赤目さん、 2015-01-03 17:30:28 |
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い、いや別に変な事じゃねえよ……アヤノにとってはそれが本音なんだからな(実際に言われて嫌な気分ではないため彼女の言葉に首を横に振って否定をしつつ期待しちゃうという言葉に「期待しちゃってください……」と恥ずかしさが頂点に達し蚊の鳴くような声で自分の顔をもう片方の腕で覆い言葉も思わず敬語になってしまい)
そ、そう?…ありがとう、
(否定する相手を眺めながら首傾げるも、相手の言葉に何処か安心すればお礼を告げて。敬語で言われた言葉に驚きながら思わず固まるも、理解するとボッと沸騰したかの様に赤くなり。「シンタローのバカッ…!そんな事言われたら、本当に期待しちゃうからね。」と相手の服の裾握り締め。)
なっ!?ば、バカはねえだろバカは!(こっちだって恥ずかしい思いでいっぱいな中頑張って伝えたというのにバカの一言で驚いたように目を開けば逃げようとするも裾を握りしめられてそれも叶わずにいて)
だ、だって、急に期待しちゃってとか言うからっ…!
(未だに動揺しつつぐるぐるになってきた頭の中で精一杯言い返し、裾握り締めたままでいれば相手が逃げようとしていたのに気付き。「…なんで逃げるの?触られるのは、嫌?」と切なそうな声色で聞けばすっと手を離して)
そ、そんなことねえよ!むしろアヤノに触られるのは好きな方だし…じゃなくて変な意味じゃなくて好きな人に触られるのはむしろ幸せ……じゃなくて!(相手のせつなそうな声を聞いた途端焦り始め、何とか言い訳をいようとするのだが焦りのあまり滅茶苦茶になるどころか告白までしていることに気づいておらず)
えっ……シ、シンタロー、私の事好きなの?
(しゅんとなっていると相手から告げられた数々の言葉に頬を赤く染め、相手の瞳を見つめながら驚くもじーっと見。期待の眼差し向け)
は?…………う、うわぁぁああ!(好きなのかどうか尋ねられてきょとんとした態度を浮かべるが、やがて自分の告白のようなセリフを思い出し図星なのか顔をこれ以上ないほどまで真っ赤に染め上げては叫び声をあげ逃げ出そうと走り出し)
え、えぇー!?ちょっと!待ってよ、シンタロー!
(相手の反応からして図星だったのかと思い大きな声出して。いきなり走って逃げた相手にビックリすると呼び止めようとしつつ、己も走り出すと追い掛け)
はぁ……はぁ……つ、疲れた(いくら無我夢中だったとはいえ、元ヒキニート。体力など全くついておらず少し走っただけでも息切れを起こし気がつけば屋上のど真ん中で一人両手を両膝につけぜえぜえと呼吸を整えており)
や、やっと追いついた…!もう逃がさないよ、シンタローっ。…さっきの答え、聞かせて?
(タンタンッと足音立てつつ屋上へと繋がる階段駆け上がれば、運動不足のせいかあまり体力がなく。此方も息切らしながら扉開けて相手の姿を発見すると、一歩ずつ近づいて行き)
あ、アヤノ……さ、さっきの答えって…何だよ?(未だに呼吸を整えながらも後ろから聞こえる彼女の声に振り返れば何の事だと見苦しくもとぼけ続けており)
っ…忘れちゃったの?私の事、好きって言ってた、こと…!
(自分で言うのが恥ずかしいのかかああっと赤くなり、相手の目の前まで来ればちらりと見上げ)
うわあああ言うな言うな!(言われると改めて自分が勢い余って告白をしてしまったことを思い出し赤い顔を見られないようにぶんぶんと首を横に振っては背中を彼女へと向けてしまい一人悶々としており)
…じゃあ、さっきのは嘘だったの?教えてよ、シンタロー!
(背中を向けられてしまえばズキッと胸が痛み、泣きそうになりながら己の制服をぎゅっと両手で握り締めて力が入り。聞くのが怖くなってきたのもあるのか若干震えた声で必死に問い)
……っ。嘘なわけないだろ(見ていなくても彼女の声でどんな気持ちなのか分かってしまい、意を決したように彼女の方へと歩みよれば力強く抱きしめ「お前がいなくなって……どれだけ寂しかったと、どれだけショックだったと思ってるんだ」と今までの辛さを吐きだすもそれは責めているわけでもなくただ彼女が戻ってきたことへの安心感からである)
シンタローッ…!…寂しい思いさせてごめんね、でももう居なくなったりしないから。これからは、ずっとシンタローの傍に居るからっ、
(抱き締められれば今まで抑えていた涙が零れ落ち、ぎゅうっと抱き締め返すと相手の胸板に顔埋めつつこもった声で告げ)
そ、それは……俺でいいと言う事でいいのか?(元ヒキニート・童貞・コミュ症と言った言ってて悲しくなってくるようなマイナススキルを兼ね備えた自分が彼女みたいな可愛い女子を恋人として受け入れてもらえるのだろうかと信じられないらしく呆気にとられるような表情で問いかけ)
…うん、シンタローが良いの。好き、だから…っ
(こくりと頷きながら恥ずかしそうに返答し、驚いているであろう相手に気付くも決意すると相手の目をちゃんと見ながらはっきりと告白し)
アヤノ……俺もお前が好きだ。だから……その、俺と付き合ってくれ(よくよく考えれば人生初の告白はかなりカッコ悪いものになってしまい、互いの気持ちがわかったうえで改めて彼女に告白の言葉を述べ)
っ、嬉しい…!…はい、こんな私で良ければ、宜しくお願いしますっ。
(もう一度好きと言われれば嬉しさのあまり頬緩めて抱き締めたまま擦り寄り。幸せそうに微笑みながら返事をして)
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