神主さん 2014-12-25 22:52:16 |
通報 |
おっ…びっくりした…あ、神崎ここにいたんだ(廊下でざわついていたのは気にしなかったが、教室に入るといろんな人に一斉に見られたことに驚いてびくっとして。聞き覚えのある声にそちらを見ると、今朝出て行ったばかりの神崎がいることに気づいてゆるく微笑んで軽く手を振り。)
えっと…昨日の男子生徒どこにいるか知っていますか?(神崎に近づいて、神崎に止められている涼生をみて話しかけてみて)
近づいてきた津雲を見てまだ驚きに固まっていたが、津雲の質問から少し危険な香りがしたのかグッと足に力を入れて涼生にアイコンタクトをし
『ぅッ…んーーと、さーどこだろう』
とニコっと笑いながらごまかし
その涼生の言葉を聞いてから足を退け起き上がると
「どうしてここにいるんだ?危ないだろ」と少しきつめに津雲に話しかけ
そうですか…(探してもいないし、自分より知っていそうな人に聞いても知らないと言われてしまいしゅんと落ち込んだ顔をして。)
やられた分はきっちり返さなきゃなと思ってね(神崎の質問にこれまで見せなかった満面の笑みを向けて、笑顔とは反対に言葉には刺がありぐっと拳を握っていて。神崎を見て思い出したように先程買ったミサンガを取り出して、周りの目も気にせず渡して)
津雲の言葉を聞くと(やべぇ…)と思いながら苦笑いを浮かべ
差し出されたミサンガを見ると津雲とミサンガを交代に見て一瞬キョトンとなったが「俺に、くれんのか?」と津雲に尋ね
まぁ、いないなら仕方ないか…(はぁとため息をついていつもの無表情に戻り)
ん、(色違いのお揃いということは黙っといて相手の言葉に何も言わず小さくこくりと頷き、プレゼントみたいになったなと照れていて)
くれると知るとニカッと嬉しそうに笑い
「ありがとな」とお礼を言うとそれを受け取り
その2人の会話や行動を見て面白くなさそうに頰を膨らませて見てた涼生が
『もーー、なにさそんなラブラブして』と2人に声をかけると
「なっ、ラブラブはしてねぇ」
と涼生を見て反論を述べ
うん(嬉しそうに笑う相手を見て自分も嬉しくなり小さく微笑み)
……(神崎の友達に言われたラブラブという言葉に頬を赤くして否定も肯定もせずに、なんでこんなことで照れてんだよと恥ずかしくなり俯いて)
涼生は2人を交代で見ると
『んもー!!何その甘い雰囲気!』と大きな声で叫び
『テリャッ』と掛け声をあげて真っ赤になった津雲を見つめている神崎に抱きついた
「うおっ!!てめ、急に飛びつくんじゃねーよ!」
急に飛びつかれた神崎は驚き目を見開きながら涼生に注意をし
(神崎ってこんな顔もするんだと涼生を注意してる神崎を見てくすっと小さく笑い。友達とはいえど抱きついてる姿を見てると胸のあたりが痛くなって、少し寂しそうにして二人のじゃれあいを見ていて)
神崎は涼生を離そうと必死で津雲の状態に気づいていなく、なお涼生を離そうと必死で
一方涼生は神崎に必死にしがみつきながらも津雲の方をちらっと伺っており、少し寂しそうにしている津雲を見ると二ヒヒと悪戯を思いついた子供のように悪そうに笑い『えいっ』と声を上げると津雲の手を思いっきり自分の方、いわば神崎の方へひっぱり
神崎の上に津雲が乗るようにし
えっ…わっ!?(完全に油断していた為涼生の悪い笑などには気づいていなく、ため息をついたところに手を引っ張られて気づいた時には神崎の上に乗っていて。初めて見る上からの光景にかぁっと真っ赤になり、降りようとするが慌てているためなかなか降りられず)
「うぉっ!?」
涼生以外の重みが急にかかりびっくりするも、それが津雲だと知ると目を開き
慌てている津雲が落ちないようにそっと支えながら、どうしてこうなっているのかわからず考えているとこちらを見てニタニタしている涼生が見え
(こいつか……)という結論に至り津雲を支えながら涼生を睨みつけ
それを見た涼生が冷や汗を流しながらサッと目をそらし
う、ぁ…ご、ごめん(自分からは乗ってないのだが自分が油断していた為こんなふうになって申し訳ないと思い真っ赤な顔して神崎の顔を見ないように目をそらして。降りようとするも神崎に支えてもらってるため降りられず、恥ずかしい反面こうしていたいと言う思いもあってきゅっと服を掴んで甘えるようにして)
2人が上に乗ったことによりソファに沈んでいた身体を腹筋を使って起き上がり、上にいる津雲だけをギュッと抱きしめると涼生を半目で足蹴りにし
自分をギュッとつかんでいる津雲を見てフッと笑って頭撫で
わっ…(起き上がると後ろに倒れそうになるも神崎に抱きしめてもらえば倒れずに済んで安心したが、涼生が蹴られたのを見て慌てて神崎の方に顔を向けて。頭を撫でられると気持ちよさそうにして、しかし涼生が蹴られてしまって申し訳なくて涼生の方を見ていて)
『むーー、痛いよ樹ーー!』
涼生が大袈裟に痛がっているのを薄目で見ながら無視をし
心配そうに涼生を見ている津雲に気づくと
「鈴、あいつなら大丈夫だから見んな…アホが移るぞ」
といいながら津雲の頭を自分の胸元に埋めるように抱きしめ、涼生を見えないようにし
で、でも…神崎ちょ…(自分のせいなのにと申し訳なさそうにしていて、見るなと言われても痛がってるため少し心配で。神崎に抱きしめられて気づくと目の前に神崎の服が見えてるため真っ赤になって慌てて、ほかの生徒が見てると思うだけで恥ずかしくなり。なんで俺抱きしめられてんだよと頭の中で自問自答を繰り返していて)
『んもーー!そんなラブラブしちゃって!!なんなんのさ!!』
慌てている津雲をなお抱きしめ続けていると涼生が耐えきれなくなったのかブーブーと文句を言いだし
それにうるさそうに顔を歪めると時計をチラッと見、自分が来て大分時間が経っていることに気づくと
「はー、今日は帰るか」
と呟き、津雲を立たせると貰ったミサンガを手にサッとつけて津雲の手を取ると「んじゃ、今日は帰るわー」とみんなに聞こえるように言いまだ何か言っている涼生を無視して教室から出て行き
あ、帰るの?(抱きしめられると恥ずかしそうにうつむいていて、文句を言う涼生を見て苦笑していて、床に足がつくとほっとしていて帰るという神崎を見て首を傾げて。ミサンガを付けるところを見て嬉しそうに微笑んで、手を握られて教室から出る前に涼生に向かって軽く手を振って。ぱたぱたと相手についていき)
津雲がついてきているか確認するためにチラッと見た際、涼生に手を振っている津雲を見つけ「はぁ、」とため息をついてしょうがないと言うようにフッと笑うと、後ろをついてきている津雲の歩幅に合わせながら歩いて行き
今日は悪かったな(涼生に手を振り終えて隣を歩く相手を見上げ、勝手に学校に来たことを申し訳ないと思っていて小さくつぶやき。怒られるかなとしゅんと下を見ていて)
謝り、落ち込んでいる津雲をチラッと見、何も言わず少し怒った風にスタスタと歩いて行き校舎を出て少し歩いた後、立ち止まりクルッと津雲の方へ振り向くと怒った顔で津雲を見つめ
「どうして学校へ来た?昨日のことで危険だってわかったはずだ…どうして1人で来たんだ」
と津雲に厳しい口調で坦々と尋ね
ご、ごめん…やられたからやり返したかったってのもあったし…か、神崎がいるかもって思ったから…(無言で歩く相手の後ろを静かについていって、急に立ち止まって振り返る神崎を見て怒るよねと落ち込んでいて。尋ねられると落ち込みながら静かに答えて)
目を細め落ち込んでいる津雲を見つめると「はぁッ」と大きなため息をつき
落ち込んでいる津雲を抱きしめようとしピタッと手を止めると(自分は何をしているんだ…抱きしめるなんて、そんなことをしたらこいつは嫌がるだろう)と考えると何事もなかったように津雲の頭に片手を乗せ
「わかったならいい…怒ってすまん、心配だけはかけさせんな」
少し気恥ずかしそうに目線をそらしながら優しく津雲に上記を伝え
うん、ごめんね(落ち込んでいると自分の頭に相手の手が乗せられ、落ち込んでいたはずが自然と笑顔になって神崎の言葉にこくりと頷き。少し恥ずかしそうにしてる神崎を見て可愛いなーと思っていて。早く帰ろうと神崎の手を自然に握って神社への道を歩き出して)
にこっと笑い元気になった津雲を見て安心したようにフッと笑い
手を握られ引っ張られると驚き目を丸くしたがニッと笑うと自分も津雲の手をギュッと握り返し「そんな急ぐなよ」と楽しそうに津雲に言うと引っ張られるままついていき
(楽しそうに笑いながら歩いていて、笑ったり人と手を繋いだりすることをしなかった昔の自分とは全然違う今の自分に戸惑っていて、神崎になら出来るんだよなーと思えば俺神崎のこと好きなのかなと悩んでいて。そのためか歩く速さも遅くなり)
スタスタと先程まで歩いていた津雲の速度がだんだんと落ちていき、自分の横まで来た津雲を見ると何か考え事をしているような顔をしており
自分が先程怒った事でなにかあるのだろうかなど色々なことを考え
「津雲?どうした…なにかあったのか?」と心配そうに津雲にたずね
え!?あ、いや…なんでもないよ(声をかけられてハッと気づいて、神崎に声をかけられるまで気づかなかったのかと焦っていて。神崎に心配かけまいと首を横に振ってニコッと微笑み。今考えたことを言ったら引かれるよなと考えていて)
なんでもないと笑っている津雲に何か違和感を感じながらも深く追求はせず
「そう、か?…なんかあんならちゃんと言えよ?俺にできることなら…手伝うしよ」
あまり人の心配をしないのでなんと言えばいいのかわからずモゴモゴとなりながらも思っていることを素直に話し、津雲を安心させるようニカッと笑うと繋いでいる手をギュッと握って神社への道を今度は自分が津雲を引っ張りながら歩き
ん、ありがと(神崎の優しさに嬉しくなって下を向きながら頷き、その顔にはうっすらと笑みが浮かんでいて。神崎の笑顔を見るとなぜか安心できて、手を握り返し、手を引っ張り前を歩く神崎を見てちゃんと伝えなきゃなと思っていて。)
しばらくして神社へつくとニコニコと笑っている宮司さんに会い
『ふふふ…本当に仲がいいですね』と嬉しそうに言われ
「お、おう…仲はいいです」
それに照れたように答え
(宮司様の言葉に顔を赤らめて仲良く見えるのかなと嬉しそうに微笑んでいて小さくこくりと頷き、その様子を見た宮司様が驚きの反面嬉しそうに笑っていて。神崎の言葉を聞いて友達としか見られてないのかなとじっと相手を見て首を傾げて。)
去っていく宮司さんを見送っていると横から視線を感じパッとそちらを向くと津雲がこちらを見ており
なぜ見ているのかわからないため
「どうした?」と声をかけながら津雲と同じように首を傾げ
い、いや別に(慌てて頭を横に振ってあははと笑って、聞いてみようかなと思い神崎に「そういえば…神崎って好きな人いるの?」と聞いてみて反応を見るため相手をちらっと見て)
(400おめでとう!!!!)
「あ?…好きな、人?」
急に津雲に好きな人と聞かれ、驚きながらもパッと浮かんだのは津雲で
今ここでお前が好きだなんて言えるはずもなく、かといっていないなんて嘘もつけず
「一応…いる」と少し照れたように伝え
(おめでとうございます!)
ふーん…いるんだ(神崎の答えに胸がチクッと痛み、表情には出さずに頷いて。誰だろうと考えていると頭の中に浮かぶのは涼生であんなに仲いいし好きなのかな…付き合ってたりしてとだんだん暗くなっていき)
相手にお前が好きだなどとは伝えていないが、胸の中で津雲だと考え
また相手にいることを伝えたこともあり恥ずかしさで「お、おう!いるぞ」と吃りながら再度伝え
自分を落ち着けるために軽く深呼吸し
少し落ち着いた頃にチラッと津雲を見ると何故か少し落ち込んでいるように見え
「どうした?」と不思議そうに尋ね
ん?なんでもねーよ(神崎からどうしたと言われれば落ち込んでたと言うわけもいかないので、顔をあげてなんでもないといつもの表情でいい。話をしながら歩いていた為部屋の前について「俺ご飯の準備してくるからゆっくりしてて」と神崎の手を離して調理場に向かい)
「お、おお…」
部屋の前に来てサッと調理場へ向かう津雲に戸惑いながらも返事をし
離された手を見てから部屋に入りゴロンと床に寝転ぶと
今日もまた色んなことがあった…と考えながら次第に夢の中へ落ちていった
(ご飯の準備をしていて頭の中に神崎が出てくると包丁を叩きつけながら野菜を切っていて。魚を焦がしたり味がしょっぱかったりといろいろ失敗するがなんとか作り終えて。神崎を迎えに部屋に行き)
「んっ…」
肩を揺すられると少し声を出すもののまだ眠っており
ゴロンと津雲の方に寝返りを打ちスースーと寝息を立て、少し眉間に皺を寄せると「り…ん…」と津雲の名前を小さく寝言で呟き
ん?(起きるかなと思うも起きなかったため再度揺すろうとしたが、名前呼ばれた気がして神崎の顔を覗き込み。夢の中で俺なんかしてんのかなと不安になってもう一度揺すって)
「んっ……ん?鈴?」
再度揺すられ薄っすらと目を開けるとキョロキョロ目線だけで周りを見
津雲を目に入れるとまだ寝ぼけているのかいつもは呼ばない津雲の名前を呼んでおり
瞬きをパチパチとし、今言われたことの意味を理解するとやっと目が覚めたのか
「あ、すまん…寝てた」といいながら起き上がり頭をぽりぽりとかいて欠伸を一つし
こちらを見ている津雲に気づき首を傾げながら「どうした?」と問いかけ
「よっと」と声を上げながら立ち上がると飯飯…と呟きながら津雲に行こうぜと話しかけ部屋から出て行き
ん?なんでもねーよ(相手に問われると頭を振ってニコッと笑って)
あ、うん(ゆっくり立ち上がって神崎の後ろを追うように廊下を歩いていて)
少し寝たからかお腹がすごく空き小さくグーっと鳴っているお腹をさすりながらご飯を食べる部屋にのそのそと歩いて行き、部屋につくと
「あー、腹減った」と呟いていつもの定位置に座り
(神崎の歩く姿を見てクスクスと笑いながら後ろをついていき、部屋に付けばいつもの場所に座って料理は既に運ばれていて神崎を起こす前に宮司様を呼びに行ったが部屋で食べるとのことで部屋に置いてきていて「やることあるからここにはこないって」と伝えると手を合わせて)
宮司さんが来ないということを聞くと
「そうか…」といつも宮司さんが座っている場所をチラッと見ながら呟き
その後何もなかったように手を合わせると「いただきます」といってご飯を口に運ぶと、いつもは宮司さんのことを考えられた薄味だったものが少し濃い味付けになっており、不思議に思って少し首を傾げるも
これはこれでまぁ美味しいのでいいか…という結論に至りパクパクと食事を進め
いただきます(軽く頭を下げてご飯をひとくち口に運びパクパクと食べてる神崎を見て今日は宮司様がいないということで少し濃い味にしたのだが美味しいかなと不安そうに見ていて煮物などを食べて濃すぎたかなと首をかしげて)
(学校のことでバタバタして返せませんでしたすみません!!)
ご飯を口の中に詰め込みモグモグとしていると視線を感じ、ん?と思いキョロキョロしてみると津雲がこちらを心配そうに見ているのでどうしたのかと思い、ごっくんと口の中の物を飲み込むと「どうした?」と尋ね
(大丈夫ですよ!!!)
え、あ…今日少し味付け違うから美味しいかなって…(尋ねられるとびくっとして少し悩んだが自分が考えてたことを聞いて不味いって言われたらどうしようと思っていて)
味のことを聞かれると瞬きをした後ニカッと笑い「津雲の作る飯はなんでもうめぇよ」と言い
また口いっぱいにご飯を詰め込んでモグモグと食べており
(神崎の言葉を聞くと嬉しそうに微笑んで作ってみて良かったと安心したようにほっとして自分も食べようとパクパク食べ始めて、お風呂の準備もしないとと考えていて)
美味しそうにモグモグと食べ進め、全部食べ終わると「ごちそうさま」と言い手慣れた手つきで食器を片付けに行き片付け終わると「俺部屋にいるから」と津雲に言うと自分の部屋へ帰って行き
ん(神崎の言葉にコクっと頷き久しぶりに一人で食べるなーと思いながらご飯を食べ続けて、食べ終われば流しに持っていきそのままお皿を洗ってしまい。洗い終われば風呂掃除をして溜まるのを待っていて、そろそろかなと思えば神崎を呼びに部屋に向かい)
部屋に帰るも何もすることがなく
暇だ…と考えながら床をゴロゴロと転がり
ピタッと止まるとはぁとため息をついて腹筋を使って起き上がりボーと外の方を見つめ
神崎?風呂できたよ(部屋の近くに行くと声がしないのでまた眠ってるのかなと思い静かに声をかけながら部屋の中を覗き起きているとわかれば襖に寄りかかって)
声をかけられハッと意識を戻し
風呂が沸けたことを知ると
「おぉ、ありがとな…今入る」と伝え風呂の準備をするため立ち上がるとのそのそと動きだし
(/本体の方がバタバタしてて返せなくてすみません)
(のそのそ動く神崎を見てくすりとおかしそうに笑い神崎が入ってる間部屋で少し休もうと自分の部屋に向かって歩き、部屋に付けばすぐに横になれるよう寝間着に着替えて今日買ったミサンガを取り出して少し眺めると机の上に置き)
(いえいえー!こっちも全然返せてなくてすみません!!)
くあーーっと大きなあくびをしながら風呂場へと歩いて行き、つくと衣服を全て脱ぎ腕に触れた時今日もらったミサンガにあたりミサンガを見て嬉しそうに笑うと寒さでぶるっと震え「さむっ」と呟くと風呂に入っていき
(/ありがとうございます!!全然平気ですよ!!)
(敷いた布団の上に横になって襖をあけてぼーっと夜空を見ていると周りに明かりが少ないからか星が綺麗に見えてうっすらと微笑み届くはずもないが手を空に伸ばして力なく畳の上に落ちて神崎が帰ってこないかと待っていて)
ささっと身体を洗い終わると湯船に浸かりフゥーーっと気持ちよさげに息を吐きお湯で顔を洗うと縁に頭を預け目を瞑っており
眠りそうになってカクッとなったことでハッと目がさめると頭を振って眠気を覚まし湯船から上がると身体や頭を適当に拭き、服を着ると肩にタオルをかけてお風呂から出、自分の部屋へ戻ろうとするも(津雲に出たことを知らせるか…)と考えると津雲の部屋へ向かい前に来ると「津雲ー、風呂出た」と頭をガシガシ拭きながら伝え
ん…(眠っていたのか声をかけられると目を覚ましてむくりと上半身だけを起こすと寝間着が乱れていてそれを気にせす目をくしくしと数回こすりぼーっと神崎を見つめていて)
反応が薄いことに不思議に思い津雲を見ると先程まで眠っていたのかボーっとしている津雲が視界に入り
寝間着が乱れていることに気づくと素早く津雲の前に移動して寝間着を整え、津雲の前にしゃがみ
まだ寝ぼけている津雲の顔の前で手をプラプラさせながら「おーい津雲ー起きろー」と声をかけ
ん、神崎…?(目の前に手が見えると寝ぼけた顔で神崎の顔を見てへらりと笑うとギュッと抱きついて幸せそうに笑っていて。まだ眠いのかぐりぐりと神崎の首筋に顔をうずめて)
「うおっ」急に抱きつかれると驚きつつも後ろに倒れないように支え
自分の首に埋まっている津雲を見ると初めは目をぱちくりとさせていたがしばらくすると津雲の頭と背中に手を持って行き抱きしめながら頭を撫で
「どうした、寝ぼけてんのか?」とからかうように少し笑いながら問いかけ
んー…寝ぼけてる…かも(クスクスと首元で笑いながら神崎の問いに答えて寝ぼけてるというか酔っ払いのような感じでスルッと腕の力を弱めて頭を撫でられると気持ちよさそうにしていて)
んっ…朝入る…今はこのままがいい…(頭を撫でられると気持ちよさそうにしていて問いかけの言葉に途切れ途切れに応えてすりっと甘えるように擦り寄り)
(うおお!すみません!ゴタゴタしてました!)
「しゃーねーなー」
津雲の言葉を聞くと楽しそうにクスッと笑い、津雲の脇に手を差し入れると身体を浮かし自分の膝の上に乗せるとギュッと抱きしめると自分の首元に津雲の顔を埋めるように軽く押さえ、背中をポンポンと叩き
(大丈夫ですよー!)
んっ…(神崎の匂いがすると安心したように微笑み軽く服を握って離れないようにし、背中を叩かれるとウトウトし始めて意識を手放す前に小さな声で「……す…き。」と言うと完全に眠りに入りすやすやと気持ちよさそうに寝てしまい)
(ありがとうございます!!!)
ギュッとひっついてくる津雲を愛しむような優しい目で見つめながら背中を軽く叩き、津雲が寝そうになっているのを見そろそろ寝るなと考えると津雲の布団が敷かれているかを確認するため部屋をキョロキョロ目だけで見まして敷いているのを確認するとそろそろ運ぶか…と津雲に意識を戻した時、微かに聞こえた津雲の好きという言葉にピタッと止まり「津雲…?」と声をかけるもすでに津雲は自分の腕の中で眠っており(今の好きっつうのは…俺の、ことか?いや、でも俺じゃないってことも…)と頭の中で考え、拉致があかないという結論に至りとりあえず津雲を布団に移そうと布団まで行き津雲を布団に下ろすも、ギュッと自分の服を掴まれており(あー、どうするか…)と考えた後はぁ、と溜息をつき津雲を抱きしめるようにしながら布団の中に入ると「俺は…津雲が好き…なのか?」と呟き考えすぎで頭が痛くなってきたため考えることを放棄し眠りについた
(いえいえー!)
(布団に下ろされると薄く微笑んで寝ていて神崎から離れたくない一心なのかずっと服を握ったままでいて、一緒に布団の中で寝るとギュッと抱きついて擦り寄る形となり。しばらく眠っているとうっすらと目を開けてぼーっとした頭で目の前で寝ている神崎を見て少しして驚いたように目を開き(なんで…ここで?)と思うが理由は自分のせいだとわかると申し訳ない気分になり)
久々に頭を使ったからか、ぐっすりと寝息を立てて眠っており
「ん…」と声を上げると津雲をギュッと自分の方へ引き寄せ、津雲の頭に顔を埋めるような体制で眠りはじめ
(引き寄せられたことにより顔などが近くなって寝息が間近で聞こえると顔や体が一気に熱くなり表情はいつものように冷静な感じだが心の中ではものすごく慌てていてこの体勢からどうやって抜けようと考えていて)
…樹。(寝ている神崎の顔を見つめてクスッと笑い(好きなのかな…)と考えているがやっと友達になれたのにその関係を壊したくないと思い自分の気持ちを隠して)
「んっ…」名前を呼ばれたことにより眉間に皺を寄せ唸ると薄く目を開け、目の前に見える髪の毛にまだ理解ができておらず頭の中でハテナを浮かべており…少し目がさめるとだんだんと状況が把握でき、昨日の夜抱きしめて寝たことを思い出し少し抱きしめる強さを弱め
おはよ…(抱きしめる力が弱くなれば少し体を離して神崎の顔を見てはへらっと笑い上記を述べ。まだ寝ぼけてるのかなとじーっと神崎の顔を見ながらいろいろ考えていて)
「ん…はよ。」
まだ眠そうにくあーーっと欠伸をした後小さく少し枯れた声で呟きこちらを見つめている津雲に気づいてぼーっと津雲の目を見つめ
う、うん(枯れた声で言われると顔を赤くして見つめられてることに気づくとすっと目をそらして離れたくはないがお風呂に入らなきゃと思い)
ふぁ…(眠そうにあくびをして目を軽くこするともぞもぞと布団から出て「お風呂入ってくるね」というと襖に掴まりながら立ち上がりぐいーっと体を伸ばして)
(テスト期間入っちゃいました…返信遅くなる時もあると思います!すみません!)
「ん、いってら」
にっと笑うと手をプラプラと振って見送り、まだ早朝で朝の仕事をする時間よりもだいぶあることがわかると再び布団にゴロッと寝転ぶとうとうととし始め
(大丈夫ですよ!!自分もそうなので!!)
(手をゆっくり振りお風呂場まですたすたと歩いていてお風呂場につくと服を全て脱ぎ軽くお湯を体にかけてお風呂につかり「ふぅ…」とため息をついて気持ちよさそうにして)
(お互い頑張りましょう!)
くあーーっと欠伸をすると枕に顔をグリグリと擦り付けると布団を抱え込んでまたスースーと眠りについて
(そうですね!!頑張りましょう!)
(しばらくお風呂に入っていて体や髪を洗い終え出てきて、タオルで軽く髪の毛を拭きながら廊下を歩いていてまだ寝てるのかなと部屋に行くと布団を抱きしめて寝ている神崎を見てクスリと笑い)
ただいま…(目を開ける神崎を見て起こしてしまったかなと申し訳なさそうに頭を撫で続け髪の毛が濡れてるのに気づくと頭から手を離し少し離れて)
布団に手をつきながら起き上がると目をこすり少し離れたところにいる津雲を見て髪が濡れているのを見ると
「ちゃんと拭かねえと風邪ひくぞ」と声をかけ
ん、わかってるよ(こくりと頷いて首にかけてあったタオルで頭をガシガシと適当に拭きよしっと頷いて手で髪の毛をとかして神崎の元に近寄りぎゅっと抱きつき)
「ん…よし、じゃねーよ」
津雲を抱きしめるとまださほど乾いていない髪の毛を触り、まだ肩にかけているタオルをとってゴシゴシと丁寧に痛くないように拭いていき
えー…(神崎に髪の毛を拭いてもらいながらブーブーと文句を言うように口を尖らせ、早く乾くようにじっと我慢してぎゅっと神崎の服の裾を握って座っていて)
タオルで津雲の頬を挟み上を向かせると「ふふ…何むくれてんだよ」と笑いながら言い
あらかた乾いた髪の毛をサラッと触るとタオルをのけ
「乾いたぞ」と声をかけて頭を撫で
だって…(笑う神崎を見て仕方ないかと思いむくれるのをやめて素直に乾かしてもらい、頭を撫でられると嬉しそうに目を細めて「ありがとう」とお礼を言うとへらりとした笑顔を見せて)
津雲を膝に乗せたままチラッと外を見ると少し前に比べたらだいぶ明るくなっており、んーーーっ!と伸びをすると「そろそろ仕事するか」と津雲に伝え
津雲の両脇に手を差し入れると、よいしょっと言いながら膝から下ろすと立ち上がり、津雲の方に手を差し出し
そうだな(神崎が見た方を自分も見て明るくなっていれば仕事をしようと思い神崎の言葉に頷いて。差し伸べられた手を見てなんとなく手をつなぐように掴み立ち上がり)
手を繋がれると少し引っ張るように立つのを助け、手を繋いだまま歩いて行き
境内に出るとソッと手を離して
「狛犬のとこ掃除してくる」と伝えて掃除道具を持って離れて行き
ん、わかった(繋いだまま歩いていると自然と顔が緩んでいて、外に出れば離され自分の手をじっと見ていたが神崎の言葉にそちらを見てコクっと頷くとほうきを持って掃き掃除をしていて)
悲しそうにしていることに気づかず狛犬の元まで歩いて行くと自分の手首についているミサンガが目に入り、早く津雲の元へ行こう…と考えると狛犬にかかっている木の葉などを落とし綺麗に拭いて下に落ちている木の葉もまとめ終わり「ふー…」と溜息をつくとまとめた木の葉を持って津雲の元へ近づいて行き
(ぼーっとしながらいつも通りに掃き掃除をしていてミサンガつけようかなと思うがお揃いと分かったら引かれるかなーという不安が頭をよぎり付けるのだけはやめとこうと結論づけ掃除をしていて神崎が近づいてくることに気付かずふぁっと欠伸をして)
津雲が欠伸をしているのを見るとフッと笑い、津雲の頭をポンッと触ると
「眠そうだな」と少し笑いながら話しかけ
津雲と同じように木の葉を掃いていき
ん…なんか眠い(頭を触れられるとゆっくりとそちらを向いて目を擦りながらこくんと頷きぼーっと履いていたが暇になったのかじっと神崎を見て「ねぇ、神崎って好きな人いるの?」となんとなく聞いてみて)
掃き掃除をしていると視線を感じそちらを見るとぼーっとこちらを見る津雲がおり、どうかしたのかと首を傾げると急に好きな人を聞かれ
「一応…いるぞ?」と苦笑いを浮かべながら答え
少し顔を引き締めると
「津雲は…津雲はいるのか?」
とたずね
(自分から好きな人を聞いたのだがいると言われると胸のあたりが痛くなりそれを悟られまいとへらっと笑って「ふーん」と答え、自分のを聞かれると少し照れたような顔で「まぁ、いるよ」と答えて)
自分がいると答えた際、思った通り津雲は普通に笑っていて(やっぱり俺のこと好きなわけねーか…喧嘩して転がり込んで迷惑だろうしな)と考え
津雲が好きな人がいるというのを知るといないと思っていたため少し驚き
「そうか、いんのか…頑張れよ」と笑顔で言うと
「あ、俺向こう掃除してくる」と言い津雲に背を向けて遠ざかり目を伏せて小さく溜息をつき
あ、うん…(頑張れと応援されると神崎のことが好きだと伝えることができず男同士とか絶対引かれるよなぁとか思い、自分から離れる神崎の背中を見ながらギュッと箒を握る手を強くして気にしないように掃除を続けていて「伝えるだけ伝えてみようかな…」とぼーっとしながらつぶやき)
掃き掃除をしながら
このまま自分の気持ちを隠し通すのか?それならスッと伝えた方が…でもあいつにも好きな奴がいるみたいだし…と考えており
頭の中がゴチャゴチャとしてきたため溜息をつくと素早く木の葉を集めて津雲の元へ行き
「掃除終わったぞ、、俺飯食ったらちょっと出かけるから」と伝えて自分の部屋へ帰って行き
え?あ、うん。わかった(静かに掃いていて頭の中はもやもやするが今は考えないようにしようと思っていると神崎に声をかけられてビクッとして後ろを振り向き、出かけるという言葉を聞いてこくりと頷き部屋に帰っていく姿を寂しそうに見つめるが早くご飯作っちゃおうと掃除を終えて急いで台所に行き)
自分の部屋へ帰るとふぅーと息を吐き、頭をガシガシ掻いてからジーパンとラフなTシャツを取り出して着ると手首のミサンガをそっと触ってチュッとミサンガへキスをすると
ハッと意識を戻して(俺なにしてんだ!)と口を抑えてしゃがみこみ
「うぁぁぁあ!!」と声を出して頭をガシガシと掻き
(台所で朝ご飯の準備をしていると静かな神社に誰かの叫び声に似た何かが聞こえてビクッと体を跳ねさせると火を止めて誰か襲われてるのかなと外に出てキョロキョロしているが人の気配がないとわかると首をかしげながら朝食作りに戻り。いつもと変わらない朝食を作り終え部屋に運び宮司様を呼びに行った後に神崎の部屋の前に来て「ご飯できたよ」と声をかけて)
しゃがみこんで頭を抱えているとドアの向こうから津雲の声が表情聞こえビクッとなると「お、おう。今行くから先行っといてくれ」とどもりながら伝え(今二人きりになるのはさすがにまずい…)と考え津雲がいなくなるまで待とうと床に座る
ん、そう?わかった(どもりながら返事をする神崎の声を聞き大丈夫かなと首を傾げるが腹でも痛いんだろうと勝手に解釈しゆっくりとした足取りでご飯がおいてある部屋に戻ると宮司様は既に座っていて自分も定位置に座り)
津雲が行ったのを確認すると溜息をつきながら立ち上がり部屋からゆっくりと出ていつもご飯を食べている部屋まで行き2人が揃ってるのを見ると少し急ぐように席につくと津雲と目が合わせずらいのか目をそらしたまま「いただきます」と言い
ご飯をガツガツと食べ始め
(ガツガツと食べている神崎を見てそんなに急いでいるのかなと思いながら静かに食べていて。先程から目を合わせない神崎を不思議に思っているも直接聞くことはできず嫌われたかなと思うと暗くなって落ち込み始め)
食べ終わると「ご馳走」と手を合わせて言い。食器を持って片付けに行き
(さて出かけよう…)と思うと部屋を出ようとして止まると津雲の近くに行きしゃがんで目線を合わせると「学校行ってくる。危ねえから一人でくんなよ?」と目を細めて少しキツめに言った後フッと笑って津雲の頭をポンッと撫でて「行ってきまーす」と言って部屋から出て行き
ん、わ、わかった(後でついていこうと思っていたが最初に言われてしまった為こくりと頷き神崎の顔を見て少し顔を赤くしながら行ってらっしゃいと手を振り。自分もご飯が食べ終わり食器を片付けて宮司様に「少し出かけてきます」とペコッと頭を下げると部屋に戻って洋服に着替えどこに行こうかと考えていて。神崎の学校に行こうにも一人で来るなと言われてしまいそれなら自分の学校だった場所にでも行ってみようと歩き始め)
学校につくとざわついている周りを無視しながらいつもの溜まり場の教室へ行きガラッと開けるとこちらを見て一斉に挨拶をするやつらに片手を軽くあげかえすと、のそのそと歩きながらいつものソファに寝転んではぁと溜息をつき。それに目敏く気付いた涼生にどうしたのかニヤニヤと笑いながら聞かれ「別に…」と返すも『もしかして、恋かなー?』と聞かれ固まってしまうとやっぱり〜と笑われてしまい
頭をガシガシと掻いてから笑っている涼生をバシッと叩き
(自分のせいではなくても退学した身なため学校の前にいることが変な感じがして、その時の担任に嫌みのひとつでも言ってやろうかと思っていたがいざ学校の前に来ると中に入る勇気も以前のクラスメイトに声をかけることも出来ず遠巻きに見ていて。何もすることがなくどうすることも出来ないので買い物して帰ろうかと来た道を戻ろうと体を動かそうとしたとき大きな声で『そこの津雲鈴!』と名前を呼ばれて誰だと驚いた顔でそちらを向くと友達だった男子生徒で名前なんだっけと思いながら逃げるように早足でそこから立ち去り)
『でー?告白したのー?』と聞かれると無言で黙り込み。それを見ていた涼生が
『してないんだ…めずらしい。いつもならすぐ言うのにー』と茶化すように言うと
「そんだけ本気なんだよ…」と小さく呟いてソファに沈むと涼生がはぁと溜息をつき
『でもこのままじゃ嫌だからここにきたんでしょー。当たって砕けなよ』と樹を優しく見つめながら話しかけ、それをチラッと見てから「チッ、砕けちゃ終わりだろ…」と少し笑って伝えるとソファから立ち上がり扉の方へ歩いて行くと「ま、当たってくるわ」と笑いながら伝えて教室を出て行った
や、あんた誰だっけ…名前覚えてないし話したことすらも覚えてないからついてくんな…(先程学校の前で名前を呼んできた謎の男子生徒が何故か後ろからついてきて同じクラスだったとは思うが全然覚えてないため立ち止まる事もせずただ逃げていてついてくる奴は「話があるんだ止まってくれ」と何度も言ってくるがこっちには話すことなんてないので止まろうとせずどこまでついて来る気だと思いながら神崎の学校方面のほうに向かって歩いていて)
(そろそろ俺もけじめつけるか…)と考えながらポケットに手を突っ込み校舎の中を歩き
ぼーっとしながら門まで歩いて外に出ると「どこに行こう…」と呟いて頭をガリガリ掻き
だーかーらー!お前のこと知らないんだよ!誰だよ!(腕を掴まれて歩くのが困難になりイライラしながら後ろを振り返って顔はなんとなく覚えているが誰だか分からないためむすっとしながら見ていて、学校から少ししか離れていない為周りには人が多く視線が集まってしまい)
(んあー、今から帰んのもな…)
と悩んだ末、少し街を歩いてみることに決め
いつもゲーセンぐらいしか行かないため、どんな店があるのかキョロキョロとしながら街をさまよっており
(しゅんとした顔を見せる男子生徒を見てうっと心が痛み話ぐらいは聞くかとため息をつきながら思えば「話は聞いてやるから腕を離せ」と言うと相手の方も素直に離して嬉しそうにニコニコと笑っていて)
(すみません熱で寝込んでました;;)
しばらく街を歩いていると一つのアクセサリー屋が目に入り、津雲に貰ったミサンガを見て(俺も何か…)と考えるとソッと店に入りどのようなものがあるのかとウロウロと回り始め、フッと一つのミサンガが目に入りそれを手に取ると津雲に貰ったミサンガにとても酷似していた。
色違いのミサンガを握るとレジへ行き
(これを渡して…思いを)と考えながら店を出て
(だだだ大丈夫ですか??)
で?なに?(腕を組みながら相手を見ていてその様子を見てる背の高い相手は落ち込んだ様子で『俺の事やっぱり忘れちゃったか』としょぼくれていて「同じクラスのやつとは覚えてるけど…」と言うとそれだけでも嬉しそうな顔になり『それならよかった!もうこんな時間だし津雲も用事あるだろ?今度ゆっくり遊ぼうぜ!』とだけ早口に言われると走り去っていく相手を見てなんだったんだと不思議そうな顔で首を傾げていて、宮司様に昼食の準備しなきゃとはっと気づき急いで神社に戻り)
(8日も熱が続いております。。あ、500到達おめでとうございます!!)
店を出てすることがないので帰ろうと歩いていると向こうの方で見覚えのあるシルエットが見え「津雲…?」と呟くと話しかけようと一歩踏み出すともう一人誰かがいるのに気付いて、津雲が自分以外といるところを見たことがないため誰だろうと不思議そうに考えていると今朝津雲が言った好きな人ではないのか…など色々と考えていると津雲たちがいなくなっており
キョロキョロと周りを見回してから溜息をついてトボトボと神社へ帰って行き
(そ、それは…大丈夫なのですか?あ、おめでとうございます!)
(神社につきそういえば神崎もご飯食べるのかなと思いながら準備をしていていちおう作っとくかと決めれば三人分の用意をしていて。前までは宮司様にしか気を許してなかった自分がいつの間にか神崎にも許していてそれが不思議な感じがしていて(いつの間にか当たり前になってるもんなー)と思っていると準備が終わりぐーっと体を伸ばして)
(うおぉ、2週間も熱出てました。)
このまま帰って告白したとしていい返事が貰えるはずがない。だが気持ちを伝えると決めたのは俺だし…
と考え自分が買ったミサンガを見てはぁと溜息をつくと
(今帰っても顔見れる気がしねぇな)と考えて時間を潰そうとゲーセンに入り格闘技ゲームを始めた
(大丈夫ですか?)
はい、宮司様先に食べていてください(ニコッと笑い作りたてのものを出して部屋を出ていくとどこにいるか分からない神崎を待つため石階段のところで座りながら高いところから見える空と街の景色を静かに眺めていて)
(検査結果待ちですー。。)
ゲームに飽きたのかふぅーと息をついて伸びをし携帯を見ると入ってからだいぶ経っていることに気付いて頭を掻くと「そろそろ帰るか…」と呟いて立ち上がり出入り口の方へ向かおうとすると目の前に大量のガラの悪そうな男達が立ち塞がっており
「あ?」と声を出すと
『よー、神崎君最近見かけないと思ったらこんな所で会うなんて』とブツブツ話し出した奴を怪訝そうに見つめると「誰だてめぇ…」と話の途中で問いかけ
(何も無いといいのですが…)
もー遅い…(明るかった空も遠くの方では暗くなり始めていて迎えに行こうかと立ち上がると軽くお尻の砂を払い、階段をゆっくりと降りて神崎の学校のある方向へと歩きだして「なにしてんのかなー」と少し心配した顔で歩いていて)
(もっと大きい病院に行くことになりました。。)
周りを囲まれたのに気づくとチッと舌打ちをし
「外でやろうぜ」とニヒルに笑って相手に伝えると周りを囲まれながらゲームセンターから出て
あまり人がいない裏通りにつくと自分を真ん中に大勢の男が周りを囲んでいる状態になると溜息をついて首をごきっと鳴らすと
「こいよ、俺は帰らねえといけねぇからさっさとすますぞ」と挑発するように伝えると男達が一斉にかかってきた
それを避けながら着実に一人ずつ減らしていき
(え!?)
(学校に行こうとしたが神崎から一人で行くなと言われてるため学校は行かずにゲームセンターに行き中を探すがそれっぽい人はいないため首をかしげながら外に出て、どこいったんだよと不安な顔でうろうろとゲームセンターの近くを歩いていて)
(なんかホルモン関係を調べるみたいです…)
しばらく経って周りの男達もだいぶ減りふぅーと息をつくと所々拳や蹴りが入ったところを撫でると「流石に多いな…」と呟き大きい声をあげながら殴りかかってくる男を蹴り上げ髪をかきあげるとチラッと周りを見て大分遅くなっているのに気づくとチッと舌打ちをして(津雲心配してねーかな…)と考え
(専門的だから大きい病院の方に行くんですね…)
(大きな声が聞こえてまさか喧嘩してるんじゃと一気に不安が大きくなり声のした方へ駆け足で向かい自分の近くにいた人たちも聞こえてたらしくあっちだあっちだという声を頼りに走っていると男の人たちが倒れその中に見知った顔の人物が一人立っているのに気づいて、「樹…?」荒くなってる呼吸を整えながらもしかしてと名前を呼んでみて)
(そうなんです。。)
最近喧嘩をあまりしていなかったからか少し疲れており肩で息をしながら周りを警戒していると小さく自分の名前を呼ぶ声が聞こえそちらを見ると津雲の姿が目に入り驚いたように目を開いて「津雲…?」と呟くとそちらに集中してしまい相手の拳が思い切り顔に当たりよろめきながらもその相手を殴って倒し
(本当に何も無いといいですが…)
っ!(自分が呼んだせいで神崎が殴られてしまいビクッと肩がはねて人がいようがパタパタと相手に近づき神崎の服をぎゅっと掴むと涙目になりながら顔を見て「な、なにして…心配…したんだぞ…」と泣きそうになりながら小さく伝えて)
(ほんとですよね。。)
飛び込んできた相手を見ると驚いたように目を見張り
「俺は大丈夫だ…」と泣きそうになっている津雲を撫でながら宥めるように伝えていると倒した筈の男が道に落ちている鉄の棒を拾って起き上がると津雲を殴ろうとしているのに気づき
「あぶねッ!」と声をあげて津雲を庇うように覆い被さりガンっという大きな音の後ドサッと神崎の身体が道に倒れ、神崎の頭からは血が出ていた
(心配です…ね)
心配かけんな…(撫でられると安心して微笑みこれで一緒に帰れると思っていたが神崎の声と視界が急に暗くなり状況についていけなかったが何かを強く叩く音と視界に明かりが戻り自然と目が下の方に行って倒れてる神崎を見て「ねぇ…樹…どうしたの?ねぇ…」と軽く肩をゆすって周りからは女性の叫び声や救急車を呼んでという声が聞こえてくるが一切頭に入ってこず涙を流しながら神崎の名前を呼び続けて)
霞む意識の中で津雲の泣く声が聞こえ
(俺はなにをしてるんだ…)とぼーっと考えながら
消えかかりそうな意識にあらがうように津雲がいるであろう方へ手を伸ばすと「津雲…なく、な」と小さな声で伝え頬に手を添えると「す、ま…ん」と言い意識を飛ばした
おきて…ねえ起きてよ…(頬に神崎の手が添えられるとその手を触って謝る言葉の後に何も話さない神崎の体を揺すってぞろぞろと集まる不良を睨みふらふらしながら立ち上がって)
津雲に呼びかけられても目覚める気配はなく。
あまり血は出ていないが打ち所が悪かったみたいだ
周りの野次馬の誰かが呼んでくれたのだろうか救急車とパトカーの音が遠くから近づいてくる音がした
(救急車とパトカーの音が近づいてるのを聞きながら足元に崩れ倒れてる不良たちを冷たい目で見つめていて、ぐいっと頬につく血をぬぐって不良たちを無視して神崎の方に行って座り、もうすぐつくからねと声をかけていて)
気を失い意識のない状態の中神崎は過去の記憶の中にいた
父と母が自分のことで喧嘩をしておりそれを悲しそうに見つめる幼い頃の自分。それから景色が変わりぐれて夜家から出て遊び周る自分。
他の女を作り姿を消した父。
泣き崩れて全てを俺のせいにし怒鳴り散らして男を作り出て行った母。
(あー、夢か…)そう思いながら流れていく映像をただボーッと見ていた
そんな時、荒れに荒れていた自分の心が一人の神主に出会ったことでガラッと変わった(鈴…)そこからは鈴のことばかりの映像が流れフッと笑うとゴロンと横になった
(救急車に運ばれて病院につくとすぐに検査が始まり不安そうな顔で待合室で待っていると医者が来て『脳に異常はありません。今は病室の方に移動してますので安心してください』と言われ涙を流しながら良かったと小さくつぶやき。神崎が起きるまでそばにいようと病室に行って、ベッドの横にある椅子に座って神崎を見ていると何故か笑い横になったのを見てそーっと近づき起きるのかなと思っていて)
しばらく映像をぼーっと見ていると目の前が霞んできて(あ、起きるな…)と感じると目を瞑り。
「ん…」少し眉を顰めながら目を薄っすらと開けると津雲が目に入り、キョロキョロと周りを見ると病院だということに気づいて今までの出来事をパッと思い出した。
ハッと目を開いて「怪我は、ないか」と津雲に心配そうに問いかけ起き上がると頭が痛んだのか後頭部を抑えて悶え
(目を覚ました神崎を見て最初は何があったのかわからずぼーっと見ていたが、神崎の声を聞くとポロポロと涙がこぼれ出して。急に起き上がるの見ては慌てて支えて後頭部を押さえて悶える神崎を見て本当に起きたんだと嬉しくなり怪我人とはわかっていてもぎゅっと抱きついて「よかった…」と呟いて)
「うおっ」
頭を抑えていると津雲が抱きついてきたため驚いたがしっかりと抱きしめ
泣いているのを見てオロオロとした後両手で抱きしめて津雲の頭に顔を埋めると「心配かけてごめんな…」と囁いて頭を撫で
ばーか…俺から離れないでよ…(抱き締められると安心して神崎は自分の近くにいるとわかりぎゅっと抱きしめ、囁きが聞こえると涙を流しながらツンっとした感じでそれでも嬉しそうに笑って上記を述べ)
「ん、離れねーよ…」
と伝えると津雲の頭にちゅとキスをし
思わずしてしまった自分の行動に内心すごく焦りながら津雲の頭に顎を置く感じで自分の行動に苦笑いを浮かべながら遠くを見つめ
(やっちまったなぁ…)と考えており
うん…離れたら怒るからな…
(ぎゅっと抱きしめていて頭にキスをされるときょとんとした顔になるがすぐに顔を真っ赤にして恥ずかしそうにぐりぐりと神崎の服に顔を押し付けて、「ねぇ…神崎って好きな人いるの?」前も聞いたが再度聞いてみて)
津雲の質問に驚き一瞬固まるも
(この瞬間、今、今言わねぇともう言えねぇぞ…)と自分を落ち着かせるように心の中で呟くと息を吸って静かに吐き、心をしずめると
「俺は……俺は、津雲…いや、鈴が好き、だ」と意を決して相手に自分の気持ちを伝えた
(相手の好きな人は誰なんだろうと不安そうに見ていたが、それが自分だとわかると固まって少し考えると一気に顔を真っ赤にさせ「あ、いや…えっと…お、俺のこと好きなの…?」と再度聞き。今までは友達が好きなんじゃないのかとか宮司様が好きなんじゃないかとか不安な気持ちがあったが自分だとわかると焦ってしまい)
焦っている津雲を見て振られたと勘違いをし
「あー、と俺がお前を好きだって言うのは本当だ、さっき離れないっていったけどよ…気持ち悪いだろ?情けねぇけどお前に嫌われるなんて嫌だから、だから神社から出て…行く。」
俯きながら上記を話し津雲から離れる
ち、ちがう!俺だって樹が好きだよ!(自分だとは思わずいざ自分だと知ると嬉しいことで返事をしようとしたが、神社を出ていくという相手に驚いてつい大きな声で否定していて。離れる相手の服を握り自分も相手が好きだと伝えて)
津雲の言葉を聞くと驚き瞬きを数回すると「ほんと、か?」と呟き
先程まで(あの神社を出て俺はどこに行こう)など考えていたことも全部飛んでいきただ津雲の言葉に驚くことができず
「俺、無理だと思ってた」と苦笑気味に津雲に伝え自分の服を握っている津雲の手を上から覆うように握る
本当だよ…こんなこと冗談で言わないよバカ(顔を赤くしながら伝えて驚いた顔をしている相手を見てくすっと小さく笑い「でも実際は無理じゃなかったよ」手を握られると嬉しそうに笑って空いてる方の手で相手の頭を優しく撫でて)
頭を撫でられると少し照れながらニカッと笑い
その後津雲の手をフと見ると自分の貰ったミサンガと似たものをしているのを見て
「それ…」とキョトンとミサンガを見ながら自分が買ったミサンガがあるかポケットを確認してあることを確認すると、何故それを持っているのか津雲に尋ね
あ、これ…樹の買った時自分のも買ってた…というかなんというか…(ミサンガを見られると恥ずかしそうにしてミサンガを押さえて照れたように笑い、隠すことも無いかなと本当のことを言って何でこんなに恥ずかしいことしちゃったかなと以前の自分の行動に後悔していて)
照れている津雲を見て目を瞬かせると
ははッと声をあげて笑い
「それなら早くそう言えよな」と笑いながら津雲の頭を撫で
「お揃いだって知らなくて俺も買っちまったよ」
困った風に笑いながら買ったミサンガを出し、色まで一緒…と呟くと
「これどうしよう」
ミサンガを摘まんで言い
(頭を撫でられると嬉しそうにしていて、相手の言葉に首をかしげてなんだろうと思うと相手が出すミサンガを見て「あ、同じやつ…」と自分がつけてるのを見てへらっと笑い、少し考えると自分がしてたミサンガを外して相手に手首を出し「つけて」と笑顔で言い。自分が買ったやつより相手に買ってもらったやつをつけたいのでニコニコしていて)
(お盆お疲れ様です…)
津雲の腕をそっと掴むと自分が買ったミサンガをつけニコッと笑うと
先程まで津雲がつけていたミサンガをサッと取り
既に付いている自分の腕へつけ
「これは貰うぜ?」
とミサンガを嬉しそうに触りながら伝え
(お疲れ様です、、)
(ミサンガをつけてもらうと嬉しそうに微笑んでいて、これでやっとお揃いのを堂々と付けてられると思っていると先程まで付けていたミサンガが相手の腕につくのを見て「あ、うん」と頷き、相手に無性に抱きつきたくなり急に抱きついて)
「うぉっ!!」
ミサンガに意識が向いていたため津雲が抱きつこうとしているのに気づかず急に抱きつかれるとびっくりしたのか声をあげて津雲を片腕で抱きしめながら後ろに倒れもう片腕を後ろにおいて転倒を防いだ
「っぶねー…」
咄嗟に行動したため自分でも何が起こったのかわかっておりまだ驚いたように目を瞬かせながら抱きついている津雲を見て急な行動に叱りたいが可愛いと思っている自分もいるため苦笑いを浮かべており
ふふっ(驚く声を上げる神崎の声に楽しそうに笑って、抱きしめられると嬉しそうにしなんでこんなに好きなんだろうと考えていて。「早く退院しろよ」と抱きつきながら相手の顔を見ていて伝えるとニコッと笑い、神社をそのままにしてきてしまったと思い出せば相手からゆっくりと離れ帰らないとなと思っていて)
「おう、俺は強いからな、これぐらいすぐに治る」
津雲を安心させるように笑いながら伝えると、離れた津雲を見て
「帰んのか?」と尋ね
「神社の仕事手伝えなくてすまない、俺のことは心配しなくていいから神社へ戻りな」津雲の頭をポンポンと撫でながら伝えると、よいしょという掛け声をあげながら横になり大きなあくびをし
一週間以内で直さなかったら怒るからね
(頬を小さく膨らませて言うと相手を見ていて、尋ねられると頷いて「うん、ごめんね。明日も来るから」と言い、頭を撫でられると気持ちよさそうにして横になった相手を見て布団をしっかりかけてやり、またねと小さく呟くと相手の額にキスを落として、恥ずかしくなりその場を急いで離れて)
「ふっ、おぅ任せろ」
一週間で治せという言葉に笑いながら答えると帰ろうとしている津雲にまたなと声をかけようとし、津雲の方に視線を向けた瞬間自分のおでこに感じる感触に一瞬なにが起こったのか理解ができなかったがその感触が津雲のものだとわかると目をパチパチとさせ口を半開きのまま驚き、その後おでこを抑え照れたようにニシシと笑い
離れていく津雲の腕を掴んで自分のほうへ引っ張ると津雲の唇に触れるだけの軽いキスをすると「またな、鈴」と耳元で呟き悪戯が成功した子供の様に笑って手を離し
(相手の答えを聞くと嬉しそうに笑い、早く治してもらって元気が出る飯作ってやろうと思いうんうんとひとりで頷いていて。キスをしてすぐ離れてしまったので相手の様子などはわからず、行こうとしていた腕を引っ張られて一瞬だったが唇に相手の唇が重なったことに気づきぼーっとしていると耳元でつぶやかれ顔を真っ赤にしながら神崎を睨んで)
(頭を撫でられ顔を赤くしながら小さく頷き「ん、また来るから」と言い手を振って病室から出て。早く帰らなきゃ心配してるだろうと思い早足になって)
津雲が部屋から出て行くのを見守った後殴られた後頭部を触ってみたが鈍い痛みが頭に走ったため「いッッてぇ」と呟いて悶え
(くそ、、あいつら覚えとけよ)と自分を殴った男達にイラつきながらもベッドに沈み、深いため息をついた後まだ少し痛む頭を忘れるように眠りにつき
(神社に帰ってくればあったことを宮司様に話し、相手の為とはいえ人を殴ってしまったのでそれなりの罰は受けるが人を守るためと言うこともあり罰も軽く、お腹は空いていないので部屋に戻れば布団に倒れていつの間にか眠りに落ちて)
朝になると看護師に声をかけられ目覚めると着替えとご飯をすましぼーっとしている間に警察が来て事情聴取を受けたが多くの人が自分を大勢のヤンキーが連れていっているのを目撃しているのと殴られている被害者ということで注意だけですみ安堵の溜息をついてベッドに身体を沈め
んっ…ふぁ…(朝鳥の声と目覚ましの音で置きグーッと体を伸ばして相手を起こさないとと思うが、相手がいるのは病院だと思い出して取り合えずいつも通りに朝食作りと掃除を終わらせて、相手の病院に行くと宮司様に伝えてから病院に向かい着替えとか必要だろうと思い鞄に詰め込み)
何もすることがなくぼーっとしていると血圧などを測りに看護師が来てされるがまま身体を預けたりふられる話しに適当に答えながら津雲こねぇかな…と考えており
看護師が部屋から出て行くのを見送って横になったまま窓の外をぼーっと見つめ
(準備が出来れば、相手のいる病院まで急いで。どのくらい入院するんだろうと考えながら歩いているといつの間にか病院の前までついていて。後で看護師さんにでも聞いてみようかなと思いながら歩いていると、元気な子供の声が聞こえてそちらを見てくすっと笑い自分も急いで相手のところに行こうと駆け足で病室に向かい)
病院に来てからずっと触っていなかった携帯をチラッと見てみると涼生から沢山のメールと電話が来ており
(もう情報いってんのか…てか、きも)などと真顔で考えており
後でメールでも返すか…と今は面倒なのか携帯を伏せ
いーつき?あ、起きてた。おはよう(病室の扉を開けて相手の名前を呼びながら入ってきて、病室の奥に来れば起きてる相手が目に入りニコッと笑って軽く手を振り)
(めっちゃ遅くなってすみません!!)
先程までつまらなそうに無表情だったが津雲が顔を見せると嬉しそうに笑い
「来てくれたのか、ありがとうな」と伝え
ベッドの横の椅子を指しながら座るよう伝え
(大丈夫ですよ!!)
(ベッドの横の椅子に腰掛けて持ってきた鞄をベッドの上に置き「んとね、今日はとりあえず3日分の着替えは持ってきたんだけど…いつ退院できるんだろう」と言いながらうーんと考えて)
(10月の5日から11月の6日まで病院の看護実習がありまして、記録物が大量に出るのでこれまで以上にここにこれなくなるかもしれないです…でも!絶対暇を見つけては来るようにするので続けていただけると嬉しいです!すみません(´・_・`))
「ありがとよ」
自分の服たちを受け取ると笑顔でお礼を言い
「今日検査をしてどうにもなければ明日にでも退院できるらしい」
と看護師から聞いた話しを津雲に伝えると、なんにも以上ないと思うぞと頭をさすりながら呟き
(事前に言ってくれてありがとうございます!
大丈夫ですよ!!気長に楽しみに待ってますから!!いろいろ大変だと思いますが実習頑張ってくださいね!(*´∀`*)尸")
よかった…(相手の言葉を聞いて心から安心したのか嬉しそうに笑って。今日の検査次第と聞いては何事もないようにと心の中で祈って、早く神崎が戻ってきてまた三人でご飯食べたいなと思っていて)
(遅くなりました…(´・_・`))
「検査はもうすぐだと思うんだが、頭のレントゲンを撮るらしい」
生まれてから一度も大きな病気や怪我がなかったため入院や検査などを行ったことが無い為少し楽しそうにニヤっと笑いながら津雲に伝え
「早く津雲のご飯が食べてぇな」
と目を瞑り枕に頭を沈めながら呟き
(おかえりなさい(`・ ω・´)ゞビシッ!!)
何も無いといいけど…(にやつきながら楽しそうにしている相手を見て、こっちは心配してるのにと思いながら神崎を見てため息をつき目を瞑りながら自分のご飯を食べたいと言ってくれるのを聞いて嬉しそうに微笑み「早く退院して腹一杯食べてよね」と言い)
(無事終わりました( ̄∀ ̄))
「多分もうちょっとだと思うんだが」
時計をチラッと見て呟くと扉が開く音がし
『失礼しまーす神崎さーん、検査に呼ばれましたー。と、あらお友達?』
まだ若いナースが病室に入りながら声をかけ津雲に気づくと少し驚いた後にっこりと笑い
「お、来たか」と反応をしてベッドから降り
『歩いて行けますよねーじゃあ行きましょうか。あ、レントゲンなんで直ぐに終わるんですけど一応外でも待てますよ?一緒に行きます?』と津雲に向かって笑顔で問いかけ
(おーつかれさまです!ヾ(*・ω・*)ノ)
あ、こんにちは(若いナースが来れば椅子から立ち上がりペコッとお辞儀をして挨拶し、ここにいても暇だし病院の中も見てみたいしなと思い「はい、是非」と返事して頷き二人のあとを静かについて行って)
トピック検索 |