匿名。 2014-12-15 00:21:12 |
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エース…
(戸惑いがちに綴られた相手の言葉は自身の心中に深く暖かく染み込んで。嫌われたかも、なんて幼稚な思いは改めて全否定した。そういう問題じゃない、そんな簡単なものじゃないんだ、じんわりと広がり、暖め、沈んだ思いに光さえ与えてくれるその言葉に対し、改めて実感しては瞳を瞬いてぽつ、と相手の名前を呟く。く、と唇に力込めては握られた手はそのままに、空いた手を相手の肩口に。そのままきゅ、と相手の服を握り、引き寄せられるように相手の胸の中へと。こつん、と軽く相手の胸元に額預ければ、ここが外だということも今は関係がないようで。これじゃ先輩のことを笑えない、頭の片隅で、第三者目線で己を嘲笑う自分がいるのもまた事実だが、今はそれも気付かないふり。額をそこに預けたままそっと瞳を閉じ、「うん…ごめんね…」と短く呟く。先程の謝罪とは意味が違う。それでもその違いを説明する術は生憎持ち合わせていなくて。…でも、それでも相手なら分かってくれるんじゃないか、なんて自惚れたことを思ってみたりもして。)
(/菜々の位が高いっ!?(愕然/どうした)高すぎます!雲の上の人じゃないですか!(天高く指差し/まさかの死亡フラグへ)
な、なるほど…どうりできゅんきゅんするわけですね…(ふむふむ)見習わせていただきます!そんなエースくんに見合うよう、自分の側にいたとしてももっともっともーっと可愛がってやれる菜々づくりを…!(拳ぐっ、メラメラ/燃え尽きそう))
…、……菜々…
(自分の名を呼ばれた後、不意に、胸元へと預けられた菜々の額。まさかそんなことをされるとは己にも全く予想は出来ず、驚いたようにただただ立ち尽くすことしか出来ない。一人戸惑っているうちにまた再びチラチラと集まる視線を感じれば、咄嗟にそれらから菜々を守るように目下の背へと空いた手を回し。告げられた謝罪の言葉に対し、僅か、ほんの僅か、息を呑む。ゆっくりと、しっかり意味を噛み砕く様にしてその言葉を理解をすると、そっと吐息と共に上記のように声を漏らすだけで、他には何も言わなかった。ここで何かを口走ったりなんてしたら野暮な気がして、故意に、何も言わないでいたのだ。背へと回した手に少しばかり力を込めると、その温かさに安堵を覚えた。小さくて愛おしい、菜々の温もり。それが今、己の腕の中にある。それを今、外界の全てから守れている。そのことが今、とても嬉しくて。菜々が帰ってきてから一度程しか見せてはいない満面の笑みを浮かべると「…よし!今日は疲れただろうし、さっさと帰ろうぜ」なんて切り替えの言葉を告げ、にししっと笑って)
(/え、死亡フラグ…! あれですね、菜々ちゃんには天から見守ってもらうよりも、フェアリーのように小さな姿で傍に居て欲しいです(←)
ひぃ、見習わなくても大丈夫ですよ!? 今でも十分…否、十二分に可愛いのに、これ以上菜々ちゃんが可愛くなったらきっと私……キュン死しますね!(にこっ/やめろ)
そして、漸く欲しかった海賊無双3が手に入りました!うちのエースよりもやっぱり元のエースくんの方が格段にかっこいい……ので、しっかりとそのかっこよさを勉強したいと思います!(敬礼びしっ))
…ん、そうね、帰ろっか。
(自分を自責の念から解放してくれたようで、そんな相手の笑顔と切り替えの言葉が心から有り難く感じた。これ以上謝罪の言葉を告げるのは野暮だろう、そう思ってはいつもの微笑でこくり頷き、握られたままだった手を今度は此方から握る。日も暮れてきて少々肌寒い気温、そのせいで冷え始めていた手も今はエースのおかげで暖かくて。その温もりがどうしようもなく愛しく感じられては疲れも吹き飛ぶというもの。「エース、今日は迎えに来てくれてありがとう。」先程も伝えたお礼の言葉、もう一度しっかり伝えたくて。隣の相手を見上げては今一度はっきりと言葉を紡ぎはにかんだ笑顔浮かべれば、「毎日なんて言わないけど…また来てくれる…?」義務にしてしまってはいけない、当たり前にしてしまってはいけない、そんな思いもあり、勿論無理強いはしない。どちらかというと“お願い”という形でおずおずと問い掛けて確認してみて。)
(/肩に乗っかっちゃう感じですか?なんかいいですね!癒し系になれそうで!ただ…バランス取るの難しそうですn(/そういう問題)
べ、勉強…!?(愕然/どうした)これ以上かっこよくなられちゃうと菜々どうしたらいいんですか!?(/聞くな)
では菜々も負けじとやはりキュン死を…いや、死なれては困るのでキュン半死を目指します!(メラメラ/いやいや))
ん、どういたしまして。
(繋いだ手にきゅっと僅かな圧を感じると、先程の豪快な笑みを緩めてふ、と柔らかな笑みへと表情を変え、告げられた感謝に対してテンプレートな言葉を返す。『ありがとう』『どういたしまして』。そんな定番の遣り取りが出来る日常がどれ程までに愛しいか、菜々に伝わるだろうか。己を見上げて遠慮がちに確認を取る菜々と視線を交わしては「勿論!」と快活な声を上げ、毎日でも大丈夫なんだぜ?、なんて、菜々のお願いならば何でも聞いてあげたい、その一心で何処か不敵に付け足して。…少しの間止まっていた足をそっと前へと踏み出すと、漸く、帰宅へ向けてゆったりと歩み始める。そして、「今日は菜々が出てってからずっと散歩してたんだ。この辺りの地理も何となく分かったし、美味しい店も見つけたぜ」と、子供のように今日一日にあった出来事を振り替えりながら愉しげに話すと、次は菜々の番、とばかりに「菜々はどうだった?」と尋ね。仕事に楽しいも何もあまり無いだろうが、相手がどのような仕事をしているのかがふと気になったようで)
(/もし本当に居るならいつでもどこでも菜々ちゃん連れていきます、胸ポケットにでも入ってもらえば安心安全なはず!(←)
かっこよく!…なれたらいいんだけどなぁ……(遠い目/おい) エースがただの過保護な姉馬鹿みたいな感じになりそうで心配です(←)
菜々ちゃんに半死にされるなんて…くっ……今から楽しみにしてますね(涎ジュル/やめろ))
ふふっ、なら毎日期待しちゃおーかな?
(冗談半分、期待半分でぽつり呟けば表情を明るくして。実際は相手に負担のない程度で構わない、それでもこのやり取りをしているだけで、期待しながら改札を潜る己を想像するだけで、ただそれだけで楽しくて。この幸せがエースにも伝わっているだろうか。歩みを進める相手に合わせて歩き出し、今日一日の様子に耳を傾ける。一人の時間もどうにか楽しめたようだ、と安心しつつ、「そっか、よかった。なら今度そのお店一緒に行こっか?連れてって?」なんて微笑みかけ。続けて今度は己の番。んー…、と考えた後、「今日は部長に頼まれた書類をパソコンで纏めたり、他の会社からのお客様の対応とー…、あと昼休みは同僚の子と一緒に近くのカフェにランチに行ってきたわ。」と、今日一日の仕事を思い返しながら話をして。何の変哲もない、当たり前に過ぎていく日常。ふと相手はそれをどう思っただろう?なんて少し気になれば隣の相手を見上げてみて。)
(/では胸ポケットからちょこん、と顔だけ出して周囲を覗き見ますね!(/←)
過保護な姉馬鹿素敵じゃないですか!寧ろウェルカムですよ!(きらん/黙ろうか)
ご期待に添えるよう菜々を育てて参りたいと思います!(敬礼びしっ/←))
(あー…菜々、いつも待たせてすまねぇな。ロルの不調やら時間の都合やらで今回もちょっと返事が遅れるかもしれねぇ。報告もなくあまり間を置いちまったらいけねぇと思ってちょっと顔を出したんだが……寂しくしてねぇか?(眉下げ柔く笑み))
(んー…全然寂しくないって言ったら嘘になるけど…、それに、余りにも平気な顔してるのもなんか嫌でしょ?(くす)だから…はい。(悪戯な笑顔で両手広げ/←)
大丈夫よ、エースのこと、本体様含めて信じてるから。どれだけ遅れてもちゃんと待ってる。…それに、こうやって気遣って顔出してくれるエースも好…、ま、まぁ、信頼してるから。(好きと言いかけ慌てて言葉掏り替え/意地っ張り)だから大丈夫。身体に気を付けて、無理はしないでね…?(眉下げ微笑し))
(菜々って甘やかすの上手いよなー…(しみじみ、覆い被さるように抱き締め/←) 俺、たった数日でも間を置くことに躊躇うぐらいの菜々依存症で寂しがりだから、返事が書けない時はこうやって時々短い雑談挟んでもいいか? あ、勿論面倒だったら蹴ってくれても構わねぇからな…!(あたふた/落ち着け)
信じて待ってくれてるって、なんかこう…胸がぽかぽかするよな。……何を言いかけたのか気にはなるが、今回は聞き逃してやるよ(にやにや、ちょっと悪い笑み)
ありがとうな、菜々(満面笑顔で))
(そ?(きょとん)…でもそれ言ったらエースだって上手いよね、私をデレさせるの。(ふふっ、若干バランス崩しつつ抱き返し/しっかり)
勿論。大歓迎。(微笑)寧ろぜーんぜん構ってくれないと浮気しちゃうかもよ?なーんて。(くす/冗談になってません)
……何も言いかけてマセン。(ぽす、と胸に顔埋め片言で返し/嘘が下手)
どういたしまして。っていうか、こちらこそ。(柔く微笑し))
(んー、そうか?(無自覚) ま、自分が思う自分の姿ってのは一辺に過ぎねぇから、菜々がそう言うんだったらそうなんだろうなぁ…(むむと頭ひねらせ、菜々の頭に顎を乗せながら私見口にし)
う、わき…?(顔引き攣らせ) ……ンだよ、それっ。先に言っとくが、俺より良い男なんてこの世界には一人としていねぇんだからなっ。浮気なんざ出来ねぇように構い倒してやる!(むす、/←)
……ぷっ…ふはっ…菜々は嘘つくの下手だなァ。取り敢えずはそういうことにしといてやるよ(悪戯っぽい笑み))
(ん、確かに。それなら私も、エースが言うなら甘やかすの上手いんでしょうね。(視線だけ頭の上の相手に向けながらぽつ、と納得したように呟き)
ふふっ、あはは!ん、しーっかり構ってください。浮気なんてする暇、私に与えないで?(ぎゅ、と抱き着く手に力込め、こてん、と首傾げては敢えて浮気を否定せず/小悪魔、いや、悪女)
エースの意地悪ー…(胸に顔埋めたまま目だけ見せてむす、/←))
(俺から見る菜々は…何て言うか、空、なんだよな。細かく言えば夕方に近い刻限の。(とろり、菜々へ視線向ければ、自分の持つ菜々のイメージを恥ずかしげもなく言葉に)
っ! ……おう、無論だな。絶対に離しゃしねぇよ。深みに嵌って抜け出せねぇ…いや、抜け出そうとも思わねぇぐらい夢中にさせてやる。(相手の色気に一瞬背筋震わせるが、耳元に口近付ければ低めの声で宣言)
残念、そりゃあ褒め言葉だな(ふふん、と何処か自慢げに/←))
(夕焼けってこと?(首傾げ)ふふ、そんな綺麗なものに例えてもらっちゃうと、なんか申し訳ないね。(くす、)んー…、私にとってエースは、太陽ね。時間は敢えて言わない、その時によって、眩しいくらいに輝いて見えたり、穏やかに包み込んでくれたり…いろんな表情見せてくれるもの。(照れ臭そうにくす、と笑んだ後、今度は此方のエースのイメージをぽつり。いつものふわりとした柔らかな微笑を携えて言葉にし)
っ…、エースってば、そういうの反則ー…!(相手が背筋震わせたことなど知る由もなく、寧ろ自分だけが相手の耳元での囁きにぴくり反応示してしまったのだろうと赤い顔で恨めしげに相手見つめ)
…ってごめん、雑談なのに長くなっちゃった。(へらり苦笑い/自重しろ))
おうっ、案内は任せろ!
また休みの日にでも行こうぜ。
(連れてって、なんて柔らかく言われれば是と答えるしかないだろう。隠れ家のような小さな店の料理は美味しい場合が非常に多い。どんな島でも大抵そうだったし、今回も漏れなくそうであった。初めて訪れた店だと言うのにも拘らず何処か懐かしく優しい味がしたのは何故なのだろうか。――思考が少し脱線し始めるのを抑えるように、続けて菜々の声が耳に入る。大人しく、それでも興味津々に聞いていれば、分からない単語がひとつ見つかった。訝しげに首を傾げると「……ぱそこん…?」思わず片言でその単語を復唱。朝の“てれび”とやらもそうだが、この世界にはよく分からないものが数多くあるようだ。それでも、知らなければ後々困るのは自分自身である。逐一菜々に説明を求めるのは申し訳ない気がするが、知りたい、という知的好奇心に突き動かされ「どういうもの何だ?…その、ぱそこんっての」と問いかけの言葉をぽつり漏らして)
(太陽、か。…なら、俺はずっと菜々の傍に居られるな!(にししっと照れ臭そうに、嬉しげに) それはそうと、太陽が空を自分の色に染めるっていうの、なんか、男心を擽るよなー…(付け足すように小さな声で独り言ぽろっと零し/抑えろ)
くくっ…菜々の反応が可愛いから、つい。――まァでも、さっきの菜々だって反則なんだからな、この小悪魔め…(恨めしげな視線感じれば先程の事を思い返して僅かに顔赤らめつつ、それでもその赤面がバレないように相手強く抱き締め)
いいや、大丈夫だぜ。いっぱい話が出来ると俺も嬉しいし(気にした様子もなく手ひらり)
…んで、返事、長らくお待たせしました!遅くなってごめんなー(しょぼん))
そっか、テレビも知らなかったんだし、パソコンだって知らなくて当然か。
(相手の質問を耳にして、そりゃそうか、なんて一人納得する。この世界で普通とされているものもエースの世界ではそうじゃない。昨日聞いた海の上を走る列車も然り、きっとその逆も言えること。これからお互いにお互いの世界のこと、もっと知っていけたらな、なんて思いつつも、一方で今目の前にあるパソコンの説明に迷ってしまい。仕事で使っているとはいえ自分もそこまで詳しい方ではない上、そもそも言葉で上手く説明できる自信もない。えーっと…ネットを使って…あ、でもネットも無いかもしれないんだ、と思考を働かせるうち、「あ、」という声と共にふと思い付いて。「家にもあるの、パソコン。百聞は一見にしかずって言うし、帰ったら見てみる?テレビも見れるし」我ながら名案でもあり灯台下暗しでもあったそれを告げつつにこりと微笑みながら相手見上げ、どう?と一応の意見を問い)
(染めてくれるの?エースの色に。(相手の独り言が耳に届けばくす、と笑み携えながらこてん、と首を傾げて何処か挑発的に問い/こら)
もうー…って、私、何かした?(強く抱き締められたことで胸に顔押し付けるようにして身を寄せつつ、きょと、と不思議そうに問い返して/無自覚タイプ)
ううん、いいの。忙しい中でも私のこと考えてくれて、凄く嬉しかった!ありがとう、エース。(微笑)長くて大変だったら下の蹴ってくれていいからね?(首こてん))
ん、お願いします!
(己の為に説明に迷う相手の姿に、思わず嬉しげな表情が浮かぶ。何故なら、真剣に考えてくれているのが分かったからだ。相手からの提案にこくりと頷きつつ上記返せば、ふと、前方に自宅であるマンションが見えた。「ま、一先ずそれは後にして、着いたら先に用事済ましちまおうぜ」なんて提案を此方から零すと、ハーフパンツのポケットからキーホルダーも何も付いていない飾り気のない合鍵を取り出す。そして、そのままの調子でドアの前まで辿り着けば、鍵を差し込み、捻って。解錠が成されたのを知らせるように、ガチャ、と音を立てたドア。それを、鍵を引き抜きながらそっと開けては「お先にどうぞ」とレディーファーストを実行して)
(んー?……染められてぇか?(売り言葉に買い言葉、とはこのことだろうか。可愛いなー、なんて思いながらも不敵な笑み浮かべ、問いを問いで返し)
あー……うん。分からねぇなら分からねぇでいいんだけど…(無自覚は恐ろしい。ふ、と溜め息漏らせば気恥ずかしそうにもごもご答えて)
『ありがとう』は此方の台詞だぜ?(にっ) で、唐突だが一言言わせてくれ……菜々、超可愛い(迫真))
ふふっ、ありがと。
(自分の家に帰ってきたというのに鍵も扉も開けるのが自分じゃない、それだけで何だか新鮮で擽ったいような気持ちを抱いて。密かにそんな想いを胸にくすりと微笑み、扉を開けてくれた相手に一言お礼を。中に入って靴を脱ぎ、揃えて端に置き直してから「ただいまー、っと」なんて今更あまり意味のない挨拶を口にしつつぱたぱたとリビングへ。鞄を部屋の隅に置きながら夕飯は何にしようかと暫し悩み、エース、お肉好きそうだったしハンバーグでも作ろうかな?なんて考えていれば、ふと目の前のテレビが目に留まる。自分が食事を作る間、どちらにせよ待ってもらう必要がある、それならその間に…、そう思い立てば早いもので、「エース、ちょっとこっち来て?」とリモコン片手に空いた手で手招きして。)
(ぜひ。彼氏の色に染められるなんて、女冥利につきるわ。(問い返されたことで一瞬きょとりと目を丸くするも、すぐにまた挑発的なあの笑顔に戻り、ふふっ、と笑み携えて)
んー…?(胸に顔埋めたまま未だ読めない己はただ不思議そうに唸ってみて)
へっ?(かぁ)な、何?どうしたの突然?(赤い顔両手で覆い珍しくあわあわ))
ただいまー。
(相手の挨拶に続いて此方も緩く声を上げる。靴を脱ぐ習慣は些か慣れないが『郷に入らば郷に従え』という言葉があるように己もそうするべきであることは分かっていたため、菜々に倣って靴を脱げばそっと端へ置き直して。そうこうしていると、菜々からのお呼びが。間髪入れずにそちらへ視線を遣れば、自然と彼女の手元へ目がいく。その手に握っている細長い物体は一体何だろうか…。そんな風な疑問を抱くも、一先ず菜々の元へと向かうべきだと思い直せば、素足故にペタペタと鳴る足音に変な心地良さを覚えつつ「んー」と軽い返事をし、少しばかり早足でそちらへ向かって)
(あー…くそっ……色っぽいんだよ、その表情…。(先程は余裕を見せようとあんな発言をしたが、それもアダになったらしい。負けた、とばかりに悪態つきつつ感想ぽつり)
…ん、もうこの話は終わりな、おーわーりー(子供のような発言零せば、ぎゅ、と抱き締めた菜々の頭に頬擦り寄せ)
んー…特に意味はないんだけどよ、可愛いモンを可愛いって言っちゃあダメなのか?(直球/きょとり))
ふふっ、えらいえらい。
(自分が呼べばすぐにそれに応じ、早足で向かってきてくれる相手。その姿が可愛く、どうしようもなく愛しさ込み上げては、別に子ども扱いしたい訳でもないのによしよし、と頭を撫でてやり。半ば無意識にしてしまった行動だったが、ガキ扱いすんな、なんて怒られてしまうかもしれない、それに気付けば先手を打ち、怒られる前にリモコンの電源ボタンを押す。テレビの電源ランプが青く光り、間髪入れず画面にはすぐにニュースが映し出され。それを指差しながら、「ほら、あれがテレビ。ああやって、いろんな情報を流してくれるの。今はニュースっていって、主にこの国で起きた事件とか事故とか、そういう情報を提供してくれてるわ。で、このリモコンでチャンネルを変えて…」とざっと説明しながら適当にチャンネルを変えていく。バラエティーやアニメ、ドラマなど、様々な番組が流れており、説明にはもってこいの時間だと改めて実感しながらそれぞれの特色を簡単に補足説明していき、それを終えると相手の反応を伺い。)
(色っぽい…?ふふっ、それならさっきのエースの表情の方がよっぽど色っぽかったけど?(私が?と自身指差しぱちくり瞳瞬くも、くす、と笑み零し、こてん、と首を傾げて本音告げ)
おーわーりー…?(此方もまるで子どものように相手の言葉復唱した後可笑しそうに笑い、「はーい」と返事して)
…ずるい、何その直球ー…、誰に習ったの?(益々頬染め相手の胸にぽふり顔埋め))
ちょ…!
(小さく笑われた挙句のその言葉と、己の頭を撫でる華奢な手。心地良いけど、おれはガキじゃないってのに!――思わずむっとして静止の言葉を掛ける為に口を開くが、それは唐突に聞こえてきた何者かの声によって止められた。見知らぬ声が近くで聞こえると、いつもの癖で戦闘の構えへと入りそうになってしまう。今回も漏れなくそうであった。ビク、と驚きで体を震わせた次の瞬間には、既に重心を低くしていたのだ。もう力を振るうことは殆ど無いことが分かっていても、小さな頃からの癖というものは流石に2、3日では無くならないようだ。声の主を確かめる為に向けた警戒の滲む鋭い目は、驚きと疑問で徐々に見開かれてゆく。そうして始まった菜々の柔らかな声が紡ぐ説明に耳を傾けながらもその“てれび”からは一切目を離さずにいるのは、警戒故か、はたまた単なる興味故か。結局説明が終わるまで、テレビから目を離すことは終ぞ無かった。口元には笑み。警戒は消えたらしく、パッと明るさの滲む表情で菜々の方を見ては「面白いな、このテレビっての…!」と感想を嬉々として述べ)
(っ本当か?(相手の笑みに思わずとろりと此方も笑んでは、その言葉にほんの少し嬉しげな様子見せ「どきどきしたか?」なんて尋ねてみて)
これは誰にも習ってねぇよ、菜々。……こういうのが好きなら幾らでも直球勝負するぜ?(にぃ、と口角上げては愉しげに言葉紡ぎ))
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