START：DASH！！【非募集】

ルパン、まさかそこまで考えて…本当ならこんな無茶なお願いを聞いてもらえただけでも助かっているのにその上ソフィアの今後のことまで考えてくれているなんて、感謝をしてもし足りません…ルパンばかりが汚名を被ることになるのはとても心苦しいけれど、その案に乗っからせてもらってもいいでしょうか
(この一通の予告状に込められた相手の真意を聞けば、自分の頼みで城への潜入と宝剣の奪取という危険極まりないミッションに協力してくれること自体が既に破格だというのに、その上国の行末までも見通した配慮をしてくれる相手に言葉では表しきれない感謝の念を抱いていて。例え彼自身が汚名を被ることそのものは構わないと考えていようがいまいが、それではあんまりではないかと思う自分がいる一方で立場上自分のとるべき決断もハッキリしており、申し訳なさげに眉を寄せながらおずおずと自分の考えを告げて。ジェニーを前にして不安やら戸惑いなどの感情が入り混じっている様子の相手を見て「ルパン、大丈夫です。ジェニーは教会でも指折りのシスターの素質を持っています、これぐらいの毒なら問題にしません」ジェニーはこんな調子でも頼りになる実力者で、不安がらずに彼女を信じて身を委ねて大丈夫だということを告げるようにそう断言をして『ありがとうセリカ様。……うーん、ルパンさん、こんな状態でここまで船旅してきたなんてほとんど奇跡ですよ。ここ、表面からだと分からないんですけど毒が骨にまで浸透していて、ほんの少し動かすだけでもものすごく痛かった筈ですよ』セリカのフォローに明るく返事を返してから彼の傷口に杖をかざして、そしてそれだけで大体の症状は掴めたようで。その上で予想以上に悪い傷の状況について傷口を指差しながら説明し、にも関わらず表向きだけでも平気な顔をしていられる相手の化け物じみた我慢強さに呆れ返ったような声を漏らし『ここまで酷いと本当は三日ぐらいじっくり時間をかけて解毒していった方がいいと思うんですけどー…でも、そんなに待てないって言うなら骨を削るしかないと思います。多分すっごく痛いのであんまりオススメはしません』どうやらそう簡単にこの場ですぐに完治とはいかないようで、仮にすぐに治そうと思えば相応の痛みが伴うことを口にして、積極的に薦めはしないがそれでもどうしてもと言うならと相手に選択権を委ねて)

(/大丈夫です、自分も元ネタのタイトルしか知りません←後で読み返してあそこはこの表現にするべきだった、単語選びがダメだったとか自分で自分にダメ出ししてブルーな気持ちになったりもしますね。でも、多少は復活したようで安心致しました
無登録時代からこんな調子でやってきましたし既に阿吽の呼吸ですね←)

(/おっと、忘れてました。なんかこちらが勝手に万全の態勢の方がいいだろうと治療の流れにもっていっちゃってますけど、多少の手負い感があった方がドラマが盛り上がりそうだなとか思ったら遠慮なく適当な理由つけて断ってもいいですからね)

汚名？忘れんなよ、俺は元から悪党だぜ？盗む事を稼業とする奴が盗みを働くなんてのは単に自分の仕事をするってだけだ
(心の清い少女からすれば共に戦う相手だけが悪として名を残す事が気掛かりなのだろうが元を正せば汚名も何も根っからの悪党である己が悪さをするのは当然のこと、反ってそんな心配をさせる方が予想外であったし根本の考え方に表の世界と裏の世界を生きる人間の違いが出でいるのだろうか、何ら問題ないとしれっと言いそんな顔する事なかれ申し訳なさそうにする少女の眉間をとんとん軽く叩き。包帯を取り傷口を見るでもなく杖をかざすだけで状態を把握できるとは、神様どうかお恵みをとか何とか祈るだけが日課のシスターとは訳が違うようで、どうやらこのジェニーとかいう不思議ちゃんの力はお墨付きとあれば未だ痛む傷を治して貰えるのは願ってもない「セリカがそう言うなら頼むぜ。骨にまで毒がねぇ…三日も待ってられないしすっごく痛いのを体感してやろうじゃないの」痛みがある治療とない治療なら間違いなく後者を希望したいが此処まで来てのんびりやっていられないし何より痛みに怯むのは男として情けないとか痩せ我慢も加わり、敢えて傷のある左腕を動かし胸の前で拳を作ってやる気満々な雰囲気を醸し出し)

(/お仲間で良かったのです←そうなんですね、語彙力のなさとか言い回しがちょっと違うとかなっちゃいますよね…
阿吽の呼吸とな！まさに最高の一言に尽きます←
さすがに大泥棒でもずっと痛いのは大変だと思うのでさくっと治療お願いしちゃいました)

……そう、でしたね。ではルパン、宜しくお願いしますね。そして、ありがとう…
(そう言って戯ける様子にこちらの気持ちも幾分か軽くなり、軽く指先で押された額へと手を伸ばし触れながら自分に気を遣わせまいとしているであろう彼の厚意を受け入れ、思わず口を突いて出てしまいそうになる謝罪の言葉を引っ込めて感謝を言葉にして伝え微笑んで。たとえファルシオンを盗み出す仕事を請け負ったとはいえ所詮は他人事、ここはゆっくり休んでから仕事にとりかかるだろうと思っていたため、強行策に出たのはジェニーは予想外であったようで『えぇー！本当にやるんですか？屈強な軍人さんでも治療中の痛みのあまり失神することもあると聞いたことがありますけど…いいんですか？』一応提案をしたのは自分だが、脅しなどではなくどれだけの痛みなのかを改めて説明した上で再度相手の意思を確認するように問いかけ)

(/まさにそれなんですよね！ここでのお返事では出来るだけ気をつけてはいるつもりですが、もしも拙い表現があったりしても目を瞑っていただけると幸いです！
そうでもなければ6年余りこのノリでやってこれてないはず！←
しかし、選んだのはルパンにとっては受難の道ですな…←)

報酬さえ貰えれば何でもする男だぜ。あんま難しく考え過ぎんなっての
(大きな宝に危険は付き物であるし盗みに入って死にかけた経験ならいくらでもあり、何より報酬をたんまり頂けるとなれば改めて礼を言われる程でもなければ申し訳なく思う必要もないのだが、それでも大悪党相手にして律儀に感謝を述べるのは彼女の性格であり致し方ないのだろうと肩を竦めて苦笑い。予想を遥かに越えるらしい痛みに目が泳ぎ本当にいいかと聞かれ怯みそうになるものの「男に二言はないぜ、お嬢さん。それにこぉんな泥棒さんが少しでも長く国に滞在しちゃ怪しまれるだろって事で宜しく頼むよ」軍人に耐えられない治療とは果たしてどんな物だろうか内心心配で仕方なく変な汗が背中をつたうのは気にしないでおき、己の気が変わらない内にとジェニーの両肩に手を置き覚悟は十分である旨を伝え)

(/主さまの表現が拙いとか思ったことないです、ほんと！いつも素敵だなと、読みやすいのに簡単でなく奥が深くて小説を読んでる気分です。
改めて考えるとほんと長いですよね！！有難い限りです！！煩悩まみれの6年すてき←
痩せ我慢して自ら楽な道は選ばなそうだしって事で、ルパンに痛い思いばっかさせてごめんなさい←)

それはそうかもしれませんが、お礼なら何度言っても減るものではありませんから。文字通り気持ちですが報酬への上乗せということで
(あくまでも報酬の為だと口にする相手、それでも本当に報酬のことしか頭に無いのなら盗み出した後のことまで気を利かせる必要はないはずであり、怪我だって大事をとってゆっくり治しても良かったはずで。しかし、実際には彼の行動はずっと自分の気持ちに寄り添ってくれているものだったと認識しており、世間のイメージとは全く違ったルパン三世像を抱いていた己は悪党ではなく一人の人としてお礼を言うべき時には言わなければと思ったようで、気持ちだけでも報酬を上乗せしたいと思わせるぐらいには感謝しているということを口にして。多少の躊躇いは見てとれたものの、最終的に迷いのない様子で治療を受けることを決めた相手にジェニーはフワリと表情を綻ばせて頷き『わかりましたぁ。ふふ、それにしてもルパンさんはとても男らしくて頼れる方なんですね、セリカ様がすごく信頼してるのも頷けちゃいます』今回の件にどれだけの覚悟と真剣さで彼が向き合っているのかを今のやり取りで理解すれば、彼ほどの人物が味方ならばなんとも心強いとセリカと親しい仲としても嬉しく思い『……それじゃあルパンさん、始めますよ？』これは治療の失敗は出来ないと気合が入ったようで腕まくりをして早速治療始めれば青空の下悲鳴にも似た絶叫が響いたとか響かなかったとか…『はーい、終わりましたよ、お疲れ様でしたぁ』骨を削るため切り開いた傷を最後に癒しの魔法で綺麗さっぱり治して相手を労い「る、ルパン、大丈夫ですか？」とても見てられないと治療の様子から途中目を背けてしまっており、治療の終わりを告げられると相手の方へ向き直り恐る恐るといった様子で問いかけて)

(/ぐはっ、それは褒めすぎです。まさか自分を褒め殺しにするつもりですね？←←
本当、1週間も待たずにお別れもザラにあるこの界隈で6年というのはとてつもない数字ですよね。これも偏に煩悩様のおかげですかねー？ありがたやー←
確かにその通りだと思います！それも女の子二人の前ですし尚更ですよね)

んじゃ遠慮なく聞くとするか。ありがとさん
(面倒事に首を突っ込んでしまうのは昔からの癖、特に女性が絡むとなれば格好付けたくなるのは爺様から受け継いだもっと厄介な癖。ここまで気を使う依頼人は見た事ないがそれがセリカという人物像なのだと素直に有り難く貰っておく事にして、こんなに優しい子が守りたい国はどんなに魅力的だろうか身を屈め澄んだ瞳と高さを合わせそっと頭に手を乗せ。男らしくて頼れるというフレーズとは何とも嬉しく「あったり前だろぉ？何たって俺様はあの有名なルパン三世だからな」胸をドンドン叩いてどや顔したのも束の間、予想以上の痛みに今まで盗み出した品々やそれに纏わるストーリーなんかの所謂走馬灯とやらが見えたような、次に意識がハッキリした時には既に治療が終了したようでホッと深呼吸繰り返し「…なぁに、これくらいへっちゃらよ」幾分か老け込んだげっそりした顔で言っても説得力ゼロなのだが、激痛の余韻があるもののすんなり動かせるようになった左腕を伸ばし親指立ててグッとサインを見せ)

(/んな事ないです！わい褒め殺しなんてしまへん←
しみじみ考えれば考えるほど凄いですよね。煩悩も悪い事だらけじゃないのですね←
果たしてカッコつけられたか謎ですが笑)

ふふ、これじゃあべこべですね
(お礼を言ったかと思えば次は相手の方からお礼を言われ、お礼のお礼という少しばかり珍妙な状況に思わずクスッと笑みが溢れ、髪に触れる手にも最初の頃にあった抵抗や体の硬さなどはなく肩を小さく竦めて。紆余曲折ありながらも最後まで意識を失ったりすることもなくしっかり治療の痛みに耐え抜き仮に大丈夫だという言葉が痩せ我慢の強がりだとしても素直に感心した様子で「それなら良かったです。無事に治ったようで一安心ですね」見るからに余裕がなさそうなのは明確だが、それを指摘しては大丈夫だと言い張る相手の尊厳を傷つけかねないとそう相槌を打って、問題なく曲げ伸ばしされる腕を見てこれで安心して作戦に移れそうだと安堵して『本当にルパンさんって我慢強いですね、暴れたらどうしようって思ってたけどおかげでスムーズに治療出来ちゃいました。ふぅ…それにしても、少しだけ力使いすぎて疲れちゃいましたー…お二人はもう行っちゃうんですよね？』そんな二人のやりとりを見ていたジェニーが治療の為に魔導を最大限に使ったためか深い息を吐きながら治療が終わって早々ではあるが急ぎの旅であろう二人へと小首傾げながら問いかけて)

(/唐突の関西弁がものすごく怪しい←←←
間違い無いですね、あなた様とあれがしたい、これがしたい、そんな煩悩が原動力になってるわけですから←
カッコつけようとするけど詰めが甘くカッコつかない、でも不思議と魅力的、そんなルパンらしくていいと思いまする←)

お礼にお礼に言ってたんじゃ終わりが見えないか
(過度なくらいの感謝に対して此方も謝辞しては面白い状況が産み出されてしまいクスクス笑いが止まらず、本来なら頼まれて仕事をする身である此方が礼を述べる必要はないはずであるのに口を突いて自然と言いたくなる不思議な存在に温かい笑いが止まらず目元を綻ばせ。本当ならばこのまま前に突っ伏して眠ってしまいたい気分だが悠長な事をしては折角耐え抜いた治療の意味もなくなるというもの、力が入りっぱなしで上がったままの肩を下ろし長く息を吐いて緊張をほぐし「ジェニー、ありがとさん。おかけで大暴れできそうだぜ。これはほんの気持ちだけど取っといてくれ」いくらか多めに入った小銭入れをぽいと山なりに投げて渡し、己の強がりを何も言わず聞いてくれる優しいセリカに向き直り「さてと傷は完治したぜ。いよいよ始めるとするか」緩く結んだネクタイをきゅっと形を整え気合いは充分だと解毒を施したシスターへ背を向け片手を挙げてさよならして)

(/んなことありまへぇん！！←←
煩悩すてきです…主さまありがとうございます…
決めても決まりきらないところが逆に魅力的だと思うんで、そーゆー感じを出せるようにがんばりまするぜ←)

ええ、全くです。こういった言葉は言われても言っても気持ちの良いものですが、あまり繰り返しになってはありがたみが薄れてしまわないか少し気にするところですね
(こんな平和的なやりとりでお互い笑い合えることは出会う前の彼へのイメージからすれば考えられないことだなと口元を緩めながら、感謝を言葉にして伝えることはいいことだと思う一方で彼が上辺だけでお礼を言っているというのは考えられないし、自分だってそんなつもりはないが受け取る側の意識としてはそういうこともあるのではないかと、これまた真面目なのかズレてるのかなんとも言えない微妙なラインのことに考えを巡らせ首を傾げ。相手がその気になっている以上こちらも足を止めるという選択肢はなく、もう少しゆっくりしていけばいいのにとでもいいたげなジェニーの表情に後ろ髪引かれながら「そういうことだから私たちはもう行くわ。きっと私の使命を果たしてみせるから、帰りを待ってて」彼女へとそう力強く伝えては用意された馬に跨って『そうですかー…少し寂しいですけどお二人の活躍を願ってますね。それと、ルパンさん、ありがとうございます』ジェニーはセリカの言葉に深く頷き、彼から投げ渡された小銭入れをキャッチして胸元にもっていけばお礼を述べ、もう片方の手をヒラヒラと振って二人を見送り)

(/めちゃくちゃクセが強いキャラになってまんがな！←←
お礼言いたいのは自分の方ですよー、今回は特にこっちのやりたいこと詰め合わせの妄想にお付き合い頂いてますし
現時点で自分からすれば完成度高めなのにもっとがんばるなんて…ストイック過ぎます惚れます←)

安っぽくなっちまうってか？じゃあさっきので終いって事で
(いくら言っても言われても気分を害さない言葉といえど多く飛び交っては内容が軽くなってしまうのも一理ありか、少なくともハッキリした事は話の方向性がおかしな点へ移りそれがまた面白く笑い合える仲なった事でなかろうか、放っておくと永遠にお礼合戦が繰り広げられそうだと両方の人差し指を交差させ終了の合図を。スムーズに動かせるのは感謝しかないがトラウマにもなりかねない治療の記憶を紛らす為に煙草を一本肺の奥まで吸い込み、毛並みの良い馬に跨がりもう一度ジェニーへと別れの言葉を投げ「じゃあな、二人の無事を神様にでも祈っててくれ」進行方向へ視線を戻し脳裏に城の見取り図を浮かべ、移動手段のスムーズな受け渡しにセリカや仲間達の計画を無駄にしてはならないと真剣な顔付きになり「次は…正門か」味方の手引きは頼もしいが此方を歓迎する人ばかりではない危険性は十分にあり、門への移動中も何者かに狙われてはいないか幾分か口数も減り些細な物音にまで意識を払い)

(/クセ強いのは元々でんがな！←←
いやいや、大まかな粗筋を考えて頂いた上に好き勝手格好つけさせて貰ってるのでこちらの妄想もかなりですよ！そうです、常に主さまに掘れて貰える人間でありたいのです←)

そうですね、何より感謝の気持ちなら全てが終わった折に嫌というほど聞かせることになりそうですから。それともルパンとしては感謝の言葉よりも現物支給の方が嬉しいでしょうか？
(感謝の言葉の応酬は一旦終えようと一つ頷き、既にここまでの旅路でかなりの親しみを感じて冗談も言い合える仲になった相手に対し、彼の場合言葉なんかよりも酒宴の方が嬉しいだろうなどと冗談混じりに少しだけ意地の悪い言葉を投げ掛けてみせては小さな笑みを湛えて首を傾げて。ジェニーと別れ、ソフィアの城を目指して馬を走らせ。王家の生まれで最低限の馬の扱いは教え込まれた自分はともかく難なく馬を乗りこなす相手の姿は様になっており「それにしても、流石ですねルパンは、乗馬の心得まであるなんて」多才な相手であればこその盗めないもののない大泥棒なのだろうと納得しながら素直に感じたまま称賛の言葉を送って。道中談笑しながら進んでいたが城が近づいていくに従って口数が減っていく相手にこちらも口を閉じ、ここから先は気を引き締めていかなければならないと自分自身に言い聞かせ自分も周囲の様子に気を配り)

(/ノリ良すぎっす←←
確かに、あなた様の色が出たからこそのここまでの流れですしね。やはりなりきりは最高ですな…
それは大丈夫です、毎度毎度の素敵な描写に返信のたびに惚れ直してます故！←)

そりゃもう一番は金をたんまり頂くことだな
(提示された報酬以上を望むつもりは全くないが冗談として通じる仲ともなれば両手で貨幣の形を作りニタニタ笑っても許されるはず、もちろん謝辞も嬉しいのだが仕事の対価ときて真っ先に浮かぶ二文字を大量に思い浮かべ。車の移動に慣れ親しむ身としては愛車が恋しくなる気持ちも少なくはない塩梅でも、乗馬ができない訳でもないし乗りこなせないものがあっては男として失格と言っても過言でないような「動物だろうが金庫だろうが、素人が扱いにくいモンは全部相手を女と思えば楽勝さ」どこか三枚目の雰囲気漂う猿顔のくせに女性の気を惹いてしまう所以ともなりうる持論を語り風に揺れるたてがみを撫で。遠目に城らしき影を捉え道中何者かに襲われる事なく無事に辿り着く予感さえしてきた所で静かに口を開き「…セリカ、作戦のお復習でもしておくか」彼女の方が城も国も詳しく必然的に此方がサポート側に回ってしまう立場だからこそ少しでも多くの情報を叩き込んでおきたく近くを走る少女へと視線を動かし)

(/またまたそんな、主さまのノリの良さには敵いませんってば←←
間違いないです。シンプルに最高の一言に尽きますね…。
うわっほーい！誉めていただくと調子に乗るやつですっふーい！！←)

まぁ！ルパンったら…ごめんなさい。もっとお金があればその要望にもお応えできたのですが
(もっともわかりやすく直接的な要望を聞けばなんとも相手らしいと、口元に手を当てて可笑しそうにクスクス笑って。彼の要望とあらば出来ることなら一番に応えたいところだが王女としての座を追われて久しく教会で神官として過ごす今の己には相手の望むものは残念ながら用意出来なさそうだと、その言葉を真に受けて申し訳なさそうに瞳を伏せて。多才ともいえるその技術の根底にあるという女性を扱うようにすればいいという彼の独特の感性には疑問符を浮かべて「なるほど…？そういうもの、なのですね…」常人には理解が出来ないからこそ彼はこの世界においてオンリーワンの能力で仕事をこなしてきたのだろうなと無理矢理自分を納得させることにして。城が見え始め、ここから更に接近すれば見張りの兵なども配備されているであろうことが予想され、慎重に行動しなければと考えていると相手から声をかけられ作戦について尋ねられると「そうですね、まずはこのまま正面は避けて隠し通路のあるお城の北東側へと進みます。城壁の上の哨戒兵が厄介ですが恐らくもうそろそろ現政権への反乱を装って私の仲間たちがお城を攻めてくれる手筈になっているのでその騒ぎに気を取られている隙に入り込みましょう」そう改めて説明をしつつ、まずはお城を大きく迂回するように近くの林の中を通りながら北東側を目指すことにして)

(/そんなに褒められると照れますぜ←←←
そして何よりあなた様とだといい意味で筋書き通りにならず予想を裏切ってくれるのが実に最高です…！
謙遜するよりも素晴らしいと思いますぜ！嬉しそうにしてもらえるとこちらとしても喜ばしいです←)

冗談だっての。金が欲しい時は金庫から頂戴するか、金を持ってそうな悪の依頼を受けるさ
(金は金がある場所から貰えばよしと考えもっと寄越せと請求するつもりは最初からなく、逆に金や財宝といった物でなく誠意や感謝を示してくれる彼女の方が珍しく返って魅力的に見えたりするものだとしみじみ考え。男遊びとは無縁であろう少女には理解しがたい例えだったようで何を説いたか分からない純粋な反応が眩しく目を細め「その内分かるようになるさ」この素直で優しい子がいつか峰不二子のように男を手玉に取る女になってしまったらなんてセリカに合わない妄想が過り小さく首を振り。太腿にしっかりと力を入れ片手を離して地図を広げ作戦に耳を傾け順路をイメージし最初に己のアジトでも軽く尋ねた戦法を再確認「了解。ならこっちの方向を目指せば良いって事だな」時折進行の妨げとなる伸びきった草木を手で払い除けながらも長い林の終わりが見えて来たのか視界が広がり、一段と城の近くへ臨むにつれて目立たないよう意識しつつ徐々に馬の速度を上げ接近し)

(/おっ待たせしましたぁぁぁ！！！
主さまが考えて下さる大筋に願望をねじ込んでるだけなのですよ！
そらもう惚れ込んでるお相手さまから誉めて頂けるとニヤニヤが止まりませんもの←←)

それならこの国が再びルパンの標的になってしまわないことを願いましょう。一度狙われたら防ぐ手立ては無さそうですから
(報酬としてもらうのではなく盗めばいいというのが実にルパン三世らしく、とはいえ国難によって現在ではあまり資産のないソフィアを敢えて狙う理由は彼には無さそうだが、一度盗むと決めたら彼は本当に国庫の中身を空にすることだって容易いのだろうなとそんな風に考え、彼を信頼しているからこそ言える冗談を口にして笑みを浮かべながら肩を竦めて。結局わからずじまいの相手の言葉の真意だが、なんとなくここで説明を求めて聞き出したところで今の自分では半分も理解出来なさそうな気がして考えるのをやめて「それではその時がくるのを楽しみにしておきましょう」それ以上質問などもせずにそれだけを口にして。作戦の確認をして、はやる気持ちをおさえながらかつて自分の過ごしていたお城の姿を横目に見ていて、すると向こう側から馬に乗った3人組が駆けてくるのが見え馬を止めて「…ルパン、止まってください。向こうから誰か…あれはっ……スレイダー……！」そしてそれが今の状況を最悪の方向に導く人物であることを示すように顔を青ざめさせて『ドゼー様の言う通りだ。奴の音信が途絶えた時点で網を張っといたら簡単に獲物がかかりやがった、俺様にも運が向いてきたな』向こうもこちらの存在に気づいたらしく二人の兵士を率いる下卑た笑みを浮かべたいかにも豪奢な鎧に身を包んだ騎士風の男が少し離れた位置で馬を止め)

(/お待ちしてましたああああああ！
なるほど、そしてその願望が自分のツボをことごとく突いてくる不思議！
お互いに褒めて伸びるタイプのようですな。褒めて褒められてお互いを高め合うなんて素敵です←)

スレイダーにドゼー？こりゃまた随分と悪そうな輩のお出ましだな
(一気に駆け寄るつもりが一転し少女の掛け声にて手綱を力強くひっぱり加速した馬を急停止させ、見慣れない顔に名前だが相手の反応から良くない客であることは一目瞭然の男を前に正面突破か回避すべきかはたまた己が囮となり敵を引き受ける間に彼女だけ先に行ってもらうべきか、察するにドゼーとやらボスの元全体数の見えない敵を相手にセリカの青ざめた表情も気掛かりとなり先ずは作戦を立てる為の時間稼ぎをすべく得意の話術で「運が向いてきたねぇ…悪いが幸運の女神ってのはいつでも俺様しか見てないぜ？」いかにも城の警備といった風のがっちり固められた鎧に対し此方が羽織るものはジャケットのみだが心配する事なかれいつも通りの自信はそのままに相手の言葉を借りて挑発し「通してくれなんて言っても素直に聞いてくれる訳ないよなぁ」さて強硬そうな男はどう出てくるだろうか武器も実力も未知数となれば先手必勝、上着をめくりワルサーを取り出し真っ直ぐ前に腕を伸ばして城を目前に現れた新たな刺客の眉間を狙って構え)

(/なんか強そうなオッサン来たああああ！叫ぶシリーズにしてみました←
うまいことルパンが格好付けられる流れに持ってきて下さる不思議もありますよ！
最終的にお互いくっそ調子に乗ってしまえば完璧ですね←)

ルパン…気をつけて、奴はスレイダー…この国の宰相ドゼーの部下の狡猾な男です
(目の前の男スレイダーが何者なのか、そしてその背後に控えるのがこの国の実権を握る宰相であることを彼に説明しては、敵を牽制するようにキッと鋭い目で睨みつけて。当のスレイダーはそんな目線に全く怯まず、相手の軽口に応じる様子もなく『ふん、小娘一人消すのに何を手こずっているかと思えば貴様のような男が手を貸していたとはなあ…おい、貴様ルパンと言ったな、この小娘に何を言われたかは知らんがこいつに協力したところでお前のようなコソ泥が満足するような報酬は与えちゃくれないぞ。単なる口約束に踊らされて哀れな男だ、仕える人間はちゃんと選ばんと後悔することになるぞ』名のある怪盗であるルパンがセリカの王女としての肩書に釣られ利権を目当てに動いていると思い込んでいるのだろう、しかし今の立場ではそんな力などなく手を貸す価値などないとばかりにそう捲し立て。スレイダーの発言がルパンと己の関係性について全くズレた考察によるものであることを認識しつつ、一方で王族たる自分の無力がドゼーの一派の専横を許してしまっているという事実を突きつけられた形となり「ルパン…あの男の言うことに耳を貸さないでください…」敵は強大でその戦いに相手を巻き込んでしまっている、そのことが急に恐ろしくなり不安と迷いが綯交ぜになった震える声で呟き、歯噛みして。セリカの表情が曇ったのを見るやスレイダーはここぞとばかりに悪い笑みを浮かべ『苦し紛れに未練がましく口先だけで貴様を引き止めることしか出来んような娘のためにむざむざ死ぬこともないだろう、そいつを俺様に引き渡せ。貴様の働きをドゼー様のお耳に入れてやらんこともないぞ？そうすればおこぼれぐらいは貰えるだろうな』あろうことかセリカを裏切ってこちらにつくようにルパンを誘い、同時にその誘いに乗らないようなら一緒に消すまでという意思を示すように槍を構え後ろの兵士二人には弓を構えさせて)

(/しかし中身はめっちゃ小物のゲス野郎ですよおおおお！叫ぶシリーズに便乗しました←
やっぱルパンはかっこよく活躍しないと。脇役、引き立て役は似合いませんから！
なるほど、ちなみに自分は常に有頂天です←)

つまり早い話ドゼーを倒せば政権は元通り平和なお国を取り戻せるって事だろ？
(小物ほど良く吠えるとはまさにこの事かと耳を貸す気など全くないが好きなだけ喋らせておき、セリカを裏切り己についた方が得策だと説くスレイダーの話に一端区切りがついたタイミングで口を開き「言いたい事はそれだけか？俺が誰に手を貸すか、そんな事は自分で決めるモンだぜ」もちろん得られる報酬の量も依頼を引き受ける上で重要な点に含まれる事は確かだが単に金が欲しいだけなら銀行強盗だとか豪邸へ盗みに行くとかの方法を取れば済む話、それだけでなくこうして面倒な依頼を受けるのは大悪党といえど人情に篤い部分を持ち合わせるからであり、ドゼーの側につかずセリカを護衛するのはつまりそういう事。必死に隠そうとするが怯えた様子の少女へ向けて「俺を信じなさいっての」これまでの旅で己の性分は理解してくれただろう前提で裏切るつもりは全くないから安心してくれとウィンク飛ばして意志を伝え、背後に潜む悪が判明した時点で目の前の小物に用はなしと矢が此方を狙おうが怯む事なくスレイダーへ向けた銃口をずらし林に生い茂る樹がちょうど弓を構える兵士に落ちるよう頭上で二発発砲し)

(/悪者あるあるですねえええ！そういうノリ良いところほんと素敵です←
ばちっと決めなきゃですよね！
え、そんなの私も同じですわよ←←)

ルパン、ありがとうございます…。私はもう貴方達には屈っしないわ！……ソフィア王家に名を連ねる者として必ずこの国を救ってみせる！
(自分の頼ったルパンという男はこんなにも頼もしく、そして自分の願いのために命を張ることも厭わず、文字通り一蓮托生の気概を持って共に戦ってくれているのだと、一見すれば軽く見えなくもない彼の態度と短い言葉から真意を感じとれば、彼にお礼を述べ自分は怯えたり不安を感じるのではなくその想いに報いなければいけないと心を奮い立たせ。そして手綱を強く握りしめ、片手に短剣を構えてスレイダーへと真っ直ぐ突きつければこれまでずっと彼に隠してきた自分の素性と、その立場に伴う責任や覚悟に向き合うことを力強く宣言をして。勢いを盛り返したセリカと自分の思い通りにならないルパンにスレイダーは苛立ちを露わにし『ふん、後悔しても遅いぞ。お前たちはここで…なにいぃぃぃ！？……ええいっ、くそっ、覚えておけよ貴様ら』部下の兵士に弓を射るよう命令を下そうとするよりも先に彼の早技により落ちてきた木の枝にぶつかって昏倒した兵士を見てこれほどの腕前とは思っていなかったであろうスレイダーは驚愕して。すっかり形勢が逆転し追い詰められたスレイダーはヤケになって手に持った槍をルパンめがけ投げつけるが、それに対してはセリカが「ファイアー」の魔法にて応じて撃ち落とすもスレイダーはその隙に馬を城へと走らせ早々に撤退を始めていて)

(/そして逃げ足が早いのもお約束ですねええええ！ノリの良さはあなた様とのこれまでのやり取りで学びました←
ですです、だからむしろ見せ場を作らねばー！という使命感が…←そして、地味についにセリカの正体が明らかに！←
おお、流石は我が兄弟であり友であり相棒でありライバルたる存在よ…←)