主 2015-01-04 20:47:50 |
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りょうーかい、分かったよ。いやぁ、毎日のように海未の料理食べてるともう昔みたいな朝食には戻れないよな…うんうん
(自分まで悩んだ姿を見せて彼女を心配させるわけにいかないため、しっかり頭を切り替えてテーブルまで歩いて行くと、漂ってくる料理の良い匂いをスンスンと嗅ぎながら染み染みと呟きながら椅子に座って。そして料理をしている後ろ姿を見ながら考えるようにスッと目を細めると、再び彼女の様子の変化について考えて。様子が変わったのは昨日、本音で話し合った後からであり、そこから考えるときっと個人的な何かが彼女を悩ませているのだろう。それに加えて彼女の性格のことも考えると言い出せずに困っているのだと思うのだが、どうすれば話してくれるのかまではやはり考えても思いつかず。やはり穂乃果達に任せるのが得策だと思う反面、二人一緒に前に向かって進んでいていくと決めた以上放っておくが出来ないも事実であり、「んー……むむむ…頑張れ俺の頭」そんな風に必死に考えていたら無意識に言葉が口から出てしまい)
(/ずっとレスを返せずに申し訳ありませんでした! しかしこれからはちゃんと返していくので改めてよろしくお願いします!)
お待たせしました……何か考え事ですか?
(少しして出来上がった味噌汁と色とりどりのおかずの入った小鉢、和風オムレツとを順に相手が座って待っている目の前のテーブルの上へと並べていき、最後に炊飯器から炊きたてのご飯をお茶碗へとよそっていく最中、何やら悩みを抱えているであろうことが伺える相手の独り言が己の耳に届けば作業をする手を止め、顔をゆっくりと上げて真っ直ぐに相手の方を見据えては何か悩みでもあるのだろうかと自分の今抱えている問題などそっちのけで相手の方を気遣うような素振りを見せ、もしも悩みが自分で力になれることであるならばどんなことでもしようとそう胸に強く誓っていて
(/大丈夫ですよ、お気になさらず!此方こそまたまた宜しくお願いします)
あー…いや、どうすれば海未がプライベートでも可愛いフリフリのミニスカート履いてくれるのかなって思ってだな…。こう…足がスラっと出るような超可愛い海未専用のスカートをことりに作ってもらうか…
(無意識に言葉が出ていたため何か言葉を発した自覚はなく、急に相手が自分が悩んでいることに触れてきたため内心びっくりしたがそれを表情には出さず、どうせならと思いなんとも自分らしい馬鹿みたいなことを口にすると「アイドル衣装とか学校の制服だと普通に着てるのになぁ…。プライベートでも…こう…もっと露出の高い服装をだな…はぁ」冗談で言ったつもりなのだがなんだか本当にその方向へと考えが向かっていってしまい相手の頭から爪先までじっくり観察するように見ては残念そうに溜息をついて)
なっ…!もうっ、昴はどうしていつもそうなのですかっ…朝のこんな時間からそんな破廉恥なことばかり考えて…
(何となく相手が大きなものを抱えているような、そんな気がして果たして悩みというのはどんな重大な内容のものなのだろうと身構えていた自分がバカバカしく思えてしまうような、自身が最も苦手とする類の話しの内容が相手の口から語られればカァっと顔を真っ赤にして、相手が本心を誤魔化すためについた嘘とは気付かないままに此方をじっくり観察するような相手の目線から逃れるように右手を胸元にやり、左手で制服のスカートの裾部分をつまんで下方向へ引っ張るような格好をして猛抗議していて「…ですがその、それで昴が喜んでくれるのでしたらまた二人きりの時に…」最初こそ拒絶反応ともとれるリアクションをとっていたものの、いつもそればかりでは印象も良くないだろうし恋人として異性として、多少は悦びというものが必要なのかもしれないと不意に真剣に考えて、恥ずかしいし正直なところかなり抵抗もあるがそれでも相手と二人きりの時ならと譲歩して
(/因みに質問なんですがこの後シリアスな展開に持っていくかご都合主義で意外に簡単に解決してしまうか、どちらがいいと思いますか?)
えっ?あ、いや、なんでそんな可愛い反応をするんだ…。ま、まぁそのうち…な?今はとにかく朝飯食べようぜ!海未だって朝練あるんだろ?
(最初の方こそ相手らしいウブな反応だったが、最終的にはなぜか本当に着てくれる流れへと変わっていってしまい、自分は冗談で言ったつもりのため何故かこっちが動揺してしまい、すぐさまスカートの話を終わりにするとテーブルに並んだ朝食へと視線を向けて。相手は朝練があるだろうし、あまり無駄話をして時間を取らせるのも申し訳ないため「というわけで…いただきます!」と両手を合わせて口にすると冷めないうちに相変わらず美味しそうな和風料理を食べ始めて)
(/そうですねぇ…あまり長引かせてもアレですしご都合主義で簡単に解決してしまいますか? まだユメノトビラの話にも入っていないので…)
なんだか腑に落ちませんが…まあ、いいでしょう。いただきます
(やはり恥ずかしいという気持ちが先行してしまって、露出の高い服やスカートなどにはアイドルとして活動をする時にはある程度割り切れるようになったものの未だに強い抵抗があって。それでも相手の為ならばと思い、勇気を出して着てみようと意を決したそんな己の覚悟に反して相手のリアクションはといえばあまり嬉しそうではなくむしろ話題をさっさと切り替えようとしている様子が見受けられ、なんとなく肩すかしをくらったような心境で少々納得のいかない様子ではあったが朝練に遅刻をするわけにもいかないため此方も朝食を食べ始めて
(/わかりました、面倒なイベント発生させて本当申し訳ないです)
……よし、ごちそうさん!本当、わざわざ家に来てくれている上に朝食まで作ってくれてありがとな?片付けは俺がやるから海未は朝練に行ってくれ。ラブライブに再エントリーしてメンバーも張り切ってるんだろ?
(テーブルの上に並んだ朝食を全て綺麗に平らげると、ここから自分の仕事であり食器を持ってキッチンへと向かいながら相手に声をかけて。ラブライブに再エントリーする以上、彼女達はきっと以前よりもずっと張り切っていることだし、相手にはその練習に集中して欲しいし自分も自分に出来ることは精一杯やると決めていて。相手が一体何を抱えているかは分からないが相手には幼馴染達に加えて素晴らしい仲間達がいるのだし、きっと何とかなるだろうと思い「次のライブももちろん見に行くからな?練習頑張れよ」一度振り返って笑みを浮かべながら相手に応援の言葉を送ると今度こそキッチンに引っ込んでいき)
(/いえいえ!謝ることないですよ!やりたいことがあったらどんどんやっていってください!)
…迂闊でした、まさかこんなことになるとは…
(自分たちの活動を応援し、後押しをしてくれている相手の厚意に甘えることにして洗い物等を任せて家を出て、これから他のメンバー達に会うことを考えるとラブライブを前にして自分の失態のせいで余計なことで気を揉ませるような事態となってしまったことに申し訳なさを感じ、どうにか解決する手だてはないものかと思考を巡らせながら幼なじみとの待ち合わせ場所へと向かって歩いていき、恐らくは既に何が起こっているのかをことりから聞かされた穂乃果も待っていることだろうと考えると自然と気も引き締まって
ういーっす。――お、そうなんだよ!μ'sだろ?もう一回ラブライブの予選に登録したらしいぞ?
(いつも通り学校へと登校し、教室へと入ると友人の一人が携帯の画面を突き付け、これを見てくれと興奮気味に言われて。とりあえずその携帯の画面を見てみると、それは次に開催されるラブライブのホームページで、そこにμ'sの名前があったことを喜んでいるようで。それは自分も幼馴染達から聞かせているため当然知っているのだが、友人が嬉しそうな姿をしていることがなんだか自分のことのように嬉しく感じてしまいこちらもテンションが上ってしまい。話している際、時々『海未……大丈夫かね?』と、ずっと悩んだ様子だった彼女のことをふと思い出して)
おはようございま…
(待ち合わせ場所まで向かうと穂乃果とことりは既に先に来て待っていたようで、緊張しながらも表向きは平静を装って挨拶をしようと歩み寄っていけばそれを遮るように穂乃果が身を乗り出し『海未ちゃん!ごめんね、こんな大変なことになってるのに穂乃果何も知らなくて…』開口一番に謝罪をしてくれば小さく首を横に振って「いえ、ラブライブのかかる大事な時期にも関わらず軽率な行動をしてしまいました…今回の件は私に非がありますので…」自分のスクールアイドルという立場の重さをもう少し自覚して慎重に行動するべきだったと反省の言を述べると『そんなことないよ、女の子が恋したらいけないなんてそんな理由どこにもない』とことりの方から反論が飛び出し、それに続くようにして『そうだよ、それでことりちゃんとも話し合ったんだけど…この際開き直っちゃおうよ!スクールアイドルが恋して何が悪い!って…だってスクールアイドルと言っても部活の一環だし…恋しちゃいけないルールなんてどこにもないから』屁理屈にしか聞こえない持論を穂乃果が展開し始めてことりまでそれに乗っかるように頷いているのを見て開いた口が塞がらず
(/お待たせして申し訳ないです)
……ん? どうした……って、なんだその写真!
(適当に友人たちと話していると突然慌てた様子の女子生徒が自分の元まで駆け寄ってきて、手に持っている携帯の画面を突きつけてきて。またμ's関係のものかと思い、特に何も思わず画面を見てみるとそれは予想外のもので、『これって水谷君だよね?それに一緒に写っている子ってμ'sの園田海未ちゃんじゃない?』と驚いた表情で訪ねてきて。その生徒の言う通り携帯の画面に写っているものは間違いなく自分と彼女が並んで歩いている写真であり、話を聞くとどうやらネットに出ていたようで、そして同時に彼女が悩んでいたことがこの写真の件だと分かり。最初の方こそ驚いてどうしたものかと考えていたが「はぁ……この際だから言うけど俺はそいつと幼馴染なんだわ。他にも二人くらいいるんだけど……。幼馴染と遊びに行くくらい普通じゃないか?」と特に何でもないように言うと『あ、確かにこの間昴と海未ちゃんが一緒にいるところ見たぞ。というか実際俺話したし。その時も幼馴染だって言ってたぞ?』というこの間秋葉原のお店で偶然出くわした友人の一言で場は落ち着くと、女子生徒の方はつまらなそうに溜め息をついて何も知らなかった男子生徒達は『羨ましいぞ!』という嫉妬の声を上げて)
(/大丈夫ですよ! 気にしないでください!)
い、いえ…ですがだからといって私たちの関係を公に晒すのは…マネージャーとかそういった感じでうまく誤魔化せないでしょうか…?
(真剣に自分たちの関係について考えてくれたことはありがたいが、だからといってやはり自分の恋愛事情を晒すというのはもしもマイナスの方向に転んだ場合μ'sにとっても悪影響が出てしまうし、何よりも恥ずかしいと考えればどうにか他の手段で手を打てないものかと、ひとまず思いついたマネージャーという案を挙げてみて『あっ、なるほど…遊園地でのこともPV撮影のロケーションってことにすれば…』そんなダメ元で出した意見もことりには好感触で、自身と相手が遊園地に二人で居た理由についても真剣に考え始めていて『そうだよね!そうすれば海未ちゃんたちの関係は言わなくて大丈夫だし…よしっ、そうと決まれば早速昴くんに…』そんな自分とことりのやりとりを見ていた穂乃果はすっかりその気になってほぼ独断で相手へと『今日から昴くんμ'sのマネージャーね!』というメールを送ってしまっていて
まぁ、騒ぐのは勝手だけど写真を拡散するのだけはやめてくれよ?向こうに迷惑かけたくないし……そういうことで――って、ちょっと悪い
(クラスメイト達は冷やかすことなんて一切せずに、むしろネットに写真が上がっていることを心配しており、とりあえず一つだけ注意をしてこの話を終わりにしようとするとポケットの中に入れてある携帯がメールを受信したようで。友人たちに背を向けて携帯を取り出すと送られてきたメールを見た途端思わず「はぁ!?」と声を荒げてしまい、心配そうに自分を見てきた友人たちのことなど気にせず廊下に出るともう一度しっかりメールの内容に目を通して。穂乃果から送られきたメールの内容は、自分が今日からμ'sのマネージャーだという意味が全く分からないことで、「一体なんなんだよ……」思わず頭をかかえてしまうような内容に溜め息をつくと『意味分からん。断る。ただし、ことりの個人的なマネージャーなら全然OK!むしろやらせろ!』と相変わらずのメールを返信して)
…そうなるだろうと思ってました
(メールの返事を見て『えーっ、何でー!?いい考えだと思ったのになぁ…』と声をあげる穂乃果の様子から断られたのであろうことは容易に想像がついて、唐突過ぎるし何の説明も無しにそんな重大なことを二つ返事で受け入れてくれるはずもないだろうとやや呆れた様子で呟き、しかしアイデア自体は悪くないものであり、ちゃんと話し合って納得をしてもらった上で実現することが出来たなら写真の件も自分たちの関係に関する部分も両方同時に解決が出来る訳であり、この事を相談するべく『今日の放課後時間はありますか?話し合いたいことがあります』という内容のメールを送信して
またメールかよ…。どうせ穂乃果が抗議してきたんだろ……って、あれ?相手は海未か……。どうしたんだ?
(メールも返信したことだし教室に戻ろうとしたところ再びメールが受信されて、面倒くさそうに溜め息をつきながら携帯のメール画面を見ると送り主は予想していた相手とは違って。メールの内容から判断して、先程穂乃果が送ってきたメールと関係のあることだと判断すると『りょーかい。場所は?……それと、俺もお前にお説教があるのでよろしく』写真の件を相談してくれなかったことに少し腹を立てていて、そのことをさらっと付け加えて送信すると今度こそ教室へと戻っていき)
…説教
(すぐさま返ってきたメールを読み、二人と相談の上でひとまず待ち合わせ場所として穂乃果の家を指定して返事を書いてから、まさか写真の件がもう知られたなんて思いもしなかった己からすれば説教なんて突然で身に覚えもなく、朝は普通の調子だったはず、と記憶を掘り起こし疑問を感じながらも文章上ではそのことには敢えて触れずに待ち合わせ場所の用件だけ書かれたメールを返して「…さあ、行きましょうか」穂乃果とことりと共に学校へと向かい
さーてと、学校も終わったことだし穂乃果の家に行きますか……。それじゃ、また明日な!
(時間が経ち放課後になったことで鞄を持って椅子を立つと、前もって伝えられていた穂乃果の家へと行くために友人と言葉を交わしてから教室出て行き。まず彼女達には今日のメールの一件といい色々聞きたいことがあるのだが、それよりもやはり言いたいことは写真の一件で「というかいつの間にあんな写真取られてたんだよ…。あれか?海未のファンのやつか?」考えられることはそれか、単純に海未を見かけた誰かが撮ったのか、考えられることは色々ありそんなことを考えていると穂乃果の家へと着いて。きっともう彼女達は既に二階にいるだろうと思うと「お邪魔しまーす」といつも通りなれた様子で家へと入っていき)
(ここのやりとりすごく好きでいつも楽しく読ませていただいていました
お相手様がまた戻ってきてくださることを祈って支援あげさせていただきます…!)
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