主 2014-12-16 11:41:51 |
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え?ん…。(目が離せないと言われドキッと鼓動が高鳴り相手を見上げると恥ずかしそうにすぐに視線を逸らし。暫しの間、相手は今迄付き合って来た相手とどんなことをしてきたのだろうと要らぬことまで頭を駆け巡り何も喋らないまま並んで歩きやっとのことで口を開き)一哉?ほんとに僕でいいの?
(視線を逸らされ少し困ってしまうが、相手の頬が赤くなっていることに気付くと無意識に微笑み。しかし相手の表情がまた暗くなり問いかけられると、溜息を吐きながらそっと手を取って指を絡め。)また余計な心配してんな。お前以外の男に告白されて付き合うかよ。(「ばーか」と冗談っぽく言って笑い。)
…じゃあ信じる。(公の場にも関わらず指を絡ませてくれる相手に偽りのない言葉だと感じると自分からも自然に指を絡め小さく微笑み。まもなく自宅が近付いてくるとまだ離れたくないという思いが強く「寄ってく?」と遠慮がちに聞いて)
それでいい。(返事に満足するとニッと満足げに笑い。誘われると少し動揺して目を丸くするかすぐに表情を不敵な笑みに変え、絡めた手を引き寄せて少し屈み相手の手の甲に口付けて。)なにそれ、お誘い?
ちょ…一哉…(ここは外だぞと言いたげに周りをちらちら見ながらも拒否はせずに顔を火照らせて。「誘いってほどのものじゃ…」と積極性の欠片もなく、恥ずかしさからか口をもごもごしながら呟くと上手く言えない代わりに繋がれた手をきゅっと握って)
大丈夫、人がいないことは確認済み。(悪戯っ子のように笑うと相手の手を引き、「早く翔ちゃんの部屋であったまろうぜー」と今までよく言ってきたような言葉を。ただ、今日からは相手が恋人、と思うとなんとなく擽ったくて。)
ん、行こっか。(自分の家にも関わらず昔からよく来ていて慣れっこな相手に手を引かれながら自宅へと着き、「ただいまー、一哉来たよ」と多分いるであろう母親に向かって声をあげ。返事はなく不思議に思い居間を覗くと出掛けてきます、とのメモがあり良からぬことを考えてしまったのか顔を赤くして相手の元に戻りどこか緊張したように)母さん居なかった。と、とりあえず…は、入って!
お邪魔しまーす。(相手が扉を開くとそれに続いて。勝手知ったる何とやら、と相手が居間に向かう後ろ姿を見ながら靴を脱ぎきっちりと整えて。少し緊張したような声音が聞こえると振り向き「あ、おばさんいねぇの?買い物とかか?」と首を傾げつつも相手に近付いて。)
…なんか遅くなるみたい。なんか飲む?(メモを摘んで相手に見せると「食事をしてくるので遅くなります」と書かれていて苦笑いし。冷蔵庫を覗きながら問いかければ自分と相手のグラスを用意して有無を待たずに麦茶を注ぎ手渡して。緊張で喉が渇いていたのか一気に飲み干してしまい)はぁ〜!んまい。
へぇ……あ、飲むー。(相手の指に摘ままれたメモを取るとそれを読み、特に気になることもないのですぐにそれをテーブルの上に置いて。麦茶の入ったコップを渡されると、相手に倣うようにすぐに口をつけ。)ん……って、翔ちゃんそんなに喉渇いてたのか?(冷たい麦茶が喉を通ると気持ち良くて小さく息を吐き出すが、相手の様子を見ておかしそうに笑い。)
うん、今日ちょっとしょっぱい物食べ過ぎたかも。(小さく頷き訳も分からない言い訳をしながら舌を出して微笑み。ずっと居間にいるのもおかしいだろうと「部屋行く?」と階段のほうを指差しては制服を脱ぎ椅子にかけてシャツだけの姿になり学校では着崩しもしないのにネクタイを緩めボタンを外してリラックスした様子で)
何その言い訳!意味わかんねぇ!(予想の斜め上を言う相手に噴き出して、けらけらと笑いながら相手の頭をぽんぽんと撫でて。部屋に誘われると「行くー。」と軽く返しつつも、学校とは違う相手の緩んだ姿にほんの少しドキっとしていて。)
ん、行こっか。(部屋は余計な物がなく片付いていて、中に入るとベッドを背もたれにしながらあぐらをかいて座っては「一哉が僕の部屋に来るなんて久しぶりだよね」とどこか甘酸っぱい気持ちに包まれ小さく微笑むとここに来てと言わんばかりに隣をポンポンと叩いて)
(昔と変わらないシンプルな部屋が懐かしくて、きょろきょろと部屋の中を見回して。相手に促された通りに隣に座ると、相手の言葉に「そうだなぁ。ツルむやつも違ってきてたし……最後に来たのは中学のときか?」と笑いながら。あの頃は確か、自分の身長が一気に伸び始めた頃だったなぁと思い出し、相手のことを見下ろして。)
んー、確かそのくらいだね?高校も一緒って分かったときは嬉しかったなぁ(顎に手を当て記憶を辿り思い出しながら相手に満面の笑みを向け。「今さらこんなこと恥ずかしいな」と頭をかきながら照れ笑いに変わり上目で見つめるとお尻を横にずらし相手にぴたりとくっついて)
あんときはまだ、お前と身長変わんなかったのにな。(ふっと相手の頭を撫でて、相手を守ってあげたいと思い始めたのもその頃だなぁと無意識に柔らかく笑みを浮かべ。「ちょっと、な。」と相手の照れ顔につられて目を逸らし、寄ってきた相手の肩に腕を回して抱き寄せ。)
一哉は身長伸びすぎだよ。僕だってそのくらいになりたかったのに….(おまけに魅力まで兼ね備えちゃってさ、と拗ねたように眉を下げてボソッと呟いてはふいに抱き寄せられ恥ずかしながらも嬉しそうに身体を委ね体温を感じとり。自ら相手の手を取り指を絡ませれば物欲しそうに見つめて)
自分でも伸びすぎたと思う。……っ、翔ちゃんはそのままでいいって、可愛いし!(魅力があると恋人に言われると当然嬉しくて頬が緩むが、身長の高い相手を想像するとおかしくて吹き出してしまい。そう笑いながらよ、相手が甘えるように身体を寄せてくると健全な男子としては触れたくて堪らないが相手のことは大切にしたくて、ちゅっとリップ音をたてて相手の頬に口付け。)
そんなに笑わなくてもいいだろー!可愛いって、それ褒めてるの。(笑われると微かに耳を赤くしては頬を膨らませ相手をじっと見やり。頬を差し出しながら口付けを受けるともっと触れたいという欲求にかられるが奥手な自分としてはさっきしたことくらいが精一杯で)
褒めてるに決まってんだろ、可愛い恋人サン。(赤くなった耳元で悪戯っぽく囁いて、目が合うとにやりと笑い。物欲しそうな相手の目に見惚れて、「…なに?俺の膝の上にでもくる?」と足を伸ばして試しに誘ってみて。)
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