夢佳 2014-12-17 16:45:49 |
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最近の話なんだけど、電車での人身事故を目撃してしまった。
私と小学四年生になる娘と二人で家から二駅離れたショッピングモールで買い物をした帰り道でのこと。
私たちが駅のホームで電車を待つ間に今日の買い物の話をしていると、
30メートルくらい離れたところにサラリーマン風の男がふらりと現れた。
駅のホームにたくさん人がいる中でその人だけが他とは違う異様な雰囲気を放っていたからよく覚えている。
あの人なんか怖いねーとか娘と話していると、この駅を通過する快速の電車がきた。
するとその男がふら~とした感じでその電車に頭から吸い込まれていく。
「ガン!」
と音とともに文字では起こせない音がホームに響いた。
電車に轢かれたと認識したのは少し間を置いてからだった。
あまりのことで理解するのに一瞬かかった。
娘にこのことは見せてはいけないと思い咄嗟に目を隠す。
もし、電車の進行方向に私たちがいたら確実に娘に見せてしまっていただろう。
娘は「どうしたの?」と言っていたが
「みちゃダメよ」と私は言ってそのままホームからエスカレーターでくだった改札の近くのベンチへ座らせた。
駅は野次馬と電車待ちの人でごった返していた。
そうこうしていると、階段からタンカーに乗せられた男が降りてきた。
頭からすっぽりと白い袋を被せられ足はばらばらの方向を向いていた。
「ああ、やっぱり死んだんだな。」と、思った。
人間が事故で死んだのを見るのははじめてで
その様子あっけにとられて娘の目を塞ぐのを忘れてしまった。
そして、それから一時間くらいで電車が復旧し復旧したての電車は込み合うので一本後の電車に乗った。
その電車の車内で娘に「怖かったね」というと娘には「人って死ぬとあんな顔に、なっちゃうんだね」と言った。
それからは何事もなく家まで帰れた。
しかし、私はとても不気味な気持ちでいっぱいだった。
銭湯に行った。
あがる前にサウナで一汗かくのが俺の日課だ。
俺が入って1分くらいで、男が1人入って来た。
勝負だ。コイツが出るまで俺は出ない。
これも日課だ。
10分経過。相手の男は軽く100キロはありそうなデブだった。
15分経過。滝のような汗を流してるくせに、頑張るじゃないか、デブめ。
18分経過。ついにデブが動いた。今にも倒れそうな程フラフラになりながらサウナを出ていく。
俺の勝ちだ!!俺はサウナルームの真ん中でガッツポーズをとった。
目を覚ますと俺は見慣れない部屋にいた。
どこかで見たようなオッサンが覗きこんでくる。
番台にいたオッサンだ。オッサンは言った。
「私が点検に行ったら君が倒れてたんだよ。
ドアにもたれかかるようにして失神していた」
どうやら熱中症を起こしたらしい。
少し頑張り過ぎたか。オッサンはやれやれとばかりに
「君を運ぶのはまったく骨が折れたよ。今度からは気を付けてくれよ」
俺はオッサンにお礼を言って帰った。ビールでも飲んで寝るとしよう。
僕たちは大雨で遊園地に行く予定がなしになったので、県内の有名な幽霊の出るトンネルに行こうという話になった。
そのトンネルは県内の端っこにあり車で一時間程度の場所にある。
この話にのってくれたのは、僕とAとBだった。
車でそのトンネルに向かっている途中、友達のCを拾い全員で四人で行った。
その日は寒く、車のエアコンをガンガンに効かせていた。
車はトンネルの前に着きそのトンネルを見るとただならぬ雰囲気を出していた。
「ヤバい雰囲気出してるな」とA。
それに対して
「いや、どうせ幽霊なんて出ないでしょ」とB。
「出たら出たで面白いじゃん」とC。
じゃあ行くよ、と僕はアクセルを踏みトンネルに入って行く。
中盤へ来た時、異変がおきた。
ペタペタ
という音と共に無数の血の手形が窓ガラスについていく。
一同は悲鳴を上げて、近くのコンビニに逃げ込こんだ。
「あれなんだったんだろ?」とA。
「こわっ」とB。
「あのトンネルヤバい奴がいるな」とC。
そして一同は、もっとあのトンネルから離れようという結論になり車に戻ろうとした。
AとCは後部座席にBは助手席に乗った。
「早く乗れよ」とB。
でも、僕はパリパリに乾いた手形を見て僕は車に乗れなかった。
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