神主さん 2014-12-25 22:52:16 |
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ただいま…(目を開ける神崎を見て起こしてしまったかなと申し訳なさそうに頭を撫で続け髪の毛が濡れてるのに気づくと頭から手を離し少し離れて)
布団に手をつきながら起き上がると目をこすり少し離れたところにいる津雲を見て髪が濡れているのを見ると
「ちゃんと拭かねえと風邪ひくぞ」と声をかけ
ん、わかってるよ(こくりと頷いて首にかけてあったタオルで頭をガシガシと適当に拭きよしっと頷いて手で髪の毛をとかして神崎の元に近寄りぎゅっと抱きつき)
「ん…よし、じゃねーよ」
津雲を抱きしめるとまださほど乾いていない髪の毛を触り、まだ肩にかけているタオルをとってゴシゴシと丁寧に痛くないように拭いていき
えー…(神崎に髪の毛を拭いてもらいながらブーブーと文句を言うように口を尖らせ、早く乾くようにじっと我慢してぎゅっと神崎の服の裾を握って座っていて)
タオルで津雲の頬を挟み上を向かせると「ふふ…何むくれてんだよ」と笑いながら言い
あらかた乾いた髪の毛をサラッと触るとタオルをのけ
「乾いたぞ」と声をかけて頭を撫で
だって…(笑う神崎を見て仕方ないかと思いむくれるのをやめて素直に乾かしてもらい、頭を撫でられると嬉しそうに目を細めて「ありがとう」とお礼を言うとへらりとした笑顔を見せて)
津雲を膝に乗せたままチラッと外を見ると少し前に比べたらだいぶ明るくなっており、んーーーっ!と伸びをすると「そろそろ仕事するか」と津雲に伝え
津雲の両脇に手を差し入れると、よいしょっと言いながら膝から下ろすと立ち上がり、津雲の方に手を差し出し
そうだな(神崎が見た方を自分も見て明るくなっていれば仕事をしようと思い神崎の言葉に頷いて。差し伸べられた手を見てなんとなく手をつなぐように掴み立ち上がり)
手を繋がれると少し引っ張るように立つのを助け、手を繋いだまま歩いて行き
境内に出るとソッと手を離して
「狛犬のとこ掃除してくる」と伝えて掃除道具を持って離れて行き
ん、わかった(繋いだまま歩いていると自然と顔が緩んでいて、外に出れば離され自分の手をじっと見ていたが神崎の言葉にそちらを見てコクっと頷くとほうきを持って掃き掃除をしていて)
悲しそうにしていることに気づかず狛犬の元まで歩いて行くと自分の手首についているミサンガが目に入り、早く津雲の元へ行こう…と考えると狛犬にかかっている木の葉などを落とし綺麗に拭いて下に落ちている木の葉もまとめ終わり「ふー…」と溜息をつくとまとめた木の葉を持って津雲の元へ近づいて行き
(ぼーっとしながらいつも通りに掃き掃除をしていてミサンガつけようかなと思うがお揃いと分かったら引かれるかなーという不安が頭をよぎり付けるのだけはやめとこうと結論づけ掃除をしていて神崎が近づいてくることに気付かずふぁっと欠伸をして)
津雲が欠伸をしているのを見るとフッと笑い、津雲の頭をポンッと触ると
「眠そうだな」と少し笑いながら話しかけ
津雲と同じように木の葉を掃いていき
ん…なんか眠い(頭を触れられるとゆっくりとそちらを向いて目を擦りながらこくんと頷きぼーっと履いていたが暇になったのかじっと神崎を見て「ねぇ、神崎って好きな人いるの?」となんとなく聞いてみて)
掃き掃除をしていると視線を感じそちらを見るとぼーっとこちらを見る津雲がおり、どうかしたのかと首を傾げると急に好きな人を聞かれ
「一応…いるぞ?」と苦笑いを浮かべながら答え
少し顔を引き締めると
「津雲は…津雲はいるのか?」
とたずね
(自分から好きな人を聞いたのだがいると言われると胸のあたりが痛くなりそれを悟られまいとへらっと笑って「ふーん」と答え、自分のを聞かれると少し照れたような顔で「まぁ、いるよ」と答えて)
自分がいると答えた際、思った通り津雲は普通に笑っていて(やっぱり俺のこと好きなわけねーか…喧嘩して転がり込んで迷惑だろうしな)と考え
津雲が好きな人がいるというのを知るといないと思っていたため少し驚き
「そうか、いんのか…頑張れよ」と笑顔で言うと
「あ、俺向こう掃除してくる」と言い津雲に背を向けて遠ざかり目を伏せて小さく溜息をつき
あ、うん…(頑張れと応援されると神崎のことが好きだと伝えることができず男同士とか絶対引かれるよなぁとか思い、自分から離れる神崎の背中を見ながらギュッと箒を握る手を強くして気にしないように掃除を続けていて「伝えるだけ伝えてみようかな…」とぼーっとしながらつぶやき)
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