_時代を越えて_(非募)

_時代を越えて_(非募)

xxx  2014-12-29 00:12:16 
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_____巡り巡った先の時代でのお話。



▽個人用に作ったトピなので非募集です、関係者様以外は書き込みを控えて下さいませ。
▽荒らし厳禁、なりすまし厳禁です。



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  • No.301 by 桐崎 繿  2015-01-29 21:15:57 




>露木

( 女子高生に礼を言い次のバイトを一緒に行く話をしては相手からのメールに気付き何の話だろうかと首を傾げ。
それでも幼馴染みとは何も無いと言う文章に疑いと安心感を持っては兎に角相手の言ってる事を理解しようと《あんた達って誰の事??“あんた”って事は俺も含まれてるんだよな??》とメールを送って。
その後、自室へと向かおうとしてた所数人の女子高生が相手と幼馴染みの噂をしておりデートする程の仲だったのかとさり気なく気落ちしたりして。

( 翌日、寮のエレベーターにて青年と出会しては共に食堂へと向かうもふと青年が『そう言えば兄さんクラスの女の子と付き合ってるって噂聞いたんだけど!!!』と腕を掴んで来て。
「は??…いや俺今彼女とか居ないけど」
『そう言えば露木の噂も流れてた!!!露木ってハナさんと付き合ってたんだね』
「……………」
『兎に角!!!勝手に付き合ったりしないでよね』
( 青年の勝手な物言いに呆れつつやはり脳裏にあるのは相手と幼馴染み、最近ずっと一緒に居る様に思えてはまたモヤモヤとした気持ちが湧き上がるもやっぱり先ずは話をしなければならないかと。
おずおずと携帯を開いては《明日の朝食良かったら一緒に食わないか??幼馴染みと約束してたなら別に良いから》とどことなく嫉妬感を出してしまうもそこを気に掛ける余裕など無く。
女子高生と次のバイトの時間を確かめ合っては《明日は早目に出よう、教えたい事沢山あるから》と。

  • No.302 by 露木 菊  2015-01-29 23:22:58 


>桐崎

(相手から朝食を誘われた日、食堂に行くと既に相手は居てトレイを手に相手の正面の席に座る。
嬉しい反面女生徒のこともありまさか“彼女”でも紹介されるのではと変に緊張して。
「……今日は“あの子”と一緒じゃないんだ?…付き合ってるって聞いたからさ。…女子達あんたを取られたって悔しがってたけど似合いだって言ってたぞ。…まああの子美人だしな」
(本当は楽しい会話がしたいのに口から出てくるのは醜い嫉妬と強がりで。
それでも相手のことを諦めきれず不安げに相手を見詰めては「付き合ってるって…嘘だよな?」と。
そして相手がまさに口を開きかけた時、ハナとあの女生徒がやってきて。
『菊、おはよう!この前は買い物付き合ってくれてありがとね。今度お礼させてよ』
「…必要ないって。…御免、今ちょっと桐崎と話してて…」
(そう言って相手に目を向けると女生徒が相手に話し掛けており、どうやら弁当とプリンを作ってきたようでバイトの事を事前に教わりたいからお昼を一緒に食べようと誘っていて。
『流石、新婚カップルさんは熱々ね!』
『ちょっとハナ先輩やめてくださいよ!』
(頬を赤く染める女生徒は幸せそうで見ていられなくなればまだ手のつけていない食事を手に立ち上がり「…御免、用事思い出した」と逃げるように席を離れて。

(その後嫌でも二人が付き合っているという噂が多方から耳に入ってはモヤモヤが募る一方で。
結局夜のバイト終了時刻まで終始相手の事を考えては煮え切らぬまま寮へと向かう。
ふと相手のバイト先の居酒屋が見えてはそう言えば帰り道だったなと。
相手はどうしているだろうかと遠目で中を見てみると丁度相手が女生徒に寄り添う所が見えスッと目を逸らす。
ただ仕事内容を教えていただけなのに身勝手に嫉妬して足早に帰ろうとするも、途中兄にばったり出会しては「ちょっと付き合え」と飲み屋に連れ込みやけ酒に付き合わせて。

(数時間後、泥酔状態で兄に支えられ一度は自室に寝かされるも相手の事が頭から離れず無意識に相手の部屋に向かってはやや乱暴に扉をノックして開いた瞬間相手を床に押し倒して。
バタンと扉が閉じる音共に顔を上げトロンとした瞳で相手を見下しては「…繿」と熱っぽく下の名を呼び首筋に顔を埋め。
「今日一日ずっとあんたのこと考えてた…、…あの女との恋、応援しないとって」
(勘違いしたまま酔いの回った震える声で言っては顔を上げて相手の頬に触れ「……でもさ、やっぱりあんたのこと諦め切れないんだ…。あんたとの時間が忘れられなくて…………愛してるんだ」切なげに相手を見詰めるも、所詮自分は男。
女にはどうしても叶わないのだと唇を噛み締め「御免…、こんなこと言われても困るよな。どうせ男同士なんて後腐れないから楽だし…身体だけの関係だもんな」と相手も幼馴染とのことで同様に悩んでいることなど知らずに身勝手に傷心しては別れを惜しむように銀髪を撫でて。

  • No.303 by 桐崎 繿  2015-01-30 00:31:46 




>露木

( 幼馴染みの言葉に漸く付き合ってると勘違いされてる事を理解するも弁解している暇など無く、女子高生に仕事を教える為にもさっさとバイトへと向かって。

( 飲み込みの早さに感心しながら大雑把な仕事内容を教え込み後は細かく教えて行こうと。
帰り道が同じ事もあり寮へと帰っては直ぐにシャワーを浴び寝る準備を始める。
しかし大きなノック音が響いては誰だろうかと首を傾げ扉を開くもその途端押し倒されては驚きから瞬きをし相手の言葉に思考が止まり。
首筋に相手の髪が触れ擽ったい感覚になりながらも撫でる様に髪に触れて。
押し倒された体制のまま相手の頬を包み、帰らせない様に身体を固定しては視線を逸らさせぬ様にジッと見詰めて。
「あんた無理して酒飲むなよ、弱いんだから。………っていうか身体だけって何だよ」
( どこか怒った様な表情をしながら相手をベッドにやっては鼻が触れる程の至近距離で「………あんただって…あの幼馴染みと付き合ってるんだろうが」と苛立ちをぶつける様な口付けをして。
「あんたずっと“身体だけ”なんて思ってたのかよ。………俺は、…俺だってずっとあんたを愛してた。………でもこれじゃ片思いも同然だな」
( 相手の首筋に甘噛みし体制を変え相手を押し倒しては相手の衣服に手を掛け「あんたまだ勘違いしてるけど俺本当にあの女子高生とは何も無いんだけど。…っていうか彼奴もそんなつもりで俺と居るんじゃないだろ。ただ勉強仲間で子供好きってのが重なっただけだし本当にただの友達だ」と冷静に弁解し再び相手の首筋に顔を埋めると相手の頬を撫でて。
「………俺は、あんたが欲しいんだけど」
( 真剣な瞳で相手をジッと見詰めるも相手が酔ってる事を思い出しては「あんた明日になったら忘れたとか笑えないからな」と。
酔いから蒸気し潤む瞳に我慢など効かず横になってる相手を抱き締めては「…あんたと休み過ごす筈だっただろ??…ちゃんと言うつもりだったんだよ馬鹿」と。

  • No.304 by 露木 菊  2015-01-30 01:40:50 


>桐崎

(まっすぐに向けられる言葉に嬉しさや恥ずかしさが込み上げては顔を見られぬよう相手の肩に額を押し当てては抱き締め返し。
「……御免…俺、不安で…。噂が嘘だと思ってたのに…あんたとあの子がすごく似合いに見えてさ……、俺、あんな素直じゃないし気も利かないし可愛げないから…」
(酔いのせいでやや涙声になるもその分素直に言葉が紡げて相手を抱き締め返しては相手の耳元に口付け「俺もあんたが欲しい」と。
「…彼奴…、ハナとは本当何でもない。この前は彼奴が俺の日記を勝手に読もうとするから其れを止めようとしたはずみで……、っていうかあんたは鈍すぎだ。絶対あの子あんたに気があるからな。そんなだからこっちは不安になるんだよ…」
(相手の頬を軽く抓り逆ギレするもふと真顔になっては相手のピアスに触れて眉を下げ。
「………あのな、…前にあんたがあの男と居た時、嫌われたと思ってさ……あんたのこと忘れようとしてピアスもストラップも捨てちゃったんだ………ほんと…俺、馬鹿だよな」
(相手からの大切な贈り物、それを手放したことがショックで何よりも相手に顔向け出来なく何度も謝り「…俺さ…あんたのことになると冷静でいられなくなるんだ。…少しのことで嫉妬して…、勝手に切れて、やけ酒までしてさ………すごい重たい男なんだよ」と相手を見詰め頬に手を伸ばし。
「俺なんて見捨てられて当然だと思ってる。……でもやっぱりあんたが欲しい。もうあんた以外考えられない。……桐崎、愛してる」
(不安と期待の入り混じった瞳で相手を見詰めギュッと身体を引き寄せては我慢の限界に達し舌を絡めるようにして深く口付けては弱点の耳裏も舐め上げ。
相手が怯んだ隙に身体を反転させ再び押し付ける体勢になっては熱っぽい息を吐きつつ相手の首筋に鬱血を残し“桐崎”と誘うように名を呼んで。
しかしふと此れではいつもと同じだと我に返っては少しだけ身を離し相手を見下げ「………あんたも俺と同じ気持ちだと思っていいの?」と今更な問いを不安に揺れる瞳で投げかけて。

  • No.305 by 桐崎 繿  2015-01-30 12:47:30 




>露木

( 耳元に感じる吐息や甘い感覚にピクリと身を震わせてはやや不安を帯びた相手の瞳を見詰め瞼に口付けを落とす。
触れるだけの甘い口付けをしながら「当たり前だろ、…っていうかあんたより俺の方があんたを好きだけどな」とからかう様に笑っては乱れた衣服から除く肌の至る所に口付けて。
思いが通じ合ったのを感じては愛しさも増し、今までの中で一番甘い一時を過ごしては眠りに付いて。

( 翌朝、ドンドンと激しいノックと共に『兄さん朝ご飯食べに行こうよ!!!』と青年の声が聞こえては苦笑と共に溜息を漏らす。
続いて目を覚ます相手が何か言おうと口を開くも今声を出されたらきっと青年が煩いだろうと判断しては相手の口を塞ぐ様に口付けて。
『あれ、兄さん居ないのかな…。もう先に行っちゃったのかな』と青年が去って行く足音が聞こえたのに漸く相手を解放しては「おはよ」と。
暖房を付け飲物を取りに行ってはコップに注がれたミネラルウォーターを相手に手渡し「頭痛大丈夫か??………あ、それとも腰痛のが大変か」とからかっては元々自分が持ってたお気に入りのピアスの片方を相手の耳に通し。
「勘違いさせた俺も悪いからな、今度また買いに行くぞ。ちゃんと開けとけよ」
( もう片方を自分の耳に付けては満足した様な穏やかな笑みを浮かべ再び相手の隣に腰を下ろしては「寝癖付いてる」と髪を撫でて。

( 着替えを済ませ食堂へと訪れては早速青年と落ち合いそれと共に女子高生がこちらへと来て。
昨夜のバイトの上達は早い物だったしそこは素直に褒めると『良かったら朝ご飯一緒に食べない??』と問い掛けて来るがさり気なく相手の手を取り「悪い、今日は先にこいつと約束してたから」と。
別に約束などしてなかったし自分が相手と食事をしたかっただけなのだが「また今度な」と告げて。
相手の向かいの席に座っては何時もの如くヨーグルトを手渡して。
ふと相手の幼馴染みがブンブンと手を振りながらこちらに駆けて来るのが見えては相手の肩をトントンと叩き幼馴染みを顎でしゃくり「来てるぞ」と。
『あら、今日は二人とも一緒なのね!!!そう言えば動物園のペア二組分のチケット貰ったの、良かったら一緒に行きましょうよ』
( 幼馴染みは完璧に自分と女子高生の事を勘違いしてるのかダブルデートの誘いをして来ては微妙な顔をするも相手とはちゃんと心が通じ合ってる訳だし「いんじゃないの??」と。

  • No.306 by 露木 菊  2015-01-30 17:34:56 


>桐崎

(動物園に行く当日、別に相手とデートする訳でもないのに浮かれた気分で居てはいつもより丹念に髪をセットして相手のくれたピアスをつける。
頬が緩みそうになるのを堪えて集合場所に向かうと既に三人は来ていて迷わず相手の近くに寄っては「おはよ…」と小さく微笑み死角でさりげ無く手を握って。
その後幼馴染が調達した車を自分が運転して動物園に向かっては到着するなり当然男女別れるわけで、女子高生が明らかに張り切って全身おしゃれしてきた格好で相手に寄り添うのを不満げに見てしまうも相手とは通じ合ってるのだからと子供染みた嫉妬を抑えて。

(触れ合い広場にて自分と幼馴染がモルモットを愛でる頃、少し離れたところで女子高生が相手にうさぎを抱かせて『可愛いね!』とはしゃいでいて。
『繿君って優しいから動物に好かれるんだね。さっきこの子暴れてたけど繿君に抱っこされた途端大人しくなったもの』
(相手の腕の中のうさぎの頭を撫でながら相手の身体に身を寄せては上目遣いで見詰め『今日ね、繿君にお弁当作って来たんだ。…あとお願いがあるんだけど後でボート一緒に乗らない?』と。
(此処の園内にあるボート乗り場。一緒に乗ったカップルは末永く結ばれるというジンクスは学内でも有名な話。
当然相手も知ってるだろうと思わず耳をそばだてるも丁度幼馴染に話し掛けられ相手の返事を聞きそびれてしまい、女二人が手洗いに行ってる間にすかさず相手に近寄って「…やっと二人きりになれた」とはにかんで目の前にある屋台式の土産屋に視線を移し「ところでさ…さっきのボートの誘い、受けたのか?」と。
こんな事を気にしてしまうなんて女々しい奴だと疎ましがられるだろうなと思えば相手の頬をプニッと突いて「あんたってそんな顔だけど意外と可愛いもの似合うよな」と先ほどのうさぎを抱く姿を思い浮かべつつ土産屋にあったうさ耳のカチューシャを相手につけてからかい気持ちを誤魔化して。
その時、丁度女二人が帰ってきては幼馴染が『男二人で何やってるのよー。菊もそんなことして子供なんだから!』と痛いところをつかれ苦笑を漏らし。
『そうだ!向こうでシューティングゲームあったから行かない?繿君に取って欲しい景品あるんだ!カップルは写真取ってくれるサービスもあるみたいだし思い出になるよ』
(女子高生はいつもより積極的に相手にアピールしてはさりげなく手を握って『はやく行こう!』と相手を引っ張り。

  • No.307 by 桐崎 繿  2015-01-31 00:29:07 




>露木

( 動物園予定日当日、最初こそ相手と居られたものの男女別れて行動する事になっては相手との時間は実に少ない物で。
幼馴染みが相手の手を取り『菊、あっちで一緒に写真撮りましょうよ!!!』と言うのにさり気なく嫉妬したりしては女子高生に対しても上の空で。
その為ボートの誘いにも頷いてしまい、喜ぶ様子の女子高生にハッとしては深い意味も無いだろうし別に良いだろうと呑気な考えを浮かべてしまって。

( やっと二人になれた土産屋にて、からかって来る相手に軽く抗議してた所再び幼馴染みと女子高生が来ては早速女子高生に手を引かれて。
渋々園内の小さなゲームセンターに来ては店員から『あら、カップルですか??』と同じ事を聞かれるが「そんなんじゃない」と苦笑いで答えて。
騒がしい時間を過ごしながらもやはり相手の事が何度も何度も気に掛かってしまい。
見事商品を獲得し女子高生に渡してははしゃぐ幼馴染みと女子高生を他所に相手の元に向かって。
「さっきあんたが聞いて来た事だけど…なんか俺ボートの誘い引き受けてたみたいだった。…正直上の空だったから後から気付いたんだけど」
( 何度かジンクスの話は耳にしたが詳しくは知らずに上記を言えば「ま、あんま深い意味は無いだろうし。あんたも行くんだろ??…あんたの幼馴染み行きたがってたぞ」と。
胸の内にモヤモヤを隠しては一度園内のテラスにて休憩を取る事になり四人で腰を下ろしては幼馴染みと女子高生お手製の弁当を振舞われ。
幼馴染みが赤い顔を誤魔化しながら相手の口元に卵焼きをやるのが不意に目に入ればまたあのモヤモヤとした感覚になって。
『繿君と露木先輩って好きな人とか居るんですか??』
( 幼馴染みが期待の目を相手に向ける中、「俺は居るよ」ときっぱり言ってはお茶を飲む。
複雑な顔をする女子高生にきょとんと「え、どうしたんだよ」と言えばまた微妙な雰囲気になって。
『あ、あのね菊。売店にうさぎのキーホルダーがあって………でもそれペアだから一緒に付けたいなって』
( 遠慮がちに相手にキーホルダーを渡しては顔を真っ赤にしながら強引に『ちゃ…ちゃんと付けなさいよ!!!』とテンパった様子で相手に言って。
昼食も終え約束のボートの話になっては相手と幼馴染み、自分と女子高生というペアに強制的にされては湖へと向かって。

  • No.308 by 露木 菊  2015-01-31 01:33:35 


>桐崎

(弁当を食べる間、相変わらず鈍感な相手に苦笑を漏らしつつ女子高生の問いに「俺も居るよ」とそれとなしに相手を見詰め。
幼馴染にキーホルダーを渡され買ってきた物を無碍に突き返す訳にもいかず「…まあ流石に俺が付けるには可愛すぎるから部屋にでも飾っとくよ」と微笑みボート乗り場に向かって。

(ボート乗り場にて本当は相手と乗りたいなんて我儘を思いつつ、女子高生とボートに何の気無く乗り込む相手を見ては自分だけがジンクスを気にしているようで微妙な気持ちになる。
『菊、私達も乗ろう!』
「………別に、一緒に乗ったからって深い意味はないからな」
『わ、分かってるわよ。別に言わなくてもいいじゃない。ムードないんだから!』
(機嫌を損ねる幼馴染を不思議に思いながら渋々ボートの乗り込んではオールを漕いで池を浮遊するも視線はついつい相手にいき幼馴染の話も殆ど耳に入っておらず。

(一方相手のボートでは女子高生がもじもじと相手を見詰め『今日は有難う。…ボート一緒に乗ってくれると思わなかった。期待、してもいいのかな?』と可愛らしく口を結び。
『あ、あのね、私もお揃いのキーホルダー買ったの。繿君と二人の時に渡したくて』
(そう言ってクマのキーホルダーを相手に渡しては「…ねえ今日の夜も買い物付き合って欲しんだけどいいかな?ご飯、奢るから」と告白するつもりで相手を誘い。

(其の頃、ぼんやりする自分に幼馴染が痺れを切らせては『もう、菊さっきから私の話聞いてる?!』と大きな声を出し、流石に相手の事を見すぎていたと反省しては幼馴染を見て。
「…悪い。……で、なに?」
『なに、じゃないわよ。……さっき好きな人が居るって言ってたじゃない?それって…誰なのかなぁって思ったり…』
「………あー…、」
(幼馴染のよそよそしさが気になったものの、幼馴染とは首の座らぬ時から一緒で何だかんだ相談することもあったため別に隠すことでもないかと思えばチラと相手の方を見て「……桐崎だよ」とボソリと呟き。
瞬間、幼馴染が目を見開いては口をパクパクさせて奇声を上げボートの上にも関わらずガバッと立ち上がり……。
当然ボートはバランスを失って大きく傾きそのまま二人一緒に豪快な音を立てて池の中に落ちて。
直ぐに幼馴染の身体を支えて岸辺に泳ぎ運んでは気を失う幼馴染の頬を軽く叩いて名を呼ぶも反応はなく、致し方ないと人工呼吸をして水を吐かせるとぼんやり目を開ける様子にホッと息を吐き。
「…たくっ、何してるんだよ。……大丈夫か?」
(従業員が持ってきたタオルで身体を包み髪を拭いてやっては軽々と横抱きし、駆け寄ってきた相手と女子高生に「…悪い、ちょっと此奴病院に送るから。…二人は電車で帰ってくれるか?」と女子高生に電車賃を押し渡し。
本当は相手と一緒に居たいし女子高生と二人きりにさせたくなかったが大勢で病院に押しかけても迷惑だし何よりも相手を信用しているからこそで。
「じゃあ、もう暗くなるしちゃんと女守ってやってな」
(嫉妬を隠し微笑んでは相手の肩を叩こうとするも自分がずぶ濡れなことに気付いては軽く額を小突くだけにしその場を去ろうと

  • No.309 by 桐崎 繿  2015-01-31 02:27:00 




>露木

( この寒さにも関わらずずぶ濡れな相手が幼馴染みを抱え去ろうとするのが目に入っては咄嗟に相手の腕を掴み自分のパーカーを羽織らせて。
「ボートから落ちるとか何が合ったんだよ。…兎に角風邪引くなよ、落ち着いたらメールでもして」
( 相手の頭をポンポンとしては内心別れを惜しんだが幼馴染みも心配だしと見送る事にして。

( 女子高生との買物周りに付き合い、女子高生おすすめのレストランへと入っては先程渡されたキーホルダーをぼんやりと見詰めていて。
『あ…あの、気に入ってくれなかったかな??』
「いや、ありがたく貰うよ。ありがとな」
『…うん!!!そ、…それでね、…あの、繿君って彼女とか居るのかな‐って』
( 一瞬考える様な素振りをしては“彼女”は居ないな、と屁理屈地味た考えを浮かべ「…いや別に居ないけど」と。
『もし…良ければ、…付き合って欲しいなって。………正直ね、最初は繿君に良い印象無かったんだ。学校サボるし…話し掛けづらい印象だったし。…だからこんなに勉強熱心だったりするのも知らなくて………私、』
「ごめん」
( まさかそういう思いを持ってくれてたなんて露知らず、申し訳なさそうに視線を逸らしては短く謝罪の言葉を述べる。
『……………そっ、か』
「そう思ってくれてたのは嬉しい、…でも俺好きな奴居るんだ」
『………うん。………じゃあさ、諦める代わりに一週間だけ恋人の振りしてくれないかな』
「……………そんな事したってさ」
『分かってる、…でもお願い』
( 断れる様な雰囲気では無く小さな声で「分かった」と言えば先程の事など無かったかの様な様子で寮へと女子高生を送り届けて。

( その頃、病院で目を覚ました幼馴染みは『私腰抜けて歩けない』と不貞腐れた様に言い相手の背におぶさってはさり気なく抱き着いて。
『ねぇ菊、………私が粘り強い女なのは菊が一番分かってるんだものね』
( 一人言の様に呟いては一度ギュッと目を瞑り、先程の様子に切り替えては相手の髪から香るシャンプーの香りに頬を緩め『そう言えば菊知ってた??私菊と同じシャンプー使ってたのよ??……………あ、別に同じのを選んだんじゃないわよ??!!』と声を上げて。

( 相手と幼馴染みが寮へと到着した頃、自分と女子高生も寮へと到着しては「じゃ、またな」とその場を去ろうとして。
しかし女子高生の背後向こうから幼馴染みをおぶさる相手を見付けては何気無くそっちに向かおうとするも女子高生に腕を掴まれて。
『二人にしてあげようよ』
( 女子高生の言葉に微妙な顔で頷いては『一週間経ったら恋人関係も終わりだし好きな人教えてね、…ちゃんと応援するから』と去って行って。

  • No.310 by 露木 菊  2015-01-31 03:19:51 


>桐崎

(目を覚ました幼馴染に安心するも言っていることはよく分からず首を傾げ「……?まあ、とりあえずゆっくり休めよ」と言葉を掛け女子寮の入口付近で幼馴染の友人に引き渡し男子寮へ足を向けて。
そのまま自室に戻ろうとするも相手の事が気に掛かっては相手の部屋に寄り扉を叩いて。
「…夜遅くに悪い。メールにようと思ったんだけどあんたの顔が見たくて…」
(気恥ずかしげに述べながら部屋に上がり込んでは病院で洗った相手のパーカーを返し、幼馴染の無事とボートが転覆した理由を話して。
「まさかあんなに驚くとはな。でもまあ幼馴染が同性愛者なんて知ったら無理ないか」
(おかしげに苦笑を漏らすもふとベッド脇のクマのキーホルダーに目がいっては「…それ、あの子に貰ったの?」と嫉妬を隠し気にしない素振りで聞いて。
「…まあいいや。今日は色々あったけど何だかんだ一緒に居れたし、動物と戯れる可愛いあんたも見れたしな」
(クスクスと笑ってからからかい相手の額に口付けるも微かにあの女子高生の香水が香っては眉を潜め「………まあ今日はずっと傍にいたし当然だよな」と独り言のように呟いたあと自分の匂いをつけるようにグッと相手を抱き締めて。
「…今度は二人で出かけよう。一日じゃなくて夜だけでもいいからさ」
(相手の耳元で甘えるように囁いては音を立てて口付け相手の服に手を掛けるも、その瞬間勢い良く扉が開かれ兄が現れガバッと抱き付かれて。
『菊ー!!帰りが遅いから心配したよ!!』
「………綸…、餓鬼じゃないんだから帰りが遅いくらいで騒ぐな」
(折角相手といいところだったのにとあからさまに顔を顰めては兄を引き剥がすも『菊、池に落ちたって聞いたよ?今日はゆっくり休まなきゃ』と何処で知り得た情報なのかそのまま強引に相手の部屋から出されてしまい。

(自室に戻って着替えを済ませては一気に疲れが襲うと共に小さなくしゃみが溢れるも気にせず今日の事を日記に書き留める。
これからはもっと相手と一緒に過ごしたいと思えば《明日から一緒に朝飯食べないか?もっとあんたと話してあんたのこと知りたい》と恥ずかしげもなくメールし、相手と女子高校生の“例の事情”は知らずに浮かれた気分のまま眠りについて。

  • No.311 by 桐崎 繿  2015-01-31 14:21:43 




>露木

( 相手が兄に連れてかれた後、さり気なく兄が自分を睨んでたのにクスクスと笑みを零す。
女子高生との関係も一週間のみなら特に何も無く終わるだろうと安易な考えを浮かべ風呂やら着替えやらを済ませては相手からのメールに頬が緩みそうになって。
是非とも誘いを受けたいのだがこの一週間はあの女子高生と過ごす事になってる。
一週間経ったら絶対相手と朝食の席を共にしようと言い聞かせては《俺もあんたと一緒に食べたいんだけどちょっと先に友達と約束してたんだ。あと今日あんたが言った“二人で出掛けないか”っての俺も言おうと思ってた、夜からで良ければあんたと二人で出掛けたい》とメールを送信して。
昼は恐らく女子高生と行動を共にしなければなのだろうと判断してはがっくりとするも別にあの女子高生は良い友人だしそれと言って嫌ってる訳でも無いし約束はしっかり守ろうと。

( 翌日、食堂にて女子高生お手製の弁当を手渡されては朝から態々申し訳ないなと。
“美味しい”と素直な意見を述べ、ふと隣の席にいる女子大生のグループの会話が聞こえてはピタリと動きを止めてしまい聞き耳を立てて。
『ハナと露木君付き合ってないんだって、誰かに取られる前に私告白しちゃおっかな』
『でも確かB組の子も露木君狙ってるって』
( 相手を呼び出す話に僅かな嫉妬心を抱いてしまい“彼奴は俺のだから”と言いたくなる衝動を押さえ込んでは再び弁当を口に運び。
ごちそうさま、と弁当箱の片付けをしては席を立ち寮へと戻ろうとするが不意に女子高生に手を繋がれては抵抗するのもおかしいしと複雑な気持ちのまま受け入れて。

  • No.312 by 露木 菊  2015-01-31 17:47:11 


>桐崎

(翌朝、相手からのメールを見て少し残念に思うも束縛しすぎるのは良くないと《分かった。じゃあ夜にそっち迎えに行く。都合が悪くなったら連絡して》といつものごとく可愛げのない淡々としたメールを送り、今日は午後に1コマ授業を取っているだけだったためゆっくり準備して。
若干の怠さを感じつつも昨日は色々あったからとあまり気にせず遅めに兄と食堂に向かっては遠目に相手と女子高生が手をつなぐ姿が見え思わず足を止め。
「………なあ、浮気って…どこからが浮気だ?」
『え、どうしたの急に。…そうだなぁ。人によって価値観違うし何とも言えないんじゃない?極論自分に“気持ち”さえあれば他人と最後までやっても良いって言う人もいるしね』
「……それって本当に“気持ち”あるのか?」『だから極論だよ』
(兄の言葉に苦笑しつつ“手をつなぐ”くらいで気にする自分は小さい男なのだろうかと溜息を吐いては食事を済ますと帰りがけ女子学生にお昼に大学の屋上に来て欲しいと言われ渋々頷いて。

(大学の屋上、僅かさ寒気にくしゃみを零れそうなのを我慢しながら女学生の話を聞いてはどうやら“告白”をされているようで。
流石によく知りもしない人間に付き合っているのが“相手(男)”だとは言えずに他に好きな人がいるとやんわり断るも女学生の背後、向かいの高校屋上にて相手とあの女学生が弁当を広げて一緒にいるのが見え小さく息を呑む。
『露木君?』
「……あ、いや、何でも………」
(誰かと昼を食べるなど当然の事だと目を背けようとするもその瞬間女子高生が相手にキスをするのが見えて。
実際は相手の口端についた米粒を取っただけなのだが口付けたように見えてしまえば“きっと何かの見間違えだ”と動揺を隠し切れないまま女学生を置いて屋上を離れて。

(夜、軽い頭痛に頭を押さえつつ何度も相手にメールしようと思うも神経質だと嫌われるのを恐れて会う時間まで我慢する。
相手がバイトだった為かなり遅い時間になれば出かけるのは辞めて相手の部屋で過すことにし疲れて帰ってくるだろうからと近くのコンビニにコーヒーゼリーを2つ買いに行き。
もうすぐ相手と会える。その時に女子高生のことを聞いてみようと寮へ足を向けた時、丁度バイト帰りの相手と女子高生に鉢合わせて。
朝同様しっかり握られた手に目が行けば僅かに表情が引きつるもあくまで笑顔を貼り付け。
「二人ともお疲れ。……手なんか繋いじゃってカップルみたいだな」
(冗談のつもりでからかうも女子高生もまさか相手の好きな人が自分とは思わずに顔を赤くして悪気なく『…みたいじゃなくて、そうなんです。私達、付き合ってるの』と揃いのキーホルダーを見せてきて。
事情など知らずに言葉を真に受けてはピクリと眉を動かし相手を見るも焦る様子が逆に二人が付き合っている信憑性を高め「……へえ、そうなんだ」と冷笑を零して。
「お似合いだし良いんじゃないか。……あ、邪魔して悪かったな」
(笑顔を取り繕い足早に去ろうとするもさっき買ったコーヒーゼリーに気付いては「これ、もう必要なくなったから」と相手に押し付け涙がこぼれ落ちる前にその場を立ち去り。
自室に戻るなり携帯の電源を切って浴室に籠もっては服のままシャワーを浴びて落ち着くまで蹲っていて。

  • No.313 by 桐崎 繿  2015-01-31 18:37:03 




>露木

( バイト帰り、やたらと積極的な女子高生に何となく呆れつつ相手とばったり出会しては僅かな焦りと共にこの状況から絶対誤解されたよなと。
“付き合ってる”と言った女子高生の言葉に間抜けな顔で女子高生を見詰めるも既に去ってしまった相手の背中を見詰める事しか出来ずに。
「………おい、今のどういう事だよ」
『ごめんね。………でも私一度言ってみたかったの、“私の彼氏”って自慢したくて…』
「あんたとは一週間の関係だろ」
( きっぱりと言い放ち女子高生の手を振り払い相手の元に向かおうとするも『き…気を悪くしたならごめんなさい。………でもお願い、一週間だけは…』と懇願して来ては「…分かってる、でも一週間は一週間だ」とだけ言い残して寮へと走って。
やはり相手に隠し事など出来る訳が無い、全て話そうと決心しては相手の部屋の扉をドンドンと叩き勝手に中に入るも相手の姿は無く眉を寄せる。
ふとシャワーの音に反応しては浴室へと駆け込み濡れる事など気に掛けず相手を抱き締めて。
「ごめん、ちゃんと話すから…俺が愛してるのはあんただけなんだ。これだけは真実だから」
( 相手の瞼に口付けタオルを巻いては適当に着替えベッドへと移動して。
一週間だけ女子高生の恋人をする事で諦めて貰うつもりだった事をしっかりと話しては「…ぶっちゃけ本当に詰まんねぇよ。………でも一週間経ったらあんたと居れるって考えたら容易いなって」と俯いて。
相手の肩に頭を乗せ「………あんたこそ………綸と仲良くし過ぎだと思うんだけど」と小さく呟く。
片手で相手の髪を撫でては不意に自分の携帯が鳴り響きのそのそと携帯を取れば若頭からで。
《桐崎部屋にいないの??折角大学一年向けのプリント持って来て上げたのに》
( そう言えば高校の勉強をスムーズにする為に少し先の勉強法を頼んでたなと思い出せばふと「女になればあの女子高生にも気付かれないで一週間過ぎるよな」と呟くも流石に面倒かと。
相手に抱き着いたまま「…あんまり一緒に居ると…帰りたくなくなる」と小さく呟いては相手の首筋に顔を埋め痕を残して。

  • No.314 by 露木 菊  2015-01-31 19:47:40 


>桐崎

(駆けつけて来てくれた相手の言葉に安心し首筋に感じる熱に小さく身を捩るも、勝手に思い込んで泣いてしまったことが恥ずかしく顔を見られないように相手の肩に額を乗せ。
その時微かにまたあの女子高生の香水の香りがしてはカリッと首筋に甘噛みし相手を軽く睨みつけ「…一週間ってなんだよ。…事情知ってても我慢出来る訳ないだろ。……俺、うざいくらいに嫉妬深いんだ。……ていうか綸のこと言うならあんたは赤城とくっつきすぎだ」と抗議しては相手の鼻先を摘んで。
そして先程ふと見えてしまった若頭からのメールを思い出しては、本当に勉強熱心だなと感心すると共に不機嫌そうに眉を寄せ「…プリントなら俺に言ってくれればいいのに」とぼやき何か思いついたように相手を見て「……俺が家庭教師ついてやろうか?金は取らないから。勉強ならあの子も文句言わないだろ?まああんたは頭良いから教えられることなんてないかもだけど」と小さく笑み暫く抱き着いたまま相手の髪を撫でていて。
気持ちが落ち着く頃そっと身を離しては相手の手を掴んだまま目を合わせ「……一週間…、朝は我慢するよ…。…あんたが女になったら男が放っとかないし…危ない」と相手の頬に触れ触れるだけの口付けをし「あんた美人だからさ。………でもまあもしもの時は俺が野獣共を蹴散らすけどな」と小さく笑み今度は深く口付けようとするもくしゃみが零れそうになり慌てて下を向いてクシュンとし。
「……御免、ムード壊した。…………朝までは一緒に居てもいい、よな?」
(若干風邪気味なのだが生まれてこの方風邪など引いた記憶がないため其れに気付かず、感染する迷惑も考えずに相手を抱き締めてはそのままベッドに押し倒し「……愛してる……繿」と額に口付け力尽きたようにそのまま相手を押しつぶす形で眠りについて。

  • No.315 by 桐崎 繿  2015-01-31 23:15:56 




>露木

( 疲れてたのか自分の上で寝息を立てる相手を自分の横に寝かせてはそのまま抱き締めて。
相手の額に自分の額を当てては僅かに熱い様にも思え先程のくしゃみを思い出しては大丈夫だろうかと。
相手の頭を軽く撫でては不謹慎だが嫉妬してくれた嬉しさに頬が緩み「…俺も愛してる」と囁いて。

( 翌日、相手の隣で目を覚ましては相手の額に手をやりその熱っぽさに疑問を持っては「…あんた怠さとか無いか??」と問い掛ける。
自分は半分動物だし人より免疫がある為関わっても大丈夫だろうと相手の唇を奪っては「夜にまた来るからな」と囁いて。
それから女子高生の元へ訪れては何時もの如くお手製の弁当を振舞われ、それと共に昨日の謝罪をされて。
『あの…本当にごめんね、まだ起こってる??』
「いや別に、俺も言い過ぎた。弁当いつもありがとな、今日も旨いよ」
『本当??じゃあ明日も繿君の好きな物作って来るね』
( 緩やかに微笑む女子高生に手を取られながら寮へと戻り制服に着替えては共同スペースにて課題を適当に纏めては不意に扉が開いて。
若頭が昨日のプリントを渡して来ては眉を下げながら『菊に会いたい、抱き締めたい。僕定期的に菊に会わないとエネルギー不足になるんだよね』と恥ずかしげも無く告げて来て。
「いきなり何だよ」
『キスしたいんだけど菊ったら僕が近付くと照れちゃって引き剥がされるんだよな』
「それ全力で拒否られてると思うけど」
( 呆れながらに返事をしてはさっさとルーズリーフをバインダーにしまい込み若頭を放ったらかしに場を後にしては教室へと戻って。
女子高生の隣の席に腰を下ろし授業には出た物のすやすやと寝息を立てて。

  • No.316 by 露木 菊  2015-02-01 00:18:35 


>桐崎

(翌朝、頭がぼーっとする中で相手に口付けられては「大丈夫だ。……待ってる」と名残惜しむように手を握り見送って。
朝は食欲が無かったため食堂には行かずそのまま大学の講義に向かっては兄が隣に座ってきてニヤニヤと怪しい笑顔を向けてきて。
「……何だよ気色悪い」
『えー、そんなこと言っていいのかなぁ?此れは何でしょうー?』
(そう言って兄が見せてきたのは捨ててとっくに処分されたと思っていた相手から貰ったストラップとピアス。
一気に怠さが吹き飛んでは飛びつくように兄の手から取ろうとするもヒョイッと避けられて。
『ただで上げるとは言ってないよ?』
「…、……何をすればいいんだ?」
『んーと、キス?』
(ニコッと笑う兄にイラッとするも相手からの贈り物が返ってくるならと兄の頬に軽く口付け意表を突いてその隙にピアスとストラップを奪い。
『あー!ずるい!』
「キスはキスだ。……っていうかなんで俺が捨てたって知っててあんたが持ってたんだ?」
『…それはねぇ、菊のことは何でもお見通しだからだよ』
(ニコニコ笑う兄の笑顔に背筋が冷えたが気にしないことにして早速相手に《あんたがくれたピアスとストラップ、綸が拾ってくれてたみたいで手元に戻ってきた。これからは絶対手放さずに大切にするから》とメールし、その後は身体が浮くような感覚になりつつもきっと機嫌が良いからだと講義中もずっとストラップを弄っていて。

(一方相手の教室では休み時間になっても眠る相手を女子高生が正面に周りジッと見詰め『繿君、起きて』と呼びかけていて。
それを見ていた相手と自分をよく思わない男子高生達。
悪巧みをする笑みを浮かべては二人の男子がそれぞれそっと相手と女子高生の背後に周り相手が顔を上げた瞬間二人の背中を押して見事にキスさせてはその瞬間をパシャリと撮って。
『おおー、教室なのにお熱いねー。お前たち付き合ってるんだろ?食堂で手繋いで昼も一緒に食べて夜は街でデートって噂になってんぜ?』
『もうホテルには行ったのかな?』
(下品に嘲笑しては顔を真っ赤にして俯く女子高生を置いて相手だけ教室の外に引っ張りだすとトイレに連れ込み先程撮った写真を相手に見せつけ。
『此れ、露木先輩に送りつけてもいいよな?』
『俺達知ってんだぜ。本当はお前があの女子じゃなくて露木先輩と出来てるってこと』
『男同士なんて気持ち悪。てかあの外面だけの男の何処がいいんだよ』
(ゲラゲラと笑うも一人が嫌な笑みを浮かべ先程とは別の写真を見せつけて。
それはついさっき自分が兄から贈り物を取り返す為に頬に口付けた写真で。
『桐崎お前さぁ、本当は兄貴を重ねられてるだけじゃねぇの?それか二番手だな』
『大学ではいつもあの二人一緒みたいだし部屋も隣なんだろ?何にもない訳ないよな。露木先輩の本命はお前の兄貴!間違いないだろ!』
(馬鹿にしたような笑いをしては一人が相手の顎を持ち上げ『寂しいなら俺が遊んでやってもいいよ?』と厭らしく首筋に指を通わせ。

  • No.317 by 桐崎 繿  2015-02-01 01:28:32 




>露木

( 悪い目覚め方をした物だと眉間に皺を寄せては女子高生の頭にポン、と手を乗せ「大丈夫、今のは事故だから気にすんな」とだけ言いそのまま男子高生に腕を引かれトイレへと連れられて。
まさか相手との噂が流れてたなど思っても見なかったが付き合ってるのは真実だし、と。
しかし女子高生との“一週間だけ”の関係を話してしまえばあの女子高生もクラスに居づらくなるだろうと考えては押し黙る事しか出来ずに。
しかし見せられた相手と兄の写真に思考が停止しては目を見開いたままにそれを見詰め。
唇をグッと噛み手を振り払っては「馴れ馴れしく触んな」と言い残して眉間に皺をきざんだままトイレの扉をバンッと開け廊下に出て。

( 屋上にて煙草を咥えてた所、相手からのメールに気付いては複雑な表情をして。
気持ちは段々と沈み、よくよく考えたら相手は自分のどこを気に入ったのかなんてネガティブに考えてしまい。
兄と違って無愛想だし口下手だしもしかしたら本当に二番手なのではと不安が過ぎっては煙草の火を消して。
先程の写真はどう見ても相手から口付けてる様に伺え出来ることなら見たくなかったと。

( その頃、自分に写真を見せて来た男子高生とグルとなって、相手と兄の写真を隠し撮ってた男子学生は授業が終わった瞬間相手の元に向かい無理矢理階段の陰へと連行しては携帯を取り出して。
男子高生同様の手を使い最初に相手が兄に口付ける写真を見せては送信履歴を見せて。
『これさ、さっき高等部の桐崎に送っちゃった。彼奴今どんな顔してるんだろうな』
( クックッと喉を慣らし次に見せたのは自分と女子高生の写真、相手の肩に腕を回しては馴れ馴れしく頬に触れ笑みを浮かべて。
『お前ら男同士でデキてんだろ??…男同士ってどんな感じか知りたくてさ、俺達にも教えろよ』
( 相手の首筋のボタンを数個外してはくっきりと残ってる鬱血の痕に触れて。


  • No.318 by 露木 菊  2015-02-01 02:11:41 


>桐崎

(突如階段の影に連れ込まれ見せられた写真と言われた言葉にダラリと冷や汗が伝う。
ちゃんと相手に説明しなければと携帯を取り出すもパシンと弾かれ壁に押さえつけられて。
『教えろって言ってんのに何携帯出してんの?』
(首筋を舐め上げられては引きつった悲鳴が漏れるもこのまま流されてなるものかと蹴りを入れて力づくで押し退けようとする。
しかし思うように力が入らず目の前がクラクラしてきて。
『あれ?お前もう身体熱くなってんじゃん。男なら誰でもいいとか?』
「ちが、…離せッ!!」
(必死で抵抗しようにも力の入らない身体を三人掛かりで組み伏せられてしまえば為す術はなく這い回る手に目を閉じては無意識に相手の名を呼んで助けを求め。
男達の手がベルトに掛かりもう駄目だと諦めかけた時、バンと壁を叩く音と共に兄が現れては『君達何してるの?今直ぐやめないと君達が今までやってきた悪事を大学に公表するけどいいのかな?』と男子学生達の弱みの写真を見せつけ早々に立ち去らせて。
男子学生達が去った後、震えを抑え乱れた服を整えては近付いてくる兄に壁を作るように片手を上げ。
「わ、るい。今、近付かないで。……御免、助けてくれたのに……」
(なんでこうも自分は浅はかで情けないのかと唇を感では「…今のことは桐崎に言わないで欲しい。……ただ俺達はただの友達だってあんたからも言ってくれないか?」と身勝手な頼みをしてはフラフラと立ち上がり改めて兄に礼を言うとシャワーを浴びるため自室へ行き。

(自室でシャワーを浴び着替え直してはベッドに座り携帯を取り出して《写真、見たか?…何言われたのか知らないけど綸はただの友達だから。直接会って訳を話させて欲しい。あの子とのことももう一回ちゃんと聞きたい。今日は急でバイト入ったから終わったらそっち行くよ》とメールしてズキズキする頭を無視しては午後の講義に出たあとレンタルビデオ屋のバイトに向かって。

  • No.319 by 桐崎 繿  2015-02-01 13:06:59 




>露木

( 女子高生と居る気にもなれずに一人自室にて相手のメールを開くもそれと共に兄からのメールも入り《何か勘違いしてるらしいけど俺と菊は“まだ”何も無いけど。逆に菊と何か有ったの??》とあり、二人で必死に隠そうとしてるのかと悲観的になってしまって。
返信せずに携帯をしまい込んではそのまま相手と揃いのピアスを見詰め机の引き出しにしまってはさっはとシャワーを浴びる事にして。

( 部屋の小さなソファーでうつらうつらとしてた所、部屋を叩く控え目な音が耳に入っては一瞬開けるべきか戸惑って。
しかし部屋の中に居るのは電気が付いてる事から悟られてるしと渋々玄関口へと来てはドアを開け相手を部屋に招き入れて。
その際に掴んだ腕が熱く感じたが気の所為かと考える様にしては自分はそのままズカズカとベッドへと向かい腰を下ろして。
「別に良いんだよ、…あんたらが仲良いのなんて最初から知ってたし」
( 不貞腐れる様にそっぽを向き小さい言うと相手を引き寄せ自分の前にやり「…あんたが俺と居るのは………俺が綸と似てるから…じゃねぇよな??…俺は、…綸の代わりなんじゃ………」と言い掛けた所で言葉を飲み込み「…何でもない」と俯いて。
相手をジッを見詰めてたところ、やはりいつもより顔が赤いのと表情が辛そうなのが伺えて。
「…お、おい。あんた調子悪いんじゃないか??」
( 視線を向けないままに言っては携帯を見るも先程男子学生に送り付けられた相手と兄の写真が目に入って顔を顰めて。
「………これどう見たってあんたからしてるよな」と小さく呟いては自嘲の笑みを浮かべ「浮気??」と問い掛ける。
相手が自分と女子高生の写真を見せられた事など知らず、自分勝手な事を言っては相手の手首をベッド脇の壁に押さえ付け至近距離で見詰めて。

  • No.320 by 露木 菊  2015-02-01 15:00:46 


>桐崎

(本格的に頭がグラグラし始めるも風邪と自覚する余力は既になく体調が悪いか聞かれ首を横に振っては勘違いしている様子と見せられた写真に胸が詰まり。
“浮気か”と至近距離で見詰められて弁解しようと口を開くも脳裏に女子高生と相手がキスする写真が過っては視線を下に落とし「…あんただって……あの子とキスした癖に」と掠れた声で呟き。
しかしそれよりも先に兄とのキスの説明をせねばと相手に視線を戻すも熱に浮かされているせいか昼間男子学生達に組み伏せられた光景が重なり身体を震わせ手首を抑える手を振り払い「触るなっ!!」と叫んで。
しまったと焦り“相手を避けたわけじゃない”と言おうとするもゴホゴホと咳き込んでしまいすぐに言葉を発せず漸く落ち着いては相手の肩に手を置き「…桐崎…、今のは………」ヒュッと息を吸い昼間の事を言いかけるもまた男に襲われたなんて惨めで情けないことを言えず口を閉ざして「…ちょっと…びっくりしただけだから」と目を逸し。
「………それより…写真のことだけど…、……確かにあれは俺からした。…そのことは謝る。…本当に御免。……でも、綸とは、本当にただの友達で…。あれは彼奴が……」
(途切れ途切れに必死で弁明し、漸く本題というところ部屋の扉が勢いよく開かれたかと思えば男子高生達がズカズカと入って来て馴れ馴れしく相手の肩に腕を回し。
『お取り込み中すみませーん、なんか露木先輩が部屋に入ってくの見えたからさ、また桐崎を上手く騙そうとしてんじゃないかと思って助言しに来ましたー』
(頭痛に響く大きな声で態とらしくふざけては一人が自分の背後に回り男子学生が昼間付けた鬱血を相手に見せつけるようにシャツをはだけさせ。
『此れは誰がつけたのかなぁ?』
『あっ!そう言えば俺、お前の兄貴と露木先輩が抱き合ってるの見たぜ』
(嘘臭い声を上げ相手に見せつけた写真はいつも兄がふざけて自分にじゃれつく写真。
だがその写真に至っては丁度自分が首筋に顔を埋める兄を引き剥がそうとする所で抱き合っているように見えなくもなく。
すぐに違うと否定しようとするも男子高生は自分だけに相手と女子高生が二人きりでいる様々な写真を見せつけてきて。
どれもこれも笑顔で親密に見えては熱に浮かされて思考が鈍っていたこともあり疑心暗鬼に陥って相手を揺れる瞳で見て。
『先輩、遊ばれてるんじゃないですか?』
(小声で耳打ちされては感情が入り乱れその場に居られなくなりフラフラの足で相手の部屋から逃げ出して。
それを見て男子高生たちは影でほくそ笑み相手の肩を引き寄せ『兄貴とのことを否定せずに逃げたってことはやっぱり彼奴等付き合ってるってことだよな』『うわぁ、桐崎かわいそう。二股掛けられてたんだよ。二股どころじゃないかもだけどな』『まあまあ俺達が構ってやるからさ』とニタニタ笑い馴れ馴れしく相手の髪を撫でて。

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