葉原 唄 2014-12-21 02:42:45 |
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あはは、相変わらず手厳しい。じゃあ嫌われ者はさっさと退散しようかな。
(あからさまな態度を取る相手を見て思わず笑みがこぼれ、尚も笑顔で冗談を述べれば片手を相手の肩に置き、またねと声をかけて隣を通り過ぎ)
あーもー!さっさと帰れ!もう来るな!
(何故か相手の笑顔に調子狂わされてしまって。通り過ぎる相手の背中を指さしながら大きな声で叫び睨んで)
もう来るなって言われてもなぁ…。
(相手の罵声を背に受けて、そういう訳にはいかないんだよなと乾いた笑いを飛ばしながら階段を下りていき、その日はそのまま下校する)
んー...授業めんど...
(次の日、珍しく教室にいて自分の席に座って伸びをし小さくつぶやいて今日はどこでサボろうかと両手をを後頭部に回し考え始め)
おはよう、今日は教室にいるんだね葉原さん。偉い偉い。
(お手洗いから帰ってくると普段は授業開始前から姿が見られないことが多い相手が席についており、朝の挨拶ついでに席に近寄れば、頷きながら嬉しそうに上記を述べ)
授業でないし。じゃーね
(相手が近寄ってきたとほぼ同時位に立ち上がってサボる場所が決まったのか相手をチラッと見ながら言ってドアの方へ向かおうとし)
ちょ、ちょっと待ってよ。せっかく居るんだから受けてって…!
(喧嘩に続きこちらも悩みの種である。ここで見過ごせば委員長の名が恥じると、逃げ出そうとする相手の手首を掴み、逃すまいと懸命に説得しながら引っ張り込み)
放して。授業とか受けたくないの
(引っ張り込まれれば相手をウザったそうにジッと見て冷たく言い放ち。「アンタもサボってみたら?」と相手に限ってそんなことするわけないかと冗談半分で言い)
は?何言って……よしわかった、じゃあいこっか。
(通常自分が授業をサボるなどあり得ないが、ここは相手の予想を裏切ろうと単なる気まぐれでそんなことを口走っており、掴んだ手を離すと相手が向かおうとしていたドアへ向けて歩きだし)
へ?何言ってんの?委員長でしょ?
(一瞬なにが起きたのか驚いた表情になり予想を裏切られたと分かれば上記を慌てて言い。相手の後ろへ着いていって)
いやだってせっかくお誘いを受けたからさ。クラスメイトとの交流も委員長の役目だと思うんだよね。
(それっぽい理由を付けて教室を出ると、その場で立ち止まり相手を見る。サボったこともないためここから何処に行けば良いのか分かっていない様子
だからってサボることないでしょ
(理由を聞けばハァと呆れたように呟き。立ち止まった相手を見れば「どーしてもって言うなら着いてきても良いけど?」と相手に背を向け屋上へと向かいながら言い)
どーしても。
(相手の言葉を嫌味に捉えることもなく、言われた通りの言葉を復唱する。相手についていくが、屋上へ向かおうとしていることに気付くと「屋上は立入禁止だよ、鍵も閉まってるはずだよ」と後ろから声をかけ)
勝手にどーぞ
(相手の言葉を聞けば首だけ振り向いて言いまた進行方向を向いて。声をかけられれば「私を誰だと思ってる?」と屋上のドアの前で相手の方へ振り向けば自慢げに言って屋上の鍵を見せ人差し指でクルクルと回し)
…?誰って君は葉原さ…ってっちょっとちょっと、何で葉原さんが鍵持ってるのさ!
(おかしなことを聞くなぁと思いつつも素直に返事しようとするも、鍵を見せつけられて思わず言葉が途切れる。そもそも屋上の鍵は特別な用でも無い限り貸してもらえないし、それが相手となれば先生達も貸すはずがないだろう。だからこそ突然の鍵の出現に戸惑いを隠せず)
素直に答えるなよ…。よっしょ
(自身の名前を答えようとした相手を見てはぁっとため息をついて呆れたように言い。相手の質問を軽くスルーしながら鍵を開けドアを開けて)
いや無視しないでよ、何で屋上の鍵を葉原さんが持ってるのか聞いてるんだけどー。
(聞こえないフリでもしているのか、むっとした表情をすれば開かれたドアを相手に続けて潜り、ズンズンと近寄って相手の前に回っては腰に手を当てて再び問いかけ)
別に何でも良いでしょ?ていうか前行けないから退いて
(何故今理由を話さないといけないのかと思いはぁっと溜め息を吐いて少しだけ睨むように相手を見つめながら言い。)
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