主 2014-12-25 21:22:40 |
通報 |
ん、もう終わったのか・・・。ほい、お疲れさん
(文房具屋さんの近くまで来てみればすでに相手の待っている姿が目に入ると早足で入り口へと向かって。入り口に着くと待っていた相手に声をかけて右手に持っていた紅茶を相手に向かって投げると「よし、買い物も終わったし帰るぞ。時間も遅いし、送って行くけど構わないよな?」時間は遅く、周りは暗い、そんな状況で1人で帰らせるのも心配なため返事も聞かずにまた自分は先に追いつけるペースで歩き出して。)
へ?別に送ってくれなくても大丈夫だよ?かなり家近いし…。
(投げ渡された紅茶に一瞬驚いた表情を浮かべるもすぐに笑顔になると「ありがと!」と素直に受け取って。先ほどきた道から考えると、自分の家は相手の家を通り過ぎたところにあるわけでそれは大変だろうと慌てて追いかけて横を歩きながら送る必要はないことを説明して)
うっさい、黙って送られろ・・・。もし会長に何かあったら俺が苦労するからな。近くても構わない
(心配、その二文字が言えないのが自分であり適当な建前をつけてひねくれたような事を言いながら足を止めること無く歩いて。家が近いということは驚いたがそんなことは関係なく何かあってからでは遅いため気休めでも自分がいたほうがマシだ。「それで、会長の家はどこだ?」と自分の住むアパートを通りすぎて歩きながら周りに建っている家を見ながら隣を歩く相手に質問して。)
あ、あはは…。なるべく苦労かけないように頑張るね。
(相手の言いように思わず苦笑しながら、しかしその通りなのだろうと考えて反論するのを諦めて。さすがに八時を過ぎているとなると周囲は暗く、相手こそ大丈夫なのだろうかとチラリと相手を見て。相手の質問を聞くと、「私の家は玄関先にランプ持ったウサギの置物があるところ…って言ってわかるかな?」と自分の家の最大限の特徴を思い出し、わかるかどうかはいまいちなため不安そうに相手に告げて)
玄関先にウサギの置物・・・ウサギ・・・置物・・・。お、あったあった、あれだな?
(ランプを持ったウザギ、と何やら珍しい響きを持った特徴をキョロキョロと視線を色んな場所へと向けて探しているとちょっと歩いた先にその置物が目に入り。思っていたより自分の家と近かった事に驚いたが無事相手を送り届けたことに対して安心したのか相手に見えないように小さく息をつくと「ということで、俺は帰る。それじゃ、また明日な」そのまま自分の家へと向かうために踵を返してヒラヒラっと後ろ手に手を振りながら歩いて行き)
うん、今日はありがとう。また明日ね!おやすみ!
(自分の思いついた特徴が相手にもきちんと伝わってくれたことに内心ホッとしていて。自宅の方向へと歩いて行く相手の後ろ姿を玄関先から自分も手を振って見送り。相手の後ろ姿が小さくなっていくと振っていた手をゆっくりと降ろし、相手の後ろ姿を見ながら「…クラス会の原案、今日中になんとかしておこうっと」と一人で決意をして自宅へと帰り)
ふぁ・・・あー・・・、ねみぃー。もうちょっと時間送らせてくれねぇかな学校・・・
(そして翌日いつも通り遅刻ぎりぎりの時間、クラスで一番最後に登校すると教室のドアを開けてまっすぐ自分の席に向かって。鞄を机の横にかけて椅子に座ったと同時に机に突っ伏すと朝のHRなど知ったことではないと言わんばかりにそのまま睡眠に入って。このまま昼休みまで寝る気満々である)
…東、遅刻ギリギリ。ほらほら、起きて!
(意気込んだところでやはりありきたりな案しか浮かんでこなかった昨夜。極端に遅い時間とまではいかずとも規則正しい生活を送る自分にとって昨夜の寝不足が響いており、相手同様に自分も少し眠気を覚えていて。とはいえまさか生徒の模範であるべき自分がそんな甘えた行動を取るわけにもいかないと自分を律していた時にやってきた相手。相手の席に近づくと昨日同様に本人的には威圧の意味も込めて机をバンバンと叩き、「副会長がそんなに自堕落浸ってるなんて前代未聞だよ!」と発言して)
・・・あー?ああ、会長か。おやすみー・・・
(せっかく寝かけてたのに、そんな軽い恨みを込めながら頭を上げて机を叩いた人物を見ると予想通りだった人物であり誰だかを確認すると上げていた頭をまた下ろして。そしてチャイムが鳴ったと同時に小さく寝息が聞こるくらい寝に入ってしまい当然担任や会長の注意など聞こえるはずもなく。昨日夜更かししたわけではないのだが朝というのがどうしても苦手でありどうしても朝嫌いは治せずにいて)
はぁ…。生徒会にいる以上、生徒の反模範的行動はするべきじゃないと思うんだけど…。
(朝のHRの始まりを知らせるチャイムの音に、しぶしぶといった様子で相手の席を離れて自分の席について。登校してから出したままにしていたクラス会原案のメモ帳を見て軽くため息をついているうちにHRは終了。自席へとやってきた担任教師に、「まぁ、東は東で…健気だからな」という意味不明の相手のフォローのような言葉を言われ、意味がわからないといった様子で相手のことを見て)
ん・・・あー、よく寝た気がする。さて、と昼飯昼飯・・・
(結局午前中1回も起きること無くあのままずっと寝ていて。きっと教師も起こしたはずなのだろうが耳に入って来なかったということはそれほど爆睡していたのだろう。そして起きたのは昼休みの合図のチャイムであり授業の終わりと同時に席を立つと騒がしいのは苦手なため鞄から袋を取り出し教室を出ていき。会長と違って特に親しい友人というのがいない自分にとって一番良い昼食場所は生徒会室であり邪魔されない貴重な場所であり。職員室で鍵を借りると生徒会室へと入りいつもの椅子に座り登校途中コンビニで買ったパンを食べ始めて)
…あれ、東。生徒会室の鍵がないと思ったら東が借りてたのね。
(昼食の時間になり、いつもであれば親しい友人たちと机をくっつけてお弁当を食べている時間帯。しかし。クラス会の原案以外にも昨日終わらなかった生徒会資料の山を見てのんびりとしている余裕などあるはずもなく、足早に生徒会室へやってくると、予想外な相手の姿に思わず目を見開いて。生徒会長の席にお弁当を置きながら、「いつもここで食べてたの?」と尋ねて)
ああ、まぁな。人がいなくて静かな場所っていったらここが一番だからな。
(1人黙々とパンを食べていると部屋のドアが開く音が聞こえてその音につられてそちらへと視線を向けて。するといつも教室で昼食を食べている相手の姿があり珍しいなと思いながら相手の質問に答えると「会長はどうしたんだ?仕事でもしに来たのか?」と机の上に乗っている資料を見ながら相手に尋ねて。昨日の放課後量を減らしたがそれを分からないように色々工夫してあるため気が付かれることはないだろうが余計なこと言うと感付かれそうなためすぐに昼食を再開して)
たしかに静かな点ではそうね。近くにクラスもないからそんなに騒がしくないし。
(よく通っている場所とはいえ、昼食を食べる場所としてよく思いついたな、なんて内心で勝手に感心していて。相変わらず嫌がらせのように机の上に存在し続ける資料の山がいやでも視界に入り、さすがに寝不足の身につらいものがあるもののそれは言わないと決めていて。気合を入れる意味でも自分の頬を両手で軽く叩くと、「そう。私が持ってきた仕事もかなりあるんだし、引き受けたからにはちゃんとやりたいからね」と答えて)
まぁ、そりゃそうだな・・・。無理しない程度に頑張れ
(相手の言葉に納得するように頷くと昼食がなくなり袋をゴミ箱へとしまうとなんだか眠くなってきて欠伸が出て。窓から差し込む日差しのせいもあるせいか暖かくなってきて机へと突っ伏すと「重要な事があったら起こしてくれ。俺は寝てるー・・・」突っ伏したまま述べるとそのまま寝に入って。資料の量自体は多く見えるが実際は多く見えるようにしてあるだけなため大変なのは自分がすでにやっており。頑張れ、ともう一度心のなかで呟くとそのまま意識が薄れていき)
もちろん!できることなら全部今週中には終わらせるわ。
(昨日相手が居残って書類を片付けていてくれていることなど知る由もなく、相手の言葉に大きく頷いて気合を入れるように両手をぐっと握り締めて。本来ならばせっかくここにいることだし相手にも手伝ってもらおうとも考えたものの、今は生徒会活動時間外で昼休みくらい寝かしておいてあげようとあまり音を立てないようにして書類に取り掛かり)
・・・
(午前中あんなに寝たというのにも関わらず相変わらずの爆睡で。なんの夢を見ているのだろうか、ボソボソと何か寝言を言っているのだが聞き取れない程の大きさであるため何を言っているのか分からず。そして十分ほどすぎた時不意に「無理ばかりして・・・心配だぞ・・・」と今度は聞き取れる大きさの声でボソリと寝言呟いて。生徒会の夢でも見ているのだろうか)
へ…?
(不意に聞こえた相手の言葉に、思わず目を通していた書類から視線を上げて相手を見て。しかし相手は午前の授業と大差なくぐっすりと寝ており、寝言だったのだろうかと軽く首を傾げ。積み上げられている見た目の割には仕事の量はさほど多くもなかったため、これならば今日の放課後には終えることができるかもしれないとホッと胸を撫で下ろし。すやすやと眠っている相手を見て先ほどの寝言を思い出し、「東でも心配になるような人がいるのね」とクスリと微笑んで)
ん、あー・・・我ながら良く寝たな。
(昼休み終了五分前のチャイムの音が耳に響きゆっくりと目を覚まして。椅子の背もたれに大きく寄りかかりながら伸びをするとまだ相手がいたことに気がついて。相変わらず仕事熱心な相手の姿に小さく微笑むとポケットから鍵を取り出し「ほら、教室行くぞ。生徒会長がサボるわけにいかないだろ?」鍵を見せながら相手に呼びかけて。ちなみに生徒会に入ってからというもの自分は1回も授業をサボっていないということには気付いておらず。ただしいつも寝ているのだが)
もうそんな時間?…そうね、行かないと。
(それからしばらく書類を終わらせることに没頭していて。しかし、相手の言葉で仕事から意識を切り離し呼応するように生徒会室の壁にかけられた時計を見、思っていたよりも時間が経過していたことに驚き。体の凝りを解そうと軽く伸びをしてから立ち上がってお弁当を片付けて生徒会室を出ようと扉へと向かい。途中、相手の寝言を思い出し、「そういえば何の夢みてたの?」と問いかけて)
トピック検索 |