瀬良 奏 2014-12-24 14:42:42 |
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( 授業が終わっても暇そうにシャーペンを回していると何処からか視線を感じ取り。其方を向くと相手の視線でむ、と眉を寄せ。_友達、だよな。先程の女子生徒と如何いう関係か、何て聞ける筈も無く目を細めべー、と舌を出してみてはフイッと顔を逸らし席を立って。女子生徒に直接聞いて遣ろうか、何てそんな勇気は己に無く然し席を立ってしまったのでいちごオレでも買いに行こうかと廊下へ出れば。 )
(機嫌の悪そうな相手の姿。明らかに先程の女子生徒とのやり取りが原因だろうと溜め息を吐き。トイレにでも行ったのだろうかと誰も座っていない相手の席をぼんやり見詰めては、徐に席を立ち相手の席に腰掛け机に伏せて)
( 曇った表情の侭自販機前に着けば深く溜息を吐いて。ポケットからお金を取り出し自販機へと投下、ガコンと出てきたいちごオレを取り出し其の場でストローを刺せば口に咥えて。再び廊下を歩けば教室へと戻って。 )
(伏せたまま目を瞑り暫くそのままで相手を待とうかと。視界を遮断し自分の世界にこもった状態になれば様々な事が頭の中を過り自然と眉が寄ってしまい)
( 教室へ戻り自分の席を戻るも誰か座っていて。ストローから口を離してむ、と表情を浮かべ「 邪魔なんだけど。 」と一言。女子生徒との言い訳をしに来たのだろうか、気にしてないのに。何て嘘。再度いちごオレを口に含めば相手が退けるまで待とうか。 )
(漸く聞こえた相手の声。顔を少しだけ上げ徐に伸ばした手で相手のネクタイを掴みグイと此方へ引き寄せると近付くだろう相手の耳許へ唇を寄せて。「好きな人は他の誰でもなく奏だから。信じてて。」と真剣な声色で囁けばネクタイを離し、相手を見詰め柔らかく微笑んで)
( 囁かれた台詞に目を開くも直ぐに離れては目線を逸らして。_好きなのは自分でも一番とは限らないじゃん。何て女々しい考えに首を横に振り「 あーやめた、..良いから早く退いて。 」と眠たげに欠伸を添えて。 )
(はたして伝わったのだろうか。相手の表情を見ても心の中まで読み取る事はできず、困ったような笑みを浮かべると席を立ち。すると鳴り響くチャイムの音。自分の席につけば三時間目の授業を受けようと)
( 困ったような、そんな相手の笑みに眉を寄せて。3限目のチャイムが鳴れば席に座り、また溜息を一つ。_信じたいけど信じることができないのは己が嫉妬深いからだろうか、何て授業が始まっても尚ボーと考えていたり。 )
(晴れない気分のまま授業を受けて。時間はあっという間に過ぎていき午前の授業が全て終わると漸く昼休みで。早く厄介な用事を終わらせてしまおうと相手に近付けば「ごめん、奏。頼まれ事思い出しちゃった。すぐ戻るけど先に食べてて?」とできるだけ自然を装い教室から出ていき屋上を目指そうと)
__..?
( 午前の授業を終えては教科書等を鞄へと。ふと相手に声を掛けられては小首を傾げるもこくり、頷けば後姿を見送り。今日パンだったっけ。何て鞄の中を見て思い出せば己は購買へと向かって。 )
(屋上へ向かうも女子生徒の他にクラスメイトの姿があれば話題を切り出せず、空き教室へ移動することにし。向かった空き教室の中は誰も居なく窓際まで進んで。此処ならいいだろうと彼女に向き直れば「手紙、瀬良に渡したよ」とありもしない事を平然と述べていき)
( 購買でパンを買えば其れを片手に保健室へと。_「 5限目、サボり来るから。 」扉を開けて保険医の姿を見れば上記を言い返答など待たずにスタスタ廊下を歩けば溜息を一つ。保険医とはよくサボりに来る関係で話しやすい人物の一人。_教室へ戻れば相手が居ないことを不思議に思いつつ席に座り待つことにして。 )
(女子生徒に想い人への告白は実らなかったと嘘を伝えては彼女は堪えきれなかった涙を流し教室から出ていき。少しの時間、感情の無い顔で窓から外をぼんやりと眺め、一度ぎゅっと目を瞑り開いてはゆっくりと歩み出し自分の教室へ戻ろうと)
( ボーッと相手の帰りを待ちつつ考え。_頼まれ事って何だ。誰から?何て疑問が浮かび上がってくるも考える事を放棄したようで机に伏せては溜息を。然し、近くの男子生徒数人の会話に目を見開けば顔を伏せた侭ぎゅ、と目を閉じて。" 小柴って彼女居たんだな、さっき廊下から空き教室が見えて...__ " )
(買い忘れそうだった昼飯を購入し、教室を前に一度足を止めては活を入れるように己の両頬をパンッと叩き中へ入り。机に伏せている相手の姿を直ぐに見付けると近づいていき「遅くなってごめんな。」と背中を軽く叩きできるだけいつもの調子を心掛け)
( " 彼女 "という存在が居た何て知らなかったな、なんて自嘲気味に笑みを零していると相手が帰って来たようで平然を取り繕い。「 別に。..頼まれ事って何だったの。 」顔を上げつつパンの袋を開ければパクリと一口。もぐもぐ、と口を動かしながら前記を訊ねては相手を見詰めてみて。 )
(相手の心中など知る由もなければ隣から椅子を引っ張ってきて其処へ腰掛け。「先生のお手伝いー。って、食うの待っててくれたの?優しいなぁ、奏は。」恋人に嘘をつくことに酷く罪悪感を覚えるも、真実を打ち明けられなければ仕方ないと己に言い聞かせて。ニコニコしながら直ぐ様話題を変えては己も購入したパンを噛り)
( 先生のお手伝い、なんて嘘を言った相手をチラリと見遣るも取り敢えずはパンを食べ終え。_浅く溜息を吐いて立ち上がればポケットに手を突っ込んで双眸細めて。「 ..嘘つき。 」ふ、と小さく笑みを浮かべるも相手を置いて教室を出れば。 )
…っ、
(気付かれてはいない、そう思っていた矢先の一言に目を見開いて。まるで己だけ時が止まったかのように動けずにいたが、ハッと我に返ると食べ掛けのパンを机に置いて立ち上がり、机にぶつかりよろけながらも相手を追いかけ)
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