主 2014-12-07 12:39:26 |
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そりゃ、そいつも苦労してんだろうな
(彼女の口から出た名前を聞きそれが友人か何かだろうと推測をして、話を聞く限り自覚無しで自由奔放な相手に振り回されてさぞ苦労していることだろうと考えれば同情するようにしみじみ呟いて、それからしばらく歩けば公園へと到着して
良く怒られるんだもん…そうなのかも((公園に到着すると同情してつぶやく相手の言葉に良く海未には怒られているため苦労させているのだろうかと考えながら話していくなりベンチに向かって走っていくと「早く早く〜、ねぇ〜ってば〜」と振り返りつつ手を振りながら相手が早く来るように頼めば大声で相手を呼んでいて
お、おい、わかったから騒ぐな…
(先に行き大声で呼びかける相手の様子は、この寒空の下でもちらほらと居る他の人々の視線を集めてしまっていて、当然彼女の視線の先にいる己にもその視線は向けられてしまっていて、恥ずかしさを感じれば小さく舌打ちをしながら相手のすぐ隣までやってきて
えへへ、ごめんごめん…久しぶり過ぎて嬉しくなっちゃった((視線が向けられるとやり過ぎたという顔をして隣まで来た相手に謝ると相手と会うのが久しぶり過ぎて仕方なかったと告げては申し訳なさそうにしてはベンチに座り「それにしても…久しぶりだよね」と笑みを浮かべながら相手との再開を喜んでいては共有して欲しそうに見つめていて
ああ…つっても俺は別にお前に対する思い出とか殆ど無いんだけどな
(久しぶりだという言葉には同意を示すも、ついさっきまでは名前すら忘れていた程であり、相手への思い入れや思い出も実際にないため、再会を喜んでいるのをみても自身はあまり実感もないようで「そもそもお前みたいなタイプ苦手だし」当時言わなかった本音を今更相手に告げては頭の後ろで腕を組んで
あまり話さなかったもんね…何度も話しかけたのに((同意は示されたが自分との思い出が殆どないというので積極的に話しかけたのにと呟きながら肩を落としては名前までも忘れられたのだから仕方ないかと思いながらため息をついていて「え?なんでなんで?やっぱり…しつこいのかな…あはは」と相手の言葉を聞くとなんで苦手なのか聞いてみようとしたもののしつこくしたからかなんて思いながらうつむいていては苦笑いして
理由を知りたいのか?いいのか、容赦なく言うぞ?
(何故苦手なのかと理由を問われれば意地悪く口元に歪んだ笑みを浮かべて、加減はせずに言いたい放題言わせてもらうと前置きをした上で、それでも良ければ理由を教えてもいいなんて冗談とも本気ともつかない様子で言い放ち相手を横目で見ながら出方をうかがっていて
えっと…嫌な気はするけど…穂乃果が悪いことしたなら聞いておかないと…ね?((意地悪く口元に歪む笑みをみて驚くと容赦無くいうと言われると多分相手に悪いことをしてきたかもしれないし聞かないと自分のためと相手の為にならないので頷いたあと相手がいうのを覚悟しながら相手を見つめ
なんて…理由なんてねーよ。苦手なもんは苦手なんだよ
(本当ならば、ベタベタされるのが嫌だとかやかましいからだとか数々の理由をハッキリ言ってやっても良かったのだが、己が思っていた以上に事を深刻に受け止めている様子の相手を見れば厳しい言葉をぶつけるのが躊躇われてしまって、結局それだけを言えばデコピンをして誤魔化して
いたっ!理由になってないよ〜…加減してる?((何を言われるかと考えていたがデコピンを受け額を抑えると理由を話してくれても良かったはずだがこれが理由ならば仕方ないなと思いそれよりもデコピンがあまりにも痛かったのかちゃんと手加減はしているのかと聞けば不機嫌そうに見つめ頬膨らませていて
あー、はいはい悪かったな
(不機嫌そうに頬を膨らませる彼女の頬を指でツンと軽く突いては悪びれた様子もなく言い放ち、眠たげに一度欠伸をしては「…ちょっと飲み物買ってくる」眠気を誤魔化すべくコーヒーでも飲もうかと考えればベンチから立ち上がり手短にそう告げては少し先にある自販機へと足を向けて
絶対反省してないよね?絶対そうだよ((膨らませていた頬を指でつつかれると相手は絶対反省してないと余計頬を膨らませフグかと思わせるような表情へと変わり今にでも拗ねそうな様子で「う、うん、穂乃果も一緒に行くよ」と立ちあがる相手に首を傾げると飲み物を買いに行くというので相手について行こうと立ち上がり許可を得ようと待っていて
ふは、変な顔…別に好きにすればいいだろ
(頬を思い切り膨らませる相手の表情が可笑しくて思わず小さく吹き出してしまうが、気を取り直しすぐに表情を何時も通りの仏頂面に戻して、許可をしなくてもどうせ勝手についてくるくせになんて立ち上がりこちらの様子をうかがっているのを見て考えながら、遠回しに許可をしていて
わ、笑わなくてもいいでしょ?悠人君の意地悪((頬を膨らませた事により笑われると笑うことはないだろうと拗ねながら述べてみるも意地悪と言いながら顔をそらして「えへへ、ありがと〜。お構いなくついていくよ」と遠まわしに許可してくれたので嬉しそうにしながらお礼を言うと相手の隣まで行き近くによると満足そうに笑い
…奢らないぞ?
(どこか楽しげとも思える様子で隣を歩いている相手をチラリと一瞥しては、勘違いをしてねだられたりしても面倒なため念のため予めそう釘を刺し、しばらく歩けば自販機の前に到着してお金を投入すればどれを買おうかと考えていて
わ、わかってるよ…お、奢ってもらおうなんて考えてないもん((奢らないと釘が刺さるとウッと言わんばかりに視線をそらすと決してそんなことなんて考えてないと言っているが内心は奢ってもらおうとしていたらしく焦っていて自販機の前に着き飲み物を選ぶ相手を見ていると自分も考えとこうと自販機を眺め
ふーん…わかってるならいいけどな
(相手が慌てているのを見れば、多分こちらが予め言っておかなければ奢ってもらうつもりだったのだろうなと考えながらも敢えてそのことには気がつかないフリをしてブラックコーヒーのボタンを押し、取り出し口からしゃがんで取り出して
ほんとに意地悪だよね〜、穂乃果はそんなつもりないのに((気づかなかったと判断したのかホッとしながら相手はやはり意地悪だと告げてはコーヒーを取り出しているのを見届けると相手が退くのをまちつつ何にしようかと考え始めていて
別にお前に優しくしてやったところで俺にメリットも無いしな
(意地悪だと言われればあっさりとそんな風に開き直り、むしろ相手が自ら己に絡んできただけだというのにそんなことを言われるのは心外とさえ思っているようで、コーヒーの缶を取り出して相手も飲み物を買うだろうかと考えれば自販機の前から動き
うぅ…もっと優しくしてよ〜((開き直った相手にたまにでいいから優しくして欲しいと駄々をこねるように話していくと手をパタパタさせながら不満そうにして自販機の前から動いたのがわかり何を買おうか考えたあととりあえずココアで良いかとボタンを押し
やだね、何で俺がそんな面倒くせぇこと…
(目の前で駄々をこねる相手を冷めた目で見ながら、自分が他人に優しくするなんてガラではなく気恥ずかしさもあってか面倒という一言で相手の頼みを一蹴して、自販機で買い物をする相手を尻目に先ほど買ったコーヒーの缶の蓋を開けて一口含み
え〜、ケチッ!少しくらい良いじゃ〜ん((冷たい目で見られるとビクッとしながらも相手の言葉にはなんとも酷い返し方だと思い頬を膨らませたあとココアを取り出したあと暑いからかちょっと上に投げたあと一口のもうと開けようとしたものの暑すぎてため息をついていて
はぁ…お前ってさ本当諦め悪いよな
(こちらがどんなに断ろうが冷たくあしらおうが、それでも尚ブレない相手の様子に呆れながらも感心していて、思えば今一緒に居るのだって相手の勢いに押されたからであり、彼女の強引さに振り回されてしまっているという現実にため息をつき、相手も飲み物を買い終えたのを確認すれば再びベンチへと戻ろうとして
だって、諦めちゃったら何も始まらないしつまらないじゃん((ベンチに戻ろうとしている相手について行きながら呆れられため息をつかれると諦めが悪いのはそこで諦めたら何もかもが楽しくないように感じてしょうがないからだと告げてはココアを両手で包みながら寒そうにしていて
…暑苦しいやつ
(こちらの皮肉へと馬鹿正直に情熱的な答えを返してくるのを聞いて、何の目標もなく倦怠感を抱いて生きている自分には真っ直ぐな彼女の姿が眩しく感じられ、心の奥がざわつくような気がしていてそれを誤魔化すように一言でバッサリと切り捨てて
暑苦しくても良いよ〜だ、どうせ面倒な人っぽくされるもんね((バッサリと切り捨てられるとふいっと顔をそらして不機嫌そうにしていると頬をふくらませながらどうせ自分は暑苦しくて面倒な人なんだと文句を言うように呟けば視線をそらすように話していて
はぁ…なんだかな
(これだけ雑な対応を続けていたせいか完全に機嫌を損ねてしまったようでそっぽを向いて、不満げに呟いている相手を見て小さくため息をつき、この性格のせいで学校でも味方は殆どおらず、いずれ彼女もこうして自分に愛想を尽かすだろうことは半ばわかっていたことで、対応するのも面倒な相手が自ら離れていってくれるなら清々するなんて考える一方で胸の内のモヤモヤは晴れず
どうしたの?やっぱり騒がしいかな((ため息をついた相手に反応したのか首をかしげながらどうしたのか聞いてみては拗ねていた自分がどこに行ったんだと言わんばかりに話せば何か悩み事か本当に自分が騒がしいかななんて考えてしまい
別に…
(まるでこちらの心の内に感じた僅かな寂しさにも似た感情を読み取ったかのような絶妙なタイミングで、先ほどまで拗ねていたとは思えないけろっとした態度で気を遣うような声をかけてくる相手に、少しでも嬉しいと思ってしまったことが照れくさく思えて、照れ隠しにデコピンをして
いたっ!またやった〜、痛いよ〜((照れ隠しなのか額にデコピンを受けると額を抑えながら二回目だからか頬をふくらませながら相手を見つめていると何かやったわけでもないのにデコピンだなんてひどいなと思いながらはなしているとわかるようにちょっと赤くなった額を見せていて
…くくく、赤くなってやんの
(理不尽なこちらの行動に怒っている彼女を見ては、謝罪をするどころか僅かに赤くなってしまった相手のおでこを指差し意地の悪い笑みを浮かべていて「…ん?」そんなやりとりを続けていれば顔にひんやりとした粒が当たり、何事かと上を見上げれば雪が降り始めていて
意地悪…痛いんだからね((意地の悪い笑みをみると頬をふくらませながら話していくとムスっと相手を見つめると不機嫌そうにしていて「雪だ!雪だ〜」と見上げる相手の視線を追い空を見上げると雪が降っているので瞳を輝かせながらテンションが高くなり喜んでいて
お前は犬か…
(雪とみるやはしゃぎだして今にも駆け出してしまいそうな相手の様子に思わずそんな感想が口をついて出て「…そろそろ帰るか」天候が悪くなったこともあり、そろそろ解散しようかと考えれば相手へとそう話して
犬じゃないもん、穂乃果だよ((感想が口に出されると本論するように犬ではないと言い張ると瞳を輝かせながら雪を見つめていて早く積もらないかワクワクしていて「え〜、積もるまでまとうよ〜」と帰るかと言われると積もるまで待とうと提案しては頬をふくらませながら相手にお願いして
風邪引いてもしらねぇぞ…
(冗談で言った犬みたいだという言葉を真に受けて反論をしてくる相手に苦笑いを浮かべつつ、雪が降り始めたせいか少し冷え込み始めた外気を身体で感じれば、己は学校を休むことに抵抗などないが相手は恐らくそういう訳にはいかないだろうと考え、自身のことよりも先に相手を気遣う言葉が出て
え…うん、そうだね…風邪ひいちゃったらみんなに迷惑かけちゃうし((苦笑いする相手から気遣う言葉が出てきたので相手を見つめながら気遣ってくれたと感動しながら嬉しそうに笑いながら迷惑かけないようにすると述べては寒そうに体を震わせ相手の隣まで走ってきて
そう思うならさっさと帰るぞ…
(周りに迷惑をかけたくないという相手の想いを聞けば、普通にそれなりに人望もあり友人や家族とも良好な関係を築けているならばそれも当然かと一人納得して、そう自覚しているならば早めに帰るべきだと忠告しつつ震える彼女を見れば自身の上着脱ぎ、肩からかけてやり
うん、なんか悠人君がさっきまでと違うね((上着を肩にかけられ忠告を受けると相手の様子が変わったからか嬉しくなり微笑みながら無邪気に話すと上着にくるまりながら歩き出そうとしていると相手を地味に心配していると首をかしげ
うぜぇ…別に変わってねぇよ
(ガラにもなく優しくしてしまったことや、何故だか彼女を気にかけてしまっていることを自覚していて、能天気な風でいて自身の感情の変化に気がつき鋭くそのことを指摘してくる相手へと照れ隠しに乱暴にそう言い放っては、そっぽを向きながら公園の出口まで歩き
変わってるって〜、今優しくされちゃったから嬉しい((照れ隠しなのか乱暴に言われそっぽを向く相手についていくと相手が優しくしてくれたから嬉しいと述べては満足そうに笑い相手を見るとまた優しくしてくれるかなと思いながら公園を出ると「ねぇ、悠人君…明日も会える?しばらく練習なくて」と明日も相手と会えるか確認を取ると頬を掻きながら練習がないからと理由を話し
嫌だね。俺はそんな暇じゃないしお前の都合なんて知ったことかよ
(相変わらず冷たくあしらっているというのに、己を嫌うどころかただの一度少し優しくしただけで心底嬉しそうにして無邪気な笑顔を向けてくる彼女はこれまで関わってきたどんなタイプとも違っていて、そんな相手に胸の内に動揺が広がっていき、やはり彼女とは相性が悪いと確信をすれば相手の要求を突っぱねて関わりはこれっきりにしようと心に決めて「それに言ったろ?俺はお前みたいなタイプは苦手なんだよ。つまり関わるのも嫌だってことなんだよ察しろよ、いい加減」敢えて彼女を傷つけるような言葉を選んで叩きつけて
(/うちの子が素直になれず申し訳ないです。本体はあなたの演じる可愛い穂乃果ちゃんにぞっこんなので誤解しないでくださいね。今後の展開ですがここではこのまま別れて、後日再び偶然出会うみたいな感じにしたいのですがいかがでしょう?
そっか…ごめん…もう話さない方が悠人君のためだよね((反論しようとしたものの傷つけるような言葉を言われるとやっぱり相手に迷惑をかけていてただ相手はそれを隠してくれたのかとわかり悲しそうに笑いながら泣きたくなるのを抑え一歩ずつ下がっていくともう関わらない方がいいよねと聞いてみては俯いて
【あ、同じ事を考えてました。そこから、関わらない方が良いと穂乃果は判断して無理して離れようとするでそこから時間を掛けてと言う形にしたいです】
ふん、わかればいいんだよ。じゃあな…
(ここまで言えば流石に堪えたのだろう、先ほどまでの楽しげな笑顔も見る影もなく落ち込み、こうなれば流石に自分に関わろうともしては来ないだろうと確信をすれば、それで満足をしたのか一応別れの挨拶ぐらいはしておいてやろうと片手挙げて上記述べて相手とは反対側へと歩いていき
(/おお、それは良かったです。では以後もお相手願いますね
うん…じゃあね((挨拶をされると小さく頷き挨拶を返すと反対側を歩いていくうちに涙が溢れその内に家に戻るとベットにダイブして枕に顔を埋めて落ち込み続けて1日が過ぎたあと学校も終わり放課後になると一人で帰っていると昨日のことを思い出していて
【1日たった事にしました、どうでしょうか?】
くそ、さみぃ…流石にコートか何か買い直した方がいいか…
(学校が終わり、帰り道を歩きながら寒風にブルブル震えていて、というのも昨日相手に上着を貸したまま帰宅してしまい、その事に気がついたのが今朝の事で代わりを用意する時間などある筈もなく仕方なく防寒着を着ずに外出したのだが、そのことを今更ながら後悔していて、そもそも返ってくるかどうかも怪しいため、代わりを買うべきかと考えていて
(/了解です。とりあえずこんな感じで絡ませていただきました
今日も練習がないなら海未ちゃんの家にいこうかな〜((帰りの途中何もすることもないし幼馴染みの海未の家に遊びに行こうかななんて思いながら歩いていると思えば昨日借りた上着を返してないなと思い一応もって入るものの昨日あんな言葉を言われたら流石に返しにくい為どうしようか迷っていて
【はい、ありがとうございます。久しぶりの穂乃果ちゃんなのでこれからもよろしくお願いします】
…おい、あほのか
(そんなことを考えながら歩いていると、偶然にも自身の上着を貸し出した少女が反対側の歩道を歩いているのを見つけ、昨日今日で話しかけるのには抵抗があったがまわざわざ買い直す面倒さと天秤にかければ道路を横断して相手へと声をかけ、さりげなく酷いあだ名で呼び
(/久しぶりとは思えないぐらい素敵で可愛いですよ。では本体はこの辺で
え…あ、えっと…ごめんなさい…これは返すから((話しかけられるとあだ名にも関わらず振り向いてしまうと相手がいて昨日のことがフラッシュバックしてしまい鞄から相手の上着を取り出すと押し付けるように渡すと頭を下げて早く海未の家へ向かおうと背を向けてはその背中は寂しそうにしているようで
…ふん
(恐らく今までの彼女ならばこんなあだ名に頬を膨らませて全力で抗議してきたことだろうと考えつつ、そんな素振り一つ見せずにまるでこちらを避けるような反応を見せられれば内心穏やかではなかったが、これまでにも自分に言い寄ってきては愛想を尽かし去っていく人を何人も見てきたため、気にもとめない風を装って相手を見送り
はぁ…なんで普通に話せないのかな((見送られたあとから公園にいきベンチに座ると深くため息をつきながら避けてしまったことに後悔してしまい相手とは昨日のことがあるからなのかそれとも迷惑をかけたくないからなのかと考えてくうちにだんだん自分を責め立ててしまい泣きそうな表情を浮かべていて
ん、これは…?
(彼女が去った後に足元を見ればどこかで見覚えのあるキーホルダーが落ちていて、それが彼女の鞄に取り付けられていたものであることを僅かな記憶を頼りに思い出せば拾い上げて「ちっ…面倒だな」普段ならばそのまま見てみぬフリを決め込んでしまうところなのだが、何の気まぐれか気がつくと彼女の去っていった方向へと足を向けていて
そろそろ海未ちゃんの家にいこうかな((暫くして寒くなってきたので公園を出ようかなと考えたものの鞄を見るといつもつけていたキーホルダーがない為慌ててしまい鞄を触って見るもやはりないので「今日はついてないな…はぁ〜」といつもなら諦めないで探そうと試みたが何故か今日はそんな精神が芽生えないので不思議に思うとベンチに座ったままひどく落ち込んでいて
……
(しばらく歩くと昨日訪れた公園があって、何気なく中へと足を踏み入れて辺りを見回せば何やらベンチにて黄昏ている相手の姿を見つけてゆっくり歩み寄っていけば、近づく己の姿に気がつく様子のない相手の目の前までやってくれば、無言で手にもったキーホルダーを相手の視界に入るようにして揺らしていて
…うん…ありがと((視界にキーホルダーと相手が映ると戸惑ってしまいキーホルダーを受け取りそしてお礼を言うとここからの会話ができないのか黙り込んでしまいトテモ気まずそうにしていては右に移動しては相手の顔を見れずうつむいてしまうと動揺し続け
おっと
(彼女の手にキーホルダーが握られるその瞬間にお礼を述べたその不意をつけばキーホルダーを素早く取り上げるように上に上げて「まさかただで返して貰おうなんて考えちゃいないだろうな?」ここまで届けに来た労力と、自身を避け続ける相手の様子が面白くないと感じる思いからかそんな意地悪な発言をして
どういう事…?それより返してよ((取り上げられると不思議に思い相手の顔を見るも昨日のことがあったからか視線をそらしてしまい意地悪な発言には意味がわからず首を傾げるものの早く返してくれとお願いしては困った様子を浮かべまた同じようなことを言われるのは避けたいようで
ちっ…ほら、返してやるよ
(今までならこんな意地悪をすれば騒がしくも必死に抵抗をしてくるであろう彼女らしくもなく落ち着いた様子で、淡々と返してと口にするのを見て拳をグッと握り小さく舌打ちをすれば手に持ったキーホルダーを結局素直に相手へと手渡して、一体自分は何をやっているんだと自己嫌悪に陥ってしまっていて
ありがと…もう話は終わったの?((キーホルダーを返してもらうと頭を下げてお礼を言うともう用事はないだろうと聞いてみては乾いた笑いを見せてはゆっくりと立ち上がり通り過ぎようと足を運ばせると普通に話せない自分を悔やんでいて
ああ…
(一貫してよそよそしく思える態度で接されればもうこれ以上こちらから何も言うことはなく、結局横を通り過ぎていってしまう相手の姿を見ることなく小さく呟けば、モヤモヤとした胸の内に不快感を感じ苦虫を噛み潰したような表情を浮かべて
明日…から、関わらないんだよね?もう迷惑かけちゃったら嫌だもんね((途中で立ち止まり振り返ると相手とは明日から関わってはいけないのだろうと確認をとり迷惑はかけられないからと苦笑い気味に話せば辛いけど我慢しなきゃと頑張って言い聞かせているようで
なんでお前はそんなに俺と関わりたがる…冷たくされてキツく当たられて嫌にならないのか?
(彼女の口振りではまるで己の意思ではなく、こちらに気を遣って話さないようにしていたように思えて、ともすればこれまでにぶつけた冷たい言葉や意地悪な態度に嫌気がさした訳ではないのだろうかと考えれば、何故へこたれないのか訳がわからないようで
嫌にならないなんて言ったら嘘になっちゃうけど…穂乃果は久しぶりに悠人君に会えたから嬉しかったからどんなに冷たい言葉をかけられても優しくしてくれたから良かったって思うんだ…でも、もう関わらないから大丈夫だよ((嫌にならないというとしたら疑いもなく嘘になるので否定はせず昨日久しぶりに相手に会えたから嬉しくて嬉しくてたまらなかったからそんな冷たい言葉をかけられても嫌にはならなかったし優しくしてくれたからなんとも言えないと話したあともう関わらないから大丈夫と無理矢理笑顔を作りながら述べ
あほなんだな…
(意地悪をされたら嫌だというごく当たり前の感情を持っていることを知りつつ、少し優しくされたぐらいでそれが帳消しになってしまうという彼女の単純な思考に可哀想なものを見るような目を向けていて「あほのかの癖に面倒くせぇこと色々考えてうじうじ悩んでんじゃねぇよ。バカみたいにヘラヘラ笑ってればいいんだよ…」らしくもなく無理やり笑顔を作る彼女を見ていて、気がつくとそんな表情は見たくないと感じてしまっている自分がいて、口は相変わらず悪いながらも相手にはいつも通りでいて欲しいという想いを遠回しに語り
えへへ、穂乃果は元々だよ((相手の目にビクッとしたものの余り視線をそらさないように相手を見つめるなり頬をかいて苦笑いしながら話していくと元々だからと述べ「うん…でも、迷惑にならない?穂乃果のせいで嫌にならない?怖いんだ…穂乃果のせいでまた悠人君に迷惑をかけて昨日と同じ事言われるのが…おかしいかな、やっぱりあほのかなのかな」と口が悪いけど遠回しな言葉を言われると心配そうに見つめながら泣きそうになりながら話していると自分にとても責任があって非常に落ち込んでたので可笑しいのかなと聞いてみて
別に…元々嫌いなもんはこれ以上嫌いになりようもないだろ
(あくまでも相手のことはまだ嫌いだと切り捨てながらも、相手の変化一つで自身の対応がこれ以上厳しくなることもないと素直じゃない口振りで伝えて「だいたい、あほのかの癖に俺を避けるのが気にくわねぇ」相手から寄られるとうっとうしいとか言うくせに自分から寄っていってよそよそしい態度をとられるのは気に食わないと子供じみた発言をしていて
あはは、そっか…これ以上嫌われたくないもん。素直じゃない人はこうしちゃうよ〜((素直ではないけど相手の言葉が心に染みてこれ以上嫌われたくないからと笑顔になりながら話していると恥ずかしげもなく相手に抱きつくと楽しそうに笑い出して「何か悠人君って子供っぽいよね、にこちゃんみたい」と子供じみた発言ににこの事を思い出したのか意地悪な笑みを浮かべながら話してみると首をかしげ
ちっ、ベタベタすんな、鬱陶しい…
(不意打ちのように急に抱きつかれれば驚くのと同時に舌打ちをして、此方へ向けられた笑顔から顔を背けながら悪態をついているが、無理やり引き剥がすことはなくされるがままになっていて「あ?誰だか知らないけど馬鹿にしてんのか?」自身には覚えのない人名を出して例えてくる相手へと口振りからこちらをからかっているのだろうかと推測すれば面白くなく、デコピンをして
その割には引き剥がさないよね〜、やっさしー((顔をそむける相手を見るなり引きはがそうもしないので優しいなと思いながら話しているともっと強く抱きしめようとギュッと相手を抱きしめてみると暖かいなと考えていて「いたっ!ば、馬鹿にしてなんかないもん!本当だよ?」とデコピンを受けると額を抑えながらからかってはいないと目を泳がせながら話してみるとまたやられないように額を抑え
勝手に言ってろ、もう帰るぞ…
(普段ならば言葉通りはねのけているであろう状況で受け入れてしまっていて、らしくないことをしているという自覚があり、優しいという言葉へと返す言葉を失い、デコピンから頭部を守るようにしている相手の隙をついて結局逃げるようにその場を去ろうとしていて
え〜、このまま帰るの?つまらないよ〜((さろうとしている相手を追いかける相手を見つめながらこのまま帰るだなんてつまらないからと述べたあと頬を膨らませながら何処かで遊ぼうと言わんばかりに目で訴えながら今日はなにせ練習がないのだからと思いながら話してみて
…寒いだろうが
(後をついてくる相手を後目に、このままここにいるのは寒いと不満を言いつつも彼女の訴えを無視してまで帰ろうとまではしていないようで足を止めて。ここではないどこかへ移動するならば相手に付き合うのも悪くはないだろうと思っているのも事実で
うん!寒いよ?だから遊びに行くんでしょ?((足を止めた相手の言葉に元気良く頷くと偉そうに微笑みながらどこに行こうかななんて考えたものの建物の中とかの方がいいのだろうかと考えると腕を組み考え込むように唸っていると「わん!なんちゃって」と唸ったからかノリで犬の鳴き真似をすると相手をチラリと横目で見つめ
っ!寒っ…
(何やら考え事をしていたかと思えば不意に犬の鳴き真似をして更にはこちらの反応をうかがうように横目で見てくる相手の様子に、胸が無意識の内に高鳴ってしまっていて、そのことを悟られないようにわざと寒そうな仕草をすれば相手から顔を背けていて
えぇ!寒かった?滑っちゃったよ~((悟られないためなのか寒そうな仕草をする相手にやってしまったと言わんばかりに頭を抱えると犬の鳴き真似をしなければ良かったと思いながら後悔すると「面白いと思ったんだけどな~」と首をかしげながら両手首を曲げて犬のようなポーズを取りながら何が足りなかったのかを考えてしまい
ったく、いい年こいて恥ずかしいとは思わねえのか…
(思っていた以上に犬の真似が様になっている相手を横目で見ながらも、似合っていると素直に認めてしまうのは癪で何よりも照れくさく、そんな行動に対して相手に羞恥を抱かせようという意図を含んだ発言をしていて
え?…あ、あはは…笑わせようと頑張ってたら自然になってたみたい((発言を受けるまで気づかなかったのだろうか手を見ると恥ずかしくなってしまい手を後頭部に置くと笑わせる為に頑張ったら自然になってたと話すと「でも、犬かって言われちゃうと考えちゃうものだよね」と頬掻きながら照れくさそうに話すものの最後だけと思ったのか手首を曲げて犬のようなポーズをとったあと犬の鳴き真似をしてみて
お前は言われたらなんでもやるのか…
(そう言われてみれば昨日、相手を犬のようだと言ったような気がするなと思い返して、同時にそんな発言を真に受けて犬の物真似をしている相手の単純さに呆れたような表情浮かべて、再び物真似をするのを見れば照れ隠しに軽くチョップをして
あぅ…なんでもじゃないよ〜!多分((チョップを受けるとチョップされたところを抑えながら呆れられてしまうと言われればなんでもするわけではないと曖昧だが多分やらない事もあるだろうと告げては少しばかり偉そうにしていて
へぇ…
(多分なんて言いながらも、どこか偉そうにしている様子を見やればとりあえず納得したように頷いてみせて、相手を試すようにさり気ない動作で目の前に手をサッと出せば「お手」なんて彼女を完全に犬扱いするような発言をしていて
ん?えへへ…わん!なんちゃって((目の前に手を出してきて犬扱いされるとわからないのか微笑みながら相手の手の上に手を乗せると微笑みながら犬の鳴き真似をすると相手を見つめながら照れ笑いするとそのまま相手の手を自分の頭に乗せてみては首をかしげ
っ…なんだ、ひっぱたけばいいのか?
(流石に本当にお手をしてくるとは思ってもみなかったようで一瞬呆気にとられたが彼女の犬真似にもいい加減馴れてきたようで、冷静に頭の上まで持って行かれた手の意図を割と真面目に問いかけながら相手の頭をガシッと掴み意地の悪い笑みを浮かべていて
撫でてくれれば穂乃果は嬉しいかな((頭を掴まれるとちょっと痛そうにするものの意地の悪い笑みを浮かべている相手を見ると微笑みながら頭を撫でてくれると自分も嬉しいからと甘えるような目線を送りながら擦り寄ってみて
寝言は寝て言え…毟るぞ
(妙に積極的に迫ってくる相手に気押されて僅かに身を引きつつも頭を掴んだ手に僅かに力を込めて、敢えてドスを効かせた声でそんなことを言ってのけては瞳を細めて相手をジト目で見つめていて
痛い痛い痛い!穂乃果は甘えたかっただけ〜((掴まれた頭に力が入ると痛がりながらジト目で見つめられると甘えたかっただけだからとジタバタしながら小さな抵抗をするも少しずつ痛みのせいか涙目になりそうで
ったく…だからベタベタすんなっての
(本気で痛がっているのがわかれば小さくため息を吐きながら手を離してやり、甘えたかったなんて言葉を向けられれば何故己なのかという疑問を抱きながらもそのことについては触れず、気怠そうに頭をバリバリと掻いて
うぅ…ベタベタしてもいいじゃ〜ん((頭から手が離れると痛そうにしながら頭を押さえていると怠そうに頭をかいている相手を見ながらベタベタしたって構わないだろうと聞いてみては微笑みながらまたやられそうだなと思いながら上目遣いで見つめていて
…もういいからどこか行くならとっとと行くぞ
(上目でこちらを見つめながらもしつこく食い下がってくる相手への答えに窮すれば、無理やり話題を転換して相手の頭を軽くポンと一撫でするように叩けば公園の出口に向かって歩き出して
うん!やっぱり悠人君は優しいな((頭を一撫でされると嬉しそうに笑いながら相手についていくように駆け寄っていくと相手の優しさに感動しながら笑をこぼすと相手はやっぱり優しいなと述べ相手をじっと見つめていて
もう勝手に言ってろ…それでどこ行くんだよ?
(どうあっても優しいということにしたいらしい相手に半ば諦めた様子でため息混じりに呟き、当然予定など立てていた筈もなく、これからどこへ行くつもりなのかと問いかけながらそれ次第で進む方向も変わるため、公園の出口で足を止めていて
うーん、暖かいところがいいかなって((公園の出口で止まると何処に向かうかについて聞かれると首をかしげながら考え込むように相手を見るも意見を聞こうとじっくりと見つめていては家は流石にダメだよなと思っているようで
…んじゃ、何か食いに行くぞ。腹減った
(暖かいところと言われて、とりあえず何処か店の中ならば暖かいだろうと判断すれば、ちょうど小腹が空いたところであり何か食べに行こうと提案をしてみて
おぉ!いいね〜、食べに行こ〜((相手の提案にギランと効果音がなりそうなほど瞳を輝かせていると何を食べに行くのか想像していてはお腹が空いてしまったのか早く行こうと相手の手を握り引っ張るように手を引いていき
わかったからはしゃぐな…
(ぐいと手を引かれて僅かにバランスを崩してしまいそうになりながらもどうにか後をついていき、小さなため息混じりに呟き「大体、何を食べに行くつもりなんだ?俺は今は甘いものが食べたい気分なんだけどな」行き先も決まっていないのにどんどん歩いていく相手へとそう問い掛けては己の要望を述べ
え〜、はしゃいじゃうよ〜((溜め息まじりの相手の言葉に微笑むと相手とこういう食べに行くなんて始めてなので嬉しそうにしながら相手の手を引きながら歩いていて「うーん、悠人君に合わせるよ」と問いかけにはしばらく考えたものの思いつかないので相手に合わせると述べながら首をかしげていて
そうか…じゃあ行くぞ
(行き先がこちらに一任されれば己の中では目的地が決まったようで、相手へは詳しい説明をせずに先立って街の方向へと歩き出して
え、うん、待ってよ〜((説明もなしに歩き出したので驚きながら追いかけていくと何処に行くのだろうかと考えながら相手の隣まで歩いてくると「何処食べに行くの?」と首をかしげながら質問してみては甘いものというのだからスイーツ系なのだろうかと考えていて
いいから黙ってついて来い
(早足で追いついてきた相手をチラリと横目で見てはすぐに前へと向き直って、それだけを述べてはただひたすらに歩き続けていくと、女の子が好みそうなファンシーな外観のケーキ屋の前にたどり着いて、そこはずっと気になっては居たのだが男子一人で入るにはハードルが高すぎて諦めていた店で
ゆ、悠人君って…こういう趣味なの?((ファンシーの外見のケーキ屋に着くと相手はこういう所でいつもというかケーキとかを食べに行っているのだろうかと思いながらも驚きながら聞いてみてはそれにしても相手にこんな趣味がと勝手ながら相手が入ってもなかったとは知らず入ったことが有りそうな言い回しをしては首をかしげ
んなわけねぇだろ。なんだよ、男がケーキ食ったら悪いのか?
(店の外観が趣味なのかというニュアンスの込められた相手の問いにはあっさりとそんなわけないと否定の言葉を返して、あくまでも目的はケーキであることを強調しながら男である己がケーキを好んで食べることに文句でもあるのかとでも言わんばかりに口にして
そう言うことじゃないんだけどね?なんか意外だなって((決して相手がケーキを食べても何も言いやしないけれど店の外見だからか意外だなと思ったようで店を見ながら話してみるも此処のケーキは美味しいのかなと考えながら後でことりにチーズケーキを買ってあげようかなと考えると微笑みながら入ろうと言わんばかりに見つめていて
男だって甘いもんが好きな奴は居るし、そういう奴はケーキだってやっぱ食いたいもんなんだよ。全く…勝手なイメージを押し付けるなってんだ
(意外だという相手の言葉を聞き、ふぅ、と小さくため息を零せば呆れたような顔で肩を竦めて、女子に比べれば少数派かもしれないが甘党の男子も居ると述べて、だからこそ意外だなんていわれてしまうのは甚だ遺憾だとらしくもなく力説をしてしまっていて
ご、ごめんね?その…穂乃果そこまで考えてなかったよ((力説されると相手にはこんな場面もあるのかと唖然としながら目を丸くしたもののこれ以上は相手に失礼なので申し訳なさそうに誤っては相手の性格とがギャップが違うので驚いただけだと告げあたふたしながら視線を泳がせていて
…わかれば良いんだよ、わかればな
(思わず熱くなりすぎてしまったことを今更ながらに恥ずかしく感じていて、小さく咳払いをしてから静かな口調でそう述べては相手から視線外して店の中へと足を向けて
えへへ、それにしても楽しみ((相手についていくように足を向けていくと相手との時間なのか楽しみそうに笑えば相手を見つめながら歩いていると相手の力説を思い出すとちょっとだけだが戸惑ってしまい辺りを見回していて
…お前もケーキ好きなのか?
(裏表のない純粋な彼女の笑顔をチラリと横目で見やれば、そんなに相手もケーキが好きなのだろうかと疑問を抱き問いかけ、ショーケース内に陳列されたケーキへと視線を向けてどれを食べようかを真剣に考えはじめて
そういうわけじゃないんだけど…ね?友達が好きなの((問いかけには普通に好きなのだがことりが好きなのだと説明してみてはそれよりもケーキを選ばないとなと思いながらショーケースを眺めながら相手の方に詰め寄り楽しそうに笑い
【遅れて申し訳ございません】
へぇ…で、お前はどれにするんだ?
(彼女の交友関係には特に興味もないようで短く冷めたような返事を返しながらも、とりあえず自分の食べたいケーキを決めたようで注文をするにしても一緒の方が楽だと判断して相手の希望を尋ねてみて
(/いえ、大丈夫ですよ
穂乃果は〜…ショートケーキかな〜((食べたいケーキはもう見つけたので微笑みながら頷き早速頼もうと店員にチーズケーキはお持ち帰りとショートケーキを注文すると「悠人君は?何頼むの?」と首をかしげながら相手が食べるケーキが気になるのか相手を見つめながら話し
…俺も同じで
(相手が注文したケーキは自分が頼もうとしていたものと同じもので、皮肉にも好みが合ってしまい、その事でもしもはしゃがれたりしたら嫌だなとあからさまに面倒そうな反応を見せたがすぐに店員へと向き直れば自分も注文をして
ことりちゃん喜ぶかな〜((はしゃぐ前にことりの喜ぶ姿を想像しているようで同じものになったことは若干はうれしいと思っているようで楽しみそうにしながら座る席とかどうするのだろうと思い相手を見つめながら目で訴え始め
…ケーキは持って行ってやるからお前は席をとっておけ
(何やら訴えかけるようにこちらを見つめる瞳を見ながらも何を伝えたいのかまではわからず、結局理解するのを諦めたのか相手から視線外して向こう側にある空席を見やり指示をして
了解です!早くとりに行こ〜((指示が出ると敬礼しながら走り去るものの席を取りに行く最中に3人に道を塞がれてしまい微笑みながら対応しつつ暫くしてやっと席を取りに行くと「席は取れたしゆっくり待ってようかな」と肩を揺らしながら相手が来るのを大人しくまるで子犬のように待ってみて
…ほらよ
(二人分のケーキをトレイの上に載せて運んできて、一方を相手の前に置いてやり自身も向かいの席へと腰を下ろしていて「じゃあ食うか」見るからに美味しそうなケーキを前にして心なしか上機嫌にそう述べてはフォークを手にとり
ありがとう〜((自分の前にケーキが置かれると嬉しそうにお礼を述べて反対側に座る相手を見るとちょっとデートっぽいなと思いながらも気にしないとこうと考え「うん、上機嫌そうだしね〜」とフォークを手に取ると相手の上機嫌な様子にクスリと笑いながら早速食べようとしていて
な、なんだよ…別にそんなことねぇだろ
(上機嫌そうだと相手に言われれば少しうかれすぎたかと僅かに動揺をして、慌てて視線を手元のケーキへと落としてはそれをフォークで一口大に切り取って口元へと運び
そうだよ〜、穂乃果は見ました((慌てている相手を見るとからかうように相手を見ながらここでいきなり敬礼すると無邪気に笑いながら相手を見つめるとチョップされないように警戒しながらケーキを食べ始め「ねぇ、悠人君はさ…クリスマスってどうするの?」と季節的にそう思ったのであろう周りを見ながらクリスマスの予定を聞こうとしていて
クリスマスだぁ?そんな浮かれたイベントなんかに興味なんてねぇよ
(クリスマスという単語にケーキを食べる手を止めて相手をジッと見て、すぐに鼻を鳴らしてつまらなそうに呟いてはこの時期になると浮き足立つ人間が増える理由も何が楽しいのかも本気でわからないといった様子でいて
浮かれたって…そういう言い方はないよ〜((相手の言葉に驚きながらも浮かれるだなんてとんでもないと思いながらすぐさま否定するとむしろクリスマスは楽しいほうだろうと話していくと頬を膨らませながら相手を見つめていて
本当のことだろ?例えばクリスマスになると街中に増えてイチャイチャしだすカップルだとかクリスマスパーティーだとか言ってはしゃぐ奴らとかよ…浮かれ過ぎだっつーの
(クリスマスは楽しいものだと述べる相手とは対照的に自身がそう感じたことなどないせいか、全く正反対の考えを口にして「全く、何が楽しいんだかな」やはり経験のない自分にはクリスマスの良さはわかりそうもなく冷たく切り捨てて
あのね〜、クリスマスは友達だけでも変わるんだよ?そもそも、恋人がいたら一人だけとかないもん((考えを聞いているうちにプルプルと体を震わせいよいよ我慢の限界となりバンと机を叩き説得するようにクリスマスの良さの一部を語っていくと恋人といるだけがクリスマスじゃないと言い張るように相手を見つめると拗ねるように話し
へぇ…お前にはさぞかし楽しい予定があるそうで
(テーブルを音を立てて叩き、力強く力説をしてくる相手に一時目を丸くするがすぐに冷めた目で相手を見ては皮肉混じりに述べ「まあ、せいぜいお友達と仲良くお気楽に過ごせばいいさ」無意識なのかまるで妬むような物言いになって相手から視線を外し
それは…μ'sの皆とやるんだ〜((皮肉混じりの言葉を受けるも胸を張るように話していくと仲間たちと過ごすから問題はないのだと伝えようとしては楽しいことは間違いないと話「妬むなら誰か誘えばいいじゃん」と妬むようにしか聞こえないので視線を逸らしながら文句を言うように述べてみると頬をふくらませていき
は、はぁ?誰が妬んでるって?冗談はよせよ
(先ほどの発言が無自覚だったのもあり、相手からはそう見えてしまっていたのかと考えると動揺してしまい、出来るだけそれを悟られないようにぶっきらぼうに言葉を返して「…大体、誘う奴がいねーよ」小声でポツリと呟きハッと相手へと向き直れば「まあ、別に誰かと一緒に過ごしたいとも思わねえけどな」と、どこか開き直るように言葉を付け加えて
だって、言い方が妬んでるようにしか聞こえないよ?((動揺する相手を見ると無自覚とはわからないが妬んでるようにしか聞こえないためぶっきらぼうに返されてもそのまま返してしまうのは仕方のないことだと思い「誘いたい人がいないなら開き直らず穂乃果達と過ごさない?なんて〜」と開き直る相手に提案としてμ'sの皆とクリスマスを過ごさないかと話したものの相手は嫌かなと思い頬を掻きながら冗談っぽく話し
なっ…そんな訳ねぇだろ…
(己の先ほどまでの発言を振り返り言われてみればそういう風に聞こえるかもしれないと考えると、相手の言葉に珍しく大きくうろたえながら後半は小さく呟くようにして「…やめとけ、お前が気まずいだけだ」自分の性格の悪さや態度の悪さに関しては自覚があるため、自分がいけば相手の周りに嫌な思いをさせるだけだと忠告をしておき
そんなわけあるもん!妬んでたよ絶対((小さく呟く相手に対しこちらは大きな声で話し相手の言い方的に妬みにしか聞こえないからと告げてはいくら自分でもこれくらいは言えると思い内心どやっとしていて「大丈夫!あらかじめ言っておくよ」と完全に誘う気なのか相手の忠告を無視しながら相手も来るように必死になりだして
わかったから騒ぐんじゃねぇよ…
(結局相手に押し切られる形で誘いに乗る旨の発言をしながらも小さく溜め息を零し、そっぽを向いていて「どうなっても知らないからな…」自分の態度のせいでパーティーが台無しになるだろうと信じて疑わず、むしろこれぐらいしてやった方が相手も懲りるだろうとも考えていて
え〜、本当にわかった?穂乃果信じるからね?((そっぽを見ると本当にわかっているのかと思い相手に顔を近づけながらじっと見つめるようにして疑いの目をしながら自分は信じるからと言い放ち「うん、その時は穂乃果にまかせてよ!」と相手の態度のせいで台無しになるなんて考えるわけもなく前向きに考えながらその時はその時だと偉そうに話してみて
ああ…まあ、そこまで言うなら付き合ってやるよ
(こちらが本気かどうか念を押してくる相手に静かに一つ相槌を打てば、今までこういったイベントとは無縁だったこともあり内心ほんの少しだけ期待をしてしまっている感情を相手からバレないよう隠すように上から目線でそう述べて
えへへ、やった!悠人君も参加してくれるなら大歓迎だし((上から目線の言葉を受けるとニコニコ笑いながらまるでμ'sメンバーに話したような口調で喜んでいてはまだ食べ終えていないケーキを一口に切りパクッと口に含み美味しそうに食べており相手も来てくれたら楽しいかもだしと内心的にも行動していた事にも変わりはなかったようで
…いちご食わないならもらうぞ
(最後まで手をつけずに皿の端に置いてあるそれに目をやれば、嫌いなのだろうかと勝手に自分の中で決め込んでは返事を待たずに自身のフォークを突き刺してヒョイと口に放り込んで
あ〜!大切に取っておいた苺〜!!うぅ…((手をつけなかったせいで楽しみに最後まで取っておいた苺を食べられ大声を上げるものの楽しみにしていたせいなのか涙目になりまるで子供のような表情を浮かべながら相手を見つめると「酷いよ…悠人君の馬鹿」と小さく文句を言い放つと、唇を尖らせながら不機嫌そうに話
ばっ…!?とっとと食わないお前がいけないんだろ…
(涙目で正面きって思い切り馬鹿なんて言われてしまえば、自身の勘違いによって相手を傷つけてしまったことに気がつき、少なからず動揺しながらもすぐにフンと鼻を鳴らしては開き直るように上記を述べ気まずい気持ちを誤魔化すようにそっぽを向いていて
穂乃果が最後に食べようとしてたの〜((馬鹿まで言われるとムッとしながら、不機嫌になるとそっぽまで向かれてしまうと、涙目な状態から拗ねてしまうような様子へと変わり「あ〜あ、穂乃果の苺〜」と無くなってしまった苺を悲しむように見つめると、渋々ケーキを食べながら落ち込んだかのように食べていては眉を下げ
…いちご一つでうるせえやつだな
(見るからに落ち込んでいる相手の表情を見れば、それだけいちごを楽しみにしていたということがわかり、今回の一件は自分に原因があるということもあってあまり強気に出ることは出来ずそっぽを向いたままふてくされたように述べては「今度のクリスマス会の時に、俺のいちごをやる…それでいいだろ?」クリスマス会ということは多分ケーキも出るのだろうと考えては自分がそこでいちごを相手にあげることで埋め合わせをしようと考えて
うるさくないもん、楽しみにしてたから((そっぽを向き続ける相手を見つめると、頬を膨らませながらケーキを食べ続けていては、なにせ最後までとっておき楽しみに取っておいていたから、取られるなんて思わなかったらしく、眉を下げながら困った様子で眺め「ほんと?じゃあ…約束だよ?」と埋め合わせしようとする相手をみると嬉しそうに笑えば自分も後でお礼しようかなと思いながら、相手に小指を突き出しては指切りしようとしているようで
わかったわかった…勝手にしろ
(一足早くケーキを食べ終えれば目の前で指切りでもしようというのだろうか小指を立てて此方へと差し出す相手の様子が嫌でも視界に入ってしまい、敢えて気づかぬフリをして相手から思い切り視線外しては窓の外をぼんやり眺めていて
えへへ、素直じゃないかな〜((思い切り視線を外されているので、知り合いに似ていると感じて指切りすると、少しして相手から手を離せば、素直じゃないねと相手に呟くように話したあと、楽しそうに笑いながら首をかしげ、こちらも今ようやくケーキを食べ終え、満足そうにして相手に怒られるとは思っているので視線を泳がせ始め
なっ…!?急になんだよ…
(敢えて相手の意図に気づかないフリをし続けていれば、実力行使で無理やり小指を絡められて指切りをさせられればギョッと目を見開き、相手を見つめ返しては人との関わりをほぼ絶っていた自分にとって久しぶりに直にしっかりと感じた他人のぬくもりに戸惑いながらも面白くなさそうな表情浮かべていて
え?素直じゃないな〜って、真姫ちゃんみたいで…((相手の表情を楽しげに見つめてニヤニヤしてしまっていると、相手の言葉に反応して相手は素直ではないから、赤髪の後輩に似ていると話せば素直ではないのはもう一人いるが、印象は赤髪の後輩しかいないため微笑みながら、呟くと頭を守るように何故か頭を抱えてしまい
…帰るぞ
(素直じゃないと言われて色々と思うところはあったが、敢えて何も言わずに席を立ち、恐らくは自分から何かされるとでも思っているのだろう頭を手で守るようにしている相手の肩を軽くポンと叩いては上記告げて
え?うん、そろそろ帰らないとだね((頭からの攻撃がないので不思議そうにたものの、肩を叩かれ帰ると言われたので、窓越しから見て判断したのか頷きながら、ゆっくりと立ち上がると忘れ物はないかなぜか確認して「よし、忘れ物ないね」とテーブルを見つめながら、しばらくして頷くと相手が歩き出すのを待ち、思えば男の人の手って触ったことあったかなと考え始め
…ところで、そのクリスマス会はどこでやるんだ?
(店から出て、さっさと帰ろうとしたところで、当日の予定も場所も何も聞いていなかったことを思い出して問いかけ「勘違いするなよ?これで場所を聞かずに行かなかったらお前が約束すっぽかしただのなんだのうるさそうだから聞いたんだからな?」相手が何かを言ったわけでもないのに、そう慌てて付け加えて
一応、真姫ちゃんの家でやる予定なんだ〜((場所に関しては、後輩の家でやる予定なので後で教えるというのも悪いので、どこかで待ち合わせしなきゃと考えており「そっか、ねぇ…連絡先教えて?そうじゃないと教えられないよ」と言ってもないことを言われ反撃はせず、微笑みながら連絡先を教えてもらおうとしているようで、ちゃんと訳も話して首をかしげ相手の様子を伺い
わかったわかった、ほらよ…
(連絡先を交換したらしたで面倒なことになりそうな気がしていて不本意ではあったが、実際に連絡先を知らないままでは不便であるため仕方無しに携帯を取り出しては連絡先の交換をして「じゃあつぎこそ帰るわ」次こそ用件も済んだため、一人歩き出して
ありがとう、思えば男の人の連絡先初めてかも
((連絡先を貰うと嬉しそうに笑いながら、相手を見つめながら男性の連絡先なんて初めてなので、肩を揺らしながら話していると、相手は初めてではないよねと思い「うん、じゃあね…なんかクリスマスが楽しみだな〜」と相手と別れながら暫く帰り道を歩いていると、後ろに振り返りつつ寂しそうにして
あー…ワリィ、電話だわ
(クリスマス当日、相手との約束なんてすっかり忘れてしまっていて街で友人たちとぶらついていれば不意にポケットの中の携帯が震えれば足を止めて携帯を取り出し、一応軽く断りを入れてから電話へと出て
あ、悠人君?今日クリスマスだし、約束してたの覚えてる?覚えてるかもしれないから音ノ木坂学院で待ってるね
((電話をしている場所は学校であり、そこから電話しているのでこの寒さの中いることは辛いのだが、約束したからにはちゃんとしないと行けないので、覚えてるかもしれないと信じて話を進めていくと、相手の言葉を待っているのか電話を切らずに黙り込んで
あー…誰だお前
(正直なところ女子からの電話など相手から以外は考えられないぐらいの交流の狭さで、そもそも電話口からでもわかるぐらいの馴れ馴れしさとなると相手の顔しか浮かばなかったが敢えて誰とは気づかなかった風を装って知らないフリを決め込んでみて
ひ、酷いよ!穂乃果だよ、高坂穂乃果〜!!
((わざとらしい相手の言葉を聞くと、相手の耳元に来るのに構わず大声で自分の名前を叫ぶと、片手をブンブンと振りながら、不機嫌そうな口調になってしまい「とにかく、約束忘れてないよね?待ってるからね」と一言いれたあと電話を切ろうと、耳から携帯を話すと電話を切るボタンを押そうと試みているようで
っ…冗談だろうが…いちいちデカい声出すんじゃねぇよ
(電話口で憤慨したように声をあげる相手の声にビクッとなり、電話を耳から離して溜め息混じりに呟けば相手の言う約束について考えを巡らして今日がクリスマスであり、以前パーティーをすると言っていたことを思い出し「本気だったんだな…わかった、行ってやる…」まさか本当に連絡をしてまで本気で誘ってくるとは思ってもみず、内心動揺しながらも仕方なしという風を装って言えば電話を切り
だって、酷いことするからじゃん
((相手のつぶやきに頬を膨らませなが、ら不機嫌そうにしていると電話越しなので表情なんてわかるわけもなく、相手がわざとらしいことをするから大声を出したのにと思い「えへへ、待ってるよ?」と行ってくれるというので、嬉しそうな声色になり、電話が切られると学校の校門で立ち尽くしていて
確かこっちだよな…音乃木
(普段の自分の通学路とは正反対の位置にある音乃木坂学院は今まで数える程しか近くを通りかかったこともなく、記憶を頼りにようやく近くまでやってくると校門辺りに寒そうな様子で立ち尽くす相手の姿を見つけて歩み寄っていき
あ、悠人君だ!おーい
((寒いななんて思っていると、相手の姿が見え大声で目立ってもおかしくない様子で叫びながら、相手を呼ぶとブンブン手を振り、相手が来るのを待っているのかそれとも急かしたいのか、ニコニコしながら来てくれたことを、とても嬉しく思っている様子で「えへへ、来てくれたんだ」と相手に聞こえない程度に呟くと、皆にどう説明しようかなと考え始め
なっ…デカい声で呼ぶな…
(大きな声で此方へ呼びかける彼女に近くに居た数人が何事かと振り返り、その相手の視線の先に居る自分もやはりというべきか注目を浴びてしまっていて、小さく舌打ちをして相手の下へとさっさと向かえば頭をペシッと軽く叩いて突っ込みを入れておき
痛っ!だって来てくれたんだもん
((近くに来てくれたのは嬉しいものの、相手に頭を叩かれ頭を抑えるなり、相手が来てくれたからつい嬉しくて仕方なかったと話せば、仕返しと言わんばかりに頭を軽く叩けば、未だに嬉しそうにしながら笑っていると「じゃあ、行こう?µ’sのみんなが待ってるよ」と相手の手を握ると引っ張るように走ろうとしていて、余程楽しみにしていたようで
って、なにしやがる…
(不意に頭を叩かれれば軽くその場所を手でおさえ、相手をギロッと睨むように見下ろして文句の一つでも言ってやろうとしたが、それよりも先に相手から手を引かれれば何も言えないまま引っ張られていき「うぜぇ…わかったからはしゃぐな…」小さく悪態をつきながらも抵抗はせずに相手の後をついていき
仕返しだも〜んだ
((睨まれると視線を泳がせながら仕返しだからと言って子供っぽく唇を尖らせると、相手から仕掛けてきたんだからと言わんばかりに話せば、グイッと引っ張り続け「せっかく悠人君が来てくれたんだよ?はしゃぐに決まってるよ」とついてきてくれる相手を見つめながら、嬉しそうにすると期限を良さそうにして
…ふん、本当おめでたい奴だよな、お前は
(相変わらずというべきか、これだけ普段からぞんざいに扱っているというのにこうも楽しそうな表情を見せられると戸惑う気持ちもあったが、すぐに相手はお気楽故に何も考えていないだけだろうなんて失礼なことを考えながら歩いていて
そうかな?穂乃果、良く言われるかも
((失礼な言葉を受けるなり首をかしげながら、言われ慣れているからと話せば、苦笑いして相手は楽しみにしてはくれなかったのかもしれないけど、自分は楽しみにしてたので、すぐさま笑顔に変わりスキップしながら落ち着かない様子で「悠人君ってさ、約束ってほんとの所忘れてた?」と相手の方に向きながら、質問してみては首をかしげ
ああ?…忘れてたな、完全に
(実際のところ電話が来た時点で思い出せる程度には頭の片隅に約束のことはあったのだが、それを素直に認めることはつまり今日という日のことを楽しみにして浮かれていたと思われてしまうことだと考えればそれは流石に恥ずかしく思えて最初から忘れていたフリをして
え〜!!穂乃果は覚えてたんだよ?
((フリだとも知らずに騒がしいと言えるほどに話せば、自分はちゃんと覚えていたのにと騒ぎながら後輩の家に向かいながら歩いていくうちに、楽しみにしているからか、今でも楽しんでいるかのようにしながら「でも、なんで断ろうとか考えてなかったの?前なら断ってたのに」と以前のことを思い出すと、めんどくさそうにして断ってたかもなので質問をして
…どうせ断ったらお前また騒ぐだろ…
(確かに約束に強制力はなかった訳で、当日になってすっぽかすことも出来たのだが何故そうしなかったのは実際のところ自分でもよくわかっておらず、混乱する頭でもっともらしい理由をつけることで思考を放棄して
なんか、どちらにせよ悠人君がいいそうだね
((理由らしき言葉を受けると、どちらにせよ自分に対する事なので苦笑いしながら、相手のいいそうな言葉なので自分が騒ぐからかなんて、考えていると小さな声で「穂乃果は…騒がしすぎるんだね」と相手に聞こえないようにつぶやくと、息を吐きながら後輩の家に着き
…って、デカ…
(何やら小声で呟いている相手を横目で見ながら歩いていれば彼女が足を止め、どうやらここが目的地らしく顔を上げればそこにはテレビとかに出てくるような豪邸が建っていて「…高坂、まさかこの家じゃねぇよな…?」まさか相手がこんな豪邸に住むようないいとこのお嬢様と知り合いだとは信じられず確認するように問いかけて
相変わらず見ても驚きだね〜
((後輩の家に着くと、いつ見ても大きくていつもおどろかせられてばかりなので、苦笑いしていると相手の様子が気になるのか、チラリと相手を見つめながら首をかしげ「え?ここだよ?真姫ちゃんの家って病院を経営してるらしいよ?」と相手の問いかけに頷くと微笑みながら、後輩の話を進めると早速行こうと思っており
見えねー…
(彼女の友人について話を聞けば、これだけの豪邸に住んでいる理由も合点がいき、そんな人物と知り合いだという相手もまたこう見えて実は自分が知らなかっただけで、なかなかにいい家柄の出身なのだろうかと一瞬勘ぐるが、お嬢様らしさとは真逆な庶民的で落ち着いた雰囲気の欠片もない彼女の様子を見ていれば全く似合わないなと失礼なことを考えながらも、とりあえずは相手の後について行動し
皆お待たせ〜!この人が招待するっていった人〜
((後からついていく相手を見ながら、中に入ると手を振りながら皆に相手を紹介し始めると、微笑みながら空いてる席へ座り込み、海未に怒られながらも頭を掻きながら謝ったりと、相手をチラ見して楽しんでくれるかなと思いながら、首をかしげこちらも楽しもうかなと先走っていき
…よろしく
(女性だらけ、それも彼女も含めれば9人分の視線が自分へと向けられれば気まずさや居心地の悪さを感じながらもとりあえずそう呟き、その中に見覚えのある二人を見つけ、それはどうやら向こう側も同じようで驚いたような表情をこちらへと向けており、彼女たちを見かけたのはいつだっただろうなんて考えを巡らせば中学時代に相手といつも一緒に居た二人組だったかと思い出して
悠人君、ごめんね…あはは
((ことり達も相手に気づいたのでよかったなと思いながら、誰も見てないのを確認しながら相手の方に近付き、申し訳ないように相手に謝ると相手は許してくれるかどうかわからないが、強引だったかもしれないと思っているようで「皆ね、穂乃果の友達で仲間なんだ…廃校寸前だったのにここまで来たって感じ」と笑顔になってみんなを見るなり、相手に話し掛けながら楽しそうにして
あ?なんか言ったか
(申し訳なさそうに謝罪をしている相手の側からいつの間にか他のメンバー達の間に入るように移動をしていて、ことりや海未を筆頭に質問攻めにされてしまえば相手の話など聞いてはいなかったようで、チラリと視線やっては訝しげな表情で疑問投げかけていて
ううん、何でもない…えへへ
((疑問が投げかけられると首を振りながら、なんでもないと話せば絵里等と話楽しそうにしながら、このまま長く続いてくれればなと一人で考えながら、飲み物を取ってこようとテーブルにあるペットボトルに手を伸ばしながら「うぅ…届かない」とみんなに囲まれてるせいで、届きそうにないのかぐっと背伸びをして
…おい、そこのちっこいの。そこにある飲み物をこっちによこせ
(相手の姿を視界の端に捉えては、目的がテーブル端に置かれたジュースだと気がつけば自分の位置からも少し無理をしなければ届きそうにないため、そのジュースのある位置に一番近い場所に座っているにこへと指示をして『ちっこいのじゃなくて私はにこよ!』彼女は当然ながら明らかに不機嫌そうに憤慨しているがそれでも律儀にペットボトルを手渡してきて、怒っている彼女をスルーしながらそれを受け取り「…ほらよ」そのまま短くそう述べては相手へと差し出して
あ、ありがとう…届かなくてどうしようもなかったんだ〜
((差し出されたペットボトルに、相手を見つめながら嬉しそうにお礼を言うと、照れくさそうに話したあと怒っているにこをどうにか不機嫌を抑えてやろうと頭を撫でながら、何故か子供をあやす形になり怒られながらも、相手に視線を向けて謝るように軽くお願いして
別に…チョロチョロされてウザかったからってだけだ…
(お礼を言われれば柄にもなく親切心を発揮してしまったことを照れくさく感じ、あくまでも相手がジュースを取ろうと必死に背伸びしていた様子がうっとうしかったからだと心にもない発言をしては相手の方を見ずに呟き、怒っているにこには謝罪の代わりに適当に料理をとってやり、ご機嫌をとっていて
あはは…ごめんね?
((相手の発言に申し訳なさそうにしながら、謝罪をすると食べ物でも取ろうとしたものの諦め、飲み物を飲んでいるとご機嫌をとる相手を見つめ、クスクスと笑いながら楽しそうにしていては「悠人君って食べ物でご機嫌をとろうとするんだね」とからかうように話しかけては、小さく首をかしげチョップされないように額を抑え
それで機嫌とれるならその方が楽だろ
(特に深く考えた訳ではなく、この程度のことで言葉で謝罪をするのには抵抗があるが故の行動であったようでサラッと反省の欠片もない発言をしては『気が利くじゃない』なんてすっかりご満悦な様子のにこを横目に相手に向けて肩を竦めてみせて
食べ物で釣ってるようにしか見えない…
((反省のかけらもない相手の発言に苦笑いしながら、肩をすくめるのを見つめながら視線を少しずつずらしていくと、食べ物を取ってこようとお皿に乗っけていくと、美味しそうに食べながら満足そうにして「それにしてもみんな来たね」と小さくつぶやきながら、辺りを見回すなり相手も来てくれてよかったなとしみじみ感じて
電話までして呼び出したのはどこの誰だ…(他人事のようにみんな来て良かったなんて呑気に笑う相手へとビシッとおでこへとデコピンをしてみせて「あ?ああ…別に構わねえけど」そんな風に彼女と戯れていれば不意にことりにこっちへ来ないかと言われて、意図はわからないものの特に断る理由も面倒くさい以外にはないため素直に頷いては相手の隣からことりの隣へと移動して
いたっ…痛いよ〜
((デコピンをくらい額を抑えていると、ことりのとなりに移動した相手を見たあと、海未の方に向かい何故か相手に指をさしながら、デコピンをされたと言わんばかりに訴えかけながら、小さく視線をそらし「手加減とかして欲しいよ…痛い」と額を摩りながら、独り言をつぶやくように話たあと頬を膨らませながらニコニコして
…へぇ、まあ悪い話しじゃねぇな
(当の此方は相手の独り言にも指さされていることにも気がついていないのか、ことりと意気投合したらしく妙に楽しげに話をしていて、やがて話題が中学時代の思い出話に変われば聞いているうちに相手以外にもことりとも何度か会話したことがあったことを思い出し、そこからまた会話が盛り上がり
え?穂乃果…聞いてないよぉ!
((ことりとの会話を楽しむ相手と逆に、海未に言われた言葉について酷く驚き、内容はテストの点数の事らしく非常に悪かったので再テストらしく、駄々をこねるように騒ぎ出しながら、頬を膨らませながら何故か拗ねるように食べ物を食べ始め、真姫からは飽きられるような視線を向けられて動揺をし始め
へ、へぇ…って、なんだあいつ、また騒いで…
(よほど会話に熱が入ったのだろうか、ことりが妙に迫って来る状況に戸惑い原因がわからない以上敢えてそのことには触れず、話題を何やら騒ぎ出したかと思えば何故かお皿に盛り付けられた料理をやけ食いをしている相手についての話題に咄嗟に切り替えて
なんで…再テストがあるの〜?
((相手の視線には気づかず、軽く落ち込むようにため息をつくと、やけ食いしかできなくて食べ物を食べつつ、再テストなんて何故あるのだろうと呟きながら再び海未に説教を受けてしまいながら、反省しているような顔をしながら小さく下を向いて「悠人君…穂乃果どうしよう」と相手に視線を向けて助けを求めるように見つめながら、内容は聞いていたかなんて知る由もなく
なんだよ急に…
(相手に急に名前を呼ばれ、そちらへ振り向けばことりとの会話に夢中になっていたためか内容をしっかりと聞いておらず、相手を何事かとジッと見つめれば訝しげな表情浮かべていて
テストだよぉ…はぁ
((相手が聞いてると思っているため、テストだけと話しておき再テストなんて言ってはおらず、眉を下げながら助けを求める目線を送って、何かいい言葉をもらおうとしているようで、首をかしげながら相手の様子を伺っており「どうしよう」と小さくつぶやきながら、困ったようにつぶやき
ふーん…まあ頑張れ
(絶望的な表情を浮かべ、テストがあるのだと語るのを聞けばお世辞にも成績がいいようには見えない彼女としては死活問題なのだろうな、なんて失礼なことを内心考えながらも自分には関係の無いことだとあくまでも他人ごとのように軽く言ってのけるが『じゃあ悠人くんが穂乃果ちゃんのお勉強を見てあげたらどうかな?』二人のやりとりを見ていたことりが不意打ちのようにそう提案をしてきて
何か元気づける言葉とか言ってよ〜!
((他人事のように言われるとフォローの言葉を言って欲しかったのか、頬を膨らませながら相手を見つめるも自力でやるしかないかと思いながら、頼らずやると決めつつ、食べ物へ手を伸ばそうとして「ことりちゃん…ことりちゃ〜ん」とことりの提案した言葉に相手が承諾してもいないのにも関わらず、ことりに抱きつきながら嬉しそうにすると相手をちらりと視線を向けながら返答を待ち
はぁ!?…いや、わかった、まあやってやらんこともない
(ことりの予想を遥かに超えた発言に素っ頓狂な声を上げたがことりと彼女に抱きつく相手の姿を見比べて少し考え事をするような素振りを見せた後で、心境の変化があったのか提案を意外な程にすんなりと口調は相変わらず冷たいが受け入れて
やった!教えてくれるの?えへへ
((相手の言葉に反応して、相手の方に振り向くと嬉しそうに笑いながら喜びはじめると、まずはことりからお礼を言わないとならないので、ノリで頭を下げながら丁寧にお礼を言うと、相手の方に視線を向けて「ありがとう、悠人君」と相手にもノリで頭を下げながら、丁寧にお礼を言うと相手の様子を見届けながら首をかしげ
別に…
(お礼を言われれば少し照れ臭そうにそっぽを向いたまま返事をしていて、そんな会話をしているうちに段々と外も暗くなってきて、解散をする流れになればそれなりには楽しめたというお礼の意味も込めて自身も一応は食器を運ぶ程度には片付けを手伝っておき「じゃ、俺は先に帰るわ…」ある程度片付いたところで我先にと部屋を出て行こうとし
え?…うん…わかった
((出ていこうとする相手を見ると頷いたくせして、相手を追いかけると皆にはお辞儀しておき相手の方に向かうと先帰ろうとしているので、せめて相手と一緒に帰ろうとしているのか、相手を見つめながら首をかしげ「今日は楽しかったね?」といきなり声をかけてみてはニコニコ笑いながら、ツッコミの入れどころならばたくさんあるようなことを話
ん、まあまあだな…
(普段ならばなんとも能天気な彼女の言葉に呆れ、冷たくあしらっていたところではあるが今日は妙に素直に相槌を打ちながら隣を歩いていて「…なあ、お前と南って仲よかったよな?」隣の相手へとチラリと目をやっては今日の一件で妙に気になる存在となってしまったことりに関する話題を出して
そっか、良かったよ〜
((素直に答える相手を見るなりホッとしながら、自分の事のように嬉しそうに笑えば、相手を見つめながら歩きつつ、楽しくできて良かったなと安心しながら空を見上げ「ことりちゃん?うん、仲はいいけど…あ、まさか気になってる?」といきなりことりの話題が出てくるとチラッと、相手を見つめながら軽く微笑めば、はっとまさかことりのことをと一人で妄想して、相手に質問すると笑みを浮かべ
余計な詮索はするな…。勉強は約束通りみてやるから代わりにあいつを紹介しろ
(相手の勉強をみようと申し出たのは単純にことりからの印象をよくしたかったからというのが一番で、そして何より彼女と仲のいい相手ならばここで親切にしておけば喜んで協力をしてくれるだろうという下心があって、純粋な相手を利用するようで内心少し罪悪感もあったが気にしないことにして
え?うん…良いけど、何から知りたい?
((ことりの事を教えろと言われて小さく頷くも、何か嫌な気はするが仕方ないかと思いながら、勉強を教えてもらうのだから、ことりを教えなければ不公平かと思いながら、どこから相手はことりの事が知りたいのかと尋ねてみては、どこから話すべきかを先に考えており「うーん、海未ちゃんも仲いいし穂乃果とことりちゃんと海未ちゃんは幼馴染みってことはわかる?」と関係性だけ走ってるかと思ったのか、首をかしげながら質問して
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