主 2015-01-04 20:47:50 |
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今日一日だけだが今までにない程の濃い1日だったな・・・。でも・・・
(行きの時とは違い、時間帯のせいか電車の中に人はそんなにおらずすんなりと座ることが出来、相手を一番端に座らせると自分はその隣に腰を下ろして。頭に思い浮かぶのは今日一日の事と、ずっと楽しそうに笑っていた彼女のことで、そのことを思い出すだけで自然と笑みが溢れてきて。しかしその半面、こんなに自由に楽しめるのは今だけだと分かっており、それは当然自分と彼女の立場の違い。どんどん有名になっていくということは、人々の関心や視線を集めるということなのだ。もし、園田海未のファンが彼女と一緒に歩いている俺を見たら一体どんな事を思うのだろうか、当然良い感情は抱かないだろうし下手したらμ's全体に迷惑をかける大事になるかもしれない。いくら彼女が大丈夫だと言っても自分はただの一般人、そして彼女はスクールアイドル、立場の違いは一目瞭然であり自分自身もし幼馴染達に迷惑をかけてしまったら自分自身を許せないだろう。そのような不安を胸に抱きながら流れる景色をボーっと見ていて)
…えいっ
(さっきまで本当に楽しそうにしていた彼が電車に乗り込んでからというものの何故か急に元気がなくなり、此方と目を合わせないばかりか言葉少なくなってしまったのを見れば気にならない筈がなく、内心自分が何か相手の気に障ることをしてしまったのだろうかという不安もあったが努めて明るく振る舞いながら相手の頬をツンとつつき、窓の外を眺める相手の注意を此方へと向けさせようとして「浮かない顔、してます…何を考えているんですか?」彼へと今の表情がデートには似つかわしくないものとなっていることを指摘しつつ、相手の抱える悩みに対して自分に何が出来るのか、それはわからないがそれでも恋人として幼なじみとして力になれることがあるならという想いからそう問いかけて
・・・い、いや何でもないぞ!?ちょっとのことりの事を考えててな、特に将来アイツが結婚することを考えると気持ちも沈んでしまうのさ・・・。ことりと付き合う奴は俺よりも素晴らしい人間じゃないと許さんぜ!
(頬に伝わってきた感触で、ハッとして電車に乗り込んで考え事をしていたせいでずっと黙っていたことに気が付きこちらを心配しているようにも見える相手の表情を見て何だか申し訳無さを感じてきて。さすがに先ほどまで自分が考えていたことを正直に言うことなどできず、もし言ったら相手を悲しませることになるだろうと考え表面上何でもないかのように装い、嘘を言ってしまうことに胸を痛めながらいつも自分が言うようなことを言い)
全く…そのようなことですか…ことりならばきっと大丈夫ですよ、私なんかよりこういったことには器用に立ち回れる筈ですから
(相手はデートの場で何の前触れもないままに自分という恋人を前にしながら他の女性のことをこれほどまでに考えたりするような薄情な人間ではないことを知っているため、本当のことを言うならば今の相手の発言はその場しのぎの嘘だと一瞬で見抜いてしまっていたが、それでもそこまで頑なに本当のことを話すのに抵抗があると言うならば敢えて騙されたフリでその話題に乗ることにしようと、恋愛に関しては全くの音痴である自分に比べればことりはそういった部分に関しては要領よく振る舞える筈だと隠し事をされていることに少なからず不安を感じながらも普段通りの様子で自分の考えを述べ
あ、ああそうだよな・・・。あいつなら大丈夫だよな、心配だぜ・・・
(相手に嘘が見抜かれていることなど知っているはずもなく、とりあえずその場しのぎの嘘が通ったことに内心安堵しながらも相手の言葉に頷いて。いくら帰りとはいえまだデートの途中で相手の事を放っておいて別の女性の事を考えるなど良く考えてみれば最低な事で、それに気がつくと今まで先ほどまでに考えていた事を一旦置いておいて「そういえば海未、次のLIVEの予定ってあるのか?」考えてみれば最近彼女たちのLIVEの予定を聞いていなかったことを思い出し、今まで最初から最後まで見てあげたことがないため次があるのなら今度こそ最後まで見てあげたいという気持ちもあり)
そのことなのですが実は穂乃果と私が今度生徒会の会長と副会長を引き継ぐことになりまして、その引き継ぎで今はそれどころじゃないのが現状なんです
(相手にライブに関する話題を振られ、そういえばまだ自分たちが生徒会役員として活動することになったという話しをしていなかったなと思い出し、この機会に話しておくことにして、引き継ぎに関しては重要なことで疎かには当然ながら出来るはずもなくそういった事情があって今はライブをしたくても出来ない状況にあることを話し「勿論、だからといってアイドルを辞める訳じゃありませんし今の状況が落ち着けばライブだってまた精力的に行っていく予定です」しかし、それも一時的なものでアイドルとしての活動を再開する意欲はキチンとあることを話し
マジか、あいつ会長やるのか・・・。でもまぁ周りを引っ張る力がずば抜けて高いあいつなら問題ないかもな。お前もいるし、2人がいるということはことりもいるんだろ?
(穂乃果が会長を引き継いだという話に驚きはしたが、大驚きとまではいかずむしろ会長をやってもおかしくないと思っていたため何だか自分の事のように嬉しく感じて。ということは生徒会+アイドル活動と以前よりも遥かに忙しくなっていきそうな現状に特に何もしていない自分とは大きな差を感じて「俺が知らない間にお前らはどんどん成長していってるんだよな・・・。何だか置いて行かれた気分だぜ。昔のようにもう俺が何かサポートする必要が無いってことか」成長してどんどん前に進んでいく幼馴染達に対して、何だか置いて行かれているような気がしてきて。昔から自分は三人のために色々なサポートをしてきて、相談に乗ったり一緒に何かをしたりと、昔は4人一緒な感じだったが時が流れた今は何だか3人+1人な気がして苦笑しながら述べて)
そんなことはありませんよ。少なくとも私には昴が必要です…きっとそれは穂乃果やことりも一緒のはずです
(まるで自分自身を幼なじみの中に必要がないとでも言いたげに自虐的な物言いをする彼に寂しげに表情を歪めては、自分にとっては相手のことは言うまでもなく必要で、なくてはならない存在であることをまず前提条件として断言をして、他の二人だって相手のことは大切な幼なじみとして思っているだろうし、この4人の中から誰一人として欠けてはならないと思っている筈だと話し「だから、そんな寂しいことは言わないでください…例え今だけでも4人は一緒なんだって信じさせてください」今の自分たちに対して距離感のようなものを感じる必要なんてないし感じて欲しくもないと自身の想いを真っ直ぐに話し、いずれは別々の道を歩き出すであろうその時まで今はこの4人での時間を大切にしていきたいと言い
海未・・・。そうだな、お前たちがそう思ってくれるなら嬉しいよ。でも俺はただの普通の人間でお前たちは知名度がどんどん上がってラブライブ出場も夢じゃないスクールアイドルなんだ。いつか俺の存在が・・・いや、何でもない
(相手の言葉は素直に嬉しいものではあるのだが、やはり自分の頭の中ではそれを完全に理解することは難しくやはり幼馴染達との違いにどこか後ろめたいものを感じていて。今は、今だけは、この言葉がいつまで続くのかは分からないが自分自身今の生活に対して充実していると言えて、それは穂乃果とことり、そして何より相手がいるからであり。楽しいからこそ『本当にここままでいいのか?』という気持ちが出てきてしまい、どこか暗い気持ちになっていると電車がようやく自分たちが降りる駅に着いて「っと、着いたようだな。行こうぜ」中途半端に何かを言いかけだが電車が着いたことで頭を切り替えて、どこかまだ思いつめたような表情をしながら電車を降りて行き)
…それでも私は…昴とμ'sどちらかなんて選びたくない…そんな風に思うのはわがままなんでしょうか…
(付き合い始める前にも言われたこと、スクールアイドルとはいえアイドルと銘打って活動をする己と共にあることで悪影響があるのではないかという葛藤に苦しんでの発言であることが最後まで聞かなくても彼の思うところが伝わってくるようで、その気持ちは自分だってよくわかるしもしも逆の立場だったならばやはり同じ様に悩んだことだろう。それがわかった上でそれでもどちらか一方を選ぶなんて嫌で、そんなことは多分許されずいつかは選択するべき時がやってくるのかもしれない、自分でもそうわかってはいてもそれでも出せない答えを胸に抱え、小さく彼に聞こえないようにそう呟きながらやはりこちらも浮かない表情で後に続いて電車を降りて
にしても今日は遊んだな・・・。どうだ海未?少しは息抜きできたか?
(外はもう暗くなっていて、彼女を家に送るため彼女の家へと向かっている道中ふと今日の事を振り返って。電車の中での事をいつまでも引っ張っているわけにもいかず、いつもどおりの様子で彼女の方へと向くと楽しげな笑みを浮かべて尋ねて。今日のデートは当然彼女と2人で遊びたいという気持ちもあるなか、最近忙しそうにしていた彼女に息抜きして欲しいという気持ちもあって考えたものなのだが自分も予想以上に楽しんでしまい予想以上に充実した日を送ることが出来て素直に嬉しくもあり。)
え…?はい、おかげさまで今日は何もかも忘れて1日楽しんでしまいました
(俯きがちに少しばかり暗い表情浮かべながら彼より2、3歩遅れて歩いていたが、不意に彼にいつも通りの様子で声をかけられるとハッとして顔を上げ、彼だって辛いはずなのにそれでも暗くなりすぎないよう努めて明るく振る舞っていることがわかり、ならば自分もその想いには応えなければならないだろうとどうにか笑顔を作り、そんな作り笑顔であっても今日1日は楽しかったというのは嘘偽りのない想いであり、そんな気持ちを真っ直ぐに言葉にして告げて
そっか、なら俺も遊園地を選んだかいがあるってもんだぜ。にしてもお化け屋敷の時の海未って言ったら―
(相手の浮かべた笑顔、それが作り笑いだということは鈍感な自分でも見ぬくことが出来てしまい、そんな笑顔を作らせてしまった自分に不甲斐なさを感じたが表情には出さず明るい自分というものに努めて今日あったことを話していき。そして自分的には特に色々辛かったお化け屋敷の話になると、あの時の腕にずっと抱きついていた彼女の事を思い出して笑いを堪えるようにしながら話して)
うっ…、あ、あれは、その…言わないでください…
(胸の奥に秘め、敢えてもう気にしないようにしていた己にとってはある意味黒歴史とも言えるお化け屋敷でのことについてこうして改めて話題として持ち出されると照れくさいやら恥ずかしいやらで耳まで真っ赤に染まり、笑いを堪えて明らかにこちらの反応を見て楽しんでいる様子が見てとれれば俯きがちに恨めしそうに相手を軽く睨み、不満げに呟いては拗ねたような態度をとっていて
まぁお前と二人で行くのが一番楽しそうだが、穂乃果とことりも入れて四人で行くのもそれはそれで楽しそうかもな。俺と穂乃果がはしゃぎまくって、それを見た海未が怒って、そしてことりがそんな俺達を笑いながら見ている・・・懐かしいな
(相手の拗ねたような態度がこちらから見ると何だか可愛らしく見えて、余計に笑ってしまったしまったがあまり笑いすぎると本当に怒らせてしまいそうで一度咳払いをして話題を切り替えて。昔のように四人で何かをしたり遊んだりすることが減った今もし今日行ったような遊園地に行ったらそれはそれでとても楽しむことができそうで、子供の頃を懐かしむように目を細めながらふと口にして。)
ふふ、全く…大きな子供を二人も引率する側の身にもなってください
(ずっと一緒に居た彼や彼女たちとの思い出の中にはそんな場面も数え切れないほどにあって、今にもそんな情景が頭に浮かんでくるようで思わず小さく笑みをこぼしてつつも、そんな時相手や穂乃果のせいでいつも苦労や被害を被るのは他ならぬ自分であり、決してそれが不満という訳ではなく、何だかんだそれも楽しそうだなんて感じてしまっていたりもするのだがそれでもやれやれと肩を竦めながら冗談混じりにそんなことを言っておき
ははっ、俺らだってお前がいるからあんなに馬鹿やってられるんだよ。そこらへんはちゃんと感謝してるんだぜ?
(大きな子供、というのは実に自分たちに当てはまっていて彼女はいつも自分たちの保護者のような感じだったのだ。何か悪さをした時真っ先に怒るのは他でもない彼女であり、そんな彼女がいたからこそいつも自分たちは自分たちらしくいれて。そんな彼女には口でこそ言ってはいないがいつも感謝しており隣を歩く彼女の頭をクシャクシャっと軽めに撫でると「だからありがとな、海未?」自然に出た柔らかな笑みで相手に述べると同時に『やっぱり俺は海未のことが本当に好きなんだな』と改めて実感し、悪い想像が一瞬出そうになったが表情に出さずに。気付けばもう彼女の家に近くまで来ていて)
こちらこそ、ですよ。昴や穂乃果、ことりと出会わなければ私はこんなに日常が楽しいものだなんて知らなかった…そして昴は人を愛する幸せを教えてくれました…だからお礼を言うのは私の方です。ありがとうございます
(自分としては別に相手に感謝されるようなことをしている自覚なんてなく、むしろ自分は相手や幼なじみの二人には色々貰ってばかりだと心から感じていることを話し、もしも皆と出会わなかったなら家を継ぐためだけに日々奔走する無感動な日常を過ごしていただろうとすら思えて、今のように日々を輝かしいものにしてくれた幼なじみと恋人の存在に感謝の想いを告げて「…今日はとても楽しかったです。また誘ってくださいね」そうして会話をしているうちにいつの間にか家の前に着いてしまい、やはり相手と一緒だと時間を忘れてしまうなと感じながら頭をぺこりと下げ、笑顔でそう述べて
ああ、もちろん。俺もすっげぇ楽しかったぞ。それじゃ、またな
(やはり楽しい時間というものはすぐに過ぎてしまい、いつの間にか着いてしまっていた彼女の家の前に立って相手の笑顔に対してこちらも笑顔で頷き返すとあまり長く居すぎると名残惜しくなってしまうために踵を返すと自分の家に向かって歩き始めて。そしてしばらく歩いているとメールを受信したのか携帯が振動し、開いて内容を見てみるとそれは穂乃果の妹の雪穂からで『明日学校が終わったら店番を手伝って欲しい』とのことで、特に断る理由をないため了解の返事を送り返しそのまま家に帰っていき)
(/そろそろ内容がアニメの二期に入りそうですね!)
もう一度ラブライブに参加出来るのは喜ばしいことですが…優勝なんて本当に出来るのでしょうか…
(あのデートの後日、生徒会の引き継ぎも無事に終わり、更に諦めかけていたμ'sの9人でのラブライブ出場のチャンスが再び巡ってきたことを喜ばしく思うのと同時に穂乃果の打ち立てた優勝というシンプル且つ最高の結果を目指すという高い目標には流石に少しばかり不安もあって、しかし何はともあれ明るいニュースであることには変わりなく彼にも報告をしなくてはと思い、今日も今日とて雪穂に頼まれて最近は日課となりつつあるらしい穂むらの店番を手伝っている彼の元へと向かい
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