START：DASH！！【非募集】

聖職者や泥棒である前に私たちは一人の人と人です。一人でも多くの人が立場や身分そういったものに囚われず自分の過ちや非を認めて謝罪をすることが出来る世の中になればきっとこの世界は少しでも良いものになると私は信じてますから…と、少し説法臭くなってしまいましたね
(今の謝罪もつまるところあくまでも自分は聖職者ではなく一人の人間として、自分自身の信じる信念のために誠意を見せたまでのことだと話すがそもそも自分はこんな話しをするために遥々ここまで来た訳ではなかったと思い直し、先程語ったのは紛れもない本心であったが少しばかり冗談めかしてそう口にすれば穏やかな笑みを向けて。本当ならばすぐにでも出立したいところではあったが自身も人目を忍んでの長旅であまりここ数日は満足のいく食事がとれていなかったこともあり、ここでキチンと鋭気を養ってそれから動く方が得策かもしれないと判断をし一度浮かせかけた腰を再び下ろし「そうですね、急ぎの旅ですが腹が減っては戦が出来ないとも言いますから…それではお言葉に甘えてご相伴に預からせてもらってもいいですか？」そうこちらが返事を返すよりも先に相手はキッチンへと入っていくところで、それから程なく辺りに食欲をそそるいい香りが漂い始めるとこちらの腹の虫も小さく鳴り、今のが相手に聞かれていなくて良かったとホッと小さくため息を零せば佇まいを直して待ち)

(/謙虚で慎ましやかなthe・日本人の図ですね！！そして譲り合い精神を爆発させるあまりお互いよけた先に相手がきて進行方向を塞ぎあって中々前に進めないとかいう謎のイメージが←
それもいいですね。ただ一点、不二子ちゃんポジションに相応しい男前な役割を自分に演じられるかという問題ががが←)

(/風邪ひいて寝込んでしまっていて、もう少しお返事遅くなりそうです…すみません。早く治しますね！！！！)

(/気付くのが遅れました…！お返事は慌てなくても大丈夫なので、ご自愛くださいね)

泥棒と聖職者以前の問題ってか、随分と根の真っ直ぐなお嬢さんだこと。お前さんのその素直なとこは大事にしろよ？人間大人になっちまったら薄汚れちまうモンだからな
(ほんの少し言葉尻が気に食わなかったと口にしただけで此処まで話が深くなるとは驚きだしよほど真面目で良い子なのだと、数分の間に柔らかくなった微笑みを見れば本人が望んだとは言え自分のような盗人と行動を共にする彼女の不運さに痛む頭を掌で支え染々と溜め息と共に視線を落とし。盗みの依頼を受ける事は多々あれどその多くが依頼人は安全な場所で高みの見物であったが今回は別、さてこの誇り高い女性をどう扱うべきか今は考えないでおくことにし料理を均等に分ける事にだけ集中し「ばあ様直伝のレシピだ、こりゃ旨いぜ？相棒の次元もこれだけは絶賛してたっけな」美味しそうな香りが鼻を擽りほかほかと湯気を立てる大皿を２つ器用に片手に乗せ残る片手に赤ワインとグラスを２つ持ちテーブルへ、若くお堅い彼女はアルコールを欲しないだろうと察しながらも長旅の前に少しばかり打ち解けられたら何よりと敢えてグラスに注ぎ目の前に並べ)

(/申し訳ありません、大変ながらくお待たせしました…風邪っぴきのままテスト期間に突入し晴れて今日から自由の身です！
何故か同じ方向に避けちゃうあの不思議な現象ですね笑 あれほんと何であぁなっちゃうんでしょうね！？
不二子ちゃん程の魅力的な女性を演じられるかという問題もももも←←←←←)

なるほど…それはやはりルパンもそうなのですか？
(自分よりもずっと多くの経験をしてきているであろう相手の言葉は実感を伴って響き。しかし、こうして少し言葉を交わした限りでは相手は泥棒という肩書き以外ではあまり後ろ暗い印象はあまり抱かず、人となりはむしろいい方なのではないかと思いつつある自分がいて。それでもそんなことをわざわざ言うからには相手にも他人にはそうそう見せられないそういった部分がきっとあるのだろうと確信を抱き、上手い具合にかわされることは承知の上でそんな意地悪な質問を投げかけてしまえるぐらいには、最初こそ肩書き一つで一線を引いて接してしまっていたルパンという一人の人間に対して好印象を抱き、親しみも感じ始めていて。暫くして相手の運んできた大きな皿に盛り付けられたふんわりと匂いの伴う湯気の立ちのぼるミートボールスパゲッティを前にすれば目を見開き、少女らしい年齢相応の明るい表情をみせては感嘆の声を漏らし「まあ！おばあ様の…とても美味しそうなお料理ですね。……ミラ様、お恵みに感謝を…いただきます」ワインと料理を用意した相手が向かいに腰を落ち着けたのを確認すれば神妙な態度で自らの崇拝する神への祈りを口にして。普段お酒は嗜まないが教会での教えで禁止をされている訳でもなく、せっかく用意してくれたものを無碍には出来ないとまずは軽くグラスを傾けワインを一口含み)

(/それはそれは大変でしたね、お疲れ様でした！この時期は気温も低く何かと忙しいですから尚更体調も崩してしまいがちですよね。無事帰って来ていただけて安心いたしました！
左右にスペースあってもそれですからね、不思議なもんです…まあ、もしもあなた様とそんなことになったなら息がピッタリということでポジティブな方向に片付けてしまえばオールオッケーですかね←
このままだとお互い謙遜を続けてそのまま地面に潜り込んでいってしまいそうな勢いですな←)

いいや俺は別さ、盗みを重ねたって人の心は忘れちゃいないからな。そんな良いヤツばかりじゃないって事よ
(盗む為なら手段は選ばない人間ではなくやり方は派手だが人を傷付ける事は極力避けたい派の己、つまるところ自分の所に来た時点で彼女は正しい選択をした事になるのか否か。泥棒稼業を悪くは思わないが果たして後ろめたい気持ちは微塵もないのかなんてらしくない疑問は直ぐに否定し、自分の考えるままに自分らしく突き進むのが自分のやり方はなのだと一人考えを巡らせ納得し。下げた頭を上げた頃には白い歯を見せニヒルに笑い、私利私欲に溺れる廃人溢れる世界に面白い刺激になりそうだとニタニタ緩んだ表情はそのままにしておき。数本引き抜いて味見したパスタは我ながら上手く茹で上がり得意気に胸張って「ささどうぞ、ちょっとならお代わりできる分もあっからよ」丁寧なお祈りとは裏腹に手を合わせる事なくがちゃがちゃ音立てフォークを手に頬張り、勢いが良すぎて噎せそうな喉に上品なワインを流し込みすっかり減ったグラスを空にして更に注いだ液体を一気に煽り上機嫌に)

(/ありがとうございます！まだまだ油断大敵ですよね…きを引き締めまする！
そうです、逢えての同じ方向に動いているのですとも← そのままワルツでも踊ってくださいませ←
あるあるな流れでございまするな←←)

狙った獲物は逃さない、けれど人を傷つけるようなやり方を嫌う…それがルパンのやり方なのだと聞いてはいましたが…どうやら噂通りの方のようですね。安心しました
(普段の自分ならば泥棒の身で人の心について語ることに対して一種の矛盾や違和感を感じ、そういった考えが態度や言葉として出てしまうところではあるが、邪気の感じられないどこか憎めないその表情を見ていると不思議とそういった考えは抱かず。一つ一つの言葉や態度、やり取りから風聞に違わない人物であることが窺えて安堵するのと同時に喜ばしくも思えて、今回の件を頼んだの彼で本当に良かったという想いを示すように温和な表情で微笑み。口に含んだワインを嚥下し、慣れないアルコールの味に一度深いため息を吐いてから、テーブルへとグラスを置き。一気にがっつくように食事をする相手とは対照的に、丁寧な手つきでスパゲッティを巻いて口へと運び「…！美味しい…！これほどの料理、王国でも滅多に味わえないかもしれません。………あの、おかわりをいただいてもよろしいですか？」スパゲッティの美味しさに軽く目を見開き頬に手を当てて絶賛して。教会での食事は比べるに及ばず、お城お抱えの料理人の料理の味にも匹敵するのではないかとそんな風に考え、口先だけの称賛でないことは食事を進める手が止まらないことが示しており。程なくして空になったお皿からおずおずと相手の方へ目線移し、遠慮がちにおかわりを要求し)

(/あなた様とならワルツを極めて華々しく社交界デビューも夢ではないかもしれませんね←
正にベタベタというやつです←←)

俺のワルサーが息の根を止めるとすれば、そいつが俺の守りたいと思った女を泣かせた時だけだ
(ハードボイルドなガンマンも時代錯誤な侍もそうであるように男は女の笑顔を守りたい生き物、そんな硬派な考えをも持ち合わせる泥棒は先程までの腑抜けた表情をぐっと引き締め声のトーンも幾分か低いものに。惚れた女の為なら身を削る事も厭わない男の維持を理解不能だと呆れられたって構わない、別に自分の価値観を知ってもらいたい訳でもそれに対して反応が欲しい訳でもないが初対面の彼女を前に次々とルパン三世の生き方を語り。遠慮がちに差し出された皿と自分のそれとを手にすっかりほろ酔い気分で覚束ない足取りでキッチンへと向かい残りの料理をきっちり均等に分けとり再びソファへ「気に入ってくれて嬉しいぜ。そんなに誉めてくれんならアンタの王国専属のコックにでもなりましょうかぁ？報酬をたぁんと出してくれるってんならの話だけどな」ほんのり血色の良くなった頬にミートボールを放り込み、何処と無く上品な振る舞いの相手の口に合った事が嬉しく人差し指と親指で硬貨を表しおどけてみせ)

(/ではそれを来年の目標にしてしまいましょう←
わりかし常にお互い譲り合ってる仲ですからね！ベタベタた大歓迎ですとも←)

大切な人を守るために奪った命は他の人にとって大切な命かもしれない…考えても詮無いこととわかっていますがいたたまれません……ルパンはその点折り合いをつけることが出来ているということなのでしょうね
(彼なりの生き様、そして覚悟を聞けばどうにもならない無情な現実を口にして眉尻を下げ、例え守りたいものがどのようなものであっても相手はそんな現実を受け入れた上で自分でそういった生き方を選びとっているのだなと思うと胸が締め付けられる気がして。自分の使命に対してそこまでの強い覚悟をもってこれまで向き合って来れただろうかと自問自答すればこれまで、どこか軽薄なようにも見えていた相手への印象が変わり、自分が仕事の依頼をしたのはつまりそういう人物なのだと思うと気持ちが引き締まるような気がして神妙な表情浮かべ。おかわりの盛り付けられたお皿が目の前に置かれると「ありがとうございます」とお礼と共に丁寧に頭を下げてフォークを手に再びそれを口へと運び。冗談めかした風な相手の言葉だが、それを冗談として受け止められず真に受けてしまい、一旦食事の手を止めて一考「そう言ってくれるのは嬉しいのですが、教会では恐らくルパンが満足するだけの報酬をお支払い出来ないと思います」相手ほどの凄腕の泥棒なのだからきっと金銭の感覚も普通とは違うだろうし、それに見合っただけの報酬を要求してくるだろうと思っていて。そんなお金とても払えないと真面目な表情で、同時に少しだけ残念そうな表情浮かべながらそう答えて)

(/来年の抱負を考える手間が一つ減りました！やったね←←
少し間が空いた時期があるとはいえこんな調子で付き合いも既に5年目だと思うと感慨深いものがありますね←←←)

相手の都合なんて考えてやらねぇさ。折り合いをつけてるのか単に興味が沸かないか、そんなとこだな。お前さんはどうなんだよ、自分の生き方をどうしたいんだ？
(他人の話に真剣に耳を傾け思いの外重たくなった空気や架空の憎むべき相手の身を案じるとは、
なんとも不思議な依頼人だと細めた目に姿を捉え。いやはや此方の話ばかりでレディを退屈させてはいけない、それにかなり大胆な行動力を持つ彼女は世界をまたにかける大泥棒が興味を持つに相応しい信念を抱いているに違いと踏んで己のポリシーを語った後は相手の番だと首を傾け促し。大盛りのミートボールスパゲッティをあっという間に平らげ満足した腹を擦り「ちょいと待ちなよお嬢さん、まさか本気にしちまったのか？」言うまでもなく泥棒から足を洗うつもりは微塵もなくコックになる気も更々なく単に誉められて調子に乗っただけなのだが、どうやらそうとは受け止めなかったらしい相手に目を丸くし「騙すとか嘘つくとかじゃねぇが、俺は今の身分から変わる気なんてねぇよ…なんかごめんな」両手で大きなばつ印を作りおどけてから素直な彼女相手には申し訳なかったかと頬をぽりぽり可愛い勘違いに眉も肩も落として)

(/こんな事まで面倒見て下さるとは流石主さまです←
うおおお、そんなになっちゃいますか！主さまはセイチャで最初に出会った方で、今もやり取りが頻繁なのはここだけです！5年かぁ、すごいですね！！！)

私は…ただ、国のため主のため自分に課せられたお役目を全うしていくだけです
(生き方をどうしたいかという王女としての自分の本当の正体にも関わってきてしまう問いかけに一瞬言葉を詰まらせ、一時の逡巡の後に自分自身がどのような生き方をしたいかということではなく、今の自分に割り当てられた役割である神官という立場として自分がどのように生きていくべきか、そんな一般論にも似た回答を返せば自分を偽り本音を隠した答えしか返せないことに負い目を感じて瞳を伏せて。今のはほんの冗談であったことを明かし、謝罪をしてくる相手に少し考えれば冗談とわかりそうなものだがそうと気づかず真面目に返してしまったことが少しだけ恥ずかしくなり、バツが悪そうに苦笑浮かべれば「あっ…いえ、気にしないでください。そうですよね、これだけ顔が知られてて今更料理人というのも不都合ばかりでしょうし」謝る必要はないと軽くかぶりを振って、相手よりも少し遅れてスパゲッティを完食すればフォークをそっと置いて「ご馳走様でした」と両手を合わせ。「だけど、もしも泥棒稼業から足を洗いたくなったらその時はぜひ我が教会を頼ってくださいね」とこちらも冗談めかした口調で、ふふ、と穏やかな笑み湛えながらそう締めくくって)

(/面倒見すぎて余計なお世話と思われない程度にこれからも頑張ります←
気付いたらそんなに経ってましたねー、5年なんてあっという間だなーと感じた次第です。自分もここでの付き合いがこんなに長いのはあなた様だけですよ！これからも一緒に楽しく時間を重ねていきましょうね！)

まるで模範解答だな。いや別に、無理して話を聞こうって考えはないから気にするなよ？
(騙し騙される世界に生きる人間に誤魔化しは通用しない、一瞬の戸惑いに隠れた本当の彼女が居る事は間違いなく己を偽るにはそれなりの理由があるはずだが触れずにおくのが男の務め。神宮が嘘で例えば極端な話あの銭形と組んで逮捕しようとしていても構わない、誰であろうと助けを求める女を放っておけないのだから仕方なく沈黙を破るように細い煙草に火をつけ。ついからかいなくなる真面目さが可愛らしい相手の冗談に乗り掛かり「そうだな、もしもがあれば訪ねるさ。元大泥棒が協会お抱えのシェフに転身なんてしたらさぞ世間は大騒ぎだろうな」大きく取り上げられた新聞の一面を見た銭形のとっつぁんも外れた顎がはまらないだろう、面白可笑しくゆっくり生きるのも案外悪くないかもしれない、くつくつ笑いが酔いに誘われだんだんと大きくなり終いには腹を抱えて笑いだし)

(/まさか、そんな風には絶対思わないのでご安心を！完璧な自立しないマンなので←
本当ですね、あっというま！5年経って少しはましな文章が書けるようになってたら良いなぁとか、長いような短いような不思議な感じですね。ありがとうございます！ぜひぜひぜひに、これからもニヤニヤするやり取りを宜しくお願い致します←)

ご配慮ありがとうございます…話せないことは確かにありますが、貴方にとって不利益になるようなことはないと約束します。それだけは信じてください
(あの一瞬のやり取りだけでこちらの立場に何か裏があるということを見透かすような発言をした相手にドキッとして息を呑み、これほどの相手に駆け引きをしても到底勝算はなくここまできて今更隠し事などないと言い張るのは多少無理があるものの、幸いにもその事情に関して相手は聞き出そうという意思がないとのこと、それならばと自分には言えない事情があるということを敢えて正直に伝えた上で、裏側にある事情は少なくとも相手を貶めるようなものではないことを真っ直ぐくもりの無い瞳で相手を見据えて、真摯にそう訴えかければ最後に深々と頭を下げて。愉快そうに笑いながらこちらの冗談へと乗っかる相手に、思わずこちらも楽しくなって表情が綻び、気分の高揚を示すように一口口をつけたっきりほったらかしになっていたワインを再び軽くあおり「世間もそうですが間違いなく司祭様が腰を抜かすと思います。もっともルパンは今の時点で十分世間を騒がせていますから、むしろ丸くなったと思われるんじゃないでしょうか？」少量のアルコールにほんのり頬を朱に染めながら、くすくすと少女らしい笑顔浮かべて首を傾げ)

(/それなら良かったです、とかいいつつ依存しているのはこっちの方とかいうパターンだったりして←
いやいや、あなた様は今も昔も素敵な文章を書いてますよ！むしろ惚れ込んでいるからこそのこの長い付き合いです)

信じるぜ、女を疑うのは俺の趣味じゃない。それに良い女ってのは隠し事を持ってるもんだぜ。だからほら安心して頭上げてくれよ
(次元大介が聞けば呆れるセリフだろうが構わない、あの飛びきり良い女である峰不二子は隠し事だらけだからこそ追い求めたくなる魅力がある。そんな男女の駆け引き抜きに向けられた瞳の真っ直ぐさから伺える覚悟や誠実さを見れば信じないはずはなく、彼女が隠し通す真相に秘めた遥々一人で泥棒に頼らなければいけない程の事情は一体何かソフィア王家の外交問題から調べる必要があるかもしれない、ただ今は可哀想な少女を安心させるべく目を誤魔化せないからといって最初から疑うはずはないとゆっくりとしたリズムで数回頭を撫で。笑いすぎて浮かんだ涙を指で拭い去り「丸くねぇ、そうかもしれないな…さてと、楽しい時間はここまでだ。」いつの間にやら緩めていたネクタイをきゅっと身と共に締め腹拵えで中断した仕事の話題を「まずは侵入経路を考えないとな。大まかでも良い、城の地図は書けるか？それから、知っておいた方が良い王国の情報なんかもあれば聞かせてくれ」ガチャガチャ粗っぽい音を立て食器をテーブルの端に追いやり、ワインは片手にしたまま広げた白紙にペンを転がし)

(/ぐぁぁ、まさかのパターンですね←
こちらが惚れ込んでる方にそう言って頂けるととっても嬉しいです！ありがとうございます！！)

はい…ありがとうございます。私もルパンの、あなたの事を信頼します、だから必ずや私達の悲願を遂げさせてください
(頭を撫でられるなんてこと、これまでの人生で数える程しか無いようなことだったが、不思議と相手にそうされるのは嫌な感じはなく不快感などもなく受け入れることが出来て、顔をゆっくりあげれば瞳に光を取り戻し一つ大きく頷き。既に相手が泥棒だからとかそんな立場上のわだかまりのようなものは胸の内から完全に消え失せ、これが仮初のものであったとしても彼との間に信頼関係を築けることを素直に嬉しく思い、改めて自分の使命を果たすために力を貸してくれるよう願いを口にして。暫しの談笑の後、話しが本題へと入ればこちらも背筋を伸ばし佇まいを正して真剣な眼差しになり、ペンを手にとれば自分にとっては我が家同然の城の図を簡易的ながら抜け道に至るまで漏れなく書き記し「…見張りの兵は基本的にこの正面の城門二つの付近に集中して立てられるはず。そして、城の東北方向のここに王家と限られた人間だけが知る抜け道があります…もっとも、ここに見張りの兵が裂かれることは殆どないと考えてもいいと思います、割り当てられたとしてもごく少数ではないかと…今のソフィア王家側の人間に軍部に対して意見をするだけの力はほぼありませんから…なので侵入するとするならここでしょう。問題は城壁上の哨戒兵ですが、決行当日は私の知人達が正門側で陽動として動いてくれる手筈になってますのでそちらに注意を逸らしてもらっている内に死角まで接近してしまえば大丈夫でしょう」ペンで描いた図をそれぞれの位置関係を示すように指しながら自分の意見を述べて「…城への侵入そのものよりも国内の移動の方が不確定要素が多いのでそちらの方が不安があるかもしれません。今ソフィアの国内情勢は不安定で陸路を行くとしても海路を行くとしてもいずれも山賊や海賊などの荒くれ者が幅を利かせていますから」城への侵入経路以上に留意するべき点として国内の現在の情勢についても詳しく説明をして)

(/月並みな表現にはなりますが離れてしまった期間があったからこそ、この繋がりの大切さに気づけたというか…だから今こうしてやり取りできることがとても幸せですよ！
まさに相思相愛ってやつですね！嬉しい限りですよ←)

俺を誰だと思ってる、あの大泥棒ルパン三世だぜ？ご存知の通りこの世に盗めない物はない。それに泥棒ってのは案外義理堅い生き物なんだよ
(幾分か希望の灯った瞳に口元を緩く綻ばせ泣き止まない子供をあやすかのような優しさを含んだ声で囁き、普段の目に付いた金目の財宝を盗むだけの仕事とは異なり王国の運命を左右するとかどうとか肩にのし掛かる重みに珍しく責任感を抱き。美味しい料理を目の前にすれば表情を明るくさせる少女が一人で背負うには重すぎても二人ならきっと何とかなる、彼女の持つ情報と己の技術に勝算があるからこそ引き受けたなんて考えを巡らす間にすっかり燃え尽きた煙草を灰皿に押し付け。協会の神宮がこうも容易く城の見取図を書けるのだろうか些かの疑問が頭を過り、もしや彼女が隠すのは彼女自身の身分ではなかろうかとまで深読みをし「こりゃまた丁寧な図だな…見張りは掻い潜れそうだから問題ないな。なぁに荒くれ者が怖くて泥棒稼業やってられっかよ」じいと地図を見入った後に山賊なんかは何も危惧する必要なしとジャケットに隠れたワルサーを取り出しニヒルに笑い)

(/うわわわ、それは本当にそうですね！！！有り難みも幸せも、同じくで私も噛み締めております！
うえへへ、それニヤニヤが止まらず除夜の鐘でも消せない煩悩が生まれるやつです←)

ふふ、そうでしたね。味方だとこれほど頼もしい人はそういません。本来ならルパンに任せておけば間違いは無いんでしょうけど…私だけ何もせず黙って待ってるなんて我慢出来なくて…足手まといになるかもしれませんが最後までお供させてくださいね
(盗めないものはない、そんな一見すれば大言壮語にも思える言葉も彼が口にすれば、彼がそう言うのだからそういうものなのだろうなという不思議な説得力がついて回って。彼の実力に対して絶対の信頼を置きながらも、自分の中で譲れないものを口にして、泥棒などしたことのない自分が一緒では彼一人で決行するよりもむざむざ成功率を下げるようなものだが、それでも自分は最後まで国の行く末をこの目で見守らなければならない、そんな想いから口調は柔らかいながらも瞳は強い使命感に満ちていて確固たる強い意志を覗かせて。詳細な地図を書いたことに感心したような声をあげた相手に、ここまでのものを書ける自分の身分について何か察してしまったかもしれないと思ったが、誤魔化すために半端な地図を書いて彼に不利益があっては困るし今更詮無いことだと自分自身にそう言い聞かせて「流石はルパン、頼もしい言葉です。それではそろそろ出立しましょうか？」盗みの腕はともかく、いざ戦いとなればどうだろうという懸念材料についても物怖じした様子のない相手に安堵して、話しもまとまったところでソフィア王国へ向かおうかと首を傾げて)

(/それもこれも復帰を信じて待ち続けてくれたあなた様のおかげですね！
煩悩108つじゃ足りないパターンですね、桁が一つぐらい違ってきそうです←)

あぁ構わない。いやむしろ、譲れない部分がある人間は嫌いじゃないぜ
(責任感の強さから危ないから首を突っ込むなと言ったところで黙ってるタイプでなく、盗む際に予告状を出すとか己の仕事に拘りの強い人間として何と言われようと此れだけはという部分がある方が好きになれる。現実的な話をすれば手慣れた大泥棒一人でやれば失敗のリスクは低くなるであろうが構わない、人の決心というものは他人がとやかく言えるものではないし最初から二人で行動するなら二人用の作戦を考えれば良いだけの話、生まれてこのかた味わったことのない使命感とやらも気に入り指をパチンとオーケーのサイン。一度見れば頭に入るが念の為お手製の地図を畳んで胸ポケットにしまい「残念ながら今回はガンマンも侍も休暇中だ。ちょっくら苦戦しても許してくれよ？」実際のところ作戦を立てたり見張りの目を盗み侵入することは大得意でも戦うとなれば主戦力でなく相棒不在の状況に肩を竦め、出発前に新品の煙草を一箱に弾丸の束を掴みよく使い込まれた鞄へ無造作に突っ込み「よし、んじゃまぁ遠足と行きますか」勿論思考は真剣そのものだが敢えてふざけた口調と軽い足取りでドアを開けレディファーストとばかりに手を差し伸べ)

(/うわぁぁぁ、ものすごく遅くなって申し訳ないです。
そして明けましておめでとうございます！！！今年もたっくさん宜しくお願い致します！
ちなみにですが、年越しで出掛けてたので除夜の鐘を聞いておりません。つまり煩悩を持ち越しております←←)

重ね重ねありがとうございます、いざという時は私も戦いの心得がありますから困難も共に乗り越えましょう
(無茶を言ってしまったという自覚はありながらも、それでも自分の中での譲れない部分、いわゆるわがままをその理由など何も詮索することをせず、嫌な顔も一つせず受け止めてくれた相手には感謝をしてもしきれず、改めて深々と頭を下げれば、せめて自分が足手まといにならないよう、この先彼が言うようにもしも苦戦するような事態になり危機に陥った時は自分も惜しみなく剣を振るおうと豪華な装飾の施された黄金の短剣を胸元でグッと手に力を入れて握りしめれば力強い光を瞳に宿して。いよいよ、これから大いなる目的のための旅が始まるのだと思うとやはり緊張はするもので、旅の支度をする彼を少しばかり緊張な面持ちで見ていたが、当の本人の軽く茶化すような口調と緊張感のない落ち着きすら感じられる態度にこちらの緊張も幾分か和らぎ「ええ、そうですね。ならば行って無事に帰ってくることまで予定にキチンと含めなければいけません」と、こちらも相手の調子に合わせておどければ差し伸べられた手を自然かつ優雅さを感じさせる動作でとり大きく一歩を踏み出して)

(/いえいえー、年末年始はなにかと予定がたてこむ時期ですからね、お返事が遅れるのも無理もないですよ！そして、あけおめことよろです！これからも末長くお願いしますよー
自分も実は大晦日は馬鹿騒ぎしてたので除夜の鐘を聞いた記憶が…どうやら同じく煩悩を持ち越して来てしまったようです←

そういえばちょいと設定について予め確認しておきたいことが一点。原作だとセリカは剣と魔法が使える子なのですが魔法とかいう思いっきりファンタジーな要素は無い方がいいですかね？一応設定上では自らの生命力を削って打ち出すものなので特に強力なものともなれば無尽蔵に撃ちまくったり多様出来るようなものではありませんし単独でやりたい放題みたいなことには間違いなくなりませんが、そもそも今回の世界観的に似つかわしくないとあなた様が考えるなら自重するべきかなとも思いましたので確認させていただきました)

そんな律儀に礼言うなっての
(流石は大泥棒のアジトに単身乗り込むだけの度胸ある娘だと感心するが行儀の良い礼だけは慣れずむず痒さを感じ鼻先をぽりぽり、頼れる仲間なしにどこまで守りきれるか未知数だが常に一生懸命な彼女に怪我させる事なく無事にミッションコンプリートしたいところ、なんて心配は無用かと視界の端に捉えた短剣の装飾に思わずいくらで売れるか汚い泥棒の考えが過るのを否定するべく一人頭を横に振り。暫く行動を伴にするとなれば緊張したままではお互いに疲れてしまう為程よくリラックスした様子に内心胸を撫で下ろし「そりゃ一番大切なお約束だな。引率宜しく頼むぜ」紳士のようにゆったりした動作で甲へと口付け上げた顔にニヒルな笑みを浮かべ、愛車のフィアットまで到達すると後部座席に荷物を放り投げてから助手席のドアを開け促し)

(/またしても申し訳ありません…！いつもお優しいお言葉ありがとうございます。
うえへへへ、煩悩は持ち越し一年かけて熟成させ更に来年まで持ち越すのが正しいそうですよ←

ご提案ありがとうございます！ルパンシリーズも人の頭の中に入り込んだりとか宝塚版ではタイムスリップしてましたし、現実味ある話もありつつファンタジーっぽい部分というのか非現実的な部分もあるので問題ないかと思われます。自分もにわかファンなので←生命力を削ってというのがセリカちゃんの身が心配ですが、主さまも楽しめるように盛り込んじゃって下さいませ！！)