_時代を越えて_(非募)

_時代を越えて_(非募)

xxx  2014-12-29 00:12:16 
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_____巡り巡った先の時代でのお話。



▽個人用に作ったトピなので非募集です、関係者様以外は書き込みを控えて下さいませ。
▽荒らし厳禁、なりすまし厳禁です。



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  • No.481 by 露木 菊  2015-02-22 09:54:15 


>桐崎

(病院での奇怪体験を聞いては青年とは特に惹かれ合っている訳ではないと知り安心するも、あの時の青年の想いは根深く悲哀が混在していたように思えて若干の不安が残る。
それでも嫉妬してくれる相手を見てはそんな不安も和らぎ擽ったげに相手のパーカーを着寄せて。
続く問いかけに昨日の兄の様子を思い浮かべ「あー……」と気まずげに目を逸らしては正直に押し倒され舌を絡められたことを告げて「…ちゃんと抵抗したからな。でも彼奴…いつもより力強かったし。……ていうか“一度身体を重ねた仲”だって有りもしないこと言ってた。…自分で“霊”って言ってたし“露草”とか“アカ”って言ってたから昔と何か関係あるのかもな」と考えても答えが出ない問題にきっと昨日は廃病院で遊んで悪ふざけが過ぎただけでもう事は終わったことなのだと今相手と過ごす時間を大切にして。

(その夜、一度アパートに戻って着替えなどをするも相手のパーカーだけはそのままにして相手の部屋に向かう。
既に兄と青年は来ていて相変わらず相手にべっとりな青年に溜息を吐きつつ、相手から貰った色違いのマグカップにコーヒーを入れて輪の中に入り。
『ケーキどれも美味しそうだね。俺いちごのショートケーキね。だって可愛くない?』
『菊はどれにする?先に選びなよ』
「……いや、俺は残ったのでいいよ」
(遠慮して言うもしつこい兄に負け相手も譲ってくれるようだったのでそれに甘えては割りと好きなチーズケーキを取り。
そういえば女になった時相手に奢って貰ったなと思いだしては小さく微笑みを零して。

(その後、ケーキを食べながら他愛のない話をしていると其れに飽きた青年が再び相手に絡み始め『あ、兄さん。口にクリームついちゃった。舐めてもいいよ』と。
自分でとれよと内心毒吐いてると青年が『そうだ!』と言って鞄から数枚の紙が入ったクリアファイルを取り出し。
『これ腐女子さんたちが描いた同人誌のネームだって。雰囲気だけでもってさ。兄さん、桐赤と赤桐どっち先見る?どっちの兄さんもかっこいいし可愛いよなぁ。流石俺の兄さん!』
(ガバッと相手に抱きつきネームを相手に見せては『ほらね、俺達両想いでしょ?周りからもちゃんと認められてるんだよ』と嬉しそうに言って。
「…赤城、ひっつきすぎ。離れろよ。っていうか…桐赤と赤桐ってなに?」
(嫉妬を顕に青年を睨んでは聞き慣れない言葉に眉を顰め青年が持つ紙をジッと見詰め。
『そう言えばさ、兄さん。なんか気分良くなって来ない?ほら、ほっぺた赤くなって可愛くなってるよ』
(スッと相手のほんのり色づく頬を人差し指の甲で撫で上げては小さくほくそ笑む。
この時青年と兄がコーヒーに薬を盛ったことなど知る由もなく…。

  • No.482 by 桐崎 繿  2015-02-22 20:24:17 




>露木

( 青年に手渡されたクリアファイルの中身を見た所で漸く理解しこんな物書いて楽しいのだろうかと。
しかし絵は上手い物だな、なんて呑気に考えてた所ふと身体が熱くなり眉を寄せる。
暖房を消しても収まらないこの熱さ、ふと相手に目を向けては相手も自分同様僅かに火照りが伺えて。
兄はあの廃病院での艶目かしい笑みを浮かべてはフラリとした相手を抱き寄せ笑みを深める。
『アカ、悪いけど俺達がベッド借りるから』
( 軽々と相手を抱き抱え自分のベッドへと上がっては相手の首筋に顔を埋め自分に見せ付ける様に相手の衣服の中に手を入れる。
『ねぇ兄さん、そろそろ俺達も楽しもうよ』
( 青年の瞳の色が暗い事に気付き“赤城”ではない事は確かだが耳を甘噛みされた途端抵抗も無くしへたり込むも相手への行為を進めようとする兄が目に入れば何とか正気を保って。
兄は相手をうつ伏せにさせては厭らしく微笑み『ほら、繿の匂いでも感じてたら菊も気持ち良くなれるでしょ??………あ、でも今菊に触れてるのは“俺”だって事理解して貰えないのは嫌だな』と呟き。
自分も段々と理性を失いかけるも青年に触れられた場所からジワジワと熱さが広がって来ては苦しくなりフラフラと兄に弱々しい力で掴み掛り。
「……………さ、わんな」
『繿も素直になりなって。アカが相手してくれるって』
( 軽く手を払われては兄をキッ睨み付け相手へと手を伸ばそうとして。

  • No.483 by 露木 菊  2015-02-22 21:55:36 


>桐崎

(急激に火照る身体に戸惑ううちベッドにうつ伏せにされては、相手の匂いと良く似た声に翻弄され熱っぽい吐息が零れる。
思考が麻痺していく感覚に段々と場の空気に絆されていけば今自分を抱きしめているのが相手だと錯覚すら起こし“繿…”と甘ったるく名前を呼んで。
『ほら、菊だって楽しんでるんだから邪魔しちゃ駄目だよ。…繿も楽になりなよ。最近足りてないんでしょ?』 
(兄は自分に跨がりながら伸びてきた相手の手を払っては相手の胸を軽く押して青年に身を預けさせて。
『兄さん今は俺のこと見てよ。大丈夫。優しくするから』
(青年は相手を背後から抱き締め耳を重点的に攻めてはぐったりする相手にクスクス笑い『兄さんは本当に耳が弱いね。かわいいー』とギュッとして身体の向きを返ると相手を床に押し倒して熱くなった相手の身体に冷たい手を這わせ。

(うつ伏せの状態のまま浮つく思考のせいで無抵抗でいたが急に仰向けにされ兄と目が合った途端、目が醒めたような感覚になって忘れていた恐怖が蘇り「…ッ、離せ!」と威嚇して。
『やだよ。てか流石菊。もう薬の効果切れちゃった?通常の3倍は入れてんだけどなぁ』
(暗く笑む兄に友人としての兄が消えていく感覚に陥れば身体が震え視界が滲み始めるも、相手の嫌がる声が聞こえた瞬間我に返り、漸くすぐ隣で相手が青年に組み伏せられるのに気付き蒼白になって。
「…な、にしてんだよ。繿から離れろ!!」
『ちょっと今いいところ何だから邪魔しないでよー。…それに一回くらい良いでしょ』
『そうそ。じゃないと成仏しきれないよ』
「…そんなの、許せるわけないだろ」
(低く唸り青年を止めようとするも身体を取り押さえられては再び薬の匂いを嗅がされそこで意識が途切れて。

(翌朝目を覚ましては僅かに重たい頭を押さえつつ身を起こすと隣には熟睡する兄がいて、床では布団の上で相手に抱き付くようにして眠る青年の姿がありボーッと其れを眺める。
暫くして昨夜の事を思い出しては全身身の毛がよだちサッと兄から離れてベッドから降りると青年を起こさないよう相手から引き剥がし相手を揺すり起こして。
まだ半分寝ているようすの相手の顔を泣きそうな顔で見詰めては存在を確認するよう抱き締めて、すぐに離れると両手で相手の頬を包み込み。
「………御免、俺がちゃんとしてなかったから。………大丈夫か?」
(身体もそうだが精神的にもかなりの負担があった筈と、何も出来なかった自分を恨んでは唇を噛み締め俯く。
そしてまだ寝息を立てる兄を見ては「…あいつ、途中泣きそうな顔してたんだ。“御免”って何度も謝ってきてさ」と眉を下げては相手に視線を戻し「…とりあえず此奴等が寝てる間に此処でないか?どう顔合わせたらいいか分からない」と思いだすだけでも震えそうだったが今は堪えて相手を支えたいと思い、相手の身体を気遣いながら立たせようとして。

  • No.484 by 桐崎 繿  2015-02-23 00:57:51 




>露木

( 翌日、相手に起こされては軋む身体に鞭打ち自室を後にしては相手のアパートへと訪れる。
二人になった安心感もあり改めて何だったのだろうかと考えては不思議な感覚になる。
まだ耳に残るのは“兄さんごめんね、…許してね”と切なそうに呟く青年の声。
確信が無いままに相手の腕を引っ張り連れて来たのはあの廃病院。
この寒さの中、何故か生温い風が舞っては誘われる様にと中へ入る。

( 最上階奥の院長室、真ん中は既に崩れ落ち階下が見える様になってる事からこれ以上先へは進めないと。
しかしそんな時、向こう岸に兄と青年に良く似た顔立ちの二人が立ってるのが見えては「…おい赤城、綸。…何してんだよ」と声を掛ける。
『“赤城”だってよ。…こっちではまた随分と洒落た名前になってるんだね-』
『俺なんか変わったの漢字だけなのにさ』
( 穏やかに微笑む二人は着物姿で昨夜の狂気は感じずに眉を寄せる。
『あ-菊、そんな顔しないで。…ほら、こんな大きな穴あるからそっちには行けないんだよね』
『そうそう、…まぁ怒られても仕方無いか』
( 一方的な話をし続けながら青年が着物を乱しては肩から左腹部に掛かる大きな切傷痕が目に写る。
青年は表情を崩さない笑顔のまま『兄さんと出会った頃、兄さんを庇って付いた傷だよ。俺の宝物なの』と意味の分からない事を告げて来て。
二人の姿がスウッと消えて行っては結局何を伝えたかったのかも分からずに廃病院を後にして。

( 一度寮へと戻ろうとした所で兄と青年にばったりと出会しては二人は何も知らない様子で『もう、起きたらいきなりいなくなっててびっくりしたよ!!!』と。
どうやら昨晩の事の記憶は綺麗さっぱり消えた様で『昨日ケーキ美味しかったね!!!またモデルになってくれたら奢ってくれるんだって』と無邪気に微笑む青年の頭を何気無く無意識に撫でてはきょとんとして。
兄が相手に抱き着こうとするのを遮り相手の前に立っては何も覚えてない兄が思い出した様に『あ!!!そう言えばそろそろ旅行の予定立てないとね。俺これから教授に呼ばれてるからもう行くね、じゃあね。大好きだよ菊』と大胆な告白をしては何時ものテンションで去って行って。
青年も担任に呼ばれてたらしく、漸くまた相手と二人になれば相手に向き直り路地裏へと向かう。
「なぁ、抱き締めたい。…良いか??」
( 伏せ目がちに触れる事の了承を得ようと上記を問い掛けては相手をジッと見詰め。

  • No.485 by 露木 菊  2015-02-23 02:29:34 


>桐崎

(結局はっきりとしたことが分からないまま廃病院を後にしては、何も知らない様子の兄と青年を責める訳にもいかず昨日の事は暫く胸のうちにとどめておこうと。
それでも兄に少なからず恐怖心を抱いてしまった為、兄を遮ってくれた相手に感謝しつつ二人きりになってはホッと息を吐き。
続く真剣な問い掛け。ゆっくりと相手と視線を交え、そのまっすぐな瞳に小さく息を飲んでは僅かに目を伏せ小さく頷く。
ゆっくりと回される腕に身構えるもその緊張はすぐに解け、心のどこかでずっと求めていたぬくもりに自らも相手の腰に腕を回して「……やっぱりあんたの腕の中が一番落ち着く」と小さく呟き腕に僅かに力を込めて。
「…ずっと不安な想いさせて御免な。……もう、大丈夫だから」
(顔を上げ小さく微笑んでは相手の髪を撫で、頬に軽く触れる程度の口付けを落とし唇にも同様に軽く口付け。
もっとしたい気もしたが其処から先はまだ少し怖く一歩引いては「…楽しみは先に取っておこう」とやや強がりな言葉を述べつつ相手の手は離さずに。

(その後、寮の共同スペースで寛ぐも縮まった距離感に妙な緊張感と気恥ずかしさを覚えあまり目を合わせられずにいて。
そんな時、相手のクラスメートの腐女子が目をキラキラさせて近づいて来ては高級そうな紙袋を差し出され。
『これ連日朝で売り切れちゃうプリンとチーズケーキです。桐崎君と先輩が好きって聞いて買ってきました。……あ、あの失礼ですが二人って実は公式だったりしますよね?馴れ初めとか教えて頂けませんか?やっぱり一目惚れですか?ていうか受け攻めはどうなってるんです?』
(畳み掛けるような問いにやや呆気に取られつつチラと相手を見て再び女子高生に視線を戻す。
どこまで自分たちの関係を信じているか不明だが、ここで“付き合ってない”と嘘を吐くんも可笑しいと想い「…公式って意味がよく分からないけど…付き合ってるよ」とはっきり述べ。
「……出会いは最悪だったけど今思えば桐崎が煙草…じゃなくてパンを買わせてた女学生に嫉妬してたんだと思うな、なんて」
『……?それはつまり一目惚れですか!』
「ちょっと違うけど、かっこいいやつだとは思ってたよ」
(相手の隣で恥ずかしげもなく得意の外向けの笑顔でツラツラと言葉を並べては相手を指差し「で、こいつが受けね。“女装”もしたことあるから」と覚えたばかりのワードを使いちょいちょい本当のことを交えつつ時折人を小馬鹿にしたくなる悪いクセが出てはからかうように述べ。
そして声を上げてはしゃぐ女子高生の様子と相手の心の内を考えては耐え切れず口元を押さえ軽く吹き。

  • No.486 by 桐崎 繿  2015-02-23 16:04:05 




>露木

( 共同スペースにて渡されたプリンを見ては一瞬普段の無表情を崩し一瞬子供の様な表情を浮かべるも直ぐにまたいつもの様子を張り付ける。
はしゃぐクラスメートの話も青年に見せられたネームから何となく理解出来た為に相手がクラスメートに答えるのにパッと振り向いては相手の頬を軽く引っ張り。
「何言ってんのお前だって女装した事ある癖に。すっげぇ可愛かったぜ??スカートなんか履いちゃってさ」
( からかうつもりで言った一言だったがどうやらクラスメートに火を付けたらしく『もう二人とも最高です!!!お礼するんでまた描かせて貰いますね!!!』と笑顔で戻ってったのを見送り。
「“腐女子”ねぇ…顔だけ見れば可愛いのにな」
( クラスメートの背中を見詰め苦笑いでサラッと零せば不意に共同スペースの扉が開き若頭が入って来て。
『あっ!!!菊居た-!!!見てこれ見てこれ、僕今女の子達に人気の雑誌載っちゃったの!!!…“男の娘”ってのが気になるけどさ。何か美人が表紙だなって思って買ったら自分だったんだよね』
( 満面の笑顔で相手の膝に乗ってはギュッと抱き着く光景に沸々と嫉妬心が沸き上がり若頭を剥がしては「あんたスキンシップ多すぎ」と。
しかし若頭はめげずに再び相手に張り付き『今度デートしようね』と相手の額に口付けを落とし共同スペースを出て行って。
「行くなよ、行ったらマジでキレるからな」
( 視線を逸らしたまま上記を言えばさり気なく相手の手を取ったりして。
時計に目をやり「あ-なんか腹減った」と呟けば「奢ってやるから」と強引に相手を連れ適当なファーストフード店へと入り。

  • No.487 by 露木 菊  2015-02-23 21:14:54 


>桐崎

(冗談っぽくでも女子高生に相手と付き合ってると言ってしまい相手は嫌では無かっただろうかと気にしていると相変わらずのテンションでやってきた若頭に苦笑を零す。
しかし若頭には世話になって名前で呼ぶよう約束したことを思い出しては「優希、近い」と軽く引き剥がし。
『ちょっと今は男の娘なんだから優って呼んでよ』と拗ねる若頭に適当に頷いては口付けられた額を困ったように押さえて、拗ねている様子の相手が可愛いなと頬を緩め。

(訪れたファストフード店、ビッグ○ックのセットをゴリ押しされては断るのも面倒になり「じゃあそれで」と頼み店の奥の席で相手と向かい合うように座り。
「…なんかこーいうの久しぶりかも。そういえば優希が男の娘の可愛い食べ方がどうのって話してたけど誰得なんだって話だよな。まああんたがするなら俺得になるけど。ちょっとしてみろよ」
(可愛げもなく少し大きめのバーガーにかぶりつきながら、少しからかうように笑むも相手なら絶対絵になるだろうなと思いやや期待の眼差しで見詰め。
それにしても最近太った気がすると軽く食べれてしまいそうなセットに視線を落とし、さりげなく自分の脇腹の肉がつまめないか確認する。
まだ大丈夫…だが確実に幸せ太りとしている気がして、相手は小顔で細くてスタイルが良いから其れに見合うためにも気をつけないとなと溜息を吐き相手に視線を戻して。
「…あんたってほんとモデル体型だよな。街歩いててスカウトされるわけだよ。帰宅部なのにその体型を維持出来るのが羨ましい。やっぱ若さだよな」
(自分なんてもう体力の衰えしか感じないとオヤジ臭いことを零しつつ、別の席の女子達が『あの銀髪の子恰好良い!どこかのバンドの子かな?』『あとで話し掛けてみる?アドレスゲットできるかもよ!』と黄色い声で話しているのが耳に入り小さく眉を顰め「…桐崎はそんな軽い奴じゃないし…」と無意識にボソリと零してポテトをかじり。
「…そうだ。今度の旅行オーストラリアだろ。で、綸が折角向こうは夏なんだから海行きたいって言うんだけど…、水着が実家に古いのしかないから新しいの買いたいんだよな。良ければこの後付き合ってくれないか?」
(時期的に少ないだろうが特にこだわる訳でもないため何でもいいかと思いつつ、相手といられる時間が増えればと相手をジッと見詰め。

  • No.488 by 桐崎 繿  2015-02-24 01:00:34 




>露木

( 相手がハンバーガーを齧るのを見詰めてた所、頬に食屑が付いてるのを見付けクスクスと笑みを浮かべては取ってやり「割と可愛いとこあんのな」と。
続く相手のぼやきとこちらを見詰める視線に「なんだよ男の娘食いって…。あんたがやれよ、写メ撮るから」なんて言ってはストローを喰わえて。
それにしても相手は鈍感なのか何なのか…。
相手の注文を担当した店員が顔を真っ赤にしながらトレーを渡す際に相手の手にさり気なく触れてたのを思い出し「…あんたから褒められると嫌味にも感じ取れるよな」と小さく呟いて。
若頭を名前で呼んでた事にも充分の嫉妬を感じつつ水着選びの誘いに“まだ相手と居られる”だなんて子供の様な考えを浮かべて。
「良いよ、付き合う。…で、水着は女物??」
( からかう様な笑みを浮かべては途端に真剣な表情になり「絶対女になんかなんなよ、男払うのに疲れる」と言うも相手の容姿なら性別関係無く言い寄られるかとがっくり肩を落とし「…ま、男の姿なら男の姿でナンパされんだろうな。…ボディーガードしっかりしなきゃなんねぇな」と。

( 若者達に人気のある百貨店の水着を扱うショップへと訪れては水着を吟味する相手の隣に並ぶ。
今の季節的に人は少なく、ゆっくりと見る事が出来ては自分も水着を見始める。
ふと目を離した隙に女性店員が相手に駆け寄り『お…お客様お気に召した商品はありますか??』と上目遣いに聞いていて。
レジにて固まる女性店員達が『わ、行っちゃった!!!羨ましい…私も行こうかな』『な…なら私も』と相手の元に向かうのが見えては水着を選ぶフリをしながらも相手をジッと見詰めていて。

  • No.489 by 露木 菊  2015-02-24 02:42:43 


>桐崎

(相手のからかい返しにムッとしつつも何だかんだ“愛されてる”と感じれば悪い気はしなく「じゃあ傍離れるなよ」と小さく笑って。

(水着店にてやたら話し掛けてくる店員達にうんざりしつつ向こうも仕事だからと笑顔で話を合わせて自分好みの水着を選んで貰うとさっさとそれを購入してやや疲れ気味に相手の元へ行き。
「おまたせ…。なんかさ仕事熱心なのはいいけどあーいうの正直苦手、一人でゆっくり見させて欲しい」
(溜息混じりに愚痴っては何気なく相手の引き締まった腰回りに視線を落とし唐突にガシッと掴んで「…細い。そんなんじゃボディーガード務まらないぞ」と最近少し太ったことを気にして冗談っぽく言いながら身勝手な腹いせで相手の身体を軽く擽って。

(その後折角来たのだからと服などを見て周っているとまたあの男子学生達に出会してしまい、絡まれる前に相手の手を引き退散しようとするも目の前に立ち塞がれて。
『逃げるなんて酷いなぁ。偶然会えたんだから喜べよ』
『てか、お前たちまだくっついてんの?いい加減お遊びやめたら?本気じゃないんだろ』
『つーか、露木よくそんな気持ち悪いのと入れるよな。もしかして金目的?』
『ところでさ桐崎、此奴じゃ足りてないんだろ?いい女紹介するから此れから飲もうぜ』
(厭な笑みを浮かべて相手の肩に腕を絡める男に怒りを覚えては相手の腕を掴んで自分のほうへ引き寄せ。
「…悪いけど此奴は俺と予定あるから。ていうか“女”とか余計なお世話。今の此奴には俺だけで充分なんだよ」
(冷ややかな目で男達を見据えては相手の腕を引きさっさと百貨店を出て人気のない路地に入り男達が追ってこないのを確認するとホッと息を吐く。
今になって自分が言った言葉の恥ずかしさにどんだけ自惚れてんだと額を押さえるも相手の耳にはしっかり聞こえているだろうし、嘘ではないこと。
どうせならこの雰囲気に身を任せてしまえと思えば相手を軽く壁に押さえ付けジーと見詰めてはゆっくりと顔を近づけ久々に深く口付け余韻を残すように離し。
もう恐怖も何もない。相手が傍に居てくれる安心感に満たされぼんやり相手を見詰めるも恥ずかしさがぶり返して来てはスッと目を逸し「……綸が旅行の話進めるって言ってたからもう戻るか」と寮へと足を進めようと。

  • No.490 by 桐崎 繿  2015-02-24 03:54:21 




>露木

( 相手に絡んでた店員に対し“仕事熱心”と捉えた相手はとことん鈍感だな、と考え擽られ笑いを翻つつ相手の両頬を抓って。

( その後ばったりと男子学生に出会してはいつもの如く嫌味を並べられるのに表情を変えずに耐えてた所、突如相手に引き寄せられては一瞬驚いた様な表情をするも僅かに照れ臭さが生まれ。
路地裏にて、口を開こうとした時にふと口付けられては相手からのキスに驚きつつも応える様に相手の髪をくしゃりと掴んで。
寮へと戻ろうとする相手の腕をグッと掴みそのまま強く抱き締めては無表情を崩し嬉しそうに子供の様な笑みを浮かべて。
「さっきの…すっげぇ嬉しい」
( 珍しく上機嫌な様子で相手の手を取り寮へと向かい兄の部屋に行けば既に青年も居て。

( 兄が相手に抱き着くのをジトリと見詰めてた所で青年がパンフレットを持ち出して来てはそれに目を向ける。
何気無くあっちは夏か、と表紙の海を見詰め。
『兄さん兄さん、お城作ろうね』
『赤城子供っぽ過ぎ-』
『い-の!!!』
『菊は俺とベッド一緒ね、抱き締めて寝るんだから』
『じゃあ兄さんと俺が一緒だね-。兄さんの寝相的に俺達抱き合っちゃうね』
( 勝手に話を進める二人を尻目に相手の隣に行けば「…時間空いたら…二人で出ような」と呟いて。

  • No.491 by 露木 菊  2015-02-24 11:16:32 


>桐崎

(兄の部屋にて、兄に抱き付かれては以前の幽霊騒動のことがあり身構えてしまうも相変わらずの様子にすぐ緊張もほどけ、相手からの提案には二つ返事で頷き「…星が綺麗で日本では見られない正座とか天体が見えるらしいから…それを二人で見たい」と自然好きなこともあり楽しげに述べてはさりげなく相手の手に自分の手を重ね。
『あ、そうだ!オーストラリアと言えば世界遺産とか自然公園とか色々あるけどさ、バンジージャンプもやってみたいんだよね。日本と全然規模違うし』
『あ、いいねー、どうせなら二人飛びしようよ。勿論俺は菊と』
「なにそれ、バンジーはいいとして飛ぶなら一人か桐崎とが良い」
『ええー、菊“やだやだ、こわい~”とかないの』
「誰だよ、そのぶりっ子。……そーいうは平気。むしろ好きかも」
『良かったー。じゃあ予約しとくよ。…ふふ、此れで兄さんとの愛がまた深まるね』
(無邪気に笑う青年が相手に抱き付くのに嫉妬を抱きつつ相手が絶叫系が苦手とは知らないため何気に楽しみに思い。
兄は何となく知っていたらしく相手を見て『バンジーは絶許系とは少し違うし大丈夫だよね』と笑って相手の肩を叩いて。

(そしてあっという間に迎えた旅行初日、大学2年の語学研修以来の海外に少し胸を弾ませながらガラガラとスーツケースを引き相手の隣に並び先輩面をして搭乗までの説明などをして。
『露木ー、そういうの俺がするからいいの!あ、フライトの間も兄さん俺の隣ね!8時間ずっと一緒だよ!』
「…なにそれ。俺が桐崎の隣って決めてたんだけど」
『ええー、なにそれ勝手。そういうべったりな男は嫌われるよ~』
(じゃああんたは何なんだと心の中で反論しつつ、青年の言葉を気にしては「…じゃあ…いいよ」と渋々相手の隣の席を譲り。
『あ、そうだ。兄さん。これ見て、半袖の上に兄さんのパーカー着てきたの。向こう着いたら暑いから兄さんのパーカー丁度良いんだよね』
(嬉しそうに相手に張り付く青年に若干のストレスを感じては「…はやく手続き済ませるぞ。審査に引っかかると面倒だから」と先を歩き。

  • No.492 by 桐崎 繿  2015-02-24 14:54:40 




>露木

( バンジージャンプという青年の提案に表情こそ変えない物のサッと嫌な汗を感じては肩を叩いて来た兄に縋る様な目を向けるも兄はクスクスと笑みを浮かべるだけで。
先程からさり気なく相手が“桐崎とが良い”等と訴えてくれてる事に頬が緩みそうになるのを押し堪えては兄と青年の説明に耳を傾けて。

( いよいよ当日、相手の話に真面目に耳を傾けながら登場手続きを済ませてはガラス張りの窓から見える飛行機に青年がはしゃぎながら携帯片手に写真を撮って。
『兄さん見て!!!飛行機!!!』
『赤城はしゃぎ過ぎ-。さ、菊は俺の隣から離れないどいてね』
( 兄が相手に絡み付こうとした所でついに耐え切れずに相手を引き寄せては兄をジトリと見詰める。
飛行機へと乗り込む際、さり気なく相手の隣に来ては兄、相手、自分、青年という順で席に付き何とか相手の隣に座る事が出来て。
べったりと張り付き『ね、菊。これ美味しいよ、はいあ-ん』『あ、それ俺も食べたい』と機内食の食べさせ合いをしてるのが目に入ればブスッとして。
ふと青年の方に向き直った所、青年のうとうととしてる表情が目に入り、兄が相手にイチャイチャしてられるこの状況青年に寝られたら困るとちょっかいを出す。
青年が目を覚ましいつもの調子で一方的に話をする中、今度は逆に自分に眠気が襲い掛かってはそのままうとうとと居眠りを初めて。

  • No.493 by 露木 菊  2015-02-24 16:36:27 


>桐崎

(兄に絡まれながら相手が青年にちょっかいを出すのが見えてはムッとしてしまうも、相手のあどけない寝顔を見てはそんな不機嫌さも吹き飛び起きない程度に頬をプニッと押すとこっそりカメラで撮って後で携帯に移そうと頬を緩め。
『何菊ニヤけてるの。変態?』
「煩い。…繿が起きるだろ」
『……そういえば何で本人の前では“繿”って呼ばないの?』
「…別に。なんとなくだよ」
(ただの照れとも言えず冷めたふうに答えたところ、突如見知らぬ女子グループが近づいてきて。
『あ、あの、これ良かったらどうぞ。その、今寝てる子にも』
『空港でお見かけして…、その良ければ現地ついたら一緒に周りませんか?私達穴場知ってるので』
(完全に相手狙いの目線にまたかと溜息を吐きそうになるのを堪え「…御免ね、自分達だけで周りたいんだ」と困ったような微笑みを浮かべ断っては去っていく女子達に堪えていた息を吐き出し、相手の座席のポケットに貰った飴やガム等を入れて。
『これで何度目だろーね。繿と赤城目的、ポケットいっぱいじゃん』
「…なんか先が思いやられる。絶対此奴逆ナンされるし」
(自分の事は深く考えずにぼやいては漸く瞼が重たくなってきて、相手の肩により掛かるようにして眠りについて。

(数時間後、夕方頃に現地に到着しては日本とは違うカラッとした空気を吸い込みグッと伸びをする。
暫くして幼馴染が手配してくれた現地ガイドが笑顔で近づいてきては日本人観光客向けのホテルまで案内してくれ『何か困ったこととか足が必要な時はいつでも連絡くださいね。では良い旅を』と流暢な日本語で挨拶しその場を去っていき。
『とりあえず今日はホテルでゆっくりしよー』
『ええー、でも街見に行きたいなぁ。兄さん一緒に行こうよ。肉食べに行こう、肉!』
「…でも夜の街は危ないから…『もう露木はかたいなぁ。大丈夫だよ。俺、海外経験あるし。俺を誰だと思ってるの?ってことで兄さんは俺が守るから一緒に行こう!』
(抗議虚しく青年に遮られまだ荷物もまとめていないのに相手と夜遊びする気満々の様子に「…行くなら気をつけろよ。日本人はスリとか盗難狙われやすいから。あとナンパ。人がいい顔して日本語で話し掛けてきて気付いたら怪しい所にいるなんてザラにあるんだからな」とかなり心配しつつ相手が遊びたいなら無理には止められないなと反応を窺っていて。

  • No.494 by 桐崎 繿  2015-02-25 00:21:28 




>露木

( 到着間近で目を覚まし青年が菓子類を食べてるのをぼんやりと見詰めては段々と頭が覚醒し降りる準備を始める。
訪れたホテルにて多くもない荷物の整理をしようとするも唐突な青年の提案に「今からかよ」と零す。
しかし変わらない様子の青年に溜息を付き少しだけ付き合う約束をしては相手の注意に軽く微笑み「分かったよ、ちゃんと戻るから安心しろ」と頭を撫で。

( 青年の気遣いからか観光客向けの場所へと来てはほぼ英語で話せる事もありカタコトな会話は出来て。
観光客が多い事から日本語を話せる人もそれなりにおり、ふと青年が同い年くらいの女性二人組に話し掛けられてはその人達の案内でおすすめのレストランへと連れられ。
どうやら彼女等も日本語が話せるらしく軽食を取りながら他愛も無い話をしては青年が『俺と兄さん付き合ってるのにさ、声掛けられちゃうと迷惑なんだよね』と何気無く愚痴を零し。
驚いた事にも彼女等も同性愛者の様で言い寄って来る男達に困ってたのだと相談され。
『わ、すっごい偶然。なんなら私達カップルのフリでもしちゃう??』
『良いね良いね、そしたら俺達も邪魔されないし』
『なら出掛ける時は手を組みましょう、これ私達のアドレス』
( 泊まってるホテルまでも一緒らしく、四人で話しながらホテルまでの道を歩いては兄に変な事をされてないだろうかと僅かに相手に不安が過ぎっては足を早め。
『え-と…繿??貴方恋人と手とか繋がないの??』
「別に俺此奴と付き合ってないよ。恋人居るし」
『え-連れないなぁ兄さん、恋人って事にしようよ』
( クスクスと笑みを浮かべる彼女等に苦笑いを漏らしてはホテルのロビーにて暫し話をして。

  • No.495 by 露木 菊  2015-02-25 01:22:55 


>桐崎

(青年と出かける相手を微妙な気持ちで見送っては兄と共に軽く荷物の整理をして他愛のない会話をするも、途中から相槌しか打っておらず窓際の椅子に座り眼下に見えるホテルの玄関口ばかり見ていて。
『菊ー、二人も子供じゃないんだからさぁ。そんな心配しなくても大丈夫だよ』
「…でも…、」
(何かあったらと窓の外を見ながら相手の姿を探し携帯のストラップをキュッと握る。
『…菊さぁ、初日からそんなんじゃ最後まで持たないから…って…、あれ繿達じゃない?』
(兄に言われるまでもなく相手の姿を捉えては見知らぬ女性と親しげに腕を組みホテルに入ってく様子に言葉を失う。
絵に描いたような美男美女カップルにやっぱり相手は女がいいのだろうかといらぬ不安を抱いては勝手に落ち込みベッドに潜ろうとするも兄に止められて。
『え、なんで其処で寝るの。迎えに行くつもりで見てたんでしょ。ほら行くよ』
(グイッと腕を引かれ階段を降りロビーまで来ては未だに腕を組み楽しげに話す様子に胸がチクリと痛みスッと目を逸らすも兄に手を引かれて輪の中にいれられて。
『おかえりー、何もう女の人と仲良くなったの?繿も赤城も抜け目ないねぇ』
『あら、繿とそっくりなのね。ご兄弟?……あ、私達そろそろ失礼するわね。今日はありがとう。良かったら朝も一緒に食べましょう。またあとでメールするわね』
(気を利かせてか女たちは笑顔で挨拶すると自分達の部屋に向かい、その背中が見えなくなったところでチラと相手を見て。
「…誰?……この短時間で何があったんだよ」
(相手の人助けとも知らず女遊びをしていると勘違いしてはブスッと子供のように不満げにして「モテる男は大変だな」と嫌味を零してしまい、ハッとなってはすぐに謝って。
「御免、折角の旅行なのに空気悪くした。…そうだ、さっきルームサービスで暖かい紅茶頼んでおいたから一緒に飲もう。リラックス効果があってよく眠れるらしい」
(笑顔を取り繕い女達のことは考えないようにしては、人目のあるロビーにも関わらず相手の手を握り髪をそっと撫でては「…ずっと待ってた」と小さく零して相手を見詰め。

  • No.496 by 桐崎 繿  2015-02-25 02:15:29 




>露木

( 僅かにむくれた様な表情に“嫉妬してくれたとか”と惚気た優越感を抱き直ぐに誤解を解こうとするもそれよりも早く何故か相手が謝っては話も流れてしまい部屋へと歩き出す。
その際、ふと手を握られ珍しくも素直で可愛気のある言葉を言われては僅かに表情が緩みそうになるのを堪える。
周りの目に触れぬ様に相手の額に軽くキスを落としては「やっぱあんたがいないと詰まらなかった。………次は二人で行くぞ」と呟きそのまま手を引いて部屋へと戻って。

( 部屋へと戻った途端自分が相手の手を握ってた事に兄はムッとしつつ引き離す様に相手を抱き寄せては『もう何俺を差し置いてイチャイチャしてんのかな-。菊、浮気は駄目だからね』なんてさも兄と相手が付き合ってるかの様な言い方をして。
それから暫くしてはホテルマンが丁寧な日本語で夕食を伝えに来てはべったりと張り付く兄よりも先に相手の隣に向かい会場へと向かって。
テラス式の席での夕食、花火が打ち上がり夏を感じながらの夕食を舌鼓してた所でホテルウェイトレスの服を身に包んだ女性がなにやら相手に紙を渡しており。
『…良ければ…お友達になって頂けませんか??』
( 顔を赤くして告げてはさっさと逃げて行く後姿を見詰め鈍感な相手の事だしどうせ本当に“友達”になる事を目的と信じ込んでるのだろうなと。
パイを口に運びながら「何、メールすんの??」とさり気なく聞いてみたりして。
『さっき軽食食べちゃったからな-。兄さんよく食べれるね』
「育ち盛りだからな」
『ちょっと夕食前に何勝手に食べてんだか…』
( 呆れ顔の兄を尻目に向こうの席に先程の女性二人組が見えては青年が笑顔で手を振る。
流れ的に軽く手を振っては変わらない表情のまま食事を進める。
ふと皿の端にあるプチトマトをフォークで刺しては相手の口元にやり「ん、」と口を開けるように促す。
隣で兄が『繿、好き嫌いは駄目って言ったでしょ!!!』と騒いでたが気にしない様にしては青年が笑顔で明日の予定を話すのを聞いていて。

  • No.497 by 露木 菊  2015-02-25 03:10:43 


>桐崎

(夕食のテラス席にて、ウェイトレスに渡された紙に戸惑いながら相手からの問いに女を無視する訳にもいかないため「一応…、」と短く答え、手を振り返してくる先程の女性たちをぼんやり眺めて。
やっぱり女が…とまた同じ苦悩が脳裏を過ぎるも、相手の隣にいるだけでその不安も幾分か和らぎ口元に差し出されたプチトマトに「仕方ないな」と零しつつ満更でもなくパクリと口にして。

(夕食を食べ終えた後、部屋に戻ってはシャワー等を済ませてからベッドに腰掛け機内で撮った相手の寝顔を携帯のフォルダに移して保護をする。
と、それを見ていた青年が抜かりなく絡んできて『あー、ずるい!俺も兄さんの寝顔の写真欲しい!』と本人が居るにも関わらず大声で叫び。
出来れば本人に知られたく無かったため「馬鹿、静かにしろ」と小声で怒鳴ってはペシッと軽く青年の額を弾いて。
その後も暫くだだをこねられたが青年は諦めると自分のベッドがあるにも関わらず相手のベッドに潜り込み『いいもーん、俺は兄さんとイチャイチャするから』と相手の脇を如何わしい動きで擽って。
それを黙って放っておけるはずもなく止めに入ろうとするも丁度浴室から出てきた兄に後ろから抱き付かれベッドに戻されては『まあまあ、やらせとけばいいじゃん』と尋常ではない強さで腕を握られる。
こうなったら兄も青年も何を言っても無駄だと諦めては大人しくベッドに横になり疲れていたこともありまだ寝るには早い時間だったがすぐ眠りについて。

(その頃、相手の元に女カップルの一人からメールが来ており《こんばんは、あなた達明日動物園行くって言ってたわよね?良かったら一緒に行かない?貴方の恋人さんが自然好きだって聞いたからお礼におすすめの動物園を紹介したいの。私の知り合いが経営してる場所だから招待するわ。本当に自然も綺麗でコアラも抱っこできちゃうから恋人さんも喜ぶと思うわよ。良い返事を待ってるわ。おやすみなさい。良い夜をvv》とやたらハートをつけて締めくくって。

  • No.498 by 桐崎 繿  2015-02-26 00:07:27 




>露木

( 部屋に戻り相手のカメラを除き込む青年をチラリと見ては自分も荷物を軽く整理したりと手を動かす。
その際に“自分の寝顔がどうのこうの”と聞こえ青年と相手の後ろからカメラを除き込もうとするも何の事かは分からず大人しくベッドへと戻る。
潜り込んで来た青年を軽く押しては「んだよ、綸のとこ行けよ」と軽く毒突くも兄が相手の元に行ってしまったのと眠気が襲い掛かってはあまり抗議せずに。

( 翌日、昨夜受信の女カップルからのメールに気付いては早速《分かった、なら朝食が終わって暫くしたらホテルの玄関口で待ち合わせな》と返信し。
四人で朝食を囲み青年に昨日の女カップル達も動物園に来る事を耳打ちしては『良かった-、これで声掛けられないで済むね。しかも半額に撒けてくれるんだってよ』と笑顔で言っていて。
関係性を知らない兄は微妙な顔をしていたが“半額にしてくれるのなら…”と了承してくれ。
朝食を終えロビーにて女カップルと合流しては兄と相手に改めて挨拶をする。
『初めまして。…あ、日本語で構わないわよ??今日は色々とよろしくね』
( ニッコリと微笑み自分の横に来ては『素敵な人ね、惚れちゃいそうになったわ』とからかって来て。
それを耳にした女カップルのもう一人が頬を膨らませては『何よ…妬かせたいの??』と。
異様な光景ではあるが二人の様子は可愛らしく思え、「ナンパされそうになったら適当に俺とか赤城の事使っといて」と緩く微笑んで。

  • No.499 by 露木 菊  2015-02-26 00:44:49 


>桐崎

(翌日ロビーにて女カップルと合流し相手と話す様子を見てはやはり親しげに見えてしまいもやもやした気持ちになる。
女カップルがやけに距離が近い気がしたが女同士が腕を組むのは妹や幼馴染もやっていたため“親友”かお国柄なのかと思い込み同性愛者とは思わずに。

(訪れた動物園、日本とは規模の違う其処に密かに胸を踊らせながら辺りを見回す。
そう言えば以前も動物園には二人きりで来れなかったなと思いつつ相手の隣に並ぶも女カップルがいることもあり微妙な距離感でいて。
『ねえ菊、あっちでコアラ抱っこ出来るって。行ってみよ』
(不意に兄に手を引かれ相手も…と誘う前にあっという間に離れ離れになっては肩を落とす。
それでもコアラに触れるのは初めてでそのぬくもりにやっぱり動物は可愛いなと頬を緩ませて。
『菊ー、俺も抱っこしていいよ』
「…………」
『ちょっと無視は駄目だよ。俺、傷付く』
「…コアラ可愛いよな。…このあと繿のところ早く戻ろう」
(微妙な顔をする兄を他所にコアラ館を出ては《今どこ?》と相手にメールを送って。

(その頃、相手と青年から少し離れたところに居た女カップルの元に明らかにチャラい現地在住の日本人男性達が近づいていて。
『ねえ君達日本語喋れるんだね?てか超可愛いじゃん。良かったら俺達と遊ばない?』
『御免なさい。私達、“彼氏”と来てるから』
『…え、何まさかあの変な頭してる奴等?てか日本人じゃん。あんな奴等よりもさぁ、俺達と居たほうが楽しいって。此処よりもっと楽しいとこ知ってるし金も沢山あるぜ』
(下心丸出しで女カップルに迫っては嫌がる女達の細い腕を掴み無理矢理連れ去ろうとして。

  • No.500 by 桐崎 繿  2015-02-26 01:45:52 




>露木

( 見事に相手と離れ離れになってしまっては、これでは来た意味が無いと慌てて相手を探す。
相手のメールに気付き返信をしようとしたその時、女カップルが日本人の男にナンパされてるのに気付いては放って置く訳にも行かずそちらへと駆け寄る。
雰囲気を察した青年も着いて来ては男の腕を捻り上げ青年と共に女カップルを一人ずつ抱き寄せて。
『ちょっと、俺の可愛い彼女に手を出さないでよね』
「悪いが此奴等には既に俺達が居るんでな。ナンパなら他を当たってくれないか」
( 男達はあからさまに腕の痛みに眉を寄せつつ、それでも自分達を小馬鹿にした様に笑みを浮かべては『随分とダッセェ髪だな。今の日本ではそれが流行りか??日本も廃れたもんだぜ』と。
特に気にしない素振りで腕を捻る力を強めた所で男達は漸く手を引き逃げる様に退散して行って。
『大丈夫-??美人は大変だねぇ』
『ちょっと馬鹿にしてるでしょ。まぁでも助かったわ、有り難う。二人共演技は役者レベルね』
『あは、褒められちゃった』
( 女カップルの内の一人が『…怖かった』ともう一人に抱き着くのを微笑ましく見詰めてた所で兄の掛け声と共に相手と兄の姿が見えて。
そちらへと駆け寄り相手の手を取っては漸く一緒に行動出来ると頬を緩ませる。
女カップルを交えた6人で今度は迷わない様にと軽い会話をしながら小動物エリアへと来た所でパタパタと駆け寄る女カップルに注意を払い。
青年が兎を抱き抱えるのを見詰めては珍しく人懐こいのか足元に来た兎を抱き抱えてみる。
兄が巫山戯て『うわ、おんなじ目。もしかしてその兎と兄弟なんじゃないの??』なんてからかってくるのをムッとした表情で返しては相手に兎を受け渡す。
動物に慣れてるのかどうなのか、居心地の良さそうにする兎と共にそれを愛でる相手に和まされてはだらしない表情にならない様に努めて。
そんな中、ふと観光客の日本人女性に二人で居た所肩を叩かれては振り返る。
兎を抱えたままの相手を上目遣いに見詰め『良かったら一緒に回りませんか??』と問い掛けるのに溜息を漏らしそうになった所、女カップルの内の一人がパタパタと駆けて来ては相手と自分の間に入り不意に腕を絡められる。
なんとなく雰囲気を察した観光客の女性は『あ…ごめんなさい』と言葉を零し去って行って。
先程からもう一人に慰めて貰ってばっかだった印象の彼女、助けて貰った礼だと言わんばかりに緩く微笑んでは自分の耳元で『…ちゃんと見てなきゃ彼取られちゃうよ??こ-んなに美形さんなんだから』と。
小さく微笑み「わかってる、ありがとな」と返しては戻って行く彼女を見送り再び相手の手を取って。

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