神主さん 2014-12-25 22:52:16 |
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掃き掃除をしながら
このまま自分の気持ちを隠し通すのか?それならスッと伝えた方が…でもあいつにも好きな奴がいるみたいだし…と考えており
頭の中がゴチャゴチャとしてきたため溜息をつくと素早く木の葉を集めて津雲の元へ行き
「掃除終わったぞ、、俺飯食ったらちょっと出かけるから」と伝えて自分の部屋へ帰って行き
え?あ、うん。わかった(静かに掃いていて頭の中はもやもやするが今は考えないようにしようと思っていると神崎に声をかけられてビクッとして後ろを振り向き、出かけるという言葉を聞いてこくりと頷き部屋に帰っていく姿を寂しそうに見つめるが早くご飯作っちゃおうと掃除を終えて急いで台所に行き)
自分の部屋へ帰るとふぅーと息を吐き、頭をガシガシ掻いてからジーパンとラフなTシャツを取り出して着ると手首のミサンガをそっと触ってチュッとミサンガへキスをすると
ハッと意識を戻して(俺なにしてんだ!)と口を抑えてしゃがみこみ
「うぁぁぁあ!!」と声を出して頭をガシガシと掻き
(台所で朝ご飯の準備をしていると静かな神社に誰かの叫び声に似た何かが聞こえてビクッと体を跳ねさせると火を止めて誰か襲われてるのかなと外に出てキョロキョロしているが人の気配がないとわかると首をかしげながら朝食作りに戻り。いつもと変わらない朝食を作り終え部屋に運び宮司様を呼びに行った後に神崎の部屋の前に来て「ご飯できたよ」と声をかけて)
しゃがみこんで頭を抱えているとドアの向こうから津雲の声が表情聞こえビクッとなると「お、おう。今行くから先行っといてくれ」とどもりながら伝え(今二人きりになるのはさすがにまずい…)と考え津雲がいなくなるまで待とうと床に座る
ん、そう?わかった(どもりながら返事をする神崎の声を聞き大丈夫かなと首を傾げるが腹でも痛いんだろうと勝手に解釈しゆっくりとした足取りでご飯がおいてある部屋に戻ると宮司様は既に座っていて自分も定位置に座り)
津雲が行ったのを確認すると溜息をつきながら立ち上がり部屋からゆっくりと出ていつもご飯を食べている部屋まで行き2人が揃ってるのを見ると少し急ぐように席につくと津雲と目が合わせずらいのか目をそらしたまま「いただきます」と言い
ご飯をガツガツと食べ始め
(ガツガツと食べている神崎を見てそんなに急いでいるのかなと思いながら静かに食べていて。先程から目を合わせない神崎を不思議に思っているも直接聞くことはできず嫌われたかなと思うと暗くなって落ち込み始め)
食べ終わると「ご馳走」と手を合わせて言い。食器を持って片付けに行き
(さて出かけよう…)と思うと部屋を出ようとして止まると津雲の近くに行きしゃがんで目線を合わせると「学校行ってくる。危ねえから一人でくんなよ?」と目を細めて少しキツめに言った後フッと笑って津雲の頭をポンッと撫でて「行ってきまーす」と言って部屋から出て行き
ん、わ、わかった(後でついていこうと思っていたが最初に言われてしまった為こくりと頷き神崎の顔を見て少し顔を赤くしながら行ってらっしゃいと手を振り。自分もご飯が食べ終わり食器を片付けて宮司様に「少し出かけてきます」とペコッと頭を下げると部屋に戻って洋服に着替えどこに行こうかと考えていて。神崎の学校に行こうにも一人で来るなと言われてしまいそれなら自分の学校だった場所にでも行ってみようと歩き始め)
学校につくとざわついている周りを無視しながらいつもの溜まり場の教室へ行きガラッと開けるとこちらを見て一斉に挨拶をするやつらに片手を軽くあげかえすと、のそのそと歩きながらいつものソファに寝転んではぁと溜息をつき。それに目敏く気付いた涼生にどうしたのかニヤニヤと笑いながら聞かれ「別に…」と返すも『もしかして、恋かなー?』と聞かれ固まってしまうとやっぱり〜と笑われてしまい
頭をガシガシと掻いてから笑っている涼生をバシッと叩き
(自分のせいではなくても退学した身なため学校の前にいることが変な感じがして、その時の担任に嫌みのひとつでも言ってやろうかと思っていたがいざ学校の前に来ると中に入る勇気も以前のクラスメイトに声をかけることも出来ず遠巻きに見ていて。何もすることがなくどうすることも出来ないので買い物して帰ろうかと来た道を戻ろうと体を動かそうとしたとき大きな声で『そこの津雲鈴!』と名前を呼ばれて誰だと驚いた顔でそちらを向くと友達だった男子生徒で名前なんだっけと思いながら逃げるように早足でそこから立ち去り)
『でー?告白したのー?』と聞かれると無言で黙り込み。それを見ていた涼生が
『してないんだ…めずらしい。いつもならすぐ言うのにー』と茶化すように言うと
「そんだけ本気なんだよ…」と小さく呟いてソファに沈むと涼生がはぁと溜息をつき
『でもこのままじゃ嫌だからここにきたんでしょー。当たって砕けなよ』と樹を優しく見つめながら話しかけ、それをチラッと見てから「チッ、砕けちゃ終わりだろ…」と少し笑って伝えるとソファから立ち上がり扉の方へ歩いて行くと「ま、当たってくるわ」と笑いながら伝えて教室を出て行った
や、あんた誰だっけ…名前覚えてないし話したことすらも覚えてないからついてくんな…(先程学校の前で名前を呼んできた謎の男子生徒が何故か後ろからついてきて同じクラスだったとは思うが全然覚えてないため立ち止まる事もせずただ逃げていてついてくる奴は「話があるんだ止まってくれ」と何度も言ってくるがこっちには話すことなんてないので止まろうとせずどこまでついて来る気だと思いながら神崎の学校方面のほうに向かって歩いていて)
(そろそろ俺もけじめつけるか…)と考えながらポケットに手を突っ込み校舎の中を歩き
ぼーっとしながら門まで歩いて外に出ると「どこに行こう…」と呟いて頭をガリガリ掻き
だーかーらー!お前のこと知らないんだよ!誰だよ!(腕を掴まれて歩くのが困難になりイライラしながら後ろを振り返って顔はなんとなく覚えているが誰だか分からないためむすっとしながら見ていて、学校から少ししか離れていない為周りには人が多く視線が集まってしまい)
(んあー、今から帰んのもな…)
と悩んだ末、少し街を歩いてみることに決め
いつもゲーセンぐらいしか行かないため、どんな店があるのかキョロキョロとしながら街をさまよっており
(しゅんとした顔を見せる男子生徒を見てうっと心が痛み話ぐらいは聞くかとため息をつきながら思えば「話は聞いてやるから腕を離せ」と言うと相手の方も素直に離して嬉しそうにニコニコと笑っていて)
(すみません熱で寝込んでました;;)
しばらく街を歩いていると一つのアクセサリー屋が目に入り、津雲に貰ったミサンガを見て(俺も何か…)と考えるとソッと店に入りどのようなものがあるのかとウロウロと回り始め、フッと一つのミサンガが目に入りそれを手に取ると津雲に貰ったミサンガにとても酷似していた。
色違いのミサンガを握るとレジへ行き
(これを渡して…思いを)と考えながら店を出て
(だだだ大丈夫ですか??)
で?なに?(腕を組みながら相手を見ていてその様子を見てる背の高い相手は落ち込んだ様子で『俺の事やっぱり忘れちゃったか』としょぼくれていて「同じクラスのやつとは覚えてるけど…」と言うとそれだけでも嬉しそうな顔になり『それならよかった!もうこんな時間だし津雲も用事あるだろ?今度ゆっくり遊ぼうぜ!』とだけ早口に言われると走り去っていく相手を見てなんだったんだと不思議そうな顔で首を傾げていて、宮司様に昼食の準備しなきゃとはっと気づき急いで神社に戻り)
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