_時代を越えて_(非募)

_時代を越えて_(非募)

xxx  2014-12-29 00:12:16 
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_____巡り巡った先の時代でのお話。



▽個人用に作ったトピなので非募集です、関係者様以外は書き込みを控えて下さいませ。
▽荒らし厳禁、なりすまし厳禁です。



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  • No.741 by 露木 菊  2015-04-06 21:08:15 


>桐崎

(調理中、後ろから抱き締められては甘えてきてるようで可愛いなと思いつつそろそろ悪戯をやめて相手の方を向こうとするも相手の電話がなり。
どうやら仕事の電話、不満ながら気にしない素振りで大人しく待っては電話を終え相手から内容を聞くと少し微妙な顔をしてベッドに腰を下ろす相手を目で追い。
その後すぐにできた料理を机に並べては相手の隣に座り「バイトの話…してくれてありがと」と視線を床に落としながら述べ。
「…本当は嫌だけど…それはあんたも同じだろうし…我慢する。…そのかわりアフター入った時は教えてくれ。……多分、あんたと女…いや男もだけど…兎に角誰かがあんたにくっついてるの見るとまた勘違いするから」
(正直アフターなど入れて欲しくないが事情は色々あるだろうし、自分の場合相手の動向を知っていたほうが安心できると思って。
「なんか俺ストーカーみたいだな」
(空気が気不味くならないよう小さく笑って冗談を言うと相手の顔を覗き込み「変な奴に引っかかるなよ」と忠告し相手の前髪をワシャワシャと掻き乱して。

(翌朝、相手のベッドの中。自分の携帯の着信音で目が覚めてはベッドに入って寝転がった状態のまま電話に出ると相手はあの男子生徒で。
『おはよっす。先輩起きてましたか?昨日桐崎に変なことされませんでした?』
「……んー…寝てた。……ていうか朝から大きな声出すな」
(隣で横になる相手にも聞こえるのではないかというほどの大声。
朝からこれはきついとまだ覚醒しきっていない頭で欠伸をして「それで、何?」と。
『遊ぶ約束、忘れてないっすよね?』
「………したっけか?」
『したっすよ。今日いっしょに出掛けるって』
「……………」
(やばい全く記憶にないと頭を撚るも煩く喋りかけてくる男子生徒のせいで思考が回らず、相手の横でダラダラと会話を続けていて。

  • No.742 by 桐崎 繿  2015-04-06 22:30:47 




>露木

( 翌朝、隣から聞こえる話し声にまだ眠い目を擦りながら起き上がっては携帯片手に話をしている相手に悪戯する様に抱き着いて。
ふと響いた電話相手である男子生徒の声にイライラとしては態とらしく「おい、身体は大丈夫か??昨日あんなに激しくしたからな」なんて嘘を連ね相手の口を軽く塞いで。
『はぁ!!??桐崎マジぶっ殺すぞ!!!露木先輩大丈夫っすよ、俺信じてませんから!!!今日時計台の所で待ってますね!!!』
( 一方的に電話を切った男子生徒への嫉妬心も解けないまま相手の鼻を軽く摘んでは「……………行かせたくねぇけど…俺これからバイトだしな」と。
乗り気じゃないままに身支度を整えては途中まで相手と共に向かい時計台と店へと分かれ道で別れて。

( 店に着くなりオーナーに挨拶を済ませては着替えを済ませ自分が止めた後に入ったスタッフと共に客引きに向う。
しかし見知らぬ人に声を掛けられる様な性格でも無く大人しくしてた所適当に声を掛けてくれた女性グループに店のクーポンを渡して。
「サービスとかするってよ、良かったら来ないか」
『えぇ-どうしよう。こんな昼間からお酒-??』
「なら紅茶出そうか??俺別のバイトで洋風の居酒屋やってるから簡単なのなら作れるし。そこ昼間は喫茶店みたいな感じだからコーヒーか紅茶なら作れる」
『へぇ、じゃあ行こうかな-』
( 無表情のまま店へと案内をし、どの様に酒やサイドメニューを進めようかと考えては一緒に来たスタッフと共に店へと戻って。

  • No.743 by 露木 菊  2015-04-07 09:12:10 


>桐崎

(分かれ道、相手の背中が見えなくなるまで見詰めては出来れば相手と一緒にいたかったとため息を吐き時計台に向かうと既に来ていた男子学生にブンブンと手を振られ。
何をするかと思えば特別なことはなく服屋などを見て回るだけ。
途中相手に似合いそうなシャツを見つけてはそちらに向かい、相手と少ししか背丈が変わらない男子生徒の肩に服をあてがってサイズを確かめさせて貰うと迷わず購入して。
『先輩、それ桐崎にっすか?』
「…ああ。バイトで使って貰おうかと思って」
『バイトってホストっすよね?だったらもっと良いシャツにしないと低く見られますよ?』
「…良いんだよ。あんまり高く見られると変な客も多くなるし。って、何で彼奴のバイトのこと知ってるんだよ」
『あ、え、嫌。違うっすよ。…たまたまそこのホストの経営者と知り合いでちょっと前から桐崎誘うみたいな話聞いてたから……、ストーカーとかそんなんでは…』
「………」
『…あ、で。そのシャツ。ほんとやめた方が良いっす。低く見られればそれだけ収入に影響してきますし』
「……じゃあいいよ。あんたにやる」
(どこか投げやりにシャツの入った袋を男子生徒に押し付けてはへそを曲げた子供のように別の店へと足を向ける。
男子生徒の言葉が気遣いなのか嫉妬なのかは不明だが今は水をさされた気分で、ただ所有の証を形として示したかっただけなのにと気落ちしつつその後も相手のことばかり考えて。

(一方相手のバイト先、相手がキャッチした女達を上手く誘導してサイドメニュー等を注文させるころ、店に二人の女性が来店し迷わず相手を指名しては奥の席に座って。
内一人の女、その人物はあのホステス希久で相手がくるなり綺麗な口元に微笑みを浮かべ『座って座って』と手招きしてもう一人の女との間に相手を座らせて。
『久しぶり。この前はありがとう。優希君だっけ?あの子があの後しっかりストーカーを追い払ってくれて。…繿にも本当に助けられたわ』
(ふわりと微笑んでは、今ここの近くのホステスに移動になったことを告げて此処の経営者に相手がいると聞いて此処に来たと続け。
『でね。その…またお願いがあるんだけど。……実はこの子新人でこーいう仕事初めてなのよ。でもすっごく気が小さくていい子だから男慣れしてなくて髪に触られるだけでも緊張しちゃって…。正直仕事にならないから慣れるまでの間、繿の客として話し相手になって欲しいの。他の男だと信用出来なくて…。勿論お礼はするわ』
(頭を下げるホステスの隣で新人が慌てて頭を下げるも至極おどおどした様子で『す、すみません…。私みたいな人間がこんな仕事場違いなのわかってるんです。で、でも…』と涙ぐみハラハラ泣き始め。
その新人、身長149㎝と小柄のため子供のようで、それを宥めるホステスが“放おっておけなくて”と相手の方を見て肩を竦め申し訳無さそうにし。

  • No.744 by 桐崎 繿  2015-04-07 12:40:37 




>露木

( 指名と共にそちらの席に向かっては懐かしい顔に僅かに表情を緩め頼まれた内容に少し困り顔をするもその小さく震える姿が何処と無く子供と重なり放って置けず二つ返事で了承して。
「あ、…代金なら良いよ。あんたが有名になったら店行くから良い酒一本奢って」と小さな頭にポンポンと手を乗せてはおどおどと初々しいその態度に小さく笑みを零して。
店が近くなるなら顔を合わせる機会も増えるなと話してた所では携帯のSNSが鳴っては一度席を外し一体誰からだろうと確認する。
どうやら相手はあの男子生徒、昨日の事がどれほど悔しかったのか《シャツ、露木先輩が俺に似合うの選んでくれた》と報告して来て。
《へ-、あっそ》
《桐崎こそ今頃色んな女の相手してんでしょ??露木先輩放って置いてさ》
《バイトの事はちゃんと話してる》
《俺だったら絶対嫌だな-。恋人がホストなんかやって色んな奴に愛想振り撒いてるなんて》
( 男子生徒からのメッセージにピクリと反応しては唇を小さく噛むもこれでは売り言葉に買い言葉だと携帯をポケットにしまい席に戻る。
わなわなと震える新人が携帯片手に『あの…どうせなら………』と言掛けるのに察し自分の携帯を渡し「良いよ、後でメールする」と。

( その頃、男子生徒は僅かに拗ねた相手の手を取り『…そんな怒らないで欲しいっす。…あ!!!確か近くに美味しいケーキ屋あるんで奢りますよ』と笑顔で言っては高そうなスイーツ店に入りチーズケーキとタルトを頼んで。
『ここのパティシェ外国で修行積んで来たんですっごい美味いって評判だったんすよ、先輩と来たくて』
( にっこりと人懐っこい笑みを浮かべタルトを一口分取っては相手の口にやり『こっちも結構美味いでしょ』と言って。
支払いを済ませ再び街に出ては『………桐崎に変な事されたりしたら何時でも頼って下さい』と顔を俯かせたまま言って。

  • No.745 by 露木 菊  2015-04-07 18:15:47 


>桐崎

(男子生徒にケーキをご馳走になるも、やはり相手と一緒の食事が一番美味しくて沈んだ気持ちのまま街に出ては男子生徒のどこか真剣な言葉に足を止めて。
「……あのさ。もうこうやって会うの止めにしたい。……さっきみたくケーキ食べさせるみたいなことされたら正直、困る。……俺、磯貝を好きになることはないから」
『そ、そんなの分かんないっすよ。俺先輩の望むこと何でもしますから』
「………じゃあ、距離置いてくれないか。あんたは良い奴だよ。でも俺なんかに構ってないで他の奴探したほうが絶対に良い。…俺みたいな我が儘は繿にしか扱えないから」
『……なんすか、それ。……俺、二千万肩代わりして上げたのに…』
「……、…」
『あ、え、いや!今の無しっす。ないない!!あれは俺が勝手にしたことで先輩は何も気負いすることなんてないっすから。あー俺なに言ってんっすかね。』
「…いや、ありがとう。…そうだな。距離を置くってのは勝手すぎた」
(慌てて訂正する男子生徒に優しいんだなと思いつつ「…家庭教師としてなら会うから」と困り顔で微笑んでは「今日はありがとな。…俺この後用事があるから」と適当に嘘を述べて逃げるようにその場を後にして。

(夜、相手のバイトが終わる時間まで近くのカフェでぼんやりしては時間になると店のスタッフ専用出入口布巾の邪魔にならないところに立って相手を待つ。
手には小さめの紙袋。その中には男子生徒にシャツを押し付けたあと結局相手に何か所有の証を持っていて欲しくて購入した物が入っていて。
受け取ってくれるだろうかとそわそわしながら、扉が開くたび相手かと期待して別のホストが出てくるたび「…どうも」と小さく頭を下げ落胆気味に小さく息を吐いていて。

  • No.746 by 桐崎 繿  2015-04-07 23:36:52 




>露木

( バイトが終わる時間まで新人と客を行ったり来たりして漸く上がりの時間、疲れた様に欠伸をしては早速先程の新人に《結構頑張ったな》と短いメールを送りさっさと裏口から出て。
扉を開けた所で壁に寄り掛かる相手とばったり出会しては少し驚いた様な表情をし携帯をポケットに仕舞う。
「来てたのか、…もしかして待っててくれた??」
( 僅かに首を傾けるも此処の店は以前の騒動の噂が流れてから“そっち系”のスタッフが増える一方。
まさか変な奴に言い寄られて無いだろうなと考えてはやや焦りが生じ相手の腕を掴んではさっさと店を後にする。
バックルームでスタッフが騒いでた“裏口にすっごいイケメン居るんだけど誰か待ってんのかな”“俺声掛けちゃおうかな”なんて言ってたのは相手の事だったのかと。
「声掛けられたりしてねぇだろうな、………あそこの店…そういう奴多いから」
( ボソボソと話しつつ寮へと付いてはベッドへドサリと身体を預ける。
明日は休みだが特別にする事も無く、相手に予定を聞こうとした所でSNSの通知音がなり携帯を取る。
相手は新人ホステスの様でアイコンはどうやらホステス(希久)と一緒に撮った写真。
傍から見れば小柄で可愛いと思うのにあの緊張症は本人も大変だなと思いつつメッセージを開く。
《今日はありがとうございました、お仕事に支障が出ない様に頑張ります!!!》
( 意気込みは立派だと僅かに表情を緩めふと相手が持ってた小さな紙袋に目が行けば相手を見詰めて。
「買い物、言ったんだろ??………まさか磯貝と揃いの買ったとかじゃないよな」
( ムッとした様な表情をしつつ相手がそんな事をする様な性格では無いのは自分が一番分かっていて。
そう言えばとポケットを漁るも渡す勇気は無く、今日休憩時間に抜け出して買ったペアリングを切り出せずに居ては少しそわそわとしていて。

  • No.747 by 露木 菊  2015-04-08 00:25:24 


>桐崎

(相手の焦りなど露知らず寮へ訪れては買った物をいつ渡そうかタイミングを窺っているとどこか楽しげに携帯を見る相手がいて、通知音から誰かとSNSをしてることは分かり“なんでそんな笑顔なんだ”と嫉妬しては、心のなかでブンブンと首を横に振りこんなことを気にしていては駄目だと言い聞かせ。
不意に紙袋について振られてはピクリと肩を揺らし相手の言葉に不機嫌そうに眉を寄せ「そんな訳ないだろ」と。
そして何処か気恥ずかしげに紙袋を手に取りおずおずと中から長方形の箱を取り出すと相手の後ろに周ってから箱を開けて何も飾りがない細めでシンプルなシルバーネックレスを手にとっては相手の首につけて。
ネックレスなんて束縛染みた物、相手は嫌がるだろうかなんて思いながらそのまま相手を後ろから抱き締めては首筋に顔を埋め「…その…安物なんだけさ…、あんたに似合うと思って…」とボソボソ話して“素直になれ”と心の中で自分に喝を入れ相手を抱き締める腕に力を込め「……出来ればバイト先につけてって欲しい。あんたが俺のだって分かるように。…変な虫がよりつくといけないから」と語尾が羞恥で小さくなりながらもしっかりと述べ。
それでもネックレスを選ぶ時、ペンダントタイプにするか否かで一時間近く迷ったことは伏せておき。
その後、想いを告げたことで少し気が抜けたのかズシリと相手に体重を掛けて後ろから顔を覗きこむようにして「で、今日はどうだったんだ?……まあどうせあんたのことだからモテモテだったんだろうけど」とあからさまに拗ねた態度をとってみて。

  • No.748 by 桐崎 繿  2015-04-08 01:10:38 




>露木

( 思いがけないプレゼントに段々と耳が赤くなっては俯き至極小さな声で「……………あ、ありがとな」と礼を言い自分も渡さなければと。
相手がプレゼントに束縛を気にしてるとも知らずに“流石にペアリングは束縛感激し過ぎるか”と眉を寄せるも折角買った物だしと。
僅かに拗ねた様にも伺える相手が可愛らしく態と相手に寄り掛かる様な体制を取っては特に隠す事でも無いかと今日合った事を話して。
敢えて誤解を招かない様にと先程のSNSの相手と内容まで話しては相手にグイッと顔を近付け。
「………って言うか俺の方が結構嫉妬してんだからな」
( 相手の鼻を軽く摘み上記を言っては再び甘い雰囲気になりこの場を逃さない様にとポケットからリングの入った小さな箱を取り出し相手に押し付ける様に渡す。
シンプルなデザインのシルバーリング、内心恥ずかしさから顔を背けたくなり俯き加減に口を開く。
「………ペアリング、たまたま…売ってたから」
( 小さく言い訳を言ってはやはり束縛感があからさま過ぎただろうかと。
何か言おうと口を開いた所で携帯の着信音が鳴っては誰からかも確認しないまま応答する。
一度席を外しキッチンで「…はい??」と言えばどうやら着信者はあの男子生徒で。
『今…平気??』
「あ??…まぁ別に」
『今日さ、露木先輩にガッツリフラれた。…で、俺最低な事言っちゃって』
「………」
『でもやっぱ先輩の事好きで好きでしょうがないし………言われた通り距離置くしかないかなって』
「何でそれ俺に言うの」
『明後日からから桐崎と同じバイトすっから』
「は!!??」
『よろしく、桐崎“先輩”』
「いやいやいや、何でだよ」
『男らしさ磨こうって、先輩振り向かせる』
( 何とも大雑把で思い切った決断に呆れるも自分に止める資格は無く「…まぁ、頑張れば」と言っては電話を切りペアリングを見詰めていて。

  • No.749 by 露木 菊  2015-04-08 02:28:38 


>桐崎

(耳を赤くする相手に喜んてくれてるのかな?と思えば買ってよかったと安堵し、仕事場での新人との事を話されては軽く嫉妬しつつもやっぱり相手は優しいなと少し誇りに思い。
鼻を摘まれ言われたことは鈍感な自分でも何のことかすぐ分かり不謹慎にも嫉妬してくれてることを喜びつつ「大丈夫、俺は繿だけだから。」と恥ずかしげもなく微笑み。
そんな時、相手からぶっきらぼうながらも思わぬプレゼントを貰っては分かりやすく目を輝かせ抑えようのない歓喜から頬を緩ませ「ありがとう、すごく嬉しい」と大切そうに指輪を見詰め。
きっと“たまたま”なんて嘘なんだろうななんて惚気たことを思いつつ、次の相手の言葉を待つも電話で場を離れる相手に不服げに息を吐く。
それでも未だ興奮は冷めやらず自分好みのデザインの指輪を左手の薬指にはめて翳してみたりしていて。
電話の内容は勿論知らず相手の電話が終わるのを見計らっては後ろから近付き再び密着するよう後ろから抱き締め、はめたばかりの指輪を嬉しそうに見せつけて「やっぱり繿は俺の好みわかってるな」と微笑み「…あんたはつけないの?」と相手が手に持つリングを手に取り、なんか自分が買ったネックレスに通しても違和感なさそうと思いつつ、意味深に相手の左手を取っては薬指にはめてみたりして。
しかし流石に調子に乗りすぎたかと思えばとりあえず自分の指輪を右手の薬指に付け替えて相手を見詰め「また揃いのものが増えたな」とスルリと髪を耳にかけ以前相手から貰ったピアスを見せて微笑み。
それから相手のベッドに行きバタンとうつ伏せに倒れては幸せを噛みしめるように布団を握りそれを隠すこと無く「なんか幸せすぎて今日寝れるかな」といつになく素直に言葉を述べるも言った傍から眠たげに欠伸を零しウトウトしはじめて。

(その深夜、相手のSNSにあの新人が《遅くにごめんなさい。もしかして通知オンになってて起こしたら申し訳ないと思ったんですけど…自分の性格の事とか考えたらどうしも今気持ちが落ち着かなくて。あの…良ければ明日は色々相談したいので遅くまで付き合って頂けませんか?》と切実なメッセージを送り、その数十分後に送るか送らまいか相当悩んだのか《…あ、あと…男の人に慣れるために軽いスキンシップもお願いしたいです///》と焦って間違えたのかギャグ要素満載の土下座スタンプ付でメッセージが続いて。

  • No.750 by 桐崎 繿  2015-04-08 21:58:44 




>露木

( 少し不安気に渡したプレゼントも思いの他嬉しそうに受け取ってくれ、そのはにかんだ笑顔に照れ臭くなれば隣で寝息を立てる相手の額に口付けて。
無防備に眠る相手を隣に寝られる筈も無くそわそわとしながら同じベッドの上で相手に背を向け眠りに付こうとするもやはり意識してしまって。
不意に鳴り響いたSNSの通知音に携帯を取っては新人からのメッセージに気付き頭を悩ませる。
どうせなら相手と過ごしたかったのだが新人も新人なりに仕事の為に頑張ろうとしている、ならば断るのも引け目を感じ《良いよ、何時にする??》と短いメッセージを送って。
《じゃあ…1時くらいから会えますか??待ち合わせは時計台がベタですよね》
《了解、じゃあ1時に時計台行く》
《ありがとうございます、遅くにごめんなさい。お休みなさい》
《おやすみ》
( 簡単なやり取りが終わり特に疚しい事をするつもりでも無いしと簡単に考えては翌日相手に説明して行こうと。

( そして翌朝、相手の手料理に舌づつみしては思い出した様に昨夜のSNSの内容を話し出掛けると告げる。
次の休みこそ一緒に居たいと小さな声で言っては相手の額を軽く弾き「まぁ只の仕事付き合いだから」と。
約束の時間が近付き身支度を済ませ相手とのペアリングをネックレスに通し首に付けては合鍵を手渡して。
「…無くすなよ。それ部屋の合鍵、何時でも来て良いから」と告げるも羞恥が湧いては素っ気無く視線を流しドアに手を掛ける。
…が、相手に振り返り小さなリップ音を立てて口付けをしては「…じゃあ行って来るから」と告げ時計台へと向かって。

  • No.751 by 露木 菊  2015-04-08 23:35:27 


>桐崎

(翌朝、相手から新人と会う事を告げられ酷く不安になるも、ペアリングを身につける様子と合鍵を渡されたことで一瞬不安が吹き飛び、相手が去った扉を見詰めては口付けされた口元に手をやり全くずるいやつだなと小さく笑みを零す。
それでも一人になるとやっぱり不安でそわそわしつつ貰ったばかりの合鍵を大事に鞄にしまっては不安を紛らわすように次の休み相手と過ごす事を考えバイトに向かって。

(時計台、相手よりも早く来ていた新人は相手が来るとペコペコと頭を下げおすすめのカフェがあるからとそこへ向かうと隣り合って座れるカップル席に座り身を小さくして緊張していて。
『あ、あのせっかくのお休みなのに御免なさい。…桐崎さん、恋人いるんですよね?…あ、もしかしてその首にしてる指輪、ペアリングですか?素敵ですね。桐崎さんの恋人どんな人なんだろう』
(緊張からか何か話さねばとペラペラと空回り気味に話し水を飲むペースも早く、焦りからコップを落としてしまっては店員が破片を片付け終えた所で酷く落ち込んだ様子でため息を吐いて。
『私ってこの仕事向いてませんよね。チビでグズでドジだし。…でもどうしてもお金が必要で…先輩だった希久さんに相談したら面倒見てくれて』
(ポツリポツリと事情を話し始めては8人兄弟の長女で下の弟妹達の生活費が不足していることを打ち明けて、そこで少し気持ちが落ち着いたのか細い足をプラプラさせながら『此処のココア美味しいんですよね』と子供のように笑っていて。
そんな二人がカフェから出てきた所、偶然あの男子生徒が居合わせてはどこか怒った様子で相手に近付き。
『おい、桐崎。誰だよ、その子。もしかして浮気?………明日からバイト一緒になるのになんか不安だわ。………俺、桐崎“先輩”のことちゃーんと見てますから』
(ジッと相手を睨むように意味深に述べてはその場を去っていき、状況を把握出来ていない新人はオドオドとして『あ、あの私のせいですか?大丈夫ですか?』としきりに心配していて。

  • No.752 by 桐崎 繿  2015-04-09 00:13:18 




>露木

( 新人がこうまで懸命に仕事に慣れようとする理由を知っては協力したい気持ちも高まり、自分も孤児院への寄付をしてるんだと互いに打ち明けては他愛も無い話をし緊張を解して。
その仕草一つ一つ傍から見れば初々しく可愛らしい物で男心を掴むのは上手いしその仕事も向いてるんじゃないかと思うが口には出さず。
まぁ自分は相手が一番だし相手の仕草一つ一つが全てツボだがと心の中で惚気けたりして。
カフェを出た時、偶然あの男子生徒と出会しては新人の事を咎められ此方が否定する前に不機嫌な様子で去って行ってしまうのを見送り。
慌てる新人に「あ-、あんたの所為じゃねぇから。心配すんな」と言ってはカフェを後にして。
街を歩きながら、そう言えばスキンシップがどうのこうのと言ってたなと思い出せば意味も無く手を取って。
『…へ??』
「スキンシップがどうのこうのって。次の店まで手でも繋いでみる??」
『あ…はい!!!』
( 新人を友人としか見てない所為か疚しい気持ちは一切無くあくまで慣れる為の手助けと考えながら何処に行こうかと話をする。
しかしこの見事な身長差、人目を集めるのは勿論の事でしかし特に気にした様子も無く。
適当な服屋に入っては新人が楽しそうに服を見て回るのを見詰め、『これ可愛いと思いません??』なんて笑顔で言うのに頷いて。
相手の女体化がふと頭を過ぎり男姿でも女姿でも相手を愛しく思ってるのは同じで、女体化の相手なら此処にある服どれでも着こなせそうだなと。

( その頃、男子生徒は下手糞な変装で自分を付け回してはギリギリと分かりやすく歯を食い縛る。
携帯を取り出し相手に連絡を入れようとするも相手の言葉が脳裏を過ぎってはブンブンと首を振り『………駄目だ駄目だ、もうちょっと男らしさ磨いたらまた会いに行くって決めただろ』とブツブツ呟いて。
レディースショップの為女体化の相手に似合う服を選んでる自分をてっきり新人に似合う服を探してると勘違いした男子生徒は思い切り此方を睨み付けながら『は-もう有り得ねぇ。やっぱ桐崎の噂マジなのかな-』なんて独り言を零していて。

  • No.753 by 露木 菊  2015-04-09 01:19:25 


>桐崎

(夜、バイトを終えては結局ほとんど相手のことを考えていたなとぼんやり空を仰いではまだあの新人といるのだろうかとメールしようとするも仕事の付き合いと言っていたし気を遣わせては邪魔になるかと携帯をしまい洗濯物が溜まっていた為アパートへと足を向ける。
その途中、突如強い雨が降り出しては予報を聞いていたため持っていた折りたたみ傘をさして歩みを再会する。
すると閉店した本屋の軒下で怪しい格好をした男、男子生徒がずぶ濡れの服でオドオドしているのが見えてはうわ…と思うも放おっておけなく自分のお節介さに若干嫌気がさしつつそちらに近付き。
「…何、傘持ってないの?」
『え、あ!先輩!?あ、どうしよ。俺、まだ会ったら駄目なのに』
「…まだ?……よくわからないけど…そのままだと風邪引くから」
(自分から距離を置きたいと言ったがずぶ濡れの知り合いを雨の中放置できる性格でもなく、気まずいながら「アパートすぐ其処だから」と男子生徒を家に上げると自分が持っている中でも大きめの服を渡し風呂を貸すと、上げってきたところで御茶を差し出し。
「ていうか、何であんな所いたんだ?あんたなら迎えとか呼べそうなのに」
『え、ああ…、俺そーいうのあんま好きじゃないんっすよ。金持ちだからって人をこき使うみたいなの』
「……へぇ。……で、その格好は?…不審者にしか見えないけど」
『あ、いや、これは何でもないっす。…ははは。…………ところで先輩』
(から笑いをする男子生徒が突如真剣な顔をしたため、変に身構え暫し沈黙の時間が流れるも『……やっぱり何でもないっす』と言われてしまえば何なんだを眉を顰めつつ、洗濯物が乾くまでの間暇なため適当に作りおきの食事を用意すると自分は隣の部屋に行き携帯を取り出し相手のアドレスを開いて。
《もう寮?さっき雨降ってきたけど大丈夫だったか?………今、磯貝がアパート来てるんだけど何でもないからな。雨に濡れてるの見たら放おっておけなくてさ…。……明日の夜はそっち行っていいか?》
(相手の顔がみたいななんて思いながら、変な勘違いが起きないよう軽い気持ちで男子生徒のことを報告して。

  • No.754 by 桐崎 繿  2015-04-09 23:38:46 




>露木

( 遅くまで新人に付き合ってたのだが降り始めた雨が本降りになってくるのに傘を2本購入してはどうせなら夕食も付き合おうと。
適当なレストランにて食事をしてる所、相手からの連絡に一度席を外しては応答して。
男子生徒が相手のアパートに居ると聞かされては面白く無さそうにするも自分のある状況を考えては一方的に嫉妬するのも良くないかと。
全く相手の御人好しには参ると考える反面、そこも好きなんだけどなと惚気けたりして。
《…分かった。明日迎えに行くから》と答え《…今日、…本当に何も無かったからな》と言えば“俺は露木だけだから”と続けようとするも流石にそれは恥ずかしさから言えずに。
新人を家付近まで送り届け「結構頑張れたじゃん。今度は俺があんたの事指名しに行くから」と。
先日長い時間指名してくれたし、いくらホステス(希久)の奢りだと言えども新人の性格上全然出して無いなど有り得ないと。
にっこりと頷いた新人に軽く手を振り自分も寮へと歩き出しては“妹が居ればあんな感じだろうか”なんて考えていて。

( そして翌日、バイト先にて男子生徒と出会しては意気込みは立派で先輩達にも好印象で。
『磯貝、お前金持ちのボンボンだからって甘やかしたりしねぇからな-』
『ちょ…酷いっすよ!!!俺結構仕事に対しての責任感とか強いんすからね』
『はいはい、期待してやっからよ。兎に角分かんない事有ったら桐崎に聞いて。研修中は桐崎にくっついとけば何とかなるから』
「…は??………何で俺が」
『長いだろこの仕事、じゃあ頼んだ』
『よろしく、桐崎“先輩”』
( ニッと態とらしく笑顔を向ける男子生徒の視線は何処と無く何時もよりも冷たく感じて。
その原因が昨日の事とは知らずに「…酒とかは作れる??」と問い掛ける。
『多分…多分作れる』
「心配だな、次指名来たら教える」
『わ、俺達未成年なのにバレたらマズイんじゃね』
「俺はもうバレてるし。知らないのは客だけ」
( しらっと言っては早速の客の元へと向かう。
…客と言ってもホステス(希久)と新人で慣れ親しんだ様子で席に付いては此方を睨み付ける男子生徒にも気付かず酒の割り方等を作り方を教えて。

  • No.755 by 露木 菊  2015-04-10 00:21:41 


>桐崎

(すぐに帰ってきた相手の返信に安心しては早く明日にならないかなと子供染みたことを考えつつ男子生徒の元に戻り乾燥機で乾かした服を渡しては傘を貸して家まで送るというも『いいっすよ。俺男っすから』と軽く断られ。
それもそうかと思いつつ途中まで送ってアパートに戻るとベッドに横になり相手から貰ったストラップとペアリングを交互に見詰めては口元を緩ませていて。

(翌日、男子生徒は持ち前の飲み込みの早さと相手の教え方のうまさもありすぐに仕事を身につけては希久の話にも上手く合わせ、男が苦手な新人ともすぐ打ち解けてさり気なく相手との関係を探ろうとしていて。
『え、じゃあ新人ちゃんは男慣れするまでずっと桐崎と居るんだ?』
『ずっとって訳ではないですが…。あ、でも今度お店に来て指名してくれるって』
『へぇ、そうなんだ。…女の子のためにそこまでしちゃうなんて流石桐崎先輩』
(新人にニッコリ笑顔を向けつつ次の瞬間相手に冷たい視線を送るもすぐに笑顔に戻り会話を盛り上げようとして。
そんな男子生徒の明るさもあってか新人もいつもより呑んでしまいほろよい気味で、へにゃりと相手に凭れ掛かってしまっては『ご、御免なさい』と必死で座ろうとするもカクンコクンと左右に前にと船をこいでしまっていて。

(その頃、自分は早めにバイトを終えて一度アパートに戻ろうとするもどうせ戻っても相手が迎えに来る時間まで待っていられそうにないため、適当に時間を潰しては相手のバイトまで行って相手が出てくるのを待ち。
ここまで付き纏うと疎ましがられるかと懸念もあったが、本当は相手が他の誰か…特に女客に絡まれてないか不安で見張りもかねており。
なんだか前よりも相手に依存して自分が煙たい性格になってると自覚しつつ相手が出てくるのを待って。

  • No.756 by 桐崎 繿  2015-04-10 01:09:42 




>露木

( 先程から何処と無く棘の有る男子生徒の言葉や視線に一体何なんだと気付けないまま時間を送る。
バイトの退勤時間まで後1時間程度、しかし新人の様子を見る限り少し飲ませ過ぎたかと。
こんな様子なら何処ぞの男に襲われても文句言えないと心配になっては新人を支える。
そして漸く上がりの時間、千鳥足の新人の肩を支えつつ「…大丈夫かよ、送って行くか??」と問い掛けるも
男子生徒が鋭い目付きで『桐崎“先輩”は大人しく帰るべきっすよ。希久さん達は俺の家のお手伝いさんに送らせるんで平気っす』と。
『あ…あの、…えと…ごめんなさい』
「ったく。ちゃんと休めよ」
( 男子生徒の電話一本で店の前にリムジンが止められ『すみません、知り合いなんだけど送ってくれる??』と男子生徒が下手に頼んでは使用人は深々と頭を下げ2人を送って行って。
バックルームで着替えを済ませ先程から此方を睨み付ける男子生徒に「…あのさ、さっきから何なの」と問い掛けるも『別に…随分女の子に優しいんすね』と刺々しい言葉を投げ掛けられて。
「はぁ??…そういう仕事だろうが」
『そういうんじゃなくて』
「意味分かんねぇから」
( ムッとした表情で言うも何故か男子生徒は自分よりも怒っており男子生徒と同じタイミングで裏口から出ては丁度相手と出会し僅かに表情を緩めて。
ペアリングの付けられたネックレスは勿論自分の首元にあり、相手に駆け寄る自分を男子生徒はキッと睨み『“先輩”浮気症治した方が良いっすよ』と嫌味を投げ付けて。
「はぁ??…俺がいつ浮気して………」
『可愛いっすもんね。さっきの新人ちゃん、ああいうのがお気に入りっすか』
「だからあれは客で…」
『お疲れっした』
( 機嫌の悪い男子生徒に頭を悩ませつつ相手の手を取っては「待たせたよな、…早く帰ろうぜ」と言い寮へと向かって。

  • No.757 by 露木 菊  2015-04-10 09:47:29 


>桐崎

(どこか刺のある男子生徒の言葉にピクリと反応しては自分の手を引き寮へと向かう相手の顔を不安げに見詰めるも新人と仲良くしてるのは仕事の付き合いだしと言い聞かせ握られる手を軽く握り返し。
「磯貝の言葉、別に気にしてない。…俺は繿のこと信じてるから」
(真面目な表情で低く呟いては相手を見詰めるも、此れではプレッシャーをかけているみたいで滅茶苦茶重たいではないかと焦っては「あ、あれだよ。磯貝の奴、きっとあんたが女にモテるから僻んでるだけなんだよ。…というか彼奴もやっと俺みたいな男じゃなくて女に目を向けるようになったんだな」と思いっきり勘違いながら不安を払うように明るく振る舞って。

(相手の部屋、食事を済ませ先風呂に入らせて貰っては相手が入浴する間持ち込んだドライヤーで髪を乾かす。
男子生徒の言葉、相手の前では気にしない素振りでいたが本当はすこぶる気にしており何度も“仕事だし相手はちゃんとペアリングもネックレスもしてくれていた”と身勝手な嫉妬を抑えようとして。
そんな時ふと目に入った相手の携帯、普段見ようなんて思った事など無かったが一瞬気の迷いが生じては“少しくらい、確認のため”と悪魔が囁き携帯に手を伸ばしかける。
しかしやっぱり勝手に見るなんてどうかしてると手を引っ込めようとした時、丁度SNSの通知音が鳴ってはビクッとしてその拍子に携帯を落としてしまい。
何やってんだかと携帯を拾い上げたところ、落ちたはずみでSNSの画面が開いてしまっていて、そのまますぐ閉じれば良いものを欲に負けてメッセージを読んでしまってはすぐに後悔し。
《今日は酔って迷惑かけて御免なさい。でもとても楽しかったです。今度お店に来てくれるの楽しみにしてます。“繿君”が私の初指名になるので頑張りますね(。・・。)》
(新人の生真面目さ故のメッセージ、それが酷く親密に見えてはつい過去のメッセージまで読んでしまいその中に《この前、“桐崎さん”が選んでくれた服、友達にもお客さんにもすごく好評でした。センスも良いなんて羨ましいです。妹達の分の服選びも手伝って欲しいくらい!》とあり、呼び名が変わってることに酷く嫉妬して。
その時、浴室の扉が開き相手が出てきては大袈裟なくらいビクリと肩を震わせ慌てて携帯を元の位置に戻すも、既読がついてしまったことにまで気が回せず「…あ、…早かったな。そうだ。プリン買ってあるんだ。食べるだろ?」と手に汗握りながら笑顔を取り繕い冷蔵庫からプリンを出すと相手に渡し、バレてないだろうかといまだにバクバクと煩く鼓動する心臓を何とか落ち着かせようとして。

  • No.758 by 桐崎 繿  2015-04-10 22:30:48 




>露木

( 何とも鈍感な相手に笑みが溢れそうになり男子生徒には悪いが鈍感で助かったと。
部屋に付き相手の後に浴室に向かいキツイ香水の匂いを落としては湯船に浸かる。
あまり長風呂するタイプでも無く濡れた髪を拭きながらリビングへと向かえばビクッと震える相手に首を傾げるもぎこちない笑顔でプリンを渡されそれを受け取る。
何故か余所余所しい相手が気になるスプーンを咥えたまま顔を近付ける。
「何か合ったの??」
( 直球に問い掛け相手の返事を待ってた所、SNSの通知音が鳴ってはのそのそと携帯を取る。
相手はどうやら新人、しかし文の辻褄が合わずに何度か見直して。
《いきなりごめんなさい、既読が付いてたけどお返事無かったので………私何か失礼な事言っちゃいました??(´・_・`)》
( 既読なんて付けたつもり無いがと考えては《ごめん、バグかなんかじゃね??別に変な事言われてないから心配すんな》と。
続くメッセージに新人の天然加減が現れ無意識に表情が柔らかくなってる事など自分でも気付かずに。
《来週から勤務始まるんです、暫く手伝ってくれたの無駄にしない様に頑張りますね!!!》
《来週ね、指名しに行くから》
《待ってます(´∀`)ドジしない様に頑張ります!!!》
( 意気込みからして彼女なら出来るだろうと僅かに安心しては携帯を置き何気無く相手に視線をやる。
余所余所しい態度とSNSのバグ、こんな辻褄があるだろうかと考えては視線を合わせる様に相手の正面に座り目線を合わせる。
特に何を話す訳でも無く、意地悪をするかの如くジッと見詰めては視線を外させない様に頬に手をやり。

  • No.759 by 露木 菊  2015-04-10 23:35:10 


>桐崎

(直球な問い掛けに冷や汗がダラリと流れるもSNSの通知音に救われホッと肩を撫で下ろす。
しかしどこか楽しげな相手の表情に先程呼んだメッセージの内容が浮かんでは醜い嫉妬が生まれムスッとしてしまい、相手と目が合って慌てて目を逸らして。
無言で頬に添えられる手、大袈裟のほどビクッと肩を揺らし引きつった笑みを浮かべるも勝手に見たなんて言えるはずないと思ってしまい「な、なに?なんか顔についてるか?」と素知らぬふりを突き通そうとして。
それでも引かない様子にこうなったらこっちの流れに持って行ってしまおうと相手の肩を軽く押して後ろに倒しては顔をグッと近付けて「なに、そういう気分になった?」と悪戯な笑みを浮かべ首筋に甘噛みして「…繿」と誘うように甘く名前を囁いては相手の反応など気にせず一人勝手に不自然なほどじゃれつき盗み見したことを誤魔化して。
そして散々じゃれついた挙句「疲れた…」と一言零しては何か追求される前に眠りについて。

(翌朝、相手よりも先に目を覚ましては朝の身支度を済ませ相手を起こそうとするも相手の携帯のLEDが点滅しているのを見た途端、また見たい欲求にかられる。
数分間心の中で葛藤するも駄目だと分かっていながらメッセージを読んでしまっては“来週お店に行くんだ…”と酷く落胆し今朝来た《おはようございます。朝からすみません。今日は希久さん抜きの一人で繿君のお店行ってみようと思うので宜しくお願いします(^^*)》とあり、もしかして仕事以上の付き合いなのかと疑心暗鬼に陥っては深い溜息を吐き携帯を元の位置に戻すと眠る相手の耳にカプッと噛み付き「バイト行ってくる」と言い残し部屋を後にして。

(夕方相手のバイト先にて新人が来る前に他の女を接客する相手を先輩ホストが困り顔で呼び出しては酷く言いにくそうにして相手のネックレスとペアリングを指摘して。
『君の頑張りはすごく助かってるよ。お客さんにも評判いいし。…でもその中にはさ、それがペアリングだって知ってるお客さんもいてね。その…嫌らしいんだよ。お金払ってるのに恋人いる人が接客してるのを見るのは気分悪いって。だからせめてお店に居るときはそれ、外してくれないかな。……あといつも裏口で君を待ってる彼…、正直“そっち”の噂が立つから困るんだよね。君の方からなるべく店には近付かないよう行ってくれないか?』
(よろしく頼むよと苦笑を零し相手の肩を叩いては来店した女性客を迎えに行って。

  • No.760 by 桐崎 繿  2015-04-11 01:26:33 




>露木

( 昨夜は上手く流されてしまった物だなと溜息を漏らしつつバイト先へと訪れては先輩ホストからの指摘に困った様に眉を下げる。
渋々ネックレスを外し内ポケットに大切そうにしまい早速相手に電話をしては相手もバイト中の為留守番電話になり。
「あ-…あのさ、…悪い意味じゃ無いんだけど…暫く迎えには来なくて良いよ。…ここ暫く遅くなるみたいだしかなり待たせると思うから、…それにまぁ………うん。会える時は俺から迎えに行くからさ。じゃあ仕事頑張れよ」
( 言葉を濁しつつ何とか伝えては再び仕事に戻り漸く訪れた新人の元へと来て。
最近は随分慣れた様子になって来たなと頬を緩めては「酔い過ぎんなよ」と言い薄目の酒を手渡す。
それを先程から男子生徒が睨んでたのだがそれに気付けず他愛も無い話をして。
『この前仕事でのお洋服見に行ったんです。…私希久さんみたいにスタイル良くないし………胸も小さいから困っちゃって』
「そういうのが好きって奴もいんだろうが。…あんた言う程悪い顔してねぇよ、自身持てば??」
『………でも前繿君と出掛けた時………“妹さんですか??”って聞かれちゃったんですよ??』
「俺に言えば否定してやってたのに」
『……………もう、まだまだ成長期続けば良いのにな』
( 小さく冗談を言う新人に軽く微笑んではふと現れた男子生徒が『桐崎“先輩”、ちょっと良いっすか』と。
呼ばれるがままバックルームへと来てはそのイライラした様子に疑問を浮かべる。
『随分あの子可愛がってんすね』
「だから客だからってんだろ」
『……………リング、外してる』
「それは先輩に注意されたから」
『すっげぇ親密そうだけどな、俺から見れば』
「………はぁ、お前一体何なの」
( ムスッとする男子生徒に困りつつ呼ばれる声に気付いてはそちらへと向かう。
別のホストに飲まされた新人は既にクタクタ、“…だから言ったのに”と呆れつつ帰る様に耳打ちする。
さり気なくホステス(希久)に迎えに来る様に頼んでは薄着の新人に小さな溜息を漏らし裏から私服の自分のパーカーを持って来て新人に手渡して。
玄関にてホステスが来るのを二人で待っては漸く来たタクシーの中にホステスの姿が見え手を上げて。
その様子が傍から見れば酔い潰れた女と共に何処かに行こうとしてる様に見える事など気付かずに。

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