主 2014-12-27 22:01:37 |
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ウチもあまりそういうことは気にせんと気を張らずに接してくれた方が嬉しい
(アイドルだからという理由で距離を置かれたり遠慮されたりというのは好ましくなく、むしろ相手ぐらい潔くそういったしがらみに捕らわれることなく無遠慮に接してくれる方が好感を持てて、相手の話に静かに耳を傾け、全てを聞き終えて「それで…高倉くんはその女の子とは話をしたりするん?」とりあえず彼と彼女の間に接点がどれぐらいあるのか、想いを成就させる上で一番重要になるであろうそれについて一番に問い
いや、まぁ・・・挨拶程度だったら話はしてるかもしれない。というか、相手の女子は色んなやつから人気あるからな。正直無理なんじゃねぇかなって思ってる
(今思い出してみれば想いを寄せる女子とクラスメートになってからまともに会話したことはなくそれこそ簡単な挨拶だけであり、それに向こうとは違い自分はそこまで友人が多くなく目立ってもいないため自分と彼女では不釣合いだと思っていて。正直言って上手くいくとは思っていないため苦笑しながら軽い口調で何でも内容に述べて)
最初からそんな弱気じゃあかんよ?その娘のこと好きになった高倉くん自身の気持ちに自信を持たな
(行動に移る前から自信なさげで半ば諦めているようにも見える相手へと気持ちを奮い立たせるべく励ましの言葉をかけていて、相手の立場がどうこうではなく自分がまずどうしたいのか、それが大事なのだと強調して「それにウチだったら今の高倉くんみたいな考え方している男の子は絶対嫌や。本当に好きなら真っ直ぐに強く想われたいって思う」少しキツいかなとも思ったがここは敢えて厳しく追求することにして
本当に好きなら・・・か。そうだよな、最初から諦めてたら何もできないよな
(予想以上に厳しい言葉が飛んできて思わず相手の顔を驚いた表情で見てしまったがその厳しい言葉が心のなかにしっかり響いて。相手の言葉に頷きながら復唱すると、なんだか気持ちが軽くなったような気がして「ありがとな東條、お前の言う通りだ。お前に話して良かった」と小さく微笑みを浮かべながら感謝の言葉を述べて。この後用事があり携帯を取り出し時間を確認すると「ああやばい、俺この後用事あるんだわ。また来るな」と短く伝えると長い階段を下っていって。何故かまたこの神社に来たいという気持ちが出てきたのは彼女の言う不思議パワーのせいなのだろうか)
ふふ、頑張ってなぁ
(ここへ来る前よりもどこか足取りも軽やかになっているように見える相手の後ろ姿を手を振って見送り、的確なアドバイスが出来たとは言い難かったが相手にとってはいい影響を与えたようだと判断をすれば良いことをしたなと清々しい余韻に浸りながら、そこそこ親しくなれた相手とまた会えるのを楽しみにしながら「さてと、仕事に戻らんと」と誰に言うでもなく呟けば作業に戻っていき
(ここから時間飛ばして一ヶ月ちょっとくらい経った後にしたいと思います!結構な頻度で神社に通って相談になってもらってなかなか親しい感じなり、高倉の恋路もいい方向になってる中で的な感じにしたいと思います!希ちゃんの気持ちはそちらにまかせますね!)
はぁ・・・はぁ・・・、相変わらず長いなこの階段は。運動不足舐めんなっての
(あれから一ヶ月、今日も学校が終わり長い階段を登りすっかり来るのが慣れた神社へと訪れると巫女服の彼女がいるかどうか周りを見渡して。いないということはダンスの練習でもしてるのだろうか、彼女との出会いがきっかけで自分も音ノ木のスクールアイドルアイドルの曲を聴き始めたのだが思ったよりハマってしまう今ではすっかりμ'sのファンになっていて。とりあえず賽銭箱の元に行くと日頃の感謝の気持ちも込めていつもより多くお賽銭を入れると両手を合わせてお願いをして。お願いし終わったのはいいが目的の人物がいないためどうしようかと悩んだ結果「まぁ帰っても暇だし待つか。」そう呟くといつも彼女を待っている時にやっている神社の階段を走って登る階段ダッシュを始めて)
やっほ、高倉くん。相変わらず元気やねー
(練習が終わり、今日は特にバイトも無いのだが、もしかしたら相手が来ているかもしれないと考えれば自然と神社へと足が向き、近くまでやってくれば思った通り階段を何時ものごとく駆け上がっている彼の姿を見つけ、自然と笑顔が零れ己も早足で階段をのぼっていき頂上で呼吸を整えている相手へと軽い調子で声をかけて
(/今の気持ちは会って一緒に会話をしたりするのが日々の楽しみになり始めているという感じですかね。涼斗くんが上手くいけばいくほど少し複雑な心境になっていくけど気持ちは自覚はしてないみたいな)
(おっけーです!それでいきましょう!)
・・・ん?おお、東條か。お疲れさん
(階段を登り切った所で座り乱れた息を整えてると待っていた人物の声が聞こえゆっくりと立ち上がりながら返事を返して。今日は相談事でこの神社に来たわけじゃないのだが内容が内容だけにいきなり本題を言うのも恥ずかしいためとりあえず「今日もダンスの練習してきたのか?」とパッと思いついた簡単な質問を投げかけて。)
ん?そうやで、次のライブも近いし
(不意に投げかけられた問いにほんの一瞬考えてからすぐに頷いてみせて、次回のライブが近いことから練習のスケジュールも詰まっていてそこそこ忙しいと話すが、大変だが辛くはないと言わんばかりに楽しげな様子で「本当は巫女のバイトも無いし真っ直ぐ帰ろうかとも思ったんやけど、高倉くん待ってるかなって思ってな」今日は特に会う約束をしていた訳でもなく、何時もなら帰り道についでに寄るような場所でも無かったのだが気まぐれとはいえ、ここに来て良かったと思えていて
お、おう・・・そうか。なんか悪いな・・・
(ライブも近いということは当然練習も大変だし忙しい日々を送っているのだろうし、同時に同い年でありながら暇人な自分とは全然違い毎日頑張っている相手の事を素直に尊敬して。そして不意打ち気味に飛んできた自分が待っていたから来たみたいな言葉に恥ずかしいのか思わず視線を逸らしてしまい。忙しい相手を自分の都合で引っ張り回している勘が出て来て申し訳ない気持ちが出てきて「ライブ・・・か。東條は俺と違って忙しいんだよな、だったらしばらく来ないほうがいいな」例えライブまでとは言え最近当たり前のように来ていたこの神社に来れないのだと思うと何故か悲しいような寂しいような感情が出てきたが気のせいだと抑えこんでいつも通り軽い口調で述べて)
そんなつもりで言ったんやないよ?迷惑だったらはっきり言うし
(相手のことを負担だと思ったことなど一度だってなく、当然神社に来てほしくないなんて意図を込めて自身のライブのこと、忙しさを話した訳では断じてなく、むしろ相手にそんな風に気を遣わせてしまうのは不本意に感じているほどで「それにウチは高倉くんと話すの嫌いやないよ。せっかく仲良くなれたんやからね」最初のきっかけはどうあれ、相手と話をすることが一つの楽しみとなりつつあることを話して
あー、そうか?俺はお前と話すのは楽しいからな、そう言ってくれるのは嬉しい
(嫌いじゃない、と言われれば嬉しくなるのは当然の事で笑みを浮かべながら返事を返して。しかし相手がそう言ったとしてもライブに向けて忙しい時期でもあり何もない時間だって自分なんかと話してるよりもっと有意義な事に使えるのではないかと思ったがそれを相手に言っても否定されることは分かっているため何も言わずに。だとしたら本来の用事は後ででいいだろう、本当は言いたいことが合って今日は来たのだがライブが終わってからにしようと決めて「で、どこでライブやるんだ?」ともし予定がなかったら見に行くつもりで尋ねて
場所は秋葉原やで、μ'sの活動をもっと知ってもらおう思ってゲリラライブをする予定なんや
(今回ライブ会場として選んだ場所を相手へと答えつつ、少々大胆な計画ではあるがこれも廃校阻止の為の活動の一環であることを説明して「それで?高倉くんはそんなことを聞くためにここへ来たんやないやろ?」約束も何も無かった今日、ここへと彼がやってきたのには何か理由があるはずだと見抜き、何か大事な話があるのではないかと問いかけて
さすが占い少女だな・・・。まぁ確かに用は他にあったんだが今はまだ大丈夫だ。気にしないでくれ
(秋葉原苦手なんだよな・・・、と考えていたところ続けて飛んできた言葉に見抜かれていたことに対して一瞬驚いた表情を浮かべたが今はライブに向けて集中して欲しいため首を左右に振り言わずに。とりあえず今日はこれ以上ここにいても仕方ないため地面に置いておいた鞄を手に取ると「それじゃ、俺は帰るわ。時間取って悪かったな、ライブ頑張れよ」あまりぐだぐだ話を引っ張りたくなかったため短く言うとそのまま階段を降りて行き。階段を下っていく途中アイドル好きの友人に『μ'sのライブがその内秋葉原でやるはず。その時は呼んでくれ』とメールを送って。まだ生でライブを見たことがなく一度はしっかり見てみたいという気持ちが強いのである)
あ、うん、ありがとう…
(結局本題に関してはぼかされてしまい、少し釈然としない気持ちが残ったが自分たちの活動を応援してくれている相手へと素直に感謝の言葉を投げかけて、足早に帰って行く後ろ姿を見送っていて「もう少しゆっくりしていってもええのになぁ…」一人残されて一抹の寂しさを感じれば無意識にそんな言葉が口を突いて出て、小さく溜め息零せば自身も帰ることにして
うーむ・・・ライブはいつなのか・・・
(あれから何日経っただろうか、ライブの準備に集中してほしいためあれから一度も神社に行っておらず放課後はただ家で適当に時間を潰していて。そして今日は休日、特にすることがなくベッドでごろごろしていると枕元に置いてある携帯が振動して。恐らくメールだろうと何気なしにそのメールを開くと『今秋葉原でμ'sのライブやってる。夢中でメール送るのが遅くなった』と短いメールが届いて。「はやく送れよ!」と思わず叫んでしまい飛ぶようにしてベッドから降りるとすぐに着替えて秋葉原に向かうために急いで家を出ていき。)
(事前に情報は広まっていたとはいえ、半ば非公認のイベントにも関わらず路上ライブは正に満員御礼の大盛況で、ライブ特有の高揚感を感じながらも、不意に最近めっきり姿を見なく相手の顔が頭に浮かび、サッと観客を見回してみるがそこに目当ての人物はおらずがっかりする一方でライブの日時を聞かれはしなかったしライブの話しへとみた感じ特に大きく興味を示した風でもなかったため、単純に関心がないのだろうなと考えれば仕方ないと思えていて
人多っ・・・、やべェ酔いそう・・・
(大急ぎで秋葉原に向かい、到着して事前に友人に聞いておいたライブのやっている場所へと走って行き。歌声と歓声が聞こえるライブ会場へとたどり着くと路上ライブとは思えないような人の数で人混みが苦手な自分からしたら辛い場所で。始まって結構経っているからか一番前には当然行くことは出来ず、ギリギリ見えるかどうかの位置に立ちμ'sへと視線を向け初めての生ライブの姿に思わず「すげぇ・・・」と呟き、そして自然と視線はあの神社で会う彼女へと向かっていて彼女の踊る姿や笑顔に不思議と目を奪われて。)
(しばらくしてライブのパフォーマンスを終えて一息つけば観客を再び見やりながら笑顔で手を振っていて、その時ふと観客達の遥か後方に相手によく似た姿を見つけ、離れているせいか一瞬気のせいだろうかとも思い目を凝らしてよく見てみれば確信を抱き、笑顔を増して手を更に大きく振って
あいつ、あんな笑顔できるんだな・・・。さすがアイドルってところか
(まさか彼女が自分に気付いているとは思っていないため急に笑顔が増した彼女の姿にさすがアイドルと感心したように頷きながら呟いて。そしてライブが終わり、すっかり盛り上がってしまった自分に対してなんだか気恥ずかしさを感じながらバラバラに去っていくライブを見に来ていた人達の様子を見て「俺も帰るか。ライブ、お疲れさん」最後に誰に言うわけでもなく1人で呟くと自分も歩き出して)
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