ぬし、 2014-12-28 19:10:00 |
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へー…変わってんな(本当に別の人種ではないかと思うくらい自分と違う彼女に驚き。彼女にそう言われると『何?桜庭さん、先生かよ』『仕方ないな~』『竜、後でねっ』女子達は口々にそう言うと席に戻っていき。いやいや、堅すぎるだろと内心突っ込みを入れ「─…おもろすぎ、…まじで真面目なんだな」ふはっと笑い、席に戻ろうとする彼女に聞こえるように告げ。
そんなに変わってるかな?
(自分ではこれが普通で誰もが自分と同じことを言うだろうと思っていたため変わっているという自覚がなく首をかしげながら言い。口々に言う女子達に「私は先生じゃないけど、授業時間が削られて最終困るのは自分達だから」と真剣な声色で言い。相手からの声が聞こえ「私の取り柄ですから」と褒め言葉として受け取ったようで相手の方を振り向きピースをして。先生に授業を始めるように言って)
─…充分変わってる(自覚がないような相手に驚き、余程信じられないらしくぽかんと口を開け。女子たちは当然のことを言われ返す言葉をなくしたのか『だる…まじムカつくわ』『はいはい、勉強しか取り柄ないもんな』と相手を睨みながら席に腰掛け。
ピースをしてきた彼女を見ると苦笑いし。先程も割とキツいことを言われていた。彼女だって女の子であり、本当は内心傷付いてるかもしれないと思い「…あんま無理すんなよ」とぽつりと優しく告げ。
へー…。私って変わってるんだ!
(勉強勉強で自分の性格など考えたことが無かったのか今更自覚したようで覚えとこと内心思い上記を言って。女子達の呟きと後ろを向いているため睨まれてるんだろうなとなんとなくで思い。もう慣れているつもりだったが『勉強しか取り柄がない』には流石に心に刺さったようで。相手の言葉に少しドキッとしたが何だろう、疲れているのだろうかと勘違いして。口パクで相手に「ありがと」と伝えればすぐ授業に集中して)
(/お正月は暫く来れないかもです!)
ちょ、マジで自覚なかったのかよ(彼女の言葉に呆れた顔で苦笑し。何故自分がそんなことを言ったのか分からないが、彼女はどこか放っておけなくて。口パクで言われればフッと笑い頷き。今からの時間はHRで修学旅行の班作りらしく。中学から一緒でよく連んでる翔と隼人と、先程の女子2人と組み。つーか、このクラス、こーゆう系集めすぎだろ。頬づえをつき、前を通った彼女に『いーんちょー、どーすんの?』と問いかけ。
自覚なかったです
(自分でも少し驚いていて苦笑いをしながら上記を述べて。今までキツい言葉は言われるが優しい言葉を男子からかけられる事がなかったため相手の言葉が気になったまま授業が終わり。修学旅行の班作りかーとよく話す友達も違うクラスの為何処に入ろうかと悩んでいれば相手から問いかけられ一瞬驚き「え?あぁ。私は人数足りないととかに入るよ」と先程の女子を少し気にしながら苦笑いで言い)
…まぁ、でも いーんちょーらしくていんじゃね?(そう告げははっと笑うと、ぽんと優しく相手の頭を撫でて。自分達の人数をふと見ると女子が1人少なく「じゃあ、こっち入れば?」と駄目元だろうが誘ってみて。女の子がこの2人なら嫌かもしれないが、取り合えず問いかけ。
…じゃあ変わり者でも良いかな
(「私らしいか…」と始め小さく呟き。相手が自分の頭を撫でれば少し驚いたが笑顔で上記を言って。相手から誘われれば「んー…。じゃあそうさせて貰おうかな」と周りを見渡せばほぼ班は出来ていたようで。女子二人とは何とかなるだろうと相手に向き直り言って)
ん、いいと思う(ふっと小さく笑うとそう言って頷き。てっきり断られると思ったが予想外に同意してくれたので安堵し。「おっけ、じゃあ いーんちょー班長な」と勝手に提案し。
(/ 修学旅行!どこ行きます??(笑))
ありがとね
(自分らしさが見つけられ嬉しかったのか相手を見て笑顔で礼を言い。班長と決められれば「私?!…まぁ、良いけどね。でも勝手な事はさせないから」と一瞬驚くも班をまとめる役とあってか悪くないと思い言って。だが自分が班長になるからには身勝手な行動は許さないと人差し指を立て言い)
(/そーですねー!定番は京都とか大阪とか北海道ですかね(笑))
…ん(照れたのか小さく頷くと俯き。やる気満々の彼女の様子を見ると「うーわ、だる…、やっぱ行くの止めよかな」なんて勿論冗談だがそう言い出し。するとHR終了のチャイムが鳴り、鞄を肩に掛けて立ち上がると「いーんちょーって ちゃり通?」と問い掛け。
( / お!じゃあ私関西人なので、敢えて北海道で!(笑)スキーとか札幌、小樽とかベタなとこ行きましょう!)
いきなりどうしたの?…あ、照れた?
(うつ向いた相手に一瞬どうしたんだろと不思議に思うももしかしたらと思い楽しそうに悪戯な笑みを浮かべ上記を言って。「そんなこと言わないの!」と折角の修学旅行に来ないなんて勿体ないと言って。チャイムが鳴り帰ろうかなと思えば相手に問いかけられ「いや、違うけど…?」と不思議そうに答え)
(/マジですか!私も関西人なんですよ!行きましょ行きましょ!(笑))
…うっせー(むっと口を尖らせると、くるりと背を向け。「はいはい」と二つ返事で返し。今まで修学旅行には行ったことがなかった。でも彼女が居れば、何だか面白そうだと思い。「じゃあ、後ろ乗ってけば?連れて行きてーとこあんの」自分の自転車の後ろに乗ることを提案し。
ちょっと、そっぽ向かないでよ!
(照れてる相手が面白かったのかクスクスと笑いだし肩を何度も叩いて上記を述べ。校外学習などは好きな方で得に修学旅行は大好きなため楽しそうに笑顔で。「それって寄り道ってやつ?」といつも寄り道などせず真っ直ぐ家に帰るため首をかしげ聞いて)
や、だるいって(肩を何度も叩かれるとその手を払い。でも怒っているわけではなさそうで。「そうそう、後ろ乗れよ」と駐輪場に向かい歩き出し。彼女にとって寄り道は許されるものか分からないが取りあえず聞いてみて。
もう、酷いなー
(手を払われればその手を腰に当て困ったような笑みを浮かべ上記を言い。「うーん…でもなー…。…一回だけなら?」と始めは寄り道などしたことが無いため迷っている様子で呟いていて。一度なら許されるだろうかと考え何故か疑問系になりながら言って)
お前が馴れ馴れしいだけだろ(冷たくそう言い離すと歩き出し、彼女の手を引いて駐輪場に向かうと相手を軽々と持ち上げ後部に座らせ。「─…ちゃんと掴まれよ」と自分の腰を掴むよう促し。
はいはい、すぐそう冷たくする!
(相手に冷たく言われればもう慣れっこなようで笑顔で上記を言い。「わわっ…。うん、分かった!」と持ち上げ座らせられれば少し驚いたように声を上げ。相手の言葉に頷けば勿論二人乗りなんてしたことが無かったため少し怖いのか相手の腰に手を回し抱き締めるようにして掴まり)
─…うっせ(罰が悪くなったのか頭をガシガシ掻くと、目を逸らし。抱き締められるように掴まれると一瞬ぎょっとするが平然を装い「いーんちょー、大胆だねー」と茶化すように告げると、自転車を走らせ。「いーんちょーさ、彼氏いたこととかマジでねーの?」と問い掛け。今時、そんな女子高生が居るのか信じられないらしく。
大胆?…あぁ。だって怖いじゃない
(大胆と言われればなんのことか一瞬分からず少し考えればこの手の事かと理解し少し恥ずかしくなって頬を赤く染め相手の背中に額を当て伏せるようにし。抱き締めるように掴んだ手は緩めず。「彼氏いたことないよ?」と問いかけに不思議そうに首をかしげながら言い)
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