ぬし 2014-11-30 22:11:11 |
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ほらっ、行くよ!
(相手の引きつった笑顔なんか気づかずに手を引っ張ってズンズン進む。相手が体力消耗が早いのは、大剣のせいなんじゃ..と心の中で思うも言ったらふっとばされそうなので心の内に隠しておこうと思った。『頑張って!』相手の発言にたいし元気いっぱいの笑顔で答え、ひっぱっていた手を離し、次は背中を押し始めた。
(ありがとーございます。全然大丈夫です。
ウガァッ!
(無気力状態でいきなり引っ張られては対応の仕様がない。私を人間扱いしてくれ、腕が抜けると思いながらも流れに身を任せ引っ張られ続け。「あぁ、もう背中を押してくれ。コッチのほうが楽だ・・・」と自らの力で動かなくても先へ進めて先ほどよりかは体力が消耗せずに済み。背中の大剣がガガガと地面にこすれる音が響き。
(/よかった、ありがとうございます!
プッ、何今の声
(相手の声がおもしろくけらけらと笑いながらそのまま背中を押し続ける。おばさん臭い台詞を聞くと『体力のないご老体ですか』とまた笑いながら言うも少しため息混じりに。大剣うるさいなぁ..と思うも武器は手離しちゃいけないし我慢するしかないか、と諦めそのまま背中を押しながら走る
私の声以外ない
(足が自然に動くというものはいいものだ、優越感に浸されながら適当に返して。「えぇえぇ、そうですよ皺々の老人ですよ」と薄笑いを浮かべながら答えるも、後からやっぱピッチピチの若者だわと付けたして。五月蝿い大剣にイタ立ったのかガチャガチャとこけない様にホルダーを外し
変な声ー!
(相手をばかにするような発言をするとハッとし、怒らせたか…?と思い顔を覗く。「自分で言った台詞に突っ込み…」そう呟くとまた笑い出して若者なら大丈夫かな、と背中を押していた手を離した。やっとはずしてくれたなーとはずしている様子を後ろから呑気に眺め
可笑しな声でケッコー
(そう甲高い声で前へ向けて吼えれば覗き込んできた顔にベーと舌を出してやり笑って。「うおっ」急に手を離されたので後ろに向けた重心の行方はなく地面へ尻餅をつき、相手の睨みつけながら起き上がり。そして外した大剣は「重い」という一言と同時に地面へと向かって落ちていき
べーっだ!
(べーとされたので口で言いながら舌を出す。口を動かしながら舌を出したので案の定舌を噛んでしまい、(いった…」と涙目になる。怖い表情で睨んできた相手に笑顔で余裕を見せるように笑う。そして大剣が落ちるのを見て慌てて大剣を取ろうとするも手遅れで「ズサ」と言う音が聞こえあっさり地面に落ちてしまった。
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