瀬良 奏 2014-12-24 14:42:42 |
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( 気付けば保健室前に着き、息が荒くなったのに気付いて走って逃げた事を知って。_嗚呼、何やってんだ。内心馬鹿馬鹿しいと思い反面物凄く複雑な心境。保健室の扉を開ければ見知った保険医に「 具合悪い。誰も入れんな。 」と告げ返答関係無しに保健室の鍵をカチャリと閉めればベッドへと。 )
(足音を頼りに追ってみたが完全に見失ってしまって。行きそうな場所を手当たり次第探し、保健室にも足を運ぶが掛かっている鍵に保険医は不在なのかと不思議に思うも違う場所を探しにいき。ふと思い出したように立ち止まれば携帯を取り出し相手へ電話をかけて)
( 不意に鳴り響く着信音に眉を寄せれば携帯画面を見て。此れに出ても言い訳をするんだろうな、なんて無表情の侭画面を暫く見詰め。未だ着信音の鳴り響く侭" 何かあった? "と保険医に問われてはベッドに寝転がり天井をじーと眺めつつ「 あのさ、例えばの話なんだけど。.. 」と相談をしてみようか。 )
(耳に押し当てた携帯から相手の声が聞こえてくることはなく、人通りの少ない廊下の壁に凭れかかれば力無くズルズルと座り込んで。この状況は全て己の行いが招いた事。相手の事を好き過ぎるあまりに行った愚かな行為は後悔しても後悔しきれなく、ギリと下唇を噛み締めて。[奏、話したい事がある。何処にいる?]と電話が駄目ならばメールを送信し)
( " 先生だったら如何する? "何て今までの経緯を少し変え筒話した上、左記を訊ねれば保険医に目を向けて。すると再び鳴った着信音に横目で携帯を見れば手に取り確認。保険医が出した答えは寧ろ答えにはなっておらず、" そんな事は自分で考えるべきじゃないの。 "との言葉に頭を掻き乱せば溜息を。「 なんか保険医の先生って感じしない。 」そう吐き捨てつつ他愛な会話を交わしながら相手に返信を打ち。" 今は無理。それと5限目サボるから先生に言っといて。 " )
(届いたメールに溜め息を洩らしガシガシと頭を掻いて。[分かった。…悩ませてごめん。きちんと話すから。]と再び送信すると立ち上がりゆっくりと歩み出し。己も授業を受ける気分にはなれず、5限目の担当教師に体調不良を口実に二人分の欠席を伝えると適当な空き教室に入り席につき机に突っ伏して)
( 今は無理、なんて言ってしまったが此れでは相手も困るだろうな。と考えを巡らせつつベッドに丸まっては相手からの返信を見てから携帯をポケットへ。己の相手が面倒になった保険医は職員室へと向かったのを良い事に瞼を閉じては折角なので眠ってしまおうか。 )
…あれ? あー…そうか。寝ちまったのか…。
(意識がゆっくりと浮上し薄く目を開けば視界に入るのは空の教室。何故此処にいるのだろうと寝惚けた頭で思うが、その理由を思い出せば溜め息が零れ。携帯で時間を確認してみると思いの外寝過ぎてしまったようで、本日最後である6限目の授業があと少しで終わる時間帯で。無断欠席状態だが授業を受ける気分にはやはりならず[奏、授業受けてる?]とメールを送信し)
( 相手からのメールに気付いたのは6限目の終了後。チャイム音に薄ら瞼を開けば未だ保険医は戻ってないようで。携帯を取り出して内容を見、" 寝てた。..話あるならそっち行くから、どこ? "と返信すれば上体を起こして伸びを一つ。_先ず嘘つきといって逃げ出した事を先に謝らないと。と思案し眠たげに眼を擦れば返信を待とうか。 )
(机に頬をつけたまま中々鳴らない携帯をぼんやり見詰め待っていると漸く届いたメール。直ぐ様[いい、俺が行く。何処にいる?]と返信すれば立ち上がって。廊下へ出ると授業を終えた生徒達が疎らにいる中、相手の返信を待ち)
( 直ぐに返信が来れば携帯画面を見、" 保健室。 "と送信。ベッドから立ち上がって何時も保険医が座っている椅子へと向かい腰掛ければ背凭れに寄り掛かって。くあーと欠伸を洩らしつつ携帯を机の上に置けば再び瞼を閉じて。相手が来るまでもう少し寝てよう、と。 )
(メールで居場所が分かれば急ぎ足で先程鍵の掛かっていた筈の保健室へ向かい、扉を前に一度深呼吸をしては意を決したように中へ入って。「かな…」相手は直ぐに見つかるも、どうやら眠っている様子。口を噤めばゆっくりと近付いていき)
( 腕を組んで背凭れに寄り掛かった侭相手の気配には気付かなかったのかスースー寝息を立てていて。然し自分の名を呼ばれた気がして小さく唸りを上げては次いで「 ..ゆ、...ず__? 」と寝息交じりに小さく口を動かして。 )
(寝言で名前を呼ぶ相手に小さく笑みを零せば、そっと手を伸ばし相手の頬をするりと撫でて。唇を親指で優しくなぞり動きを止めると次の瞬間には表情はクシャリと歪み顔を伏せ。「…奏、ごめん。ほんと、ごめん。」相手が目覚めたか分からないのに、今にも泣きそうな震える声で謝罪の言葉を洩らして)
( ボソボソと何かを言っている声に眉を寄せて瞼を開けてみれば何時も見ない相手の表情に困った様寄せていた眉を下げて。「 俺、2番目でも..。 」ごめん、本当は一番が良い。と付けたし左記を言えば小さく笑みを零して。素直に言葉が出せるのは寝惚けている所為か、片手を相手の頭へ伸ばせば優しく撫でてみて。 )
…一番だよ。一番に決まってんじゃん。俺が好きな人は奏しかいないんだから。
(慰めるかのように頭を撫でてくれる相手の手はとても優しくて、心が痛めばギュッと拳に力を込め相手を見つめながら述べていき。再び視線を落とすと言いにくそうに下唇を噛んだ後、「…それなのに、俺、最低なんだ。大好きな奏に隠し事してた。」と己の中の後悔を吐き出していき)
..俺も。
( こちらに向けられる視線と台詞に上記を返すも言い難そうな様子に撫でていた手を相手の頬へ持っていけば「 大丈夫、もう良い。 」と出来るだけ優しく声を掛けようと思っていたのに其の声は震えを持ち。誰だって隠し事位あるだろう、自分だって相手に隠している事があるのだからお互い様だ、なんて。 )
…駄目だよ。奏を悲しませておいて、もう良いなんてことはない。
(相手の甲に掌を重ねると左右に首を振り、全部打ち明けるつもりでいればポケットからくしゃくしゃになった手紙を取り出し相手に差し出して。相手が好きだと記されているその手紙。「昨日の帰り、俺が女の子からこれを受け取った事覚えてる?さっきはその子に会いに行ってたんだ」と正直に話していき)
( クシャクシャの紙屑とも云えるモノを受け取れば広げてみて。書かれている内容は己に好意を寄せているという文、相手の台詞にこくりと頷きつつ再度文を読んでみれば途端にクスクスと笑みを洩らして。自分も其処まで鈍感では無い、「 可愛い可愛い嫉妬ですね、柚希くん。 」とわしゃわしゃと相手の頭を撫でた後椅子から立ち上がれば浅く息を吐いて。もう話を聞く必要も無いなと判断すれば「 じゃ、行ってくる。 」と髪をヒラヒラ揺らして。放課後に当る時間だが居ると良いな、と。 )
(どんな言葉でも受け止めよう。そう思いながらも緊張した面持ちで相手の反応を待っていれば、予想外に笑いを零されてしまいきょとんとして。更に可愛い嫉妬などとからかわれてしまいカッと頬を赤らめるも、嫉妬していた事は事実であれば言い返せなく。「…え。行ってくるって…もしかして手紙の女の子のところ?」と席を立ち何処かへ行こうとする相手に一瞬反応が遅れるが慌てて訊ねて)
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