karasu925 2014-12-04 17:24:52 |
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早めの再来。あまりにも暇。あーあ、ワークの提出とか面倒臭いです~……
うちの兄上は兄上でバイトを始めたようですし……所詮、中学生に自由などないのですか……嗚呼、思いきり自由を謳歌したい…他人からの指示を受けない自由が欲しい……時間が欲しい……
「…嫌だ……見つかる……嫌だッ……!…奴が…来るっ…!?」
「お、おい!余次、大丈夫か!?どうした!?」
「か…隠れなきゃ…!…見つかる…!……早く!隠れなきゃッ!」
僕は澪斗の服の袖にしがみついて詰め寄る。怖い。怖くて怖くて堪らない。今すぐにでも走って逃げたいが、逃げ切る前に体力が尽きてしまう……なら、見つからないように隠れなきゃいけない……すぐに!
「筱桜君!日野君の言う通りに隠れよう!!何が来るか分からない以上、それしかないよ!」
「あ、ああ!分かった!」
「結々木さんも、良いね?」
「は、はい!」
「よし!余次、行くぞ」
僕は恐怖で動けなくなっていたが、澪斗が引っ張ってくれたおかげで、何とか動けた。道の右側は緩やかな斜面になっており、僕らはそこを登ってすぐのところにあった、よく隠れるイメージのある中くらいの木に身を隠した。澪斗と勝誠は隙間から様子を伺う。千園さんは、恐怖感でうずくまっている僕の頭を撫でてくれている。
ーーーーリンッーーーー
「ッ!!!近く……怖い…嫌だッ…」
「…大丈夫、私達が居るよ。心配しないで……」
「しっ!しずかにッ!!…何か……居るッ!!」
勝誠が声を潜めていう……この先、すぐそこに居るのだ………あの化け物がツ!!
「ッ!?な、何だよ……あれッ…!?」
澪斗は見たのだろう…あの顔、あの姿を……
ーーー白装束に目立つ赤い返り血、手に持った鋭い出刄包丁………そして、まるで顔と一体かした様な……………
「般若(はんにゃ)の……お面……?」
「あの髪を見るに、女性か………なんと禍々しい………」
薄い月明かりに照らされで浮かび上がるその形相……覚束ないフラフラとした足取りでゆっくりと歩いて行く。よく見ると、手に持った出刄包丁には深紅の色が付いていた。それを見て澪斗と勝誠は出遅れと悟った。
「な、何……あれ……」
「ッ!!!!!!!!」
僕は見たくなかったものを見てしまった……恐怖で声すら出ない。無意識に千園さんの腕にしがみついてしまう。
その化け物は数歩歩いて立ち止まると、辺りを見回す。僕達は見つからないことを祈りながな、息を殺して固まる。しばらくして、その化け物は前に進みだした。すると……
「……な!?消え…た!?」
「一体どこへ……?」
「……ば、化け物……」
「…………」
……………………この恐怖はまだ、序盤でしかないことをこのあと僕達は知る事となった………
グロすぎる表現しまくってやる!
例
「…ッ!!!!!!!!」
僕は見てしまった……彼が、勝誠が食われるその瞬間を……!
『そいつ』は大口を開け、勝誠を頭から食った……
ーーバキリーーー
ーーーグシャッーーー
ーーゴリッ…ゴリッ…ーー
聞こえる……音が……骨を砕き、血肉を貪るその音をッ……バキリ、ボキリと………時折、血にまみれているだろう内臓を食いちぎる音まで、鮮明に……
グシャリ………ビチャッ……バリッ……ゴリッ……!!
ーーー食われている…人間が…!!
僕も………ああなるのか……?
嫌だ……嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダッッッッ!!!!
「うああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッッ!!!!!!!!!!」
海利木「大丈夫かい?」
余次「あ、夢……か?」
勝誠「へっくしッ!!」
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