【化物語】怪異に憑かれた者達【オリ可/恋愛メイン】

はっはー、急に賑やかになってきたねー。何か良いことでもあったのかな？
>かがみさま
いらっしゃい。ユメさんもだけれど、最近は阿良々木君(主)がまたツンデレちゃんに監禁されてしまったようでね、姿を見せないのだよ。(笑)僕としては、主が戻るまで、自由に楽しんでしまえばいいんじゃないかと思うのだけれども、どうだろうか？はっはー。正に鬼の居ぬ間にと云うやつだね。

>ユメさん
夢魔はね、子孫を残す為に男を誘惑するんだよ。最高の男のDNAを確実に採取するために魅了を使うのだよ。つまり、ただモテたいが為に使うような安っぽい能力じゃないんだよ。
ついでにヒキガエルってのは夜な夜な軒下に潜り込んで子供の精気を吸い取り、ガマガエル(怪異としての)になるのだそうだ。口寄せの術で呼び出すあれね。
つまり…きみは…奪われ縛られてしまったんだね？
　
>神崎くん
新たな神の登場に、君はどうする？破壊するのか？してしまうのか？おのれﾃﾞｨｹｲﾄﾞｰ！！(笑)

>メメさん

だからメタイってば！？

(かなりアレなとこにつっこむ相手にツッコミしつつ「それ別視点だからね！？」とあわてて)

>メメさん
はい、あれはサークルの新歓コンパの時でした。中学、高校と自分に自信を持てず、内気で地味キャラだった彼女は、大学生活くらいは楽しみたいとお酒の勢いとともに【惹き蛙】を産み出しました。それが私です。所謂、大学デビューと云うやつですね。
彼女は魅了を最大限に利用し、男遊びに目覚めてしまいました。
ですが、忍野さんの言う通り、魅了は軽々しく使う
ような物ではありませんし、使えば使うほど彼女自身が傷付いて行く事に気が付いていないのです。なので私は魅了の能力と共に彼女を抑え込む事にしました。

>ユメさん
魅了に魅せられてしまったんだね。
しかし縛っていたのは君だったとはね。紛いなりにも夢魔って訳だ。
君達のような若い心が惹かれるのは、容姿よりも器だからね。
はっはー。そうなると、最早、蛙は惹かれてしまった男の子達だね。穴があったら入れたいってだけなのだけれども。

>メメさん
ぃぇ、縛られているのはやはり私ですよ。どうあがいても逃げられないのですから。

>ユメさん

...さて、「得てしまったものは失う時に痛みを伴う」という言葉を俺の知り合いが言ってたね。

(相手が封印するという言葉に苦笑いをしつつとある言葉を告げれば「幸い神様をしてるから俺には魅了が効かない。たまにでよければ話相手になるよ」と述べて)

>ユメさん
はっはー。そりゃそうだ。所詮どちらも君なのだから。だけれどそうなると、事態は急を要するな。このままでは君は【くらやみ】に存在を消されて仕舞いかねないからね。
夢魔が魅了を封印してると云う事は怪異である君の存在を否定してしまう事になるのだよ。

そ、そうよ、消えてしまえばいい。この力は私の為にあるのだから。そこの神さん、失い痛みを伴い得た物は、私に最高の快感をもたらしてくれた。この力があれば、男たちは私に尽くしてくれるのよ！だから、お前は消えろ！私は戻りたくない！地味で惨めなあの頃の私に！

君が本当の地味っ娘ちゃんだね。思った以上に元気良いなー。何か良いことでもあったのかい？
まぁまぁ、落ち着いてよく見てごらんよ。(と、折角なので、かがみさまの鏡を拝借しユメさんに見せ付ける。)
こんな君の容姿目当てに男が寄って来ると思うかい？気持ち悪い！
男の子達が求めていたのは、君の身体だけなんだよ。もういい歳なんだからせいに溺れてんじゃねーよ。もっと現実と向き合いな！君の魅力はそんなもんじゃないってことは夢魔ちゃんの方がわかってくれているようだよ。
楽しい大学生活を送りたいなら、都合の良い女になんて堕ちてないで、自分を磨くことだね。
はっはー、どんな宝石も磨かなきゃ輝かないもんだよ。
君と夢魔がちゃんと向き合う事が出来れば、誰よりも輝けるはずだと僕は信じているよ。

私は…わたしは……………。
(と、そのまま意識を失う。)

ま、これで取りあえずは解決に向かって行くんじゃないのかな？
はっはー。折角登場されたカガミサマの力を使えば、強引にひっぺがす事も容易だったんだろうけれど、あまり物騒な手段は控えたいからねー。
まぁ、今回取り付いていたのは、本物のサキュバスではなく、悪魔でも【惹き蛙】だったからねー。蛙と云うのも自身のコンプレックスの象徴だったのかもしれないね。何はともあれ、後は地味っ娘ちゃん自身が決めていくことさ。

>忍野

…ほう、鬼の居ない間に…
ここの主は吸血鬼と聞いたが、本当の様じゃな(近くにあった何かの花の種をひっくり返し、綺麗な花咲かせた後に｢まぁ、暇潰しじゃ、よかろう…そして鏡を返しておくれ｣とちょいちょいと相手の服引っ張りながら)

>おーる

と、まぁ…我の名はカガミ、神として奉られてはいるが気軽に接しておくれ(にこり、と微笑み大和撫子オーラのような何か放ちつつ｢…なかなか個性のある者達じゃの｣と

>カガミさん
神様で和装衣で、のじゃロリときたか。はっはー。これまた随分元気いいなー。まるで、物語シリーズのキマイラだね。(あえて鵺とは言わない。)

後日談というか今回のオチ
意識を失いはしたものの、長い時間失っていた訳ではなく、寧ろ直ぐに気が付いていたのだけれど、本来、人見知りの性格故に、気付かれぬようこっそりと抜け出したのであった。
そりゃそうだよ。あんなに恥ずかしい姿晒して迷惑をかけて、会わせる顔もありません。(笑)
元の地味っ娘に戻った私は、大学を辞めフリーターへと転身。社会に身をおきながら、自分と向き合う事にしました。
自分や世の中を客観的に見る事で、気が付いたのです。私以外にも【惹き蛙】をはじめとする怪異に魅せられ、憑かれた人が多くいることを。
叶う願いならば、私も誰かの力になりたい。…あの人のように。少しずつでも勉強、研究していこうと思います。ええ、これでも元大学生ですから、学びはすきですよ。
　
以上私、蟆夢の物語、夢物語完結です(笑)
いつかまた遊びに行きますね。

>ユメ
いつの間にか姿を消しているとは、おどろきだよ。
>カガミさん
はっはー、すっかり忘れていて申し訳ない。ありがとう。助かったよ。(と、鏡を返す。)

いつかまた…と言いながら、早くも遊びに来ちゃいました。

>ユメさん
おかえり。一時はどうなるかと心配したけれど、元気そうでなによりだよ。

全部忍野さんのおかげですよ。忍野さんが助けてくれなかったら今頃私…。

>ユメさん
何度も言うようだけど、僕は助けてない。君が勝手に助かっただけなんだって。