karasu925 2014-12-04 17:24:52 |
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暇だからSSだ
朝は起きたくない。特に休日ともなればなおのことだ。しかし、いつまでも寝てはいられないと、俺、霧和田 結騎(きりわだ ゆうき)は眠い目を擦りながらベッドから出た。現在は、両親を交通事故でなくして、姉の霧和田 柚子華(きりわだ ゆずか)と二人暮らしである。
「ふぁぁ~……ん……んん?…あーあー……あれ~…?」
いつもと違う声に違和感を感じずにはいられなかった。高く、透き通った声が部屋に響いた。それだけではなく、心なしか寝間着が大きく思えた。色々な疑問を抱きながら、俺は階段を降りてリビングへと向かった。
リビングにいくと、ゆず姉が朝食の支度をしていた。俺は欠伸を噛み殺しながら声を掛けた。
「ふぁ……おはよ~ゆずねぇ~…ほぁぁ~……」
「ん?あぁ、結騎おはよ…………うぅぅぅッ!?」
何故かこっちを振り向いたゆず姉が、そのまま硬直していた。「何かした?」と声を掛けると、意外な言葉が飛んできた。
「えぇっとー……………誰?」
*
*
*
それから数分後、俺はリビングのテーブルで突っ伏していた。その理由はと言うと・・・
結論。俺は女の子に成りました。以上!
あの後、俺は、「霧和田結騎だし。何言ってるの?」というと、ゆず姉は驚いた顔で俺に鏡で自分の顔を見てこいと言われ、洗面所の鏡で顔を見た。そこには、よく知った自分の顔、ではなく、綺麗な黒髪の美少女が居た。
「…………………………んぇ???」
それを見た瞬間、目眩に襲われた。そのままヨロヨロと覚束ない足取りでリビングへと行き、今に至る。正直、頭の整理はできているが、その事実が受け入れられなかった。嘘だろ?と。
「どうしよう、ゆず姉……俺、女の子になっちゃったよ…………」
「結騎………」
焦りや驚きなどではなく、明確な恐怖が心の中を支配していた。一体なぜ、こんなことになってしまったのか。自分は何か悪い事をしただろうか?そんな考えが頭の中で渦巻いている。ゆず姉を見上げる俺の目は心底不安に満ちていることだろう。実に情けない…本当に情けなくて、情けなくて、情けなくて………気付けば俺は…………
「え、ちょ、結騎!?な、泣かないでよ!?」
「……ふぇぃ?」
いつの間にか溢れ出した涙が頬を伝っていて、自分でも驚いた。俺は元々、気弱なところがあったが、ここまで影響があるとは思わなかった。
「ほ、ほら、結騎!あんまり気にしすぎてもだよ!?前向き思考で!ね?」
「…………うん………」
今はまだ何もわからない。だから前向きに考えることが大事なのは事実だろう。だから…
「ありがとう…ゆず姉。」
「ふぅ…何とかなった…か。」
うぁぁぁーー!!
無駄金使ったーーー!
1000円のDLソフトのくせにクソゲー過ぎだよぉぉーーー!!!
私の味わった悲しさ、無念さ!俗物共にも分からせるッ!!!!
**やぁぁぁぁぁ!!!
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