってほぼ独断で相手へと『今日から昴くんμ'sのマネージャーね!』というメールを送ってしまっていて
まぁ、騒ぐのは勝手だけど写真を拡散するのだけはやめてくれよ?向こうに迷惑かけたくないし……そういうことで――って、ちょっと悪い
(クラスメイト達は冷やかすことなんて一切せずに、むしろネットに写真が上がっていることを心配しており、とりあえず一つだけ注意をしてこの話を終わりにしようとするとポケットの中に入れてある携帯がメールを受信したようで。友人たちに背を向けて携帯を取り出すと送られてきたメールを見た途端思わず「はぁ!?」と声を荒げてしまい、心配そうに自分を見てきた友人たちのことなど気にせず廊下に出るともう一度しっかりメールの内容に目を通して。穂乃果から送られきたメールの内容は、自分が今日からμ'sのマネージャーだという意味が全く分からないことで、「一体なんなんだよ……」思わず頭をかかえてしまうような内容に溜め息をつくと『意味分からん。断る。ただし、ことりの個人的なマネージャーなら全然OK!むしろやらせろ!』と相変わらずのメールを返信して)
…そうなるだろうと思ってました
(メールの返事を見て『えーっ、何でー!?いい考えだと思ったのになぁ…』と声をあげる穂乃果の様子から断られたのであろうことは容易に想像がついて、唐突過ぎるし何の説明も無しにそんな重大なことを二つ返事で受け入れてくれるはずもないだろうとやや呆れた様子で呟き、しかしアイデア自体は悪くないものであり、ちゃんと話し合って納得をしてもらった上で実現することが出来たなら写真の件も自分たちの関係に関する部分も両方同時に解決が出来る訳であり、この事を相談するべく『今日の放課後時間はありますか?話し合いたいことがあります』という内容のメールを送信して
またメールかよ…。どうせ穂乃果が抗議してきたんだろ……って、あれ?相手は海未か……。どうしたんだ?
(メールも返信したことだし教室に戻ろうとしたところ再びメールが受信されて、面倒くさそうに溜め息をつきながら携帯のメール画面を見ると送り主は予想していた相手とは違って。メールの内容から判断して、先程穂乃果が送ってきたメールと関係のあることだと判断すると『りょーかい。場所は?……それと、俺もお前にお説教があるのでよろしく』写真の件を相談してくれなかったことに少し腹を立てていて、そのことをさらっと付け加えて送信すると今度こそ教室へと戻っていき)
…説教
(すぐさま返ってきたメールを読み、二人と相談の上でひとまず待ち合わせ場所として穂乃果の家を指定して返事を書いてから、まさか写真の件がもう知られたなんて思いもしなかった己からすれば説教なんて突然で身に覚えもなく、朝は普通の調子だったはず、と記憶を掘り起こし疑問を感じながらも文章上ではそのことには敢えて触れずに待ち合わせ場所の用件だけ書かれたメールを返して「…さあ、行きましょうか」穂乃果とことりと共に学校へと向かい
さーてと、学校も終わったことだし穂乃果の家に行きますか……。それじゃ、また明日な!
(時間が経ち放課後になったことで鞄を持って椅子を立つと、前もって伝えられていた穂乃果の家へと行くために友人と言葉を交わしてから教室出て行き。まず彼女達には今日のメールの一件といい色々聞きたいことがあるのだが、それよりもやはり言いたいことは写真の一件で「というかいつの間にあんな写真取られてたんだよ…。あれか?海未のファンのやつか?」考えられることはそれか、単純に海未を見かけた誰かが撮ったのか、考えられることは色々ありそんなことを考えていると穂乃果の家へと着いて。きっともう彼女達は既に二階にいるだろうと思うと「お邪魔しまーす」といつも通りなれた様子で家へと入っていき)
(ここのやりとりすごく好きでいつも楽しく読ませていただいていました
お相手様がまた戻ってきてくださることを祈って支援あげさせていただきます…!)
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