karasu925 2014-12-04 17:24:52 |
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マスターテリオン「フッ、余の敵ではないな。大十字九郎のもとへ行くとするか、エセルドレーダ」
エセルドレーダ「イエス、マスター」
*
*
*
九郎「!?」
アル「どうした?九郎?」
九郎「い、いや…物凄く嫌な予感が……」
アル「妾がおるから安心するがよい。」
~ネタバレ~
小癒希は女の子になったので、本格的にそれらしい名前にしてみよう!
伊々島さんともう一人……
心まで女の子に同化されては面白くなぁーいッ!!!!!!
小癒希達は今、近くにあった喫茶店の奥に身を隠している。そこには逃げ遅れたらしい店員の若い女性がいたので、一緒に今後のことについて皆で話し合うこととなった。
「それにしても、2人共無事で良かった~」
「でも、ボロボロだね……」
「応急処置はしたけど、今の状況では迂闊に物を取りには行けないから…」
「いや、大丈夫だよ。私とて警察官の端くれだからね。君達を守るのは当然だよ。」
「ですが…それでも………」
「いいんですよ。だって美花さん達、あんなに一生懸命に援護してくれてたじゃないですか。特に小癒希にはかなり助けられましたし」
そう言って一鷹は小癒希の方を向いて、ありがとうと言おうとした。しかし
「……小癒希?どうした?」
「ぃ…ぃゃ……」
当の本人は、何故か端っこで縮こまっていて、一鷹と顔を合わせようとせずにいる。まるで顔を合わせるのを躊躇っているようだった。
「小癒希、どうした?何かあったのか?」
「あ…う……い、いや…別に何もない……けど…」
「? けど?」
「…………ごめん……」
「は?」
一鷹は意味がわからず聞き返す。ごめん?一体何故謝るのだろうか?理解出来ずにいると、小癒希が口を開いた。
「…しっかり援護するって約束したのに………結局……ケガしたじゃんか……」
「ん~…まぁ、仕方ないじゃんか」
「仕方なくなんかないッ!!」
急に声をあらげた小癒希に、一鷹は驚いた。小癒希の声か微かに震えていたのだ。よく見れば、小癒希の目はうっすら涙でうるんでいる。
「お、おいおい、あんまり思い詰めるなよ……」
「だって…だって……!!俺は、助けるって言っておきながら結局助けられなかったッ!!2人共傷付いたッ!!守れなかったんだ!!口先だけだったんだよ…!…うぅ……俺は……何も……!うぅぅ……えっぐ……ひぐ……」
「…バーカ」
そう言って一鷹は小癒希の頭を思いっきりワシャワシャと撫でた。小癒希は顔を上げて一鷹を見上げる。
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