_時代を越えて_(非募)

_時代を越えて_(非募)

xxx  2014-12-29 00:12:16 
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_____巡り巡った先の時代でのお話。



▽個人用に作ったトピなので非募集です、関係者様以外は書き込みを控えて下さいませ。
▽荒らし厳禁、なりすまし厳禁です。



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  • No.721 by 露木 菊  2015-04-01 20:30:14 


>桐崎

(相手の身のこなしの軽さのおかげで早々に宿屋を抜け出すことが出来ては、走りながら強く握られる手をそっと握り返し相手の呟きを擽ったいような切ないような複雑な気持ちで聞いていて。

(相手の自室、迷惑を掛けたことを謝りながら御茶を差し出すもその際に指が触れ合っては先程手を握っていたのに敏感に反応してしまい「わ、悪い…」と目を逸らして。
押入れの中での相手のぬくもり、唇の感触、吐息までもが鮮明に脳内に浮かんでは羞恥が湧くも平静を装い「さっきは…悪かったな。あんたには露木がいるのに。……あー、おれもこのこと爛にばれたら何か言われそだな」と苦笑を漏らし御茶を啜って。
「で……、俺の言いつけは守ってるのか?“素直になれ”ってやつ。人の恋路をとやかく言いたくはないが…あんたは“他人”とは思えないから。その……露木と上手く言って欲しいんだ」
(まるで自分のことを言っているようで少し照れたように視線を横に流してはふと爛の煙管が目にとまり煙管なしで大丈夫だろうかと心配になって「彼奴…苛つくとすぐに吸うからな…」と眉を下げて呟いて。
一人沈んでしまうもハッとなっては相手に向き直り疲れただろうから寝るように促して「帰る方法はきっとあるはずだ」と励まして髪を撫で。
丁度その時、襖が開かれては変装を解いた兄が飛び込んできていつもごとく抱き付かれ。
『菊酷いよ。なんで宴会に戻ってきてくれなかったのさ。言い訳するの大変だったんだからね』
「あ…、忘れてた。……悪い、少し問題があってな。成り行きだ」
『酷いなぁ、もう。…じゃ、罰として接吻ね』
「…出来るわけないだろ。…此奴の前でそういうお巫山戯はやめろ」
『いやでも爛がいないこの時だからこそさ』
(ニコニコと訳の分からないことを述べる兄に眉を寄せつつ絡みついてくる腕を解くも、相当呑まされたのかいつもよりしつこく絡まれ始めは抵抗するものの、脇の下や腰を擽られるうち笑いが我慢出来なくなり相手の前だというのに兄とじゃれあう形になって。
やっと擽りから解放されたと思った時には兄は標的を相手に変え『久しぶりにお兄さんが遊んであげるー』と相手にのしかかり相手の身体を擽りはじめ。

  • No.722 by 桐崎 繿  2015-04-01 23:44:00 




>露木

( 兄とじゃれ合う様子の相手に嫉妬心が過るも今度は標的が自分になったのか巫山戯た様に伸し掛かられてはつい何時もの無表情を崩してしまって。
漸く開放され気恥ずかしそうに目尻の笑い涙を拭っては兄の視線が自分の首筋に止まって。
まだ残る幼少期の火傷の跡や見世物時などの傷、軽くなぞられては『…父さんと仲良く出来た??』と。
此方の時代で合った事など知らずに丸で全て知ってるかの様な物言いに僅かに疑問が浮かぶも穏やかに微笑んでは「誤解も合ったけど…ちゃんと分かり合えた」と答えて。
兄は安心した様に自分の髪に触れると『父さんも…何時の時代も変わらないみたいだね』と。
一つ欠伸をしバタリと倒れ込み寝息を立てる兄を支えては取り敢えず予備の布団に寝かせて。

( 翌朝、湯浴びを済ませ身形を整えては縁側から江戸の街を眺めまだ現代で無い事に頭を抱える。
圏外の携帯に溜息を漏らし少しばかり慣れた手付きで帯を結んでは自室へと戻り。
兄は朝から仕事に向かい寝ていた布団に代わりに相手を寝かせては出て行った様で。
寝息を立てる相手の頬を軽く撫で「………素直になってれば、…露木と喧嘩しなかったんだろうな」と。
頬に軽い口付けを落とし相手の艶やかな髪に触れては石鹸の匂いが鼻腔を掠めて。
現代の相手の髪も手入れがされた美しい物だったなと思い浮かべて。

  • No.723 by 露木 菊  2015-04-02 01:09:12 


>桐崎

(朝、相手が居ることにも慣れぐっすり眠ってしまっては相手に触れられても目を覚ます事無く軽く身をよじり、寝ぼけ眼で近くにある相手の顔を見詰めては爛と勘違いして首に腕を絡め「…おはよ、爛」と首元に口付けて小さな声で“愛してる”を続け返答を望むよう見詰める。
が、だんだん意識がはっきりしてきては漸く相手が自分が望む相手でないと気付き慌てて離れて「い…今の忘れろ」と逃げるように朝の身支度をして朝餉の支度をはじめ。

(朝餉を終え片付けを済ませたところ、今日は青年も朝からいなく二人で子供達を見守るも自分も寺子屋に顔を出さなければならなかったため年長の子供に孤児荘を託し相手と共に寺子屋に足を向けようと。
が、孤児荘の門で数人の女達が相手(爛)を待ち構えており相手の姿を見るなり自分を突き飛ばす勢いで我先にと駆け寄ってきて。
『爛様、今日もお美しいのね』
『私のこと覚えてますか??宴会の席で私がお酒が弱いのを知って代わりに呑んで下さって』
『あらそんなのお仕事でしょ。私は家まで送って頂きましたわ』
(キーキーといがみ合う女たちに内心全部仕事の上だと一括してやりたかったが無碍に扱えば折角相手が我慢して女と絡み積み上げた信頼が水の泡になってしまう為なれたようにやんわり帰るよう笑顔で促しては『今度は絶対二人でお出かけしましょうね』と残念そうに帰っていく女達の背中を見送り。
一瞬酷く憎悪に満ちた嫉妬した目つきになるも相手の視線に気付いては平静を装い「いつものことだよ」と肩を竦めて歩を再開して。

(寺子屋に着くと相手を中に通すと少女が駆け寄って来て『れんおじさん来てるよ』と。
朝から何の用だろうと疑問に思いつつ特に隠すことなく相手も一緒に連れて部屋に来ては父の前に正座して「急ぎですか?」と尋ね。
『其奴が平成から来たっていう……。腑抜けた顔してやがるな』
「可愛いとお思いの癖に。………で、知ってたんですね。彼が爛でないこと」
『当然だ。今日はそのために来たからな』
(自分のからかいをスパッと無視して無表情に差し出してきたのは一枚の文で時空間の移動について知る者が記されており。
『其奴に聞けば何かつかめるかもしれねぇ。が…ただでは情報は渡さねぇとよ』
「……能力ですか」
(父の視線から“相手の能力を見世物にする”というのが条件とすぐ理解したが今の相手は相手ではないため、とても危険だと首を横に振って。

  • No.724 by 桐崎 繿  2015-04-02 12:27:31 




>露木

( 朝、ゆっくりと目を開き甘える様に抱き着く相手に鼓動が騒ぐが珍しいその様子に頬が緩んで。
相手の頬を軽く撫でゆっくり顔を近付けた所で正気に戻ったのかガバッと離れられてしまい。
その様子に軽く微笑んでは自分ものそのそと立ち上がり相手の後を追い掛けて。

( 朝食を終え寺子屋に向かうという相手を送りに玄関口に出た所知らない女性が此方へと来ては話の内容や意味も存在も分からないまま適当に相槌を打つ。
無表情は癖であまり感情の分からない様子で頷いては相手の救いの手により去って行く女性を見送って。
暫し相手を見詰めては何処と無くその感情に気付き、此方の時代でまで相手と思い違って堪るかと思えば相手の腕を掴み引き寄せるが反動で至近距離になり。
「あの女達、…こっちの俺の仕事での相手だろ??特に何の感情も持ち合わせて無かったの俺でも分かる。………あんただけだよ、本当に愛してるのは」
( 本来ならば此方の時代の自分が言う事なのだろうがつい口にしてしまっては何気無い様子で再び歩き出して。

( 寺子屋に付くなり此方の時代の父と対面しては相変わらず人の悪そうな顔をしてるなと。
本題を出されては戻れるかもしれないと思うのと共にそれに対する条件にリスクを感じて。
きっと自分が帰らなければ“爛”も帰れない。
暫く間を起き首を横に振る相手の手を取り父を見詰めては「やる、見世物なら…慣れてる」と。
その言葉に父が眉を寄せるのにハッとしては「…現代でも金稼ぎとかにやってたんだよ。…でも平成の露草に出会って父さんとの誤解が解けてからもうやめた」と弁解する。
『は、お前みてぇな餓鬼に出来るか。何とか手を回すから手前は大人しく「それじゃ駄目だ、待てない」』
( 父を見詰め「危険な自体になりそうになったらしっかりまともな判断をする」と言っては相手の静止の言葉も耳に入らずに。
「………それに俺が死にそうになったら父さんが助けてくれんだろ??」
( ぎこちなく、それでも悪戯っぽく笑えば父が僅かに驚いた様な表情をして。

  • No.725 by 露木 菊  2015-04-02 14:28:07 


>桐崎

(父の言葉を遮る相手の凛然とした振る舞いに子供に見えていた相手が急に大人に見えては見惚れてしまうも、父の『…相変わらずいけすかねぇ野郎だな』と見世物を容認する言葉にピクリと反応して。
「此奴はまだ十八です。危険な真似はさせられません」
『うるせぇな。本人がやるって言ってんだ。やらせておけばいいだろ』
「お義父さん!!」
『手前がそんなでどーすんだよ』
(父の言葉にハッとなっては目を伏せて少しの躊躇いの後「明日、その者の元へ俺も一緒に向かいます」と静かに告げ、少し話したあと父を見送っては相手がいる部屋に戻り隣に座って。
「…あんたはいつの時代も無茶をするな」
(困ったように笑い相手の前髪をクシャクシャと撫でては「あの人(爛の父)だけじゃない。俺もあんたを守るから」と不安を伝染させぬよう穏やかに微笑み。
その時不意に先程相手に言われたことを思い出しては恥ずかしげに目を逸して。
「あ、あんたは爛より…素直なんだな。……彼奴は中々口で“愛してる”とは言ってくれないから……嬉しかった」
(照れたように述べては相手に視線を戻し「露木も…あんたを愛してるはずだ。……俺は四六時中爛の事を考えているが…露木も同じ、だと思う」とほぼ確信に近かったが語尾を濁しては誤魔化すように立ち上がり「…良ければ子供達の勉学を手伝ってくれ」と頼みスタスタと学び舎に向かって。

(そして時が過ぎ翌日昼下がり、名目上相手の補佐役として付き添い男の拠点へと訪れては奥の薄暗い部屋に通される。
程なくしていかにも怪しげな格好をした男が訪れては相手を見るなり口元に不気味な笑みを浮かべズイッと相手に顔を近付けて。
『噂通りの美しい身形だな。…まずは品定めからだ。能力を見せてみよ』
「…情報は?」
『そう焦るな。全て終わればちゃんと渡してやる』
「……どうか、身体に負担が掛かることは避けて頂きたく」
『それは客次第だな』
(フッと嘲笑を浮かべる男に睨みたくなるのを堪え相手に「無理はするなよ」と耳打ちして自分は部屋の隅にいき男が相手を吟味する様子を注視して。

  • No.726 by 桐崎 繿  2015-04-03 01:05:10 




>露木

( 最初こそ反対された物の父の言葉と共にやっと納得してくれた相手に僅かに表情を緩めて。
きっとこの時代の“爛”も自分と同じ、素直になると言う簡単な事が出来ないだけなんだろうと思えば少し難しい感情になり。
相手の頼みに快く頷き寺子屋へと訪れては翌日の見世物の事を深く考えない様にして。

( そして翌日、相手と共に付き添いの男の拠点へと訪れては早速能力の解放を命じられる。
最近は能力のコントロールも操作出来る様になったし大丈夫だと自分に言い聞かせては一つ深呼吸をして。
意識を集中させ周りの空気が変わっては段々と瞳と牙が変化し髪から毛質が変わって。
数分も経たない内に狼の姿へと変えては媚を売るかの如く男へと歩を進めて。
首根っこを掴まれ強制的に男との視線を合わせられては男はゆっくりと口角を上げて。
『ほぅ、これは面白い見世物になりそうだ』
( 戻れと命じられ再び人姿に戻れば久し振りに解放した所為か関節やらが痛み僅かに顔を顰める。
相手も同行する約束だった為に共に見世物の会場へと向かわされれば大人しく従って。

( 大きいとは言えないが小さくも無い会場、人は既に溢れかえっており見るからに富豪そうな着物やら扇子やらを手にしてる人達を蔑んだ様に見詰める。
やはり金持ちの退屈はこういう物に回るのかと呆れつつ舞台に無理矢理放り投げられては僅かに体制を崩して場にへたりこんで。
『さて、いきなり披露するのも尺だしなぁ。どうせなら暫く遊んでからにしようか』
「……………は??」
( 男の言葉に訳が分からず男を見詰めるも手にある鞭に状況を察しては距離を取る。
暴行を加えられるなど聞いてないと男を睨み付けるもやはり見世物にそれは御決まりらしく。
歯を食い縛り抵抗しようとするも鎖を引かれ『情報が知りたく無いのか??』と言われれば従うしかなく。

  • No.727 by 露木 菊  2015-04-03 01:45:50 


>桐崎

(どこか辛そうな相手を心配しながら見世物屋に訪れてはやはり暴行を強要され男の悪どさに奥歯を噛み締めては、相手を傷付けるわけにはいかないと男の前に立ちはだかって。
「暴力はなしだ」
『ほう、ではどうするというんだ』
(意地悪く笑みを浮かべる男を睨み付けつつ相手に知られないよう紙に交渉金となる金額を書いて渡すも一度目は首を横に振られ数度それを繰り返したあと漸く首を縦に振られて。
『いいだろう。売上金も全て此方がもつ。それでいいんだな?』
「ああ…。此奴を傷付けず情報さえ貰えれば」
(小さく頷いては相手を置いて奥の部屋に行き前金を男に渡したあと契約書に指印を押させて交渉を成立させると相手の元へ戻り。
『随分、ご主人様に大事にされてるんだな。…金の掛かる化け犬だ』
(そう言って相手を愚弄し乱暴に鎖を引く男の腕を掴んでは殺気に満ちた冷たい瞳で男を睨み付けては死角で刀の持ち手に手をかけカチャリと音を鳴らして。
『…っ、落ち着けって。冗談だろ。……たく、血の気の多いやつは此れだから…』
(ブツブツ言いながら相手の鎖から手を離し『ほら、さっさと自分の足で客の前に行け』と乱暴に吐き捨てては奥の部屋へと行ってしまい、其れを鋭く睨みつけたあとフッと穏やかな目に戻っては相手の前にしゃがみ首にきつく締められた首輪を緩めてやり。
「本当は客の前にも出したくないんだが……、」
(眉を下げ微笑んでは相手の髪を撫でて額を合わせ「無理はするな」と小さく、それでいて強く述べては相手から少し離れて。
舞台の向こうからは『早くせんか!』『待ちくたびれたぞ』と下衆な客達の苛立った声が聞こえてきて。

  • No.728 by 桐崎 繿  2015-04-03 02:17:06 




>露木

( 相手の救い手に何とか暴行を受けずに済みその穏やかな表情に落ち着きを取り戻しては小さく深呼吸し再び舞台へと戻る。
しかし人目が多い事もあり僅かな焦りと不安が生まれては意識を集中させるも中々解放出来ず。
瞳は獣の様な紅、長く鋭い牙というなりまがいの姿になってしまえばこんな姿人目に晒すのは嫌で漸く狼の姿に変化する事が出来て。
観客の声が響き渡るその状況にも嫌な思い出しかなく眉を寄せては約束の時間が過ぎるのを待って。

( 観客席の中の一人が手洗場へと向かう途中、舞台袖に僅かに相手の姿が見えては見世物舞台関係者に金を握らせ相手を呼び出して。
人目を引く程の容姿端麗さに見惚れ、それでいて今回の見世物の飼い主だと聞けば男が諦められる弾も無く観客席の奥で遠目に自分を見詰めては語り掛け。
『飼い主がこんな若造だとは思わんかったよ、随分良い犬を飼ってるが躾がなっとらん』
( 口角を上げ視線を相手に移しては馴れ馴れしく相手の肩に手を置き髪に指を絡める。
『犬と共にお前さんをかいたい。…否、お前さんが手に入るのならあの犬は諦めよう、ここの見世物関係者も俺の言葉一つで直ぐに動くぞ。金なら幾らでもつむし悪くない話だと思うが』
( 通り掛かった一人の見世物関係者の肩を掴みその関係者が慌てて男に頭を下げるのを相手に見せ付けてはそれと共に権力を訴えていて。
相手の返事も聞かぬ間に此処の関係者にでも聞いたのか『確か彼等から情報を欲しがってるらしいな』と呟いては続け様に『この後食事でもどうだ、犬も同伴で構わない。その情報を知ってる奴とやらも俺の命令一つで口を割ると思うが…まぁお前さんが選べ』と。

  • No.729 by 露木 菊  2015-04-03 02:52:54 


>桐崎

(相手の無事を祈りながら舞台袖にいると突如呼び出され何事かと来てみれば男から交渉を持ちかけられ始めは断ろうとするも権力を見せつけられては逆らえば面倒事になりそうだと眉を寄せ。
「情報と…彼奴には一切誰の手もかからないよう保証してくれるのか?」
『ああ勿論だとも』
「………」
(馴れ馴れしく触れてくる男を無視して舞台に目をやっては何処か辛そうにする相手に『もっと芸を見せろ!』『それだけしかできんのか』と揶揄を飛ばして石を投げようとする客が目に移っては「……今すぐ見世物をやめさせてくれ」と男の提案を承諾する言葉を低く呟いて。
__本当は爛とたとえ誰かを守るためであっても安易に身を売るような真似をしないと約束していたため心浮かばれなかったが今は仕方ないことなのだと言い聞かせては、舞台から戻ってきた相手に何食わぬ顔で振るまい「よく頑張ったな、有難う」と肩を叩いて。

(その後、相手を孤児荘に帰してやりたかったが兄もアカも仕事で折り合いが付かず相手を一人で帰す訳にもいかないため渋々食事に付き合ってもらうことしては「悪いな。仕事の付き合いなんだ」と嘘を吐いて、男と共に食事所へ向かい。

(訪れたのは食事処というより高級宿屋で通された部屋は畳に絹が織り込まれ、壁や襖は有名な絵師の絵が描かれ金粉が散らされていて。
勿論出された料理や酒は滅多にお目にかかれないものばかりで。
『好きなだけ食べるが良い』
「……情報は?」
『ああ、情報ならお前さんの仲間か?至極柄の悪い男に渡しておいたぞ』
(すぐにそれが相手の父だと分かれば安堵の息を漏らし隣に座る相手に目を向ければ「今夜には戻れるかもな」と優しく微笑み箸を取るように促して。
自分は男の機嫌をとるために男の隣にいきお酌をして極力笑顔で振る舞って。

  • No.730 by 桐崎 繿  2015-04-03 20:51:57 




>露木

( 従順な相手の態度に男は更に上機嫌になりスキンシップが激しくなるも自分はそれに気付かずやや詰まらなそうに酒を啜って居て。
しかし男のそれが増すのに漸く気付いては苛々が込み上げ、相手が男に従ってるのは自分の事だとも知らずに相手の腰に回される手を掴み男を睨み付ける。
『やはり躾がなっとらん。露草、お前から言ってくれないか』
( 男の言葉に意味が分からなかったが相手には弱い為大人しく手を引いては俯いて。
ベタベタと相手に触れる男に機嫌を悪くしながら時間が過ぎるのを待っては漸く解放され何故か男も共に帰り道を同行して。
孤児荘まで送られ青年と合流しては寺子屋へと戻る相手を少し寂しそうに見送って。

( 相手と二人になった男は口角を上げ肩を引き寄せては相手の耳元に唇を寄せて。
『さて、礼をしてくれるんだろう??あの化犬を痛ぶらない様にしてやったんだ』
( 寺子屋へと押し入り相手の部屋へと強引に上がっては下卑た笑みを浮かべ『代償は高く付くぞ。今日は楽しませてやるからな』と。

( その頃、兄からの文に“明日父の元へ来る様に”とだけ書かれてるのを読んでは現代へ戻る方法が見付かったのかと。
しかし今はそれより先程の男が相手に手を出して無いかと不安で仕方無く。
暫く狸寝入りをかまし隣で漸く青年が眠りに付いたのを確認しては音を立てずに立ち上がる。
父がやってた為に剣道なら出来る。
自室に稽古用にと立掛けられてた木刀を取れば強く握り、黒の手拭いで髪を隠しては部屋を抜け出して。
人目に触れない様に裏路地を通り抜けては颯爽と寺子屋へと向かって。

  • No.731 by 露木 菊  2015-04-03 21:35:15 


>桐崎

(食事処での男からの接触を何とか笑顔で乗り切るも其処で終わるはずもなく孤児荘まで着いて来られては相手に勘付かれぬよう何事もないよう振る舞い男と共に寺子屋へ向かい。

(訪れた自室、覚悟はしていたがより濃密になる男からの接触に吐き気がするも何も考えないようにして必死に耐える。
しかし此処数ヶ月ずっと爛にしか触れさせなかった肌に男の手が触れた瞬間耐え難い嫌悪感が襲い、のしかかってくる男の肩を押して待ったをかけ。
「…話を、…戯れの前に話をしないか?……あんたのことを良く知っておきたいんだ」
『話など後で構わん。代償は高く付くと言ったはずだ』
「…………」
(引かぬ様子の男に目を逸らしては身体の力を抜き始めは好きにさせるも、やはり爛の姿が頭にちらつきどうしても我慢できなくなってはやんわり男を遠ざけて。
「…お酌ならいくらでもする。護衛もするから…此れだけは辞めにしてくれないか」
『何を今更。あの化け物に手を出してもいいのか?』
「…………」
(化け物などではないと心の中で男を愚弄するも、逆らえない事実は変わりなく一度は容認したことではないかと言い聞かせては再び大人しくするよう努める。
しかし一度爛だけにと決めた心は中々大人しくしてくれず、震えや恐怖はないものの意に反して男を拒絶して顔を逸したり男の腕を払ったりして。

  • No.732 by 桐崎 繿  2015-04-03 23:39:30 




>露木

( 拒絶を見せる相手が気に食わず払われた腕を大袈裟に抑えて見せては相手の手首を痣が出来る程に強く握り締めて。
『逆らうな。俺は気に入らない奴は殺す達でな』
( 無理矢理に着物の襟元を掴み乱しては口角を上げ相手の耳元で『俺はあの化犬を殺す事も出来る』と呟き有無を言わさずに強引に行為を始めようとして。

( 太めの襟巻きを首に巻き口元を隠しては手拭いを目元すれすれ迄に下げ息を殺して相手の居所を探す。
木刀を握り締め廊下を歩いてた所、僅かに聞こえた声と布の擦れ合う様な音に気付いては屋根裏へと周り上から様子を伺う。
強引に相手の着物を乱し接吻を強要する男にカッと血が上るも思考は何故か冷静で。
丸で別の人格が宿ったかの様に瞳を変えては音を立てずに男の首筋に木刀を打ち付ける。
「『……………哀れな男だな、其奴は無理矢理に奪えるもんじゃねぇんだよ。俺から簡単に奪えると思うな』」
( ボソリと呟きまだ意識のある男に木刀を向けるもハッとした様に“人格”が戻っては少し身構え「………まだやるか??今度は遠慮しない」と。
所詮金持ちのボンボン、剣術等は一切出来ない為無様に逃げ出しては相手の乱れた衣服を直して。
「何もされてないだろうな」
( 無表情の中に何処と無く不安を写してはそのまま相手を抱き締め「………あんたこそ無理してんじゃねえか」と小さく呟いて。

( それから相手を慰める様に安心させる様に暫く一緒に時間を過ごしてはこの時代の自分も現代に行ってるのだろうし大丈夫だろうかと。
“露木と仲良くしてるだろうか”と言う話題になっては「………爛、だっけか。露木に手出したらぶっ飛ばす」なんて言っては互いに笑みを零して。
ふと取り出したのは自分の携帯、相手に渡した物と良く似たキーホルダーを実は自分も買っておりそれを取り外しては相手に手渡して。
「…菊の花、俺好きなんだ」と小さく呟き続けて「やるよ」と言っては空も白じんで来た為取り敢えず眠りに付こうと。

  • No.733 by 露木 菊  2015-04-04 08:57:54 


>桐崎

(男一人の相手など造作ないはずだったが自分でも驚くほど心も身体も爛に絆されていて、頭では抵抗してはいけないと分かっていても口付けられただけで身体が男を拒否し、こんな事で最後まで持つのかと目を閉じたところ耳に凛と透き通った声が響き身体が震える。
目を開ければそこには鋭く綺麗な紅の双眸があり、その憎悪に満ちた瞳にゾクゾクと背筋が震え、この瞳に惚れたのだと小さく笑みを浮かべては尻尾を丸めて男が逃げ去ったあと優しく抱き締めてくれる腕に安心したように身を委ねて。

(それから暫くすっかり相手のおかげで気持ちが落ち着けばそれぞれの恋人の愚痴等を零しつつ穏やかな時間を過ごし、ふと相手に綺麗な装飾品を渡されれば目をゆっくり瞬かせ。
一目で気に入り見惚れてしまうも眠ろうとする相手を見てはハッとなり横になる相手に近づいて「いいのか?…揃いのものならあんたが持ってたほうがいいんじゃ…」と口を開くも既に相手は寝息を立てていて。
無理もない、慣れない土地に来てずっと緊張状態にあったのだろう。
相手のあどけない寝顔はいつの時代も可愛らしく愛しい銀髪を優しく撫でては「ありがとう…繿」と小さく呟き相手の額に口付けを落として。

(翌朝、寺子屋にて恐らく相手とは最後になるだろう朝食を終え、一度孤児荘に戻って相手に始め着ていた現代の服を渡してキーホルダーの事を聞こうとするが、少年がいつ取ったのか相手の携帯を手に『ねえねえ此れ先生?』と一枚の写真を見せてきて。
どれどれと覗いて見ては其処に写る人物に小さく目を見開く。
其処には一件の花屋の前に並ぶ平成の相手と自分、そして記憶よりも少し年老いた父と母の姿があり。
両親の顔など写真も残って居なかったため見ることは二度とないと思っていただけに暫し固まってしまい『せんせー?』と言われビクリとなっては「そうだね」と咬み合わない微笑みを零しては相手を見て「そろそろ行くか」とキーホルダーのことはすっかり忘れて父の元へ向かって。

(父の家、客間に通されれば兄も居て其処には何故か若頭もおり、また何か悪さを企んでいるのではと鋭く睨み付けて。
『菊、大丈夫だよ。ちゃーーんと悪さしないように脅してあるから』
『ひ、酷いなぁ。僕は改心したんだよ。昨日露草を襲った男だって僕が奉行所に…』
『なんか言った?』
『い…いや、なんでもないけど…』
(しょぼんとする若頭の前には大きめの水晶球があり、話を聞くに来た時と同じ状況を作ればいいと。
そんな単純なことでいいのかと突っ込みたい衝動を抑えつつ相手を見ては「此れで帰れるな」と微笑み髪をポンポンと撫で。
『時間的には夜だからそれまでゆっくりしといて良いよ』
(優しく微笑む兄に頷きつつ、爛ともうすぐ会える嬉しさと相手と離れてしまう寂しさが同時に襲い微妙な表情をして。

  • No.734 by 桐崎 繿  2015-04-05 00:19:10 




>露木

( 翌朝、現代の服に久し振りに袖を通し何時取った物か少年から携帯を返されてはそれを受け取り相手と共に父の元へと向かって。

( 父の自宅にてこの時代の若頭と対面するもやはり顔立ちはそのままで勿論と言うべきか女装しており。
ぎゃあぎゃあと騒ぐ若頭を尻目に相手に向き直っては「……………迷惑掛けたな」と。
若頭が自分の手を取り水晶級に近付けさせ様とした所で「ありがとう」と相手にしか聞こえない程の声で呟いてはあの吸い込まれる様な感覚に流されて。

( 激しい浮遊感が漸く落ち着きゆっくり目を開いては懐かしい見慣れた顔と服装の兄と若頭が自分を覗き込んでおり自室である事を確信して。
“戻れた”と小さく口を動かしては兄がキッチンへ相手を呼びに向かい念願の現代の相手に対面するも喧嘩してた事を思い出しては気不味そうに視線を流す。
…が、ふと相手の首筋にある鬱血の痕が目に入ればズカズカと相手に駆け寄り襟首を掴んで。
鬱血の事を問い掛け様と口を開くが慌てた兄が止めに入っては自分を相手から引き剥がして。
『“爛”だよ!!!すっごい手が早くて本当繿の分身って感じ』
「どういう意味だよ」
『いや俺達も菊に手を出さない様に見張ってたんだよ??でも“どうせならこっちの俺に悪戯でも残してくか”って…』
( 子供地味た嫉妬に羞恥が沸いてはパッと手を話すもやはり素直に謝る事が出来ず眉を寄せ頭をガシガシとしては部屋へと戻りベッドにストンと腰を下ろして。

  • No.735 by 露木 菊  2015-04-05 01:47:40 


>桐崎

(父の部屋、相手の姿が消え白い光の中から現れたのはずっと待ちわびた愛しい恋人。
喧嘩していたことも忘れ、父や兄達の存在も無視し恋人に抱きついては「おかえり」と頬に口付け唐突に「丘へ行こう」と。
そして今日は自分から素直になって愛しい彼に“愛してる”と言わせるんだと相手の手を引きながら勇気を貰うように懐にしまわれるキーホルダーに手をやる。
今宵は晴れ、きっと綺麗な星が見られるだろうと微笑んで_。

(時は現代、相手がいなくなって数日、代わりに来ていた過去の相手と色々あったがずっと相手のことが気に掛かり、殆どの時間過去の相手に繿が心配だと泣きついていた。
だから相手が帰ってきたらすぐに謝ろうと思っていたのにいざ相手を目の前にした途端、急に気まずくなってしまい、鬱血の事を咎められそうになってもすぐ反応出来ずに目を逸らす。
頭を掻いてベッドに腰を下ろす相手の仕草が自分を避けているようで悲しくなるも、段々と相手が帰ってきたという実感が湧いてきては今まで不安だった気持ちが溢れて相手を押し倒す勢いで抱き締め「無事でよかった…」と涙声で呟き。
「あんたが斬られたらって考えただけで胸が痛かった。それに桐崎はモテるから…江戸の女に言い寄られてそっちに残るって言い出すんじゃないかって…」
(相手の上に乗ったまま相手の肩に額を押し当て不安を吐露するも軽く相手に対して酷いことを言ってるのは気付かずスッと鼻を啜って。
色々、相手には言うこと聞くことが沢山ある。特に“応援していた”ことについて。
が、涙が溢れてしまったせいで顔が上げられなくないという悪状況。
もし相手が自分のことなどどうでもよくなっていたら相手にとっては相当嫌な筈。
今更感極まって抱き付いてしまったことを後悔するも泣き顔なんて今は誰にも見られたくなく前髪で表情を隠すように顔を上げてはそのまま上手く相手の上からどこうとして。

  • No.736 by 桐崎 繿  2015-04-05 22:40:13 




>露木

( 自分を抱き締め不安だった事を包み隠さず話す相手に少しばかり驚いた様に目を向けては兄と若頭に二人にさせて欲しいと視線で訴える。
唇を噛み俯く相手の顎を軽く持ち上げ潤んだ瞳と向き直れば江戸での相手からの“素直になれ”と言う言い付けを思い出して。
濡れた睫毛に口付けを落とし涙を拭っては「………露木以外の奴に手を出す訳無いだろ」と呟いて。
ベッド上にて相手を膝に乗せたまま抱き締めては「…まぁ、色々…ごめん」と。
相手の腕を引き今度は自分が相手をベッドに押し倒しては「さっきのすっげぇ良かった。身長と体制的に上目遣いだったし目潤んでたし………綸と木ノ宮の前だからって我慢出来た俺がすげぇよ」と悪戯っぽく微笑み江戸での自分が付けたと言う鬱血の痕をなぞる。
まずはゆっくりと誤解を解いてかなきゃとは思うもののそれと共に嫉妬心が渦巻いては鬱血の痕を塗り替えるべくそこに唇を当て。
「………言っただろ、嫉妬深いんだよ俺。………なんかあんたは別の男(男子生徒)の家行ったりするし…増してや彼奴のベッドで寝てたのとかすげぇ腹立つ」
( 小さなリップ音をたて鬱血の痕をいくつも残しては何処と無く責め立てる様な口調になってしまい。
首筋に顔を埋めては自分の短髪が相手の頬や耳元に当たり擽ったそうにする相手の手首をやんわりと抑えベッドに沈め「彼奴(男子生徒)なんかより俺は露木を知ってるし…気持ちだって負けるつもり無い」と。
そこで先程相手が言った“江戸の女に言い寄られてそっちに残るって言い出すんじゃ…”との言葉を思い出してはからかう様に相手の鎖骨を甘噛みし「………露木は……………菊はさ、俺が他の女に言い寄られてホイホイ付いて行っても平気なんだ」なんて意地の悪い事を言って。

  • No.737 by 露木 菊  2015-04-05 23:55:12 


>桐崎

(相手から紡がれる素直な言葉から相手に不安を抱かせていたと知り申し訳なくなると同時に嫉妬してくれていたことが嬉しくてジワジワと感情が溢れてきては一度緩んだ涙腺から再び涙が溢れる。
情けなくて涙を拭いたいのに手首を押さえ付けられているため敵わず鎖骨に感じるチクリとした痛みに小さく身体を揺らしては意地悪い笑みを浮かべる相手を軽く睨み付け。
「平気な訳…ないだろ。……あんたを誰にも渡したくない。誰の所にも行かないように繋ぎ止めて置きたいくらいだ」
(束縛染みた言葉を恥じらいもなく強い口調で述べては少し相手が驚いて力が抜けてる隙に上体を起こし、お返しとばかりに相手の弱点の耳に触れながら反対側の首筋に甘噛して痕を残しコツンと相手の肩に額をあて。
「……俺だって不安だったんだ。…あんたが俺と磯貝のこと応援してるって聞いたから。………なんで俺達が付き合ってること彼奴に言わなかったんだよ」
(ボソボソと責めるように言うも相手の気持ちを知れた今となってはどうでもいいこと。
まだ薄っすらと濡れる瞳で相手を見詰めては「……名前、呼んでくれたな」と微笑み相手を抱き締めては首筋に顔を埋め「あのさ…。俺、一つあんたに謝らなきゃいけないことがあるんだけど…」と言いにくそうにそれでもどこか楽しげに述べチラリと相手を見て。
「……彼奴……あ、こっち来てた過去のあんたな。……あいつと一回……キスした」
(しかも結構深いやつ、とは口に出さずに相手の顔色を窺うように首を傾けて。
が、流石にキスは怒らせてしまうだろうかと冷や汗が出てきては「…あ、…でも仕方ないだろ。……似すぎというか…そっくりそのままあんただったから…つい」と言い訳を零すも逆にボロがでてしまった気がして目を逸し。
が、ふとずっと気になっていた相手の頭にまかれる手拭いに気付いては「っていうか、それどうしたんだよ」と此処ぞとばかりに責め立てて。

  • No.738 by 桐崎 繿  2015-04-06 01:18:58 




>露木

( 相手の口からは珍しい言葉にその束縛感さえ嬉しく思えては頬を緩めるも視界が反転し耳を責められ潜持った声を漏らしてしまい口元を腕で隠して。
互いの不安を打ち明けてしまえば心が軽くなりじゃれ合う様に相手の髪を撫でては次の言葉にピクリと反応し相手の額にコツンと自分の額を当てて。
例え“自分”だったとしても無性に腹が立ち、しかしふと思い出せば自分も人の事を言える立場でも無く。
それでも嫉妬は拭えず「へ-…、お前からキスしたんだ」なんてジトリ目で言うも手拭いの事を問われては思い出した様に頭からそれを取って。
「あっち(江戸)で…露草に貰った。なんかすげぇ質も良いし上等だし気に入ってて…」
( 無意識に照れ臭そうに言っては相手の視線に気付き「…な、なんだよお互い様…だろ??」と。
暫く離れてた為にその存在を確かめるべく相手を強く抱き締めてはふと思い出した様に携帯を取り出し電波が戻った事を確認しカメラを開く。
内カメラに設定しきょとんとする相手の後頭部に手を回し触れるだけの口付けをしては写真に収め直ぐ様男子生徒へと送信して。
返事は驚く程に早くしてやったり顔で返事を開いてはクスクスと笑みを浮かべて。
《桐崎お前許さね-からな!!!ってか露木先輩びっくりした顔してんじゃんどうせ桐崎が強引にいきなりに無理矢理にしたんだろ!!!》
《いや、思い合ってのキスだけど??》
《いやいや俺は信じないからね。遠慮無く先輩に男気アピール続けるからね》
( 勝ち誇った様な笑みを浮かべ相手を腕の中に閉じ込めたまま至近距離で見詰めては「あれ、俺の名前は呼んでくれないんだ」と。
からかう様に相手を見詰め視線を外そう物ならそれを許さずに頬に手を添えて。

  • No.739 by 露木 菊  2015-04-06 06:55:09 


>桐崎

(過去の自分になんて抜け目の無い奴だと嫉妬していると突如口付けられその写真を男子生徒に送りつけやりとりする様子に頬が赤くなるのが分かり相手はこんなにも積極的だっただろうかと前以上に男らしく感じる相手を見詰める。
すると携帯を置いた相手と至近距離で目が合い、名前呼びの事をからかうように言われては性懲りもなく胸がドキドキしてしまい視線を横に泳がすも相手はそれを許してくれずまたすぐに視線が絡み合い。
名前呼びなんて園児のカップルだってやってること。
それなのに顔が沸騰しそうな程に熱く、素直になろうとは思ったが表情までこんな正直では困ると泣きそうな顔で見詰めて。
「……、…繿…」
(たっぷりの間を開け小さな声で熱っぽく名を呼んでは羞恥を誤魔化すように相手に抱きつくと耳元で「…愛してる」と続け。
心臓がバクバクとし名前を呼ぶだけでこんなにも体力を浪費している自分が恥ずかしく暫く相手の首元に顔を埋め落ち着いたところで少しだけ身を離して。
「…素直じゃなくて良い……、あんたが素直だと俺の心臓が持たない」
(顔を俯かせたままブツブツ呟くも、元々負けず嫌いの性格。
このままでは終われないと顔を上げては相手の耳朶にカプリと噛み付き態と音を立てて舐めあげては小さく反応する相手を見て「こっちは素直になってくれていいけど」と相手の内股を撫で上げながら悪戯に微笑んで。
それから少し真面目な表情をして相手に顔を近付けて「…何があっても繿から離れないから」と囁き触れるだけの口付けを落とし、更に深いものへと変えようと顔の向きを変える。
が、触れることはなく態と熱を残すように相手から離れるとベッドから降りて「…腹、減ってるだろ?何か作るよ」と台所に向かい調理を始めようと。

  • No.740 by 桐崎 繿  2015-04-06 18:01:21 




>露木

( 耳への感覚に小さく声を漏らしては口付けを期待する様に相手の頭に手を回そうとするも唇が触れる事は無くスルリと摺り抜ける相手をきょとんと見詰めてはからかわれたのだと察しわなわなとして。
残された熱に頭をガシガシと乱しては此方から強請るのも悔しく調理を始める相手を後ろから抱き締めては言葉に出来ないまま少し不貞腐れた様にして。
邪魔をしながら相手の耳元に唇を当てた所で自分の携帯の着信音が鳴るのに気付き渋々そちらへと向かえば「………はい」と。
電話の相手はどうやら以前のバイトのオーナーの様でまた暫くバイトをしに来ないかと言う事で。
「………いきなりっすね」
『…ほら、色んな騒動合ったからさ。あれからガラッとスタッフ変えたんだけどやっぱ男性客多くなっちゃってこれじゃマズイだろ??』
「でもそっち系の人多いんすよね」
『ホストって言ってるだけに女性客居ないとさ、他の店から色々悪口言われたりするし』
「……………でも俺一応恋人居るんで」
『アフターとかは無しで良いからさ、何とかならないかな-…給料もそれなりに出すよ』
( オーナーの押しに負け明日から手伝いに行く事を約束しては相手の元に戻り先程の電話の内容を説明して。
元々愛想も無い性格だし面倒なバイトを増やしてしまったと溜息を付いてはベッドに腰を下ろす。
最初は金の為だと思ってたが特別な存在が出来れば面倒な仕事でしかない、休みの日には相手と過ごそうと言い聞かせては携帯を見詰めていて。

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