悩める匿名 2014-11-26 22:27:11 |
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国語は、とにかく教科書を読む、後は重要な単語を単語帳に書き、覚える。単語帳作る作業だけでも結構勉強になります。他の教科もこれでいいと思います。
本を読んでる間は眠くなり、脳がほとんど動いていません。
つまり、他人と同じ時間勉強に費やしても結果は火を見るより明らかです。
高校受験の国語の勉強は有名な作者と作品名、四字熟語、ことわざ等を覚えるのも大事です。
成績が良ければ塾には行かなくてもいいと思いますが、“試験慣れ”しておくと本試験に“緊張して出来なかった"等がないと思うので、模試は試験の雰囲気を知るためにも沢山受けた方がいいと思います。
国語で大切なことは「読み解く」こと、つまり意味を理解することです。これができていれば漢字四字熟語なんてすぐに記憶できます。この「読み解く」力を鍛えるには文章を読んで「理解する」ことが大切です。上にもある通り「ただ読んでいるだけ」では全く力になりません。「読んで、理解する」これが大事。
では「読み解く」とはどういったことか、ですが、たとえば
『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。
向側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓を落した。雪の冷気が流れこんだ。娘は窓いっぱいに乗り出して、遠くへ叫ぶように、
「駅長さあん、駅長さあん。」
明りをさげてゆっくり雪を踏んで来た男は、襟巻で鼻の上まで包み、耳に帽子の毛皮を垂れていた。
もうそんな寒さかと島村は外を眺めると、鉄道の官舎らしいバラックが山裾に寒々と散らばっているだけで、雪の色はそこまで行かぬうちに闇に呑まれていた』
これは川端康成著の「雪国」の冒頭部分です、ここの情景描写を「頭の中でリアルに再現すること」が「読み解く」ことです。文章から映像、感触などを「頭の中でリアルに再現する」ことができれば「その文章を理解した」ということになります。国語では最低限これができないと話にならないと思います。私はこの「文章を読み解く力」がすべての学習の下地になっていると思います。
ここで重要なのが「理解する」ということです。これは私の体験的なものなのですが参考程度に、解らないからできない→できないからつまらない→つまらないから勉強しない→勉強しないからわからない→わからないからできないの悪循環に陥ってしまうことが多いと考えられます。
つまり、始まりの「理解する」ことができれば、解るから出来る→出来るから面白い→面白いから勉強する→勉強するから解る→解るから出来る、の循環にできると思われます。
ですので、まず「文章を理解する」ことから始めましょう。
最も、この「理解する」の段階は中学3年生では遅すぎるので参考にならないかもしれませんが、頭の片隅にでも置いておければ幸いです
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