匿名。 2014-12-15 00:21:12 |
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…はーい。
(軽くつつかれた頬とその言葉に、ただそれだけのことでも心臓がとくん、と小さく高鳴った気がして。こんなんで保つのかな、なんて再び内心苦笑い浮かべつつ、表面上は平静を装って小さな笑みと共に返事を。続く問いには、あ、そんな大事なこと言ってなかった、とはっとして、「えーっと…6時頃には駅に着くから、此処に戻ってくるのは6時過ぎかな?」と腕時計に視線落としながらいつもの流れを思い返して答えを返し。今更ながら結構長いなー、なんて実感すると、何となく寂しく、一方では心配で無意識のうちに小さく溜息をつき。「明後日と明々後日は休みだから」相手にも、そして己にも言い聞かせるように吐き出せば、「それと、お昼なんだけど、ごめん。作る暇なかったから何処かのお店で食べてきてくれる?お金はこれね。…また寝ないように!」と、適当な小銭入れに入れたお金を差し出して申し訳なさそうに伝えるも、直後は念を押すように相手の額びしっと指差してからふふ、と笑い。)
(/それに関してはいつでもウェルカムです!(両腕広げ/お前じゃねー)
えっ、可愛いですか!?(きょろきょろ/ぇ)兎にも角にもそう言って頂けて本望でございます!(ぱぁ/←))
わかった。
(6時頃に駅到着。それを脳内に焼き付けるように口の中でもごもごと復唱しては、内緒で迎えに行こう、と密かに決める。相手はどんな顔をするだろうか。そんな風に考え始めると段々楽しみになりつい笑みが零れそうになるが、バレてはいけないと必死に堪えて。明後日と明々後日は休み。知りたい事は知ることが出来たし、他に何も気になることはない。ひとり軽く頷いては冷静に上記を告げ。差し出された小銭入れを受け取ると、忠告に対してはぎこちなく目を逸らしながら「……ゼンショシマス」と片言で返事を。そして、困ったように己の頬を人差し指でポリと搔く。善処したって結果は変わらないことを、己が一番よく知っていたのだ。今朝のように忙しない時やいつもと状況が違う時には寝る確率は多少低いが、それでも“多少”だ。基本は毎回寝る。どうにかならないものか。否、考えたって仕方が無いことを考えていてもどうにもならない。あ゙ー…!と煮詰まった頭のままに声を漏らせば「そろそろ行かなきゃダメじゃねぇのか?」と、時間を気遣うように声をかけ)
(/え、いいんですか!?……ではでは、お言葉に甘えてさっそく!(ぎゅむっ/←)
Yes、可愛いです、きゅんきゅんします!菜々ちゃんがどストライク過ぎてエースも暴走しそうです!(/寧ろもうしてる))
もうー…
(善処します、なんて片言での返事を聞けば実際は叶わないのは目に見えている。大事にならなきゃいいけど…、と少々案じるものの、今から言っても始まらないと切り替えるためふぅ、と息を吐き出して。と、時間を気遣う声が耳に入れば、あっ、と小さく声を洩らして「ほんとだ、行かなきゃ!じゃ、後よろしく。いってきまーす!」手にしていたジャケットを羽織り通勤用の鞄を手にしてひらりと片手上げながら慌てて家を飛び出していき。)
(/ようこそおいでくださいました!(ぎゅー/は)
いつでも暴走なさってください!いつでもどこでも大歓迎ですよ?(きらん/←)
出掛けるところなのでロル短めにしてみました^^)
おう! いってらっしゃい!
(慌てて家から飛び出す相手の背中に上記の言葉を掛けつつ柔らかく笑って手を振れば「頑張って来いよー」と、閉まりかけたドアからでは聞こえているのかは分からないが応援の言葉を紡いで。そうした後にガチャン…というドアが閉じる音を聞けば、取り敢えず用心の為に鍵を掛け、歯を磨いてそろそろ着替えるかー、と考えた通りに行動し始めて)
(/あぁ、幸せに包まれている……!(ぎゅ/どういうこと)
暴走の許可をいただけたので、所構わず、というわけにはいかないと思いますが感情が昂れば暴走しますね(←)
次は帰宅時のロルを回してくだされば助かりますー、此方は駅でお待ちしております故!)
あはは…、いや、あのー…
(仕事終わり。何故だか先輩にあたる男性と一緒に帰ることとなり今まさに隣に並んでいる。以前からしつこく誘われており、現に今もこの後ご飯でも、なんて言われていて。先輩故に無下にもできず、彼氏できたので…なんて断ろうかと試みるも口を挟む隙さえ与えられなければ残るは苦笑いするしかなく。どうしたものか、と内心困り果てるものの彼はそんなこと知る由もなく、口説いてるつもりなのか一方的に話を続けており。エースも待ってるし、早く帰りたいんだけど…と改札を通り抜けながら困った顔をして。)
(/帰宅時のロルにしてみましたー!先輩に口説かれている、という設定にしてみましたがどうでしょう…?)
――あ、菜々っ!
(帰宅の時間帯ということもあり、駅にはかなりの人混みが出来上がっていた。昨日買ってもらったばかりのテンガロンハットを被り、緩めの白Tシャツに黒のベスト、いつものハーフパンツという出で立ちで駅構内にて菜々の帰りを待っていると、ちょうど改札を通り抜ける相手の姿が目に入り、満面の笑顔で手を振りながら上記を。思わず駆け寄って「お疲れ様」と声を掛けていれば、ふと、隣の男に目が行った。……仕事仲間か何かだろうが、あまり良い印象は持てない。何処か態とらしい笑みへと表情を切り替えると、僅かに目を細め「すみませんが、どちら様で…?」と警戒するように男へ問いかけ)
(/OKですバッチリです! 菜々ちゃんを口説くとは……噛ませ犬の癖に先輩、女を見る目がありますね!(むむ/←)
取り敢えずエースは先輩に軽く突っかかってみました! 返答如何では嫉妬の仕方が少々変わるかもです´`*)
エース!迎えに来てくれたの?
(自身を呼ぶ声に振り向けばそこにはエースが居て。その笑顔と続くお疲れ様という言葉に疲れが吹き飛ぶような安心感と喜びを覚えると思わず相手にしか見せない笑みが溢れて。「ありがとう」なんて返す己は、エースが声を掛けるまで半ば先輩の存在さえ忘れつつあった。そんな己の様子に気付いてか、あからさまに面白くないと言いたげな先輩はジロリとエースへ視線遣り「会社の同僚だけど…あんたは?弟さん?」なんて声のトーンを落としつつ尋ね返して。)
(/よかったです!いやいや、本来うちの菜々はそんなモテキャラでは…(頭ぽりぽり/ぁ)
先輩敵意剥き出しにしてみました!空気のあまり読めない鬱陶しいタイプの先輩ですn(/こら))
ふーん……同僚、ねぇ…。
(けどって何だ、けどって。言葉尻を濁してるあたり、此奴絶対に菜々のこと狙ってんだろ。――そんなことを内心で突っ込みつつその同僚と名乗る男の言葉を復唱しては、細めた目に少しの威圧を含ませる。妙な独占欲と支配欲に駆られ、自分自身、行動の制御がしにくい状態となっていることなど知る由も無かった。ただ、目の前の男を排除してしまいたい。その感情に突き動かされた結果がこれだ。返された問いに、一見好青年のように思える爽やかな微笑を浮かべながら「俺は菜々の彼氏だ」なんて言葉を紡げば、皮肉のように菜々の肩を優しく抱いて「なぁ…菜々?」と確認の言葉を柔らかな声音で求め)
(/モテキャラでなくとも、其処に私が居たならば直ぐにでも菜々ちゃんを口説くのに…!(/え)
この先輩は私の苦手なタイプどストライクなので、遠慮なく手酷く扱いますね(ぐっ/←))
ん?うん。
(肩を抱かれるという慣れない行為にどきりと心臓が跳ね、そっと相手の顔を盗み見る。…怒ってる?顔は笑っているし特に明確な理由もないため直感でしかないが、それでも自信を持って断言できる気もして。何で怒ってるんだろ?なんてその辺は妙に鈍感ならしく疑問を抱きつつ確認を求める相手の問いにさも当然のように、しかし何処か照れ臭そうに頷き。先輩はといえば、更に面白くなさそうな表情に拍車がかかり、まるで俺は聞いていない、まだ望みはあるんじゃと言うかのように「いつから?」なんてズカズカ質問を投げてきて。)
(/あら?エースくんのライバル登場ですか…!?(/違)
どうぞどうぞ!自分も苦手なタイプを操作しておりますのでボコボコにやっちゃっていただいてもオールOKですよ?(黒笑/怖))
菜々の仕事仲間なだけだってのに、どうしてそこまで首を突っ込む必要がある。恋人同士に口を挟むのは野暮ってモンだろうが。…それとも何か?、そんなことも分からねぇほどの馬鹿か。
(己の視界の下で菜々が頷くのを見ては、彼女を子供扱いをするわけでもないが、肩を抱いた手とは反対の空いた手でいい子いい子とばかりに髪を梳くように幾度か撫でる。当然のように答える、という反応が密かに嬉しかったのだ。そんなことをしながらも、口は回る。表情は笑顔のまま、警戒と鬱陶しさをもう隠そうともせずに上記を告げれば「ま、言わねぇとどうせ突っかかってくるのは目に見えてるから言うが…昨日からだ」と平然とした様子ではっきりと答えて。正直、言っても突っかかってくるのは目に見えていた)
(/エースが相手だと弱小な私には最初から負ける気しかしない…! ので!口説くのは止めて菜々ちゃんをお姉ちゃんとして慕います!(ドーン!/←)
操っている方も苦手という……先輩乙ですっ(にこぉ/やめ) “取り敢えず”口で攻めますね!)
……。
(やっぱり怒ってる、第一印象はそれだった。エースがここまで饒舌なのはある意味初めてな気がする、と頭の中で考えながらも髪を梳くその手は心地よく、そんな状況でないと分かっていてもつい身を委ねてしまう。こういう時って口挟むべき?なんてこれまた状況に似合わぬ冷静さを保ったまま小さく首を傾げては、エースと先輩に交互に視線遣り。先輩はといえばエースの言葉とそんなエースに身を委ねる菜々の様子が更に癪に触ったらしく、「誰が突っかかってるっつーんだよ?たかだか昨日からの関係で何を偉そうに」と不機嫌な様子を露わに。それを見て短気なんだろうなー、なんて思う己はやはり場にそぐわないのだろう。)
(/こ、こんな姉でよろしいのですか!?(愕然/ぇ)どーぞどーぞ、慕われるほどかは甚だ疑問ですがいくらでも!(のしつけて差し出し/←)
菜々冷静。(笑)場にそぐわないこと請け合いです。(/こら)流れで先輩に告らせようかなとも思いつつ、とりあえず突っかかってみました(/ぁ))
たかだか…? ――ハッ、それを世間一般では突っかかってるって言うんだぜ? それに、偉そうって言われてもなぁ……例え付き合い始めたばかりでも、アンタみたいな奴の毒牙から彼女を守るのは彼氏の役目だ。当たり前だろ?
(相手の機嫌なんか知ったこっちゃない。表情を不敵なものに一変させると、自身も突っかかっているということに変わりはないのだが、揚げ足を取るのが得意な為、先手必勝とばかりにそんなことも分からねぇのか、と馬鹿にするような発言を繰り返す。きっとここは先にキレた方が負け、そんな気がした。だからこそ、出来るだけ心を落ち着けて煽るような言葉を吐くのだ。…会話を始めて数分、といったところだろうか。仕事帰りである菜々は疲れている筈なのに、殆ど何も言わずにいる。少し心配になって腰を屈めれば「座らなくて平気か?」と顔を覗き込みながら労るような声をかけ)
(/わ、これはこれはどうもご丁寧に。菜々お姉ちゃんには是非とも料理を教えてもらいますね!(付けられたのしに驚きつつもしっかりと受け取り/←)
いつもは直球なのに、こういう時ばかりは少々回りくどく責め立てるのがうちのエースです(笑) が、やっぱり菜々には過保護。)
?……あ、うん、平気。大丈夫。
(毒牙?先輩が毒牙…あぁ、まぁ良くはないか、喧嘩売られてるしエース怒ってるし。ん?でも私に対して毒牙?しつこいから?相変わらずの冷静さに加え少々ずれたことまで考え始めた己は相当間抜けなのだろう。険悪なムードの中で一人きょとん、としてこれまたそぐわないことを考えてしまう始末。と、不意にエースの顔が視界に飛び込み身を案じられることで漸く思考が通常通りに戻っては、ふわりと微笑んで平気だと告げ、「ありがとう」と。この状況でもエースが彼氏であることに幸福感を感じている己はやはり馬鹿かもしれない。そんなやり取りに触発されたらしい先輩は舌打ち一つと共に「誰が毒牙だっ!俺はお前よりもっと前から菜々のこと狙ってたんだよ!」と勢いのままに本音を。それを聞いて「へ?」と首を傾げては、漸く状況が飲み込め始めて。)
(/り、料理は得意ですが…こ、こんな馬鹿でもよろしいでしょうか?(びくびく/駄目だろ)人のことには鋭いのに自分のことには少々無自覚、を決め込んだら予想以上の馬鹿になってしまいました…(がくり/しっかりしろよ)かっこよく守ってくれるエースくんに申し訳ないです…!(がたがた/反省しろ))
どうってこたァねぇよ、
(菜々のふんわりとした笑顔は、今の刺々しい心をほんの少し癒してくれる。自然と眉を下げてふ、と笑んでは、先の覗き込むような体勢のまま「辛くなったら言ってくれよ?」と続けて述べて。…そして、男の口から勢いよく発せられた本音。こんな駅構内でよく暴露したな…、というのが自身の感想だった。少女達や仕事帰りの者の好奇の目、周りの声がひそひそと響く。此方は呆れた様な表情をしながらも何だか煽ってしまったことを申し訳ないような気持ちになるが、別にそこまで悪い事をしているつもりもないし、と言い訳がましく内心呟き素直に謝るはずもなく。「ふーん…前から狙ってた癖にこーんなぽっと出の年下に取られるなんざ、アンタ、大したことねぇのな」とぽつり、思わず本音を)
(/菜々ちゃんはきっと教え方が上手なので、是非是非、此方からお願いしたいです(きらきら)
お馬鹿だって可愛い要素じゃないですか!全然ウェルカムですよ!寧ろエースがかっこよく見えているようで酷く安心しました(よよよ/←))
………。
(今の己は恐らく、いや確実にかなり間抜けな顔をしていることだろう。折角エースにかけてもらった言葉で笑顔を取り戻したというのに形無しだ。最早苛立ち過ぎているのか周囲からの痛い眼差しさえあまり気に留めてなさそうな先輩の代わりに己が恥ずかしくなって。隠れきれる筈も無いのにそれでも防衛本能だろうか、エースに寄り添ってしまって。「お前こそ、ぽっと出の癖に偉そうに東堂の男気取りやがって!本気かどうかも怪しいもんだなー、つか、少なくとも俺の方が本気だっつの!」煽り返すつもりか吐き捨てるようにそう返す先輩に対し、…あぁ、苛立ち過ぎてるんじゃなくて引っ込みつかなくなったんだ、やっぱり短気だな、恥ずかしくて沸騰しそうな中でも頭の片隅では今でも妙に冷静な観察眼は健在で。エースに迷惑かけちゃってるな、と自身のことより相手のことが心配になってはちらりと横顔を盗み見て。)
(/あー、それは確かに!私が言うのもなんですが人に物教えるのは上手いかと思います(うんうん/初めて褒めた!)
よかったです、馬鹿過ぎてエースくんに放って帰られるのではとハラハラしておりました(ふぅ/ぇ)エースくんかっこよすぎです!先輩の立場をどんどん崩してくれてます!(/おま))
本気かどうかを測る術はねぇし、アンタの方が上とは必ずしも断言は出来ねぇだろ。そもそも、菜々の気持ちや状況を考えて行動が出来てねぇ時点で自分本位っつーか……アウトだな。
(そっと寄り添ってきた菜々の顔をちらりと見てみると、タイミング良く目線がかち合う。羞恥故か僅かに頬を染めている菜々の顔は、どうも庇護欲を駆り立てた。ふ、と眉を下げて柔く笑んでみせると「大丈夫だ」なんて考えを読み取ったかのような言葉を紡ぎ、出来る限り菜々のそんな顔を周りの者には見せたくはないがために、咄嗟に自分のテンガロンハットを取れば、それを菜々の頭にぽふりと被せる。先程の男の告白に少々気分が萎えたのか、煽り返してくる言葉には疲れたように溜め息をつきつつ真顔で上記のような正論を述べると「というわけで、俺達は帰るな」と一応別れの挨拶を告げ、行くか、と菜々の肩を優しく叩き)
(/私は人に何かを教えるのが苦手な上に家事も苦手なので、菜々ちゃん尊敬します(手を合わせ崇め/←)
そう言ってくれて何よりです(笑) 先輩を完全に舐めてかかっているエースは、菜々ちゃんを連れて出来ることならばもう今すぐ帰りたいようです←)
あ、うん…。
(どうやら視線が合わさっただけで此方の思いが伝わったらしい相手の言動。嬉しさ半分、照れ臭さ半分、といった気持ちでふわりと浮かび上がったような思いを抱けば、頬は別の意味で朱に染まり。被せてくれたテンガロンハット、紳士物のそれは己が被るには幾分大きく、しかしそれが逆に今の己には丁度よくて。何せ赤い顔を見られずに済む。両手でツバを持てば少し下に引き下げて更に顔を隠し、帰るとの言葉に頷けば、首だけ先輩を振り向き軽い会釈と共に「あ、えっとー…また明日。」と事務的な言葉を。今の己に失恋直後の先輩を気遣う余裕などなかった。背後から先輩の舌打ちと「覚えてろよ」と吐き捨てられた言葉が聞こえたが、それも気にしていられない。残るは照れと相手への申し訳なさ。「あの…、なんかごめんね…?」と帽子の下から謝罪の言葉を紡いで)
(/うちの菜々は貴方様を崇めることはあっても崇められるような人間じゃないですよ!(あわあわ/←)
菜々も居た堪れないようなので帰りましょう。(笑)テンガロンハットの辺り、かなりツボだったようで照れまくっております(うんうん/おい))
ふん……誰が覚えるかよ。
(菜々を連れてゆったりと歩き出せば、背後からは雑魚が吐くような捨て台詞が聞こえてきて、むっとした様子でぽつり、上記を呟く。それは男に届かないと思っていての発言だが、本当のところ、別に聞こえていても構わなかった。寧ろ、聞いてもっと苛つけ、という思いの方が大きかったかもしれない。ぼんやりそんな風に思考を巡らせていれば、眼下のテンガロンハットの下から唐突に声が掛かった。申し訳なさが滲んだそれに思わず情けない表情を浮かべると、何も考えず無意識に「……あんまり妬かせんなよ、ばーか」なんて言葉を紡ぐ。そうして不意に、自身の発した言葉に納得した。先程の独占欲や支配欲、男への憎さと怒り。あれは嫉妬してたのか…と。男に否定の言葉を告げなかったのか、という菜々への憤りや疑問もあったが、それも男の性格や菜々の様子を見てしまえば口を噤むしかない。「仕事なら仕方ねぇけど、もう出来る限りアイツに近付かないこと。…いいな?」と無理に約束を取り付けようとして)
(/え、そんな。私から言わせてもらえば、崇めても崇めても崇め足りませんよ!だって菜々ちゃんは私にとっての聖母様ですから!(熱弁/やめろ)
テンガロンの件はこんなことされたいなー、なんて思いながらうきうきと書き綴ってました(笑))
ごめん、なさい…
(相手の言葉に、妬いてたんだ、なんて今更ながら実感し、嬉しさ半分申し訳なさ半分で。先輩の想いに気付いていなかったことも含め、どうして自分はこうも鈍感なのだろうと軽い自己嫌悪に陥れば苦笑い零すしかなく。近付くなと念を押されれば、流石にあれだけのやり取りをした今、言われなくても避けるつもりではあったものの、それも自身の鈍感さを思えば相手の念押しももっともであり「はい…」と返事を。ぎゅ、と控え目に相手の袖掴めば、嫌いになった?なんてつい聞きたくなるものの、中学生じゃないんだから、と自身のしようとしている行動があまりにも幼稚に感じて口にすることをやめ。掴んだ手もすぐに離し、「ごめんね…、お詫びに、って言ったらあれだけど、晩ご飯何がいい?エースの好きなの作ってあげる。それとも外食にする?」と平静を装って問い掛け。)
(/せ、聖母様…!?そんな恐れ多い…!バチが当たります、盛大に!(手ぶんぶん/盛大にて)
素敵ですよね!きゅんきゅんしちゃいます!(興奮/きもいから)菜々さん反省モードです、はい、勿論自業自得です。(笑))
…別に怒ってるわけじゃねぇんだ。ただ、その…
(自嘲気味な相手の様子に、菜々もこんな風になることがあるんだな、なんて的外れなことをつい考えてしまった。そりゃあ相手も人間。自分と同じように笑いもするし、悲しみもする。けれども、己は菜々の落ち込む姿を初めて見たのだ。落ちるその影の存在は、明るくて柔らかいひだまりのような包容力を持つ彼女には似つかわしくない。くい、と引かれたような気がしたかと思えば、すぐに離れる手。平静を装う菜々の声音が、ちょっぴり、胸に痛みを感じさせた。ゆるり、追いかける様に手を伸ばせば、恐る恐る、僅かに躊躇う様子を見せながらも相手の手を捕らえる。そして、漸く上記のように口を開いては、またすぐに口を噤んで目を泳がせ、どう話すべきかと考えて。いつもは考えなしな発言ばかりをするのだが、こういう時ばかりは変に兄気質が顔を覗かせるのだ)
――…心配になった。お人好しな上に、鈍い。いつか言ったような気がしないでもないが、菜々のそれは長所であり短所だ。俺の前ではどれだけ発揮してくれても構わねぇっつーか、どちらかと言うと嬉しいんだけどよ……周りにあまり隙は見せないでくれ。束縛してぇわけじゃない。大切だから、言ってるんだ。
(/罰当たりなんて気にしませんよ!宗教なんてそこまで興味がないって言ったらアレですけど…よく分かりませんしね!私が信じるのは付喪神様と菜々ちゃんだけですっ(ふふん/おい)
されて喜ぶことは大抵しても喜んでもらえるので、こんなことされたいあんなこと言ってもらいたい、なんて妄想を全部エースにさせてます(笑)
今回の長々とした台詞もその妄想の産物です←)
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