主 2015-01-04 20:47:50 |
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も、もうっ…ことり!からかわないでください…
(ことりと二人、帰り道を歩いている道中話題はいつの間にか彼との関係に関するものになっていて、最初のうちは当たり障りのないような内容が主だったのだが、少しずつ突っ込んだ内容へと変わっていき、いつになく興味津々といった様子で積極的に迫ってくることりに完全に圧倒されて、恥ずかしさのあまり声をあげてしまい「で、では、また明日学校で」このままでは分が悪いと判断したのか逃げるように別れ道にさしかかったところでそそくさと帰っていき
―やっぱりそうだよな。俺としてもお前らには絶対迷惑かけたくないし・・・。ありがとな穂乃果、聞いてもらえてよかったよ
(自分の存在が迷惑をかけるかもしれない、という抱えていた悩みを全て穂乃果に打ち明け、最初は何を言われるか心配だったが穂乃果は呆れること無く話を最後まで聞いてくれた上で自分の考えを話してくれて、何だか心が軽くなったような気がするのも気のせいではないだろう。その後は雪穂も交えて適当な雑談などして、夕食をご馳走になった後「そんじゃ、時間も遅くなってきたし寝るか。穂乃果、言ったかもしれないけど俺には気にせず朝練行っていいからな。俺は雪穂ちゃんとゆっくり登校するぜ!」雪穂の頭に手を乗せながら言うも、すぐさま手を払いのけられ『え、絶対嫌ですけど』という言葉に傷ついてガクッと肩を落としながらそのまま泊まるときはいつも使わせてもらっている空部屋に向かって)
さて、今日も頑張りましょう
(翌日の朝、いつもの神社に昨日のこともあってもしかしたら遅刻してくるかもしれないと心配していた穂乃果も時間通りやってきたことでμ'sのメンバーが勢揃いすればラブライブという次の目標が定まったことでいつもの朝練にも自然と気合いが入り、早速今日1日の練習メニューを一つ一つこなしていき、他のメンバーもやはり明確な目標が出来たことで練習中の顔つきがいつにも増して引き締まって見えて、再びみんなの夢が動き出したんだと実感していて
秋葉原?あー・・・、確かに行ってなかったし久々に行くか。
(あれから嫌がる雪穂を中学校まで送り届けた後高校に向かい、時間は経って放課後になり。アイドルファンである友人から秋葉原にでも行かないかと誘われ、特に断る理由もなかったため承諾するとそのまま秋葉原へと向かい。そしてアイドルショップへと向かうと、最近あまり来ていなかったからか並んでいる商品が変わったり増えたりしていることに素直に驚いて「それじゃ俺は適当に見てるから。買い物が終わったら声かけてくれ」テンションが上がりきっている友人に一言声をかけると自分は幼馴染達が所属しているμ’sの商品が並んでいる場所へと向かって)
…あれは
(今日も1日が終わってその放課後、母から買い物を頼まれていたこともあって街の方まで足を運ぶと見覚えのあるアイドルショップの前を通りかかり、何気なく店内を外から覗き込むようにしてみるとそこに見慣れた後ろ姿を見つけ、それが自身の幼なじみであり恋人でもある彼であることに気がつくまでさほど時間はかからず、何やら真剣な様子で品定めをしている相手の背後からそっと迫り「昴、こんなところで何をしているんですか?」一体相手は何を見ているのだろうかと確かめるように背後から身を軽く乗り出すようにして声をかけつつ手元を覗き込み
ほーほー、毎度毎度よく上手く撮れてるよなぁ。しかしこういう写真を他の男どもが買っていると思うと幼馴染として複雑な気分だぜ……
(やはりどんどん人気が上がっていったせいか、店に並んでいる商品は結構増えていて。写真などが並んでいるエリアに着くと、そのうちの適当な一枚を取り眺めてみるが何度見てもこんなに上手く撮れていることに素直に感心するのだが、それと同時に自分から見ても可愛いと言える容姿を持つ幼馴染達の写真を自分以外の男性が買っていることを考えると何だか複雑な気分があり、ちょうど自分の恋人である彼女の写真が目に入り、しかも可愛らしい笑顔を浮かべているものでその写真を手に取ると「こういうのは俺が回収するべきだな、うん。あ、あとことりの可愛い写真も……。ふむ、穂乃果は……まぁいいか。でも幼馴染としては……って、うおぉっ!?びっくりしたお前か……。こんなところで会うなんて奇遇だな」気付いたら結構な写真の量を手にとっていて、しかも特にことりの写真が圧倒的に多いのは恐らく気のせいだろう。すると急に声をかけられたことに驚いて肩をビクッと震わせて後ろを見ると、よく見知った彼女の姿があり驚いたせいか写真を手に持っていることを忘れていて)
すみません、まさかそんなに驚くなんて…よほど集中して見ていたのですね
(こちらを振り返って予想以上に大きなリアクションを見せてくる相手にこちらも少しだけ驚いて目を見開いては謝罪を口にして、それだけ目の前の何かに集中していたということだろうと考えて彼の手元にあるものへと視線をやればそこには自分を含む幼なじみの写真、それもことりの写真が明らかに多いそれが見えて、よくよく見れば彼の立っているここがμ'sの特設コーナー前だということがわかり、なるほどと納得したのと同時に自分たちのグッズがこうして身近な人物に買われているという事実に嬉しい反面少しだけ複雑な気分になってしまい「ところで、あの…手に持ったそれ、全部買うのですか…?」ことりの写真の方が自分の写真より多いだとかそんなことよりもこれだけの量を本当に買うつもりなのかと思わず遠慮がちに問いかけてしまい
……ん?あーこれか、なんか見られるの恥ずかしいな。まぁ当たり前だろ?こんな可愛い顔で笑ってるお前らの写真を他の男に触られたくないんだよ。特にお前の写真なんかは・・・な
(結構な量の写真を持っていることを見られてしまったのは恥ずかしいことで、照れくさそうに若干目を逸らしながら述べて。自分もこんなに手に取ったつもりはなく、とにかく可愛い写真を集めてたら気が付いたらこんな量になってしまっていて、幼馴染の可愛い表情を誰かに触られたくないというのは嫉妬に近い感情だろうが、ここまで見られたら嘘をつくことなんてできず)
そ、そうですか…その気持ちはとても嬉しいのですが私たちのためにお金を使わせてしまっているようで少し申し訳なくもありますね…
(自分たちの写真をこれだけの量を手に取った理由を聞けばそれは自分たちのためなのだということを知ることが出来て、それがどこまでが本当でどこまでが建前なのかはわからないが、彼なりの気遣いや優しさのようなものを感じられればやはり嬉しいという事実には変わりなくありがたく思うその一方で、これだけの量を購入するとなれば少なからずお金もかかってくるだろうと考えては自分たちが直接営利目的で販売している訳ではないとはいえ、少し申し訳なさを感じてしまっていて
ったく、変なこと気にしてんじゃねぇっての。ファンが好きなグループのために金を使うのは当然だろ?俺はお前らの、特にお前と穂乃果、そしてことりの一番のファンなんだ。元々そんなに金使わないし、こういうところで使うってのも悪くないからな
(申し訳ない、という言葉を言われる筋合いはなく、むしろ自分が欲しいから買っているだけであり決して嫌々買っているわけではないため逸らしていた視線を今度はしっかりと相手の方へと向けて述べ。すると『あれ昴どうした?って、その子ってまさか……』友人と来ていることをすっかり忘れていて、買い物が終わった友人が戻ってきてしまい。アイドル好きの友人ならば彼女を見ただけで誰だか分かるだろうし、幼馴染だということも、ましてや彼女だなんて教えていないため返答に困って。「あ、いや、こいつはその……」さすがに彼女だなんて言えるわけがなく、何と言えばいいか戸惑ってしまい。)
…あ、えっと、その、もしかして昴の友人の方でしょうか…?
(ファンとしてこれぐらいは当然のことなのだという相手の言葉に幾分か気も晴れ、何気なく無意識に彼の傍らに身を寄せるも彼の名前を呼ぶ声、それも男性の声が聞こえてくれば反射的に慌てて相手から身を離して声のした方を振り返って。するとそこには彼と同じ制服を身に付けた男子生徒が立っており、こちらを驚愕したような表情で見つめながらも相手へと親しげに声をかけていて、そんな様子を見て状況がよくわかっていないながらも、とりあえず目の前の男性は彼と親しい間柄なのだろうかと考えて二人のどちらへ言うでもなく確認するように小さく呟き
あ、ああ……そうだよ。俺の一番仲の良い男友達だな、とにかくアイドルが大好きなんだぞこいつ
(相手が友人の事を聞いてくれたおかげで、友人の質問から回避することができたため内心安心しながら簡単に友人の事を紹介して。これで大丈夫だと思ったが『なぁ……その子、園田海未ちゃんじゃね?』という友人から飛んできた質問に、一瞬表情を歪めると相手にだけ聞こえるような小さい声で「おい海未、どうするよ?」と若干焦りを感じつつ言葉を投げかけて)
…?質問の意味がよくわかりませんが…
(なんであれ目の前の男性が彼にとって友人といえる存在であり、信頼に足る人物ならば己には今の状況の何が問題となるのか本気でわかっておらず全く危機感というものがない様子で、何故か一人で焦燥感のようなものを感じているように見える彼の質問の意図をはかりかねている様子で眉を寄せて訝しげな表情を浮かべては「えっと…はじめまして、昴の幼なじみの園田海未と申します。ご存知だとは思いますがスクールアイドルをやっています」己に対する予備知識を持っているらしい友人へと向き直っては彼以外の異性と話す機会などめったにないためか少し緊張しながらも、それでも落ち着いた様子で当然付き合っているという情報は伏せて自己紹介をして
はぁ・・・。お前そんな正直に言うと後々面倒になるぞ・・・?
(まだ自分の友人だからいいものの、これがもし他の人物だったら色々面倒なことで起きそうで、その事を回避するため今まで友人たちには彼女たちと幼馴染だということを隠していたのだが、この瞬間彼女が素直に話してしまったためそれが全部無駄になってしまい小さくため息をついて。幼馴染、という単語を聞いてやはり予想通りというべきか友人が何やら興味津々そうな表情を浮かべ『でも何か二人の距離感近くない?もしかして付き合ってたりするの……?いや、さすがにそんなわけないよね。幼馴染だからか』という言葉に「まぁ、そんな感じだよ」いくら友人とはいえど、自分たちの関係を話すわけないはいかないため適当にあしらうと「んじゃ俺、ちょっと会計してくるわ」と手に持った写真を持ってレジに向かい)
っ…はい、待っていますね
(鋭く核心に触れるような友人の言葉に思わずドキッと胸が高鳴り動揺して言葉を詰まらせて答えに窮するが、それに関しては自分が何か言うよりも先に彼が友人を上手くあしらってくれて、続くレジへ向かうという言葉を聞いて思考が引き戻され此方もようやく落ち着きを取り戻し、平静を装って会計へと向かうその後ろ姿を見送ったが長年の付き合いである彼に言わせれば今の自分の態度は危なっかしく映っているのだろうなと感じては自分の未熟さを痛感していて
どうすっかなぁ……。というか、今までこういう状況にならなかったのが逆に凄いぜ・・・。
(レジ前に並びながら、今のこの状況をどうするか考えふと後ろの彼女の方へと視線を向けて。しかし今回避できても、後日友人に言い寄られる可能性もあるしもしかしたら他の誰かに言って周りに広まってしまうかもしれない。そうなると彼女には多大な迷惑をかけてしまう可能性もあり、何だか頭が痛くなってきて。そして自分の番が来て会計を済ませると、良い考えが纏まらないまま二人のところへと戻って生きて)
ふふ、そうなんですか?相変わらずですね、昴は
(彼が買い物を終えて戻ってくるまでの間友人との雑談を楽しんでいて、普段の自分ならば人見知りをしてしまうところではあるのだが彼の友人であるということと話題が二人の共通の知り合いである彼に関するものであることから緊張をあまり感じることなく、自分の知らない学校での様子などを面白可笑しく話しているのを聞いてクスクスと笑っていて
・・・おい、お前何勝手に人のプライベート話してんだよ。学校での俺って言ったらあれだぞ?モテモテで有名で・・・って、そんな目で見るな!。嘘に決まってんだろ!
(どこか憂鬱な気持ちで二人のもとに行こうとすると、何やら楽しそうに話しているように見えて気にって急ぎ足で戻っていき話している内容が聞こえてきて。するとどうやら話していることは自分のことのようで、学校での様子を面白おかしく話していることにイラっと来て無理やり話に入っていき。少しは見栄を張るために嘘をついたが思ったよりも反応が悪く、冷たい目で見られてしまい恥ずかしそうに視線を外して)
…なるほど、やはり昴は昴ですね
(いつの間にか買い物を終えたらしく何の前触れもなく急に自分たちの会話に割り込んできた相手は良くも悪くも平常運転ともいえるテンションで明らかに無理のある嘘をついたのを聞けば友人と二人して揃って冷めたような目を向けると、そんな目線に耐えきれずにそっぽを向いてしまったのを見ればこれが素の姿なのだということを確信し、彼はどこでもこんな調子で自分の知る彼なんだなと当たり前のことだがそれを改めて認識して安堵すれば小さく息を吐いて軽く肩を竦めてはわざと呆れともとれるような口調で上記を述べて
おう、当たり前だろ?俺はいつでもお前の幼馴染の水谷昴だぜ。
(何やら当たり前な事を言っている彼女に向かって無駄に誇らしげに胸を張りながら、彼氏という単語は使えないため回避してわざと幼馴染という単語を使い述べて。とりあえずずっとここにいるわけにはいかないため何かを思い出したようにハッとした表情を浮かべると友人の方を向き「ああお前、さっき店員に聞いたんだけど近くで―のライブがあるらしいぞ。速く行かないと大変じゃねーの?」友人をここから立ち去らせる嘘。それは近くでアイドルグループのライブがあるということで、それを聞いた友人は『うっそまじか!俺が知らないってことはゲリラか!?サンキュー昴、海未ちゃんもまたね!二人の詳しい話聞かせてもらうからなー!』と慌てて言うとそのまますごい勢いで店を出て行って。心のなかで嘘をついたことを謝っておくと「はぁ・・・何か精神的に疲れたな」ととりあえず何とかなったことにため息混じりに述べて)
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