神主さん 2014-12-25 22:52:16 |
通報 |
(8日も熱が続いております。。あ、500到達おめでとうございます!!)
店を出てすることがないので帰ろうと歩いていると向こうの方で見覚えのあるシルエットが見え「津雲…?」と呟くと話しかけようと一歩踏み出すともう一人誰かがいるのに気付いて、津雲が自分以外といるところを見たことがないため誰だろうと不思議そうに考えていると今朝津雲が言った好きな人ではないのか…など色々と考えていると津雲たちがいなくなっており
キョロキョロと周りを見回してから溜息をついてトボトボと神社へ帰って行き
(そ、それは…大丈夫なのですか?あ、おめでとうございます!)
(神社につきそういえば神崎もご飯食べるのかなと思いながら準備をしていていちおう作っとくかと決めれば三人分の用意をしていて。前までは宮司様にしか気を許してなかった自分がいつの間にか神崎にも許していてそれが不思議な感じがしていて(いつの間にか当たり前になってるもんなー)と思っていると準備が終わりぐーっと体を伸ばして)
(うおぉ、2週間も熱出てました。)
このまま帰って告白したとしていい返事が貰えるはずがない。だが気持ちを伝えると決めたのは俺だし…
と考え自分が買ったミサンガを見てはぁと溜息をつくと
(今帰っても顔見れる気がしねぇな)と考えて時間を潰そうとゲーセンに入り格闘技ゲームを始めた
(大丈夫ですか?)
はい、宮司様先に食べていてください(ニコッと笑い作りたてのものを出して部屋を出ていくとどこにいるか分からない神崎を待つため石階段のところで座りながら高いところから見える空と街の景色を静かに眺めていて)
(検査結果待ちですー。。)
ゲームに飽きたのかふぅーと息をついて伸びをし携帯を見ると入ってからだいぶ経っていることに気付いて頭を掻くと「そろそろ帰るか…」と呟いて立ち上がり出入り口の方へ向かおうとすると目の前に大量のガラの悪そうな男達が立ち塞がっており
「あ?」と声を出すと
『よー、神崎君最近見かけないと思ったらこんな所で会うなんて』とブツブツ話し出した奴を怪訝そうに見つめると「誰だてめぇ…」と話の途中で問いかけ
(何も無いといいのですが…)
もー遅い…(明るかった空も遠くの方では暗くなり始めていて迎えに行こうかと立ち上がると軽くお尻の砂を払い、階段をゆっくりと降りて神崎の学校のある方向へと歩きだして「なにしてんのかなー」と少し心配した顔で歩いていて)
(もっと大きい病院に行くことになりました。。)
周りを囲まれたのに気づくとチッと舌打ちをし
「外でやろうぜ」とニヒルに笑って相手に伝えると周りを囲まれながらゲームセンターから出て
あまり人がいない裏通りにつくと自分を真ん中に大勢の男が周りを囲んでいる状態になると溜息をついて首をごきっと鳴らすと
「こいよ、俺は帰らねえといけねぇからさっさとすますぞ」と挑発するように伝えると男達が一斉にかかってきた
それを避けながら着実に一人ずつ減らしていき
(え!?)
(学校に行こうとしたが神崎から一人で行くなと言われてるため学校は行かずにゲームセンターに行き中を探すがそれっぽい人はいないため首をかしげながら外に出て、どこいったんだよと不安な顔でうろうろとゲームセンターの近くを歩いていて)
(なんかホルモン関係を調べるみたいです…)
しばらく経って周りの男達もだいぶ減りふぅーと息をつくと所々拳や蹴りが入ったところを撫でると「流石に多いな…」と呟き大きい声をあげながら殴りかかってくる男を蹴り上げ髪をかきあげるとチラッと周りを見て大分遅くなっているのに気づくとチッと舌打ちをして(津雲心配してねーかな…)と考え
(専門的だから大きい病院の方に行くんですね…)
(大きな声が聞こえてまさか喧嘩してるんじゃと一気に不安が大きくなり声のした方へ駆け足で向かい自分の近くにいた人たちも聞こえてたらしくあっちだあっちだという声を頼りに走っていると男の人たちが倒れその中に見知った顔の人物が一人立っているのに気づいて、「樹…?」荒くなってる呼吸を整えながらもしかしてと名前を呼んでみて)
(そうなんです。。)
最近喧嘩をあまりしていなかったからか少し疲れており肩で息をしながら周りを警戒していると小さく自分の名前を呼ぶ声が聞こえそちらを見ると津雲の姿が目に入り驚いたように目を開いて「津雲…?」と呟くとそちらに集中してしまい相手の拳が思い切り顔に当たりよろめきながらもその相手を殴って倒し
(本当に何も無いといいですが…)
っ!(自分が呼んだせいで神崎が殴られてしまいビクッと肩がはねて人がいようがパタパタと相手に近づき神崎の服をぎゅっと掴むと涙目になりながら顔を見て「な、なにして…心配…したんだぞ…」と泣きそうになりながら小さく伝えて)
(ほんとですよね。。)
飛び込んできた相手を見ると驚いたように目を見張り
「俺は大丈夫だ…」と泣きそうになっている津雲を撫でながら宥めるように伝えていると倒した筈の男が道に落ちている鉄の棒を拾って起き上がると津雲を殴ろうとしているのに気づき
「あぶねッ!」と声をあげて津雲を庇うように覆い被さりガンっという大きな音の後ドサッと神崎の身体が道に倒れ、神崎の頭からは血が出ていた
(心配です…ね)
心配かけんな…(撫でられると安心して微笑みこれで一緒に帰れると思っていたが神崎の声と視界が急に暗くなり状況についていけなかったが何かを強く叩く音と視界に明かりが戻り自然と目が下の方に行って倒れてる神崎を見て「ねぇ…樹…どうしたの?ねぇ…」と軽く肩をゆすって周りからは女性の叫び声や救急車を呼んでという声が聞こえてくるが一切頭に入ってこず涙を流しながら神崎の名前を呼び続けて)
霞む意識の中で津雲の泣く声が聞こえ
(俺はなにをしてるんだ…)とぼーっと考えながら
消えかかりそうな意識にあらがうように津雲がいるであろう方へ手を伸ばすと「津雲…なく、な」と小さな声で伝え頬に手を添えると「す、ま…ん」と言い意識を飛ばした
おきて…ねえ起きてよ…(頬に神崎の手が添えられるとその手を触って謝る言葉の後に何も話さない神崎の体を揺すってぞろぞろと集まる不良を睨みふらふらしながら立ち上がって)
津雲に呼びかけられても目覚める気配はなく。
あまり血は出ていないが打ち所が悪かったみたいだ
周りの野次馬の誰かが呼んでくれたのだろうか救急車とパトカーの音が遠くから近づいてくる音がした
(救急車とパトカーの音が近づいてるのを聞きながら足元に崩れ倒れてる不良たちを冷たい目で見つめていて、ぐいっと頬につく血をぬぐって不良たちを無視して神崎の方に行って座り、もうすぐつくからねと声をかけていて)
気を失い意識のない状態の中神崎は過去の記憶の中にいた
父と母が自分のことで喧嘩をしておりそれを悲しそうに見つめる幼い頃の自分。それから景色が変わりぐれて夜家から出て遊び周る自分。
他の女を作り姿を消した父。
泣き崩れて全てを俺のせいにし怒鳴り散らして男を作り出て行った母。
(あー、夢か…)そう思いながら流れていく映像をただボーッと見ていた
そんな時、荒れに荒れていた自分の心が一人の神主に出会ったことでガラッと変わった(鈴…)そこからは鈴のことばかりの映像が流れフッと笑うとゴロンと横になった
トピック検索 |