xxx 2014-12-29 00:12:16 |
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>桐崎
(相手に背負われ旅館まで戻っては周囲に心配と迷惑を掛けたことを情けなく思いながら兄に挫いた箇所にシップを貼ってもらう。
ふと相手を見ては同じく気を落ちしている様子に能力のことを気にしているとは思わず、そちらに近付いては「どうした?…やっぱり体調悪いのか?」と顔を除き額に手を当てては熱いお茶の入った湯のみを手渡し。
「……その、本当助かった。あんたが一番に彼奴等の罠に気付いて俺のこと探してくれたって…叔母さんから聞いた。……ありがとな」
(まだ背負われたことが照れくさく目を逸らしながら言うもふと先刻相手が能力を解くに手間取っていたことを思い出し「そう言えばあんたも能力上手く扱えなくなることあるんだな。…同じにされたくないかもしれないけど俺も感情が高ぶったりするとすぐに力が制御出来なくなるんだ。…それで何回か失敗してる」と相手がどれほど能力の制御について気にしているかは分からないながら遠回しに“気にすることではない”と伝え、チラリと相手を見て「……あんたが居なかったら助かってなかったと思う。それに……格好良かった」と小声でボソリと呟き再び礼を述べては自分の顔を見られないように相手の前髪を正面からくしゃりと撫でて。
(その後遅めの就寝をするも暫くの間、洞窟でのことが忘れられず眠れずにいて。
相手といると時折流れこんでくる自分の知らない記憶と懐かしい感覚。
いったい何なんだろうと思ううちウトウトし始めては、知らない間に相手のぬくもりを求めて自分から相手に身を寄せては相手の胸に顔を埋め安心したように寝息を立て始め。
>露木
( 相手の言葉に心の蟠りが解けてくのを感じつつ頭を撫でられ相手からには珍しい褒め言葉に照れ臭い気持ちに駆られて。
着替えなどを済ませ相手の隣の布団に入っては隣で眠そうにする相手の事をぼんやりと見詰める。
不意に相手から寄り添われ心臓が騒ぎ、聞こえてないだろうかと心配になるも抱き締める様に相手の背に手を回してはこちらも寝息を立てて。
( 翌朝、パシャッとカメラの音とフラッシュに目を覚ましては男部屋にも関わらず携帯を持つ幼馴染みが目に入り。
その隣で激しい怒りのオーラを向ける兄が見えては苦笑しては抱き締めてた相手の肩をトントンと叩く。
『繿君は男だから悔しく無いのよね、それより二人ともす‐っごい幼い顔して寝るのね!待ち受けにしちゃおうかしら』
「止めとけ変態、ってゆうかあんたが待ち受けにすんのは露木の寝顔だろ」
『ちょ…ちょっと怒るわよ!!』
「あんたも煩い友達を持ったな」
( 幼馴染みの隣で淑やかに微笑む相手の妹に言ってはグシャグシャになった浴衣を整えて。
今日のアルバイトも特にハードな訳では無い、皆で朝食を済ませた後なりにまた落ち合おうと。
『兄さん今日も一緒に行こうね、バイトもそろそろ終わるし頑張ろう!!!』
「ん、兎に角離れて」
( 青年を引き剥がしつつ相手の頭をポンと撫でては「寝癖付いてる」と軽く微笑む。
その途端枕が凄い勢いで飛んで来たかと思えば物凄い形相で兄がこちらを睨んでいて。
>桐崎
(寝惚けたまま身を起こすと何故か幼馴染と妹がいて、はてと思うも相手に寝ぐせを直されたところで自分から抱き着いたことを思い出し羞恥がこみ上げるも其れを隠すように枕を投げる兄に「旅館の物を乱暴に扱うな」と注意して。
その後、妹に足の心配をされるも一日寝てだいぶ良くなった為なんてことないと妹の髪を撫で相変わらずのシスコンぷりを発揮しては、バイトに行こうとする相手を追い掛けてカイロを渡し「…今日は朝から冷えるから。…あと此れ昼飯、良かったら…」と保温弁当箱を押し付け相手を見送って。
(自分が妹達と軽く旅館の仕事を手伝う頃、ゲレンデでは相手の容姿と指導が評判になり相手の周りに女だけでなく子供達も集まっていて。
『僕もお兄ちゃんみたいにかっこよく滑れるようになりたいなぁ』
『またお兄ちゃんに教えて貰いたい!』
(子供達が無邪気に笑っているところ、スキー場のオーナーが相手と青年に近付きその指導を評価しては『延長してバイトして欲しいくらいだよ。また来年も来てね』と微笑み。
それを影で見ていたあの男子学生達は昨日のこともありかなり苛立っており、相手が一人になった隙に態とぶつかって『あーごめん、俺下手くそだから』と陳腐な嫌がらせをし。
『つーかよ、お前さ。いい加減露木から離れろよ。前も言ったよな?あいつ本当はお前のこと迷惑に思ってるって』
『露木、外面の演技だけは上手いからよ。無理してお前に付き合ってやってんの』
(テキトーな言葉を並べたてては相手をドンッと押し『お前なんか獣臭い』と相手の正体は知らずただの悪口として吐き捨て言い逃げするようスキーであっという間に下っていき。
(落ち合う時間、今日はロープウェイに乗って景色を楽しみつつまったりするプラン。
妹と幼馴染はガラス工房で工作を始めてしまい、流石に女子の時間を邪魔するわけにもいかずぼーっとするも、相手の姿を見付けてはそちらに歩み寄り然りげ無く相手のために買ったマフラーを相手の首に巻いて。
「バイト、お疲れ。………昨日は迷惑かけたから」
(本当は何となく相手に贈り物をしたかっただけなのだが素直には言えずに。
相手が男子学生に何か言われたとは知らず相手を見ては「…お腹空いてないか?」と尋ね。
>露木
( 相手に渡されたカイロと昼飯に頬が緩みそうになるのを何時もの無表情を貼り付け堪えては伺えない程の上機嫌で青年とスキー場へ訪れる。
あまり褒められる事に慣れて無い事もあり、照れ臭い気持ちになりつつ子供達からの言葉に嬉しそうにしては是非また来年も引き受けさせて欲しいと。
青年が子供達への指導を続ける中、上の方にて上級者の滑りを見に来てた所、昨夜の男子学生達からの嫌がらせを受けるも癖の無表情は変わらずに居て。
それが男子学生達の怒りを膨れさせてしまい、相手が自分迷惑に思ってる事を告られては胸が軋む様な感覚に曝される。
「相手に嫌がらせしといた癖に何で彼奴があんた等に本音を言うんだよ、どうせそれも…」
『あーあ、露木も本当災難だよな。こんな奴に付き纏われてたんじゃあ迷惑極まりないだろうな』
( 続く嫌味が心に伸し掛り最後に言われた“獣臭い”と言う言葉にサッと顔色を変えては俯いて。
思考はどんどん悲観的になってしまいふと共同スペースにて相手が友人に話してた事を思い出す。
彼女と思しき人の話を楽しそうに話す中“最近面倒なゴタゴタが続いて”とそう言ってたのを思い出せばまさかその元凶は自分に有るのでは無いかと。
冬休みの終盤に買物に誘ってくれたのも自分が“また付き合う”なんてメールを送ったから気を使わせてしまったのでは無いかと思うと唇を噛み俯く。
勝手に浮かれて期待してた自分が恥ずかしい。
これ以上嫌われない為にも少し距離を置かなければと考えてはやや思い足取りで青年の元に向かって。
( 漸く合流時間になれば向こうからこちらに歩み寄る相手の姿を見詰めてはそわそわと視線を逸らす。
首に巻かれたマフラーにまた鼓動が高鳴るがこれも相手に気を使わせてしまっただけに過ぎないのだろうと考えては申し訳無い気持ちになってしまって。
相手の問い掛けに「あ、あぁ…大丈夫。…これ、ありがと」とだけ素っ気なく告げれば相手に笑顔で抱き着く兄を一瞬羨ましげに見詰める。
さっさと青年の元に戻り相手に近付かない為にもなるべく青年と居る様に心掛けるもやはり視線は相手を追ってしまって。
無理をさせてしまってたと気付けなかった自分が酷く恨めしく離れてた方が相手も気軽に過ごせるのだと言い聞かせては一方的に話し続ける青年に珍しく相槌を打ってやっていて。
>桐崎
(ここ数日で相手と距離を縮められた気がして、相手の照れた表情や嬉しそうな顔を期待していただけに素っ気ない態度に勝手に残念に思っては青年の元で楽しげに話す相手を見て溜息を吐く。
自分が勝手に近づけたと思い違いをしていたのか、それともやはり迷惑を掛けてばかりの自分にうんざりしてしまったのか。
相手が悩んでいるとも知らず落ち込んでは相手が距離を取りたいなら離れようと兄と行動を共にして。
夕時、幼馴染と妹が工房から出てきてはガラス玉のついたキーホルダーをそれぞれに手渡し。
『繿君と兄さんのは私が作ったの。繿君は紅色で兄さんは藍色ね。ちなみに私は水色』
(淑やかに微笑んでは相手の手を取って手の平の上にキーホルダーを乗せ『私、繿君のそばにいると何だか元気が出るみたい。不思議ね』と微笑み『今度、ハナのマンションにお泊りしようと思うの。良かったら兄さんと一緒に街を案内して?』と続けてはトタトタとその場を離れ兄と青年にガラス玉を渡す幼馴染と楽しそうに話し始め。
そんな妹の元気で楽しそうな姿に目を細めつつ、やはり自分をどこか避けている様子の相手が気になってしまい無意識に表情を沈ませていて。
(旅館での最後の夜、綺麗に星が瞬くもそれに反して心は雲掛かっており相手の態度が気に掛かっていて。
折角相手ともっと親しくなれると思っていたのにこのままモヤモヤした気持ちのまま学校に戻るのは嫌でロビーにて二人きりになれる隙を窺っては相手の手を取り引き止めて。
「……なあ、なんか俺のこと避けてる?……気に障ることしたなら謝るよ」
(自分でも何故此処まで相手が気になり離れたくないと思うのか分からなく、戸惑い気味に相手を見詰めるも、いつの間にか強く握っていた手に気が付きハッとしてはやや振り払うようにして離してしまって
>露木
( 相手の妹から受け取ったキーホルダー、皆揃いの物なのだが相手とも揃いの物を持ってると考えると自然に胸が熱くなる。
妹の提案に此方としては是非とも乗りたいが相手の心の内を考えるとまた迷惑行為になってしまうのではないかと悲観的に考えてしまって。
( 夜、長いようで短く感じた旅行ももう終わりかと何処か寂しさを感じつつ部屋に戻ろうとする青年の後を追うが不意に相手に腕を掴まれては振り返る。
真剣な表情で言われた言葉に内心“折角距離を置いてるのに何故自分から縮める様な事を言うのか”という疑問を抱えながら相手を見詰める。
その刹那、振り払われた手をジッと見詰めては切さなと共に自嘲の笑みが溢れて。
「無理すんなよ、人付き合いは無理してするもんじゃねぇんだ。あんた本当に真面目過ぎる」
( 振り払われたのは咄嗟の拒否反応なのだという勘違いをしたままへらりと笑ってやれば相手は本当に優しいんだなと。
自分ならば嫌いな奴にはとことん冷たくしてしまうだろうし関わらないだろう。
「謝られる事なんてされてねぇよ。逆にこっちが謝らないとかもな。…気を使わせてたみたいで。助けて貰ったから礼(マフラー)をしなきゃとか友達(綸)の弟だからそれなりに振る舞わなきゃとか考えてるんだろ??………本当に無理すんなって」
( へら、と笑いながらさも軽い話であるかの様な態度で言えば相手の頭を撫でようと手を伸ばすが先程振り払われたのを思い出しては手を引っ込める。
全て男子学生の思惑だとも気付かず、無理をして欲しくない一心で告げたものの自分と二人だけのこの状況は相手にとっても辛いのではないだろうかと考え「そろそろ戻るか、彼奴等に変な勘違いでもされたらあんたも堪ったもんじゃねぇだろ」と言い部屋に戻ろうと。
>桐崎
(どこか辛そうに笑う相手が気に掛かるもその心情を察してやることはできず、相手の言葉が重たく胸に伸し掛かる。
去り行く相手を引き止めようと足を踏み出すが治りかかった筈の左足に痛みが走り小さく顔を顰める。
瞬間、酷く虚しい気持ちになり“無理などしていない”と否定すればいいものをピタリと足を止めて顔を俯かせ「……いい、俺…今日は仲居部屋で寝させて貰うから」とやや声を震わせて述べては相手に背を向けて客間とは反対方向に歩いて。
(明りの消えた仲居部屋、ソファに寝そべり先程のことを思い出しては自分がただの拗ねてへそを曲げた餓鬼ではないかと激しい後悔に見舞われる。
相手とは誤解が解けてから心から接しているつもりでいた。
それこそ此れまで誰にも抱いたことのない感情を持って…。
それが何のか分からないが上っ面だけの関係ばかり築いていた自分が初めてもっと知りたい、親しくなりたいと思えた人物で。
真摯に接していたつもりなのに“無理をしている”と“上っ面”だと思われていたことが悔しくて虚しくて我慢ならなかった。
今まで上辺だけで生きてきたツケが回ってきたのだろうかと相手が自分を気遣ってくれているとも知らずに落ち込んでは瞳を閉じて眠るようにして。
(翌朝、早めに起床しては朝の炊事と掃除だけ手伝い兄に《母の家に寄ってそのまま寮に帰る。叔母さんにあんた等への土産預けてるから受け取っといて。勝手に御免、嫌いになったとかじゃないから。______また学校で》と相手との寂しさを紛らわすようにいつになく長文メールを送っては相手達のいる部屋にある荷物はそのままに旅館を出て。
>露木
( 翌朝、目を覚ましては兄にメールを見せられ帰り際までも相手の顔を見られないのかと身勝手に思う。
自分から距離を取ると決めたのだ、寂しくなるのは矛盾してるではないかと言い聞かせ荷物を持っては叔母達に挨拶を済ませ駅に向かって。
その際、まだ相手の荷物が置いてあるのが気になっては自分が学校に届けようとするが気持ちを抑え兄に預かる様に頼んで。
( 夜、ようやく寮に付いては一度部屋に戻りそのまま真っ直ぐにバイトへと向かう。
前回の一件もあり、洋風の居酒屋といった感じの店に訪れてはは白のYシャツと細身の黒のパンツに腰エプロンのシンプルな制服に袖を通して。
相手はちゃんと帰れただろうかと考えつつ真面目に仕事に取り組んでは朝方までの勤務に精を出して。
ここでも高校生である事は誤魔化し、接客経験がある事を話し研修を縮めて貰った所で自分達より一足先に帰って来てた男子学生が訪れて来て。
バイトの先輩に『桐崎君ご案内してくれるかしら』と耳打ちされては仕方無く男子学生の元に向かうも男子学生達は食事をしに来た訳では無いらしく。
「………何の用っすか」
『何かここでバイト始めるって聞いたからさ。ってゆ‐かちゃんと露木から距離取って上げた??』
「……………まぁ」
『お、なら彼奴も良かったじゃん。まぁ用事ってこれだけなんだけどな』
( 男子学生の内の一人が徐に携帯を取り出しては相手のアドレスを探しメールを開く。
《桐崎とかって餓鬼が今露木の悪口ほざいてるよ、お前等何か合ったのか??》
( さも何も知らないといった様なメールを打ち、それと共に親密な顔で向かい合う男子学生と自分の写真を添付しては送信を押して。
>桐崎
(相手より少し遅れて寮に到着しては兄に荷物を渡され相手と何かあったか問われるも自分が勝手に思い違って拗ねてるだけのため「何でもない」と軽く受け流して部屋に入り。
荷物の整理をしてベッドに寝そべりメールを見てみるとレンタルショップの店長から着信あり《最近来てないよね?ゴタゴタに流されて辞めれると思わないでね》と。
男との一件があり前ほど強くは脅して来なくなったが流石に辞めさせては貰えず。
いつか覚悟を決めねばと携帯をベッド脇に置こうとしたところ男子学生からメールが届き面倒臭げに開くもその内容にゾワリとする。
自分を貶めたような奴のことなんて信じられないと思うも、添付された写真には親しそうな相手と学生。
男達の企みとも知らずメールの内容を信じ込んでは昨日の事もありまた相手のことが分からなくって。
ふと相手と買い物をしに行く約束をしていたことを思い出せば、あんなにも楽しみだったのに今となっては重苦しいものでしかなくメールを開くと相手宛に《やっぱり買い物一人で行く》と冷たい文を送りつけストラップを外す。
捨ててしまおうかと思うが何故か出来ずに引き出しにしまい、代わりにガラス玉をつけようとするも一応相手と揃いになる訳だし相手も嫌だろうと同じように引き出しにしまって。
(翌日、朝から相手と顔を合わせないよう過ごしレンタルショップのバイトに向かって普通に仕事をこなしているとあの男子学生たちが近付いて来て。
「……人のこと殺そうとした奴等が何のよう」
『悪かったって。でもあんなのただの悪戯だろ?それより今日合コン付き合ってよ』
「…あんたら何様だ。…誰が行くか」
『ええー、いいの?じゃあ露木の妹が今度こっち来るらしいし手出しちゃおうかな』
(学生の言葉に殺気が漲るも以前それで失敗したばかり。
妹に“傷つけるな”と言われているし手を出されないためにも致し方無いかと嫌々頷き。
『やりぃ、じゃあ17時に此処な!』
(やけに小洒落た居酒屋の名刺を渡し去っていく学生達の背中を睨みつつ面倒臭いと溜息を吐いて。
(夕方、相手のバイト先とも知らず男女6人で店に入っては、なるべく干渉しないように通路側の席に座って机に背を向け意味もなく携帯をいじる。
相手はどうしているのかとつい考えては溜息を吐き、早くこの無駄な時間が終わってくれないかとぼんやりしていて。
>露木
( バイトを終わらせさっさと帰り眠りに着き、昼頃に目を覚ましては相手からの着信に胸が弾む。
しかし開いたメールは実に重苦しいもので無意識に悲しさに襲われては“でもまぁ当然だよな”と何処か冷静な考えを浮かべて。
孤児院の院主に電話をし“今度また行くから”と告げては再び準備をしバイト先へと向かう。
研修期間は収入も少ない故に早く終わらせなければと店先の仕事を淡々とこなす。
そしてあっと言う間に夕方、予約席のセッティング等を終わらせる。
時間になり訪れた6人に注文を聞きに向かうとそこに居たのはまさかの相手の姿、忙しそうな他の店員に変わって貰う訳にも行かず渋々注文を聞きに向かう。
「………いらっしゃいませ、ご注文を…」
『わ、店員さん凄い愛想悪いっすね』
( 男子学生が嫌味を言う中、相手と視線が合うも咄嗟に逸らしては逸らした後に後悔して。
一人一人注文を受けながら相手の番になり相手の横に膝を付いたまま相手を見上げる。
ガヤガヤと男女が騒ぐ中、「………あんたも、彼女とか…欲しいんだな」と小さく呟く。
しかし今は仕事中だと言う事を思い出しては丁寧に頭を下げる。
今回の合コンも女学生の狙いが相手だという事は一目で分かり嫉妬心に駆られるも相手の席に酒を運ぶ。
『ねぇ菊君、今度私と遊ばない??勿論二人だけで』
『ちょっと、勝手に決めつけないでよね。露木君良かったらアドレスと電話番号教えて??私一人暮らしだし夜に一人は怖いの』
( 甘える様な女の言葉が耳に触れ軽く表情を歪めるテーブルに酒を置いてはメニューを開きながらつまみを注文する女学生の言葉のみに耳を向けるようにして。
>桐崎
(やはり合コンなんて何が楽しいのか分からないと溜息を吐いていると相手が注文を取りに来て小さく目を瞬かせる。
店の制服を着こなす相手に見惚れるも小さく呟かれた言葉にムッとしては「……あんたには関係ないだろ」と冷たく返し。
なんで相手に悪口を言われたことがこんなにも悔しくて怒れるのか分からなく半ば自棄になってはいつもより速いペースで酒を飲み、女からの誘いに「…家まで送るだけならいいよ」と答え女学生に携帯を渡し、もう一人には「じゃあこの日、買い物を付き合って」と態と相手の居る前で相手と買い物する筈だった日に女と予定を入れて。
馬鹿で最低なことをしていると自覚しつつもこんな事をしても相手は何とも思わないのだろうなと。
女の手の内にある自分の携帯に相手がくれたストラップは無く、自分で外した癖に寂しく思っては溜息を吐いて。
(だるい合コンが進められる中、二人の男子学生がトイレに席を立ってはまっすぐ相手の元へ行き『お前、露木に相当嫌われてんな』『てかさお前の運ぶ料理ほんと臭うわ』と心ない下劣な言葉を浴びせてケラケラ笑い『露木、お前が離れてくれて助かったって言ってたぜ』と嘘を並べてトイレに行かずに席に戻っていき。
そんなことがあったとは知らず、酒の席で相変わらず不貞腐れては会計の時間なり伝票を持ってレジに向かう。
するとタイミング悪く相手がレジ立ちしており気まずさから微かに顔を顰めてしまうも、どうしても相手が自分を避けて悪口を言ったことが納得いかずに一度相手を見据え直ぐに視線を落として。
「……俺のこと避けて悪口言うくらいなら何で必要以上に近付いたんだよ。……こんな思いするくらいなら嫌われたままのほうが良かった…」
(男子学生の罠にはめられているとも知らず、やや怒りの混じった切なげな声で述べては万札をカウンターの上に置き釣り銭も取らず先に外に出て待っている学生達の元へ行き。
>露木
( 冷たい態度と共に自分との約束が本当に無くなったのを思い知ると無性に悲しくなるが表情を崩さぬ様にして。
携帯に付いてないストラップを見てはやはり相手には重荷だったのだろうかと。
男子学生の言葉にも“相手が楽になったのなら別に良いではないか”と考える様にして。
( 会計時、運が悪く相手の居たグループが会計をしようとしていて。
相手が自分に伝票を差し出すのを受け取っては相手の言葉に驚きながら相手を見詰める。
「………は、…何で俺があんたの悪口言わなきゃならないんだよ。………それに“こんな思いするなら”って………あんた今清々してるんじゃ…」
( 言い掛けた所でこんな事を言ってもまた相手に鬱陶しがらせてしまうだけではないかと。
去って行く相手を悲しそうに見詰めるもふと釣りを渡して無いのに気付いてはどうしようと。
顔を合わせるのは嫌だが明日渡すしかないだろうかと考えては携帯を取るもメールを出来ずにいて。
( 翌日、寮にて目を覚ましてはシャワーを浴び食堂へと向かおうとするも封筒に入れた釣銭の事を思い出し重たい足取りで大学生寮へと向かう。
食堂へ続く廊下にて相手を見付けると遠慮がちに相手に近付き封筒を差し出す。
「昨日…忘れてったから」
( 迷惑とは分かっててもどうしようもない感情が押し寄せては相手を見詰め「………昨日の女と、…付き合ったりすんの??」と問い掛ける。
こんなんじゃストーカー呼ばわりされても可笑しくない、一瞬表情が歪むも「ごめん、…いきなり。あとこれ昨日の店のクーポン、半額になるらしいし…結構味も良かっただろ??……………俺が居ない日分かったら伝えとくから良かったらまた来いよ」と。
自分も食堂に戻ろうとした際、昨日の男子学生と擦れ違っては足を掛けられ僅かに体制を崩す。
『気を付けろよ、つかお前マジ近寄んないで』
( 無言で通り過ぎようとするも腕を掴まれてはジロリと顔を見詰められる。
男子学生より僅かに身長が高い事もあり見下ろす感じになるも顎を取られては蔑む様な笑みを浮べられ。
『お前その目コンタクト??』
「………いや、違…」
『病気だろ、気持ち悪っ。化物みてぇ』
( “化物”という言葉に一瞬ビクリと反応するも男子学生の手をバッと振り払っては呼吸を整え「…次からぶつからない様に気をつける」とだけ告げて。
男子学生達も食堂へと向かうのだと考えると行く気になれず、学校の直ぐ近くのコンビニに来ては適当に買物を済ませ自室に戻ろうと。
しかし通り掛かった食堂の前にて青年と出会せば『食堂行かないの??なら俺も兄さんの部屋行こうかな』と笑顔で告げて来て。
兄に絡まれながら席に付く相手に自然と目をやれば兄に対しての羨ましさや嫉妬が込み上げる。
不意に相手と目が合っては暫しぼんやりと見詰めるも青年に『早く行こうよ』と言われては頷いて。
>桐崎
(翌日、食堂に向かう途中、相手とばったり出会してはその言葉や表情からやはり悪口を言ったなんて嘘なのではないかと思うも男子学生との親しげな写真を思い出してはそんな期待をしても虚しくなるだけかと。
しかし相手の辛そうな表情は嘘と思えなく胸が苦しくなっては呼び止めようとするも自分を嫌う相手にとって疎ましい行為でしかないと思えば何もいうことが出来ずに。
(食事を終えてバイトに行く兄を見送り自室に戻ろうと言うところ、あの男子学生達の下品な笑い声が聞こえて来てはさっさとその場を去ろうとするも相手の名前が聞こえ足を止める。
『さっきの桐崎の顔見たかよ。ちょっとからかっただけでビビってたよな』
『つーかさ、彼奴顔は良いのに本当気色悪いよな。触ったら病気うつるんじゃね?』
『俺まだ虐めたりねーんだけど』
(相手を嘲笑う男子学生の言葉を聞くうち抑えがたい憤りが湧き上がっては、男子学生達の行く手を塞ぎ暗い瞳で睨みつけ「…気色悪くて醜いのはあんた達だ。その歳で後輩いびって恥ずかしくないのか。…あんたらがそんな人間だって就職先の人事が知ったらどうなるだろうな?」と凄み一層強く見据え。
学生達は冷や汗を流し怯むも何か思い出したように鼻で笑い携帯を出してある音声を再生し。
『“彼奴…露木は男となら誰とでも遊ぶ尻軽なんだぜ。いつもかっこつけてるけど相当汚れてるよな”』
(“相手”の声で流された言葉は高性能のボイチェン。
しかし其れに気づかず相手が言ったものだと思い込んでは絶望し、一瞬フラリと後退る。
それでも直ぐキッと睨み直し「……此れが何だよ。彼奴が俺を悪く言おうがあんた等が桐崎を虐めて良い理由にはならない。次やったらあんたらのこと全部チクるから」と吐き捨てその場を立ち去り。
(昼、合コンであった女と待ち合わせていたことを思い出しては面倒臭いながらほったらかしにする訳にもいかず街に向かう。
本当なら相手と行く筈だったのに空虚な気持ちになっては女の話など一切耳に入らず一緒に並んで歩くだけで。
ふとメンズアクセサリー店のショーウィンドウに相手がつけそうなピアスが目に止まってはつい足を止める。
『露木君、ピアスあけるの?』と聞かれるも何も答えず、何故こうも相手とは上手くいかないのかとぼんやりショーウィンドウを見詰めていて。
>露木
( 青年と共に自室にての食事を終え、元々の相手との約束の為にこの前日を開けてた事が酷く惨めに感じてはベッドに横たわり目元を袖で隠す。
明らかに気が沈んでる自分に青年が心配の言葉を掛けるも青年の頭をポンポンと撫でては一人になりたいと告げ自室にてぼんやりとして。
しかし一人になれば寂しさは募るばかり、フラフラと共同スペースに訪れてはソファーに腰を下ろす。
自分が女だったら全て上手く行ったのだろうかと有り得ない事を考えつつふと開いた扉に目を向ける。
そこに居たのは明るい色の髪をポニーテールに結んだ女学生、こちらに来たかと思えば以前あの男とのイザコザ時に働かせられたバーでの見世物舞台の写真を見せて来て。
『お兄さん凄い能力を持ってるね』
( 見た目こそ女だが声色は僅かに低く一瞬騙されたが男である事を見抜きびっくりした様に男を見詰める。
『何でこれ持ってるかってびっくりしたでしょ??だって僕こういう裏仕事をしてる人を纏める若頭だもん』
( 相手の麻薬の取引にも関与してるらしくつぎに見せて来たのはレンタルショップでの相手の写真。
『一目惚れしちゃったんだよね。僕可愛いじゃん??だから落とせると思うんだけど話した事無くてさ』
「悪いけど俺彼奴と不仲だから」
『えー、手伝ってよ友人とは言えなくても顔見知りでしょ??“能力者同士”仲良くしよ??』
「………能力者??」
『うん、僕三日間だけ他人の性別変えられるんだよ??兎に角僕と露木を近付けてよ。…ま、露木も麻薬組織の若頭に逆らえるとは思わないけどね』
( 一方的に話す若頭とやらの話に眉を寄せ断るも『あ、断るんならお兄さんの事女にしちゃって外に出れなくしちゃうよ??』と。
流石にそれは嫌だと思う反面好奇心が擽られるがやはり相手に近付くのは今は避けたい。
首を横に振るとムスッとした若頭がのしかかって来て。
( / 懐かしの男頭さん登場です、今回は能力者として登場させてみましたが不備があればどんどん言って下さいね!!!
相変わらずの女装癖さんですが前と変わらず菊君べったりになると思われまs
適当に名前とか考えたら女装癖君のpfも出しますね、今回もこの素敵な展開ありがとうございます(*^p^*)
この擦れ違い的なシリアスな雰囲気堪らん(^q^)
前回モブpf >96 >170
役柄:裏仕事を取り締まる若頭
名前:木ノ宮 優 ( 男時は優希 )
身長:167㎝
性別:男 ( 格好は女 )
年齢:26( 22歳に入学し現在大学4年 )
容姿:明るめの肩くらい迄の茶髪をポニーテールにしてる / 流行好きの為にオシャレ
性格:馴れ馴れしい / 菊に一目惚れをしかなり一方的なラブコールを送る / 裏仕事を取り締まる若頭 / 学歴が欲しいなと遅めに入学 / 寮部屋もマンションにも部屋有
>桐崎
(若頭は相手に伸し掛かるとムッとした顔を一変させ怪しくニタリと笑み、相手の髪をなで上げる。
『お兄さんがいけないんだよ?』
(クスッと笑った瞬間相手の身体は僅かに縮み女性のラインを描き始め……その容姿に若頭は満足気に笑み『まあ今はお姉さんだけど』と相手の長くなった髪をクルクル弄び。
『流石、元がいいだけあってかなりの美人さんだね。髪なんてこんなフワフワ。ま、すぐ戻して欲しかったら僕に協力してよね。……あ、でもその格好だと露木も君って気づかないか。まあいいや、君は僕を持ち上げて引き立ててくれればいいから』
(ニコリと笑い相手から降りると相手を立たせて足先から頭までじっくり見て『よし僕が超可愛く変身させてあげる』と鞄からどでかいメイク道具を取り出しウインクして。
(相手のメイクを終え若頭は無理矢理相手の手を引いては街へと出る。
当然、男からの相手へのナンパが耐えなかったが若頭は慣れたようにくぐり抜け今流行りのファッションブランド店に入っていくと店員にコーディネートを頼み。
『まあ!木ノ宮様、この素敵な方はどなた?とっても綺麗なお方ですね。…うちのファッションモデルやってくださらない?』
『ごめんね、今そんな時間ないの』
(キラキラスマイルで店員の言葉を躱すと服を手に相手と一緒に狭い試着室に入り無理矢理相手に着替えさせ『実際は“男同士”だから気にしないわよね』なんて異様な状況をしれっと流し、その後も美容院に行き同じように店員にモデルを頼まれながら髪をセットして貰っては相手の全身コーディネートを済ませて。
『…なんか張り切り過ぎちゃったかな。僕より…可愛い気がする。君がいけないんだよ!』
(ブーッと勝手な事を漏らすも切り替えは早く『さ、露木に会いに行こうか!どこにいるの?今日遊ぶ約束してたんでしょ?』と何処で知り得た情報なのか相手に尋ね。
しかし着飾った相手を男達が放おって置くはずもなく『ねえねえ君どこの学校?名前は?アドレス教えてよ』『どっかでモデルやってる?』と誘いが耐えなく。
(そんな相手が災難になっているとはつゆ知らず、興味ない女となんとなく百貨店を周り目的の本を買っては、一応付き合ってもらったしとカフェに寄り少し話したところで適当に理由をつけて解散することに。
『送って?』と頼まれ面倒臭いながら頷くと腕を絡められながら百貨店を出る。
と、少し先の道が活気づいているのが見えなんだろうと思うが始めは相手のことで気が沈んでいたこともありスルーしようとする。
が、騒ぐ男共の中に一人の女が目に止まっては思わず足を止め。
その息を飲むほどの綺麗な容姿に“あーこれが一目惚れだろうか”なんて柄にもなく考えてしまえばジーッと見詰めてしまい。
勿論、相手なんて思うはずもなく一瞬目が合ってしまえば恥じらうように目を逸らして。
(/きゃああ、若頭さん!こちらこそ素敵設定&展開にムフフです。
そして勝手に繿君女体化してしまいましたが大丈夫でしょうか……?
駄目でしたら書き直します。
……繿君の女体化。自分が食べたいです(殴←
ちなみに繿君は女体化すると髪はロングなのでしょうか?
ショートでもロングでもクールビューティなイメージです(^q^)
>露木
( 有り得ない状況に理解出来ないまま若頭に付き合わされるも段々と状況を理解してはサッと青ざめる。
これはさすがにまずい、若頭に必死に訴えるも『露木何処かな‐』とご機嫌な様子で。
こんな姿で街に出されるとは思って居らず寮に戻ったら三日間だけ引き篭ろうと胸に決めて。
どうか相手に会わない様にという願いも虚しく遠目に相手の姿を見付けては若頭に背中を押される。
『居た居た!!!…あれ、何か女と居る…まぁでもあの子より僕の方が可愛いから大丈夫だよね、さ!!!早く露木連れて来てよ』
( グイグイと背中を押され相手の前に放り出されては何を言えば良いものかと思考を巡らせる。
しかし結局思い浮かばず背後の若頭を指差しては「あ…あの、彼奴があんたを呼んでた。そ…それだけだから」と言い俯く。
改めて相手を見上げる身長差になったものの女子が相手に惚れるのは無理も無いかと。
一瞬見惚れてしまうも相手の隣に居た女子が不愉快そうに睨んで来ては長い銀髪を軽く引かれ『あんた達菊君をナンパしに来ただけでしょ??…ってゆうかこんな色に染めてるとか女子力無さすぎ』と。
女子力も何も自分は男だと言いたくなったが押し堪えムスッとする若頭を見詰めては早く相手を誘い出さなければと。
『ちょっと聞いてるの??菊君に触らないで、そうやって人の彼氏ナンパするとか有り得ない』
「………別に、…そんなんじゃ………。第一俺は…」
( 女とは思えない口調に今更ハッとしてはこうなったら強引にやるしかないかと相手の腕にしがみつき若頭の元へ行こうとして。
改めて女の力の無さを知り何とか相手の隣に居た女を諦めさせると若頭は笑顔で相手に張り付いて。
『や‐っと会えた!!!初めまして露木君、僕ずっと君に会いたかったんだよね』
( 醜い嫉妬心が渦巻きつつ、しかし男の姿だったらこうして相手の近くに居る事さえ無理だっただろうなと考えては下を向き表情を隠す。
『桐崎、ありがとね‐!!!手伝ってくれたんだから一応感謝はしてあげるよ』
( 無邪気な笑顔を向けるも“桐崎”と言う苗字は不味いと眉を寄せる。
しかしそんな事も気付かず相手にしがみつき『やっぱり本物は恰好いいなぁ‐、僕ずっと気になってはたんだよ??』と。
兎に角さっさと寮に戻り引きこもらなきゃと考えては「じゃあ俺………じゃなくて、…私、はそろそろ寮に戻る」と言い場を去ろうとして。
( / いえいえ展開迷子故にの残念な展開にしてしまって申し訳無い…。
繿が戻ったくらいに菊君の女体化期待してまs
全然大丈夫ですよ、一応男時は短髪なのですがロングにしておきます( ロングが好みなだけ 殴 )
ガサツな女子になると思われますが中身は男なので許してやってください(笑)
早速若頭さんに嫉妬しまくってますがこれからもよろしくお願いします(笑)
>桐崎
(珍しく気になった女(相手)が近付いて来たかと思えば紹介されたのは“僕っ娘”…否、抱きつかれて分かったが紛れも無く女装した男。
その慣れ慣れしさに頭が痛くなるが“桐崎”という苗字にピクリと反応しては銀髪の女を見る。
どことなく相手に似ている、まさか相手に女装癖が…と思うが背格好は女その物で別人。
しかし見れば見るほど相手と重なり何故か胸が高鳴っては去ろうとする相手の細い腕を咄嗟に掴んで。
「……足、靴ずれしてる。……歩いてる時痛そうだったし無理するな」
(相手の足元のヒールを見てなるべく普段通り述べては相手を軽々と横抱きして近くのカフェに入り席に座らせると靴を脱がせ靴ずれ部分に持っていた絆創膏を貼ってやり。
「…はい出来た。……慣れない靴なんか履いて…彼氏とデートか?」
(小さく笑みを浮かべ軽くからかい相手の柔らかみな髪をポンと撫でては、“相手の髪の感触に似てるな”と。
というより女はこんな寒空の下でも生足なんだ…なんて普段考えないようなことを思っては不満そうな若頭を尻目に店員からブランケットを借りて相手の膝の上に掛け勝手にカプチーノ2つとコーヒーを頼み。
「…暇なんだろ?……悪いけどさ、卒論で使う研究資料のアンケート調査に協力してくれない?」
(鞄から用紙を取り出しテーブルの上に置いては半ば無理矢理相手をこの場に繋ぎ止める。
普段自分からこんな事はしない。が、何故か目の前の相手が無性に気になって。
注文していた飲み物が届いたところで先刻気になったことを聞こうと相手を見詰め。
「……あんたさ“桐崎”って言うんだな。俺の知ってる奴にも同じ名字の奴……其奴は男なんだけどあんたに何か似てるんだ。……もしかして家族か親戚か?」
(隣でギャーギャー騒ぐ若頭の頭を軽く押さえて宥めさせつつ相手から視線は逸らさずに「………この後暇ならちょっと付き合ってくれない?」と初めてと言っていいほどのナンパのようなことをして。
(/残念なんてとんでもないです!ニヤニヤです←
菊が繿ちゃんを完全ロックオンしていますが気持ちは繿君にあります。(気付いてないけど笑))
菊の女体化は……ナt(ぁ)まあ一緒も面白いですが少し変化をつけてもいいかな…。
若頭さんがかわいそうなことになってますが、暫く菊がしつこく繿ちゃんにつきまといますのでよろしくです(笑)
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